2017年12月31日

デトックス効果は絶大

今年もはや終わりを迎えようとしています。

さて今年くらいエロゲーを購入しなかった年は記憶ないくらいで、当然クリアしたゲームも僅少。現在巷ではサガプラの金色ラプリッチェで沸きかえっているようですが、いまだにぼくは同じさかき傘が手がけたゲームでもしゅがてん! -sugarfull tempering-をプレイしている始末です。
このしゅがてん! -sugarfull tempering-はさかき傘がライターを務めたゲームの中ではかなり評価は低いのですが、ぼくがプレイした感触では決して凡作ではないと思います。まあこれはぼくが置かれている環境が影響しているのは明らかでして、相変わらずな仕事でのストレスに輪をかけるように、最近始めた天鳳に蝕まれている心をしゅがてんは癒してくれるのですね。特にラスを含む逆連対が続いたときのデトックス効果は絶大で、他にも同時進行で2本ほどプレイしているのですが、これほどの癒し効果はないのです。

そんなぼくの精神に多大な悪影響を与えている天鳳ですが、目標にしていた年内の5段昇段と特上卓への参戦は果たされずに終わりそうです。特に昨日はかすかな可能性に掛けて鬼打ちを行ったのですが、あえなく返り討ちにされレートを減らす結果に・・・。幸いポイントはそれほど減らずに済んだのですが、その副作用でしゅがてん! -sugarfull tempering-が一気に進行してしまい、天鳳の調子がこのままですと年明け早々にクリアしてしまいそうです。さてこれほどの癒し効果のあるゲームがあるかどうか?どうも金色ラプリッチェはタイプが違うようですし・・・まあ天鳳の調子が戻ればこんな心配をしなくてもいいのですけどね。

では今年最後の更新はこんなところで。来年もよろしくお願いします。
皆さんよいお年を!  

Posted by 7月の魚 at 17:49Comments(0)TrackBack(0)その他

2017年12月24日

巧者の反発力

先日、仕事が終わり家に帰り夕食を終えてから1~2局天鳳を打つか・・・と思い始めたところ、アルコールの入った頭のせいか、さほど悪い手を打ったわけでないのにラス。このままでは終われないと連続予約したところ2着4着2着と折角1100点近く増やしたポイントは原点近くに・・・
これで5段昇段と特上卓への参入は再びはるか遠くになってしまったのですが、こんな時はトップを取ったときの牌譜を眺めて心を癒すようにしています。
トップを取った局も展開に恵まれたものや偶然に頼ったものが多く、会心の立ち回りを見せた局は数えるほどですが、そういった牌譜を見ると多少自信が戻ってきます(もちろん本当ならラスを喰った局を振り返り反省した方がプラスになることが多いのでしょうが、打たれ弱いぼくにとって失策・悪手を見せられる方が傷つくのですね)。

そんなわけで少し前に打った上卓から、終始リードを奪ってトップを取った局を紹介します。

その日は珍しく好調で前局はダントツなのに南3局でマンガン振込みし、オーラスもあわや次のツモ番で飛び出していた(2着目がダママンガン振込みで逆転されていた)チートイ単騎待ちを偶然次巡ツモるなど、内容は最低ながらツキに恵まれていました。
そんな次局、ぼくの対面に座ったのはレートは1900を軽くオーバーした5段という格上相手。本来特上卓で打てるはずなのになぜ格下の上卓で打つのか真意は分かりませんが、他の2人が2段だったことから対面さえマークすれば何とかなるのではと思っていました。

そんな東1局西家。5段氏が親なことからすぐ流さなければと躍起だった6巡目。

四萬:麻雀王国四萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国一索:麻雀王国一索:麻雀王国三索:麻雀王国五索:麻雀王国五索:麻雀王国ツモ六索:麻雀王国
ドラ一萬:麻雀王国

2シャンテンだが、他家もそれほど早い手は入ってなさそう。ここで何を切るか・・・

広そうなのは五萬:麻雀王国。ただぼくの選択肢にこれはありません。というのもドラも赤もなく、今のところ役もない。六萬:麻雀王国ツモでのエントツ形から平和変化。そして五萬赤:麻雀王国ツモを逃すのはあまりに痛い。そういう意味でダイレクトの赤入りをフォローする五索:麻雀王国も、ここではもう少し取っておきたい。
そういうわけで平場のぼくなら恐らく迷わず一索:麻雀王国切り。タンヤオ変化と二索:麻雀王国を睨んで、巧者なら恐らくこう打つはず。
しかしこの場面、ぼくは少考して三索:麻雀王国を切りました。これは二索:麻雀王国が裏目になるのは承知な上での打牌で、他家(特に親)相手に通りそうな一索:麻雀王国を安牌として残しておきたかったからです。
そして次のツモが四萬:麻雀王国。これは悩みました。そして思い切ってカン。普段ぼくは中張牌のカンはもう少し煮つまらないとやらないのですが、今回の場合もともとこの時点で役なし両面でリーチを打つ気だったので、カンドラ裏ドラを乗せる意味でカンした方がいいと思ったのです。そしてツモった嶺上牌は有効牌でなかったのですが、新ドラがなんと四萬:麻雀王国。これでタンヤオへの移行も考えたのですが、続くツモが一筒:麻雀王国で当初の方針どおり役なし両面リーチに向かうことに決定。こうなると一索:麻雀王国は切りたくないので、続く巡目で危険牌になりそうな五索:麻雀王国を先切りし安全牌と交換。ただその後のツモが六索:麻雀王国六筒:麻雀王国と1つズレばかりで、八筒:麻雀王国ツモでリーチを打てたのは13巡目でした。
このリーチを受けオリた5段氏ですが海底間際でなんと七索:麻雀王国を切ってきたのです。後で牌譜を見ると六索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国の順子からの抜き打ちで、恐らく通っている六索:麻雀王国と間違えて切ったのでしょう。

これが裏1枚乗ってハネ満。バカツキに見えるこんな手にぶち当たった5段氏は相当ダメージを受けたはずですが、東場が終わるころには20000点台に回復し2着に浮上。この反発力が強者ならではで、南1局の親番は相当警戒していたところ、ぼくの配牌が西:麻雀王国の急行券付きのリャンシャンテンという恵まれた手。これを6巡目にあっさり上がり、5段氏の勢いを止めるのに成功。南3局では5段氏渾身のマンガン級リーチを、ぼくが3面チャンの食いタンであっさり潰す。これにはしぶとい5段氏もまいったようでそれ以降、ぼくに2900、ラスの上家に5200と振り込んでラスに転落。東1局の事故後はしぶとく振り込みを避けていた5段氏も糸が切れてしまったようでした。

そしてオーラス。下家の親に筒子を泣かせないよう絞っていたところ、11巡目にこんな手に。
二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国六筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国九筒:麻雀王国一索:麻雀王国一索:麻雀王国 
ツモ一索:麻雀王国ドラ六萬:麻雀王国

一索:麻雀王国アンコ落としでチンイツも考えたのですが、勢いに乗って高めイーペイコーのリーチを決行。しかしこれは調子に乗った悪手でした。
2巡後死んだと思っていた5段氏がリーチ。2巡後上家が振ったのですが、開けられた手は驚き二萬:麻雀王国五筒:麻雀王国待ちのツモリ四暗刻で、もしツモられていたらリーチ棒1本の差で逆転されていました。

画龍点睛を欠くとはこのことで、高段者の反発力には肝を冷やしましたが、それまでは他家にいい所を出させずしっかり場をコントロールできていました。こうした局を少しでも増やして早く特上卓に挑戦したいと思っています。  

Posted by 7月の魚 at 20:44Comments(0)TrackBack(0)麻雀

2017年12月22日

寂しすぎた内容

10月に大須にある某パソコンショップへ久々に予約したゲームを引き取りに行った日のこと。
そのショップでぼーっと旧作の新品ゲームを見ていたとき、トールケースに入ったあるゲームを見つけました。
それは叶とメグリとのその後がイチャらぶすぎてヤバい。でタイトルを見てわかるようにHulotteの人気シリーズであるヤバい。シリーズの第1作でぼくが最大評価している妹のおかげでモテすぎてヤバい。のファンディスク。てっきりイベントかネット専売と思い込んでいたので、まさか通常版が発売されているとは思っていて見間違いかと思わず目をこすってしまったくらい。お気に入りのゲームやメーカーなら時々はHPに行って情報は仕入れておかないとと思い直しました。
というわけで予約したゲームと一緒に購入してきたのですが、天鳳優先の近況からプレイは一向に進まずプレイを始めたのは最近になってから。
といっても天鳳を鬼打ちする合間にプレイしただけで終わってしまったところを見てわかるように、内容に関してはかなり薄い。その前にプレイした蒼の彼方のフォーリズムEXTRA1がファンディスクのお手本のようなデキだったのに対し、このゲームは比較するのがおこがましいくらい。
特にシナリオに関しては単にヒロインとのイチャラブが展開されるだけで、話の起伏もなく内容はないに等しい。といってもこれは仕方ないことで、叶ルート・メグリルートとも登場人物は主人公とヒロイン以外存在しない。いくら腕こきのライターでも主人公とヒロインの2人だけで面白い話を作るというのはかなり難易度の高い仕事になるわけで、これではイチャラブ以外に期待しようとするのは山の上で魚を求めるようなもの。
ぼくが惜しむのは、確かに本編のメインヒロインは叶であり、メグリだったかもしれませんが、全体の話を構成するにあたって他のヒロインたちも重要な役回りを与えられていました。そのヒロインたちが全く登場しないというのはファンディスクとはいえやはり寂しい。同じファンディスクである蒼の彼方のフォーリズムEXTRA1では今回のヒロインである真白以外のヒロインたちも活躍するシーンはありましたし、サブキャラたちもいい味を出していましたが、その違いこそが満足度に表れたといえるでしょう。

それでも叶やメグリのファンにとってはイチャラブ&Hシーンで充分満足できたかもしれません。ただぼくは叶はともかくメグリは彼女のルートがやや劣るように思っただけに、それほどお気に入りのヒロインというわけではなかったのですね。それよりも舞奈や美也といったヒロインの方が可愛く感じられたので、より彼女らの登場するシーンが見たかったのです。まあ買った値段のことを考えるとそれほど高望みしてはいけなかったのでしょうが・・・  

Posted by 7月の魚 at 00:09Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2017年12月19日

無謀なリーチを掛けた理由

天鳳で4段に昇段してから上級卓で20戦以上戦っていますが、いまだに特上卓で打つことは出来ません。
もちろんレートが1800に満たないためですが、4段に上がった直後と現在を比べ、レートが低下しているようでは特上卓で打てるのはいつになることやら・・・Ptの方は何とか昇段直後の800を保っていますが、これも昇段直後立て続けにラスを3回引いたときは500台前半まで落ちたので、よくここまで回復したと思っているくらいです。
その要因はここ15戦前より守備に徹しラス回避した成果ですが、反面トップの回数も減り3着の回数が増加したという副作用がレートが上がらない結果につながっているのは間違いないところ。特に昨日は2着2回に3着5回と順調にレートを減らし続け、ぼくの精神もすり減らし、これをラストの半荘にしようと決意しての一局。

そんな南4局0本場の南家。1着~3着まで2400点差という大接戦。ぼくは29000点持ちでトップの上家(親)と1500点差の2着ながら、手が遅くトップはほぼ逆転は諦めつつあった中盤。突然救いの神ならぬ12700点持ちと離れたラスの対面がダマで7本4本をツモあがり。これでトップの上家が30000点割れし望外の西場に突入です。

そんな西1局の親。上がりトップ(誰か1人でも30000点を越えればその局で終了)の場面で配牌はいうと

三萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国五筒:麻雀王国七筒:麻雀王国一索:麻雀王国六索:麻雀王国六索:麻雀王国八索:麻雀王国南:麻雀王国西:麻雀王国發:麻雀王国
ドラ七索:麻雀王国

良くも悪くもないといった配牌ですが、その後のツモがほぼ有効牌で7巡後にはこんな手に変化。
二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六索:麻雀王国六索:麻雀王国八索:麻雀王国

ただ気になるのはラスの対面が中張牌をバラ切りして国士か無理な一色手もしくはアンコ手といった捨牌。それで切った八筒:麻雀王国七筒:麻雀王国をたて続けに上家がポン・チーと二フーロで明らかに喰いタン狙い。捨牌から恐らくイーシャンテンでしょうが、このままイーシャンテンが続くと早さ負けする可能性は多そう。
そんな中ツモってきた牌が絶好の四萬:麻雀王国一萬:麻雀王国七萬:麻雀王国ツモならダマテンにしようと思っていましたが、この絶好のツモで迷いました。

普通なら上がりトップですからダマで充分。しかしぼくは時間一杯まで考えリーチをかけました。

一見無謀なリーチですが、このリーチを見て他家はどう見るか。

恐らく手になっていない下家はぼくと上家がやりあって、どちらかが振り込めば2着がころがりこんでくるからまずオリ。ラスの対面も手が遠いはずで、上家や下家がぼくに大きい手を振り込めば3着に上がれるというわずかな可能性に賭けて、オリないにしても回ってくれるはず。
ぼくがリーチを掛けたのはこのラスの手に制限を掛けるためで、ぼくの捨牌に萬子はゼロで索子は一索:麻雀王国と宣言牌の八索:麻雀王国だけ。対面の手は字牌が豊富だろうからしばらくはそれを切って回るだろう。そうすれば萬子・索子を喰いたい上家の手が止まる。もちろん上家は自分を含め3人ノーテンならばぼくにトップが移るので最後はケーテンでも勝負にくるかもしれませんが、3面チャンのぼくの方が恐らく分があるだろう。もちろんリー棒を出しても3着に落ちないのは計算ずみ。そんな読みから普段なら横に曲げない牌を曲げたのです。

そのリーチを見て下家と対面は予想通りオリ。上家は単純にはオリずやや危険な牌も切って回し打ちといった感じでしたが、想定外だったのはぼくのツモ牌に中張牌が多く回るのをラクにしてしまったこと。それで終盤にはスジ4本くらいしか残らなくなったのですが、最後テンパイ取りに勝負にきた上家が七萬:麻雀王国を打ち決着しました。

決着に時間が掛かり胃が痛くなってきましたが、結果は僥倖。ただ牌譜を見るとリーチ直後に下家に一萬:麻雀王国。対面に七萬:麻雀王国が流れていて、ダマなら恐らくどちらかが振り込んでくれていたでしょう。つまり結果は変わらなかった可能性が強いのですが、それでも麻雀をしていて楽しいのはこうした読み(勝手読みと言われても)が当たったときなのです。  

Posted by 7月の魚 at 21:56Comments(0)TrackBack(0)麻雀

2017年12月17日

単騎待ちの選択

先日の天鳳上級卓での対局より。

南4局0本場。前局南家で7700点をツモりラスを脱出し3着に浮上。トップとは30000点以上も差があって逆転を狙うのは現実的でないですが、2着とは3000点差で充分射程圏内。ラスとは9000点差で3900点の振込みなら逆転されず、安泰とまで言い切れないにしてもソコソコ安全圏。というわけでここは下を見るより連荘、出来れば親満くらい上がって2着を磐石なものにしたい。
そんなオーラスの配牌で絶好手が入りました。

一萬:麻雀王国四萬:麻雀王国四萬:麻雀王国六萬:麻雀王国六萬:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六索:麻雀王国六索:麻雀王国九索:麻雀王国九索:麻雀王国西:麻雀王国西:麻雀王国中:麻雀王国
ドラ九索:麻雀王国

チートイ一向聴でしかもドラ対子。これを上がれば、ほぼ2着は不動に出来ます。そしてぼくが選んだ第1打は中:麻雀王国。チートイ決め打ちなら筒子切りでしょうが、第1打に中張牌を切って警戒されるよりまずは字牌を切り捨て牌を目立たないようにする作戦です。そして現在2着の下家とトップの対面が字牌を打ち、10000点持ちとラスに沈む上家が打一萬:麻雀王国

そして2順目のツモが絶好の三筒:麻雀王国でした。
さてここでどうするか。

1.二筒:麻雀王国待ちリーチ
2.一萬:麻雀王国待ちリーチ
3.待ち頃の牌が来るまでダマ。

悩ましい決断ですが、ここで時間を掛けては単騎や愚形待ちが疑われると思い、決断したぼくの選択は上家がいま切ったばかりの一萬:麻雀王国待ちリーチでした。これは全ツッパするしかないラスの上家がつかめば必ず出る牌で、上がればそのまま上家のハコ割れ終了で2着に上がれると踏んだからです。ダマも悪くはないのですが、待ち頃の牌をすぐツモってくるかどうか分からないし、早上がりを狙うであろう上家や対面の手を止めるためリーチがいいとの判断でした。

しかし一萬:麻雀王国は全く打ち出されることなく、13巡目で回し打ちしていた対面が下家から平和ドラ1赤ドラ1を出上がり。タナボタの形で2着がころがりこんできましたが・・・

さてぼくの選択は間違っていたのでしょうか。
筋対子の一萬:麻雀王国で待つか、薄い壁とはいえ他家が使いにくい二筒:麻雀王国で待つかは微妙なところです。ただよくよく考えてみると単騎待ちであえて筋対子で待つのは不利なような気がしてきました(上がれなかったから言うわけではありませんが)。
というのも一萬:麻雀王国を引き出すスジの四萬:麻雀王国がぼくの手に2枚あるのに対し、二筒:麻雀王国のスジの五筒:麻雀王国は0枚でもしツモってきたら後引っ掛けになり有利に働く可能性が高い。四萬:麻雀王国をツモる可能性と比べれば差は明らかです。端牌の方が出上がりできる可能性は高いですが、2・8牌も単騎待ちとして悪くない。ならば僅かな差ですが二筒:麻雀王国で待った方が良かったのではないかと思うのです。

対局終了後、牌譜を調べて見ましたが一萬:麻雀王国は誰の手にもありませんでした。というわけでラスの上家はともかく、対面や下家が一萬:麻雀王国をツモった時、押さえたかツモ切りしたかは不明です。ただよく考えれば親満直撃でも逆転されないトップ目にとって、親の早いリーチは安いと踏んで(実際は親満で裏ドラが乗ればハネ満で逆転していましたが)簡単にはオリないでしょう。2着目は親満直撃ならラス落ちとあって無理な勝負はしてこないでしょうが、出来れば2着を死守したいと思っているはず。そんな態勢で弱り目の上家を狙い撃ちするような一萬:麻雀王国を待つような姑息なことをした罰が、絶好そうに見えた当たり牌を牌山奥深くに沈ませたのでしょうか。  

Posted by 7月の魚 at 00:14Comments(0)TrackBack(0)麻雀

2017年12月16日

画龍点睛を欠いた惜しさ

休みの日は天鳳を最低半荘6回。多いときは10回と鬼打ちを繰り返しているぼくですが、その甲斐あってようやく4段に昇段することができました。といってもレートが1800に満たないということで、特上卓で打つことは出来ないという罠。恐らくぼくの3着回数が少ないためでしょうが、それで仕方なく変わらず上卓で打つ羽目に。そんな昇段しての初戦は最悪の飛びラス。この調子ではレートを上げるどころか降段の心配をしなくてはいけません。この調子では鳳凰卓どころかそのはるか手前で立ち往生することになりそうです。

そんなわけでなかなかエロゲーに手が伸びないのですが、続けて逆連対(3・4着)を3回連続取ったの機に、ずっと前から崩し始め長い間中断していたDEARDROPS(OVERDRIVE)を一気にクリアしてしまいました。2010年発売というかなり古いゲームですが、現在でも中央値80点弱(批評空間)を保っていてかなり評価の高いゲームとなっています。そんな良作をなぜここまで放っておいた(実は新品で購入していた)か今となってはぼくでも分からないのですが、想像すると2010年5月発売の新作は期待のリアル妹がいる大泉くんのばあいを含め3本購入。6月はこれも発売前かなり期待していたこんそめを含む5本購入していて、いまだにプレイしていないゲームが2本あるなど(そういえば5月発売のあまつみそらにも長い間積んだままにしていた)手が回らないまま現在に至ってしまったのですね。

というわけで今更ながらプレイを始めて驚いたのは、現在のぼくのパソコンの環境でプレイすると、ゲーム画面が小さくて見づらいこと。モニターの設定を変えれば画面は大きく出来るのですが、そうすると(恐らく)他のゲームをプレイしたり天鳳をプレイするとき、またモニターの設定をいじらなくてはならず面倒・・・ということで、画面が小さくて見づらいのを我慢してそのままプレイを始めることにしました。

さてOVERDAIVEといえば、ぼくのようなジュラ紀から生きている古ゲーマーですと思い浮かべるのは初代グリグリということになるのですが、大多数の人となるとキラキラということになるでしょう。そのキラキラと同じ音楽(ロック)を題材としているとあって、ファンにはキラキラ再びと思ったのかもしれませんが、発売前ぼくは醒めた目で見ていました。というのも別ライターだったファンディスクのキラキラ・カーテンコールが本編とは別の意味でクソッタレな内容。今回もライターは瀬戸口廉也氏ではないし、大きな期待はしないでおこうと思ったのです。
まあそれでも音楽を舞台にしたゲームにハズレの作品は少ないし、制作陣はロックの世界に詳しい面々。ロックを舞台に新たな世界を構築してくれるなら大ハズレはないと楽観もしていました。そしてその予感はおおむね当たっていました。同じロックの世界が題材となっていましたが、その味わいはかなり変わっています。それでも関西にゲストで呼ばれるくだりは、キラキラの旅回りを思わせましたし、キラキラファンにはサービスといえるようなシーンも入っています(効果がそれほどあったと思えないのですが)。

そんなこのゲームでぼくのお気に入りのヒロインは初見では弥生だったのですが、「ぼくのお気に入りヒロインは必ず冷遇される。」の法則(苦笑)どおり、やはりシナリオ面ではりむと並んでやや落ちる印象。この落ちるという意味は制作者(ライター)にとって、弥生やりむはかなでや律穂と違ってDEARDROPSの世界を構築するのに重要とされなかったという意味で、決してシナリオがつまらなかったというわけではありません。それでも弥生に関しては他のヒロインに比べHシーンが少なかったりと不遇さが目立ちますが・・・まあこのゲームは(現在)エロマンガ家として人気のある藤丸氏が原画家を担当したにしては、Hシーンにエロさが全く感じられなかっただけに、特に損をしたという気分にはならなかったのは幸い(苦笑)でした。

さてこのゲームを終えた時点で、制作者が1番力を入れたルートは律穂で間違いないところでしょう。脇役の範疇には収まらない存在感を放つ権田の過去についてはりむや弥生といった前座のルートをプレイしていて気になったものですが、律穂ルートでそれが語られます。主人公が過去の恩讐を振り払い、再びバイオリニストとして欧州へ旅立つといった件(くだり)は、相手役が律穂でなければ成立しなかったでしょうし、そういった意味でも真のメインヒロインに相応しいといえます。
ただ最後の飛行場の滑走路に主人公以外のメンバーが乗り込んでのロック演奏はやりすぎでしょう。大型犬や認知症の老人が入り込んだだけで、滑走路が閉鎖されるほどの大事件となるのに、トレーラーで滑走路に突入するなんて成功するわけがありません。まあ仮に成功したとしても軽くお叱りを受けたくらいで無罪放免になるわけはなく、前科者になるのは確定的。律穂や権田はそんなものは気にしないとしても、普通を身上とする弥生がそこまで悪乗りするとは思えません。このご都合主義ともいえるラストでこのゲームの価値はかなり落ちたようにぼくは思います。

それでもぼくはこのゲームが駄作と言い切るつもりはありません。律穂ルートに関してはいわば「画龍点睛を欠く」結果だっただけで、主人公と律穂が主人公の父親からバイオリンを譲り受けるシーンは律穂のカッコ良さが表れていましたし、ハイエナら他のバンドメンバーとの交流も楽しかった。一癖ありそうなレオはルート間での立ち位置が若干変わりますが、音楽界にいそうな変人らしさが表れていましたし、サブも含めキャラが立っていたのは好感が持てました。そう考えるとライターの手腕は決して悪いものではなく律穂ルートのラストはロックの世界の非常識さを意識し強調しようとして筆が滑ったように思えて仕方ないのです。  

Posted by 7月の魚 at 21:09Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2017年12月12日

12月の発売予定表から

いよいよ年末の最終レース。ラストを飾るということもあってフルゲートの競馬を期待していましたが、意に反し頭数が揃いませんでした。それでも出走(発売)してきた人気上位メンバーの顔ぶれはかなり豪華。力通り発揮してくれたならレベルの高い高速時計(中央値)での決着が見られそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。

△アマカノ ~Second Season~+ (あざらしそふと)
アマカノの後継(続編)である~Second Season~の直仔(FD)。父(本編)はなかなか成功しているだけに、その走りは楽しみだ。肝心な馬体の充実度合だが過去の直仔を見るとヒロインとのアフター及び新婚生活が描かれる模様。定番の内容だが安定感はありそうな反面、大きく変わり身は見込めなさそう。それでもヒロインの可愛さに関しては最上位ランクにあるだけに、厩舎サイドとしてはそれでも充分勝負になるとの計算か。ただ少頭数とはいえ相手はなかなか骨っぽい。爆発的な末脚がないだけに人気どころが崩れるのを待つことになりそう。
期待度 ★★★☆

お姉さん×SHUFFLE! ~ともだちのお姉ちゃんのエッチな体。~ (アトリエかぐや)
和姦抜き系で安定勢力となっているアトリエかぐやの中で1番抜き色が強いのが騎手yoppyで今回新人の高尾あーやとタッグを組む。血統(設定)は相変わらずのいい意味でバカっぽさ溢れている。顔のそっくりな親友と入れ替わってみたら、親友の姉が弟と思ってスキンシップしてくるといったご都合主義さは明らかにマイナス要素に思えるが、そこがかぐやの持ち味なので大丈夫。ただ別々の弟になりすますといった血統なだけにハーレム展開になりにくかったりと、抜きに対しての足かせが多いのはやはり気になる。それでもここ最近の実績から大崩れはなさそう。ただ今回は相手が相当骨っぽいだけにかなり恵まれないと馬券に絡むのは厳しいか。
期待度 ★★★

△金色ラブリッチェ (SAGA PLANETS)
いまやVA系厩舎のエース格といっていいサガプラの最新馬。主戦トレーナーだった新島夕が去ってからフリーのトレーナーを起用してきたが、一流馬は輩出出来なかった。ただ今回は人気トレーナーのさかき傘を起用。どの馬も上級馬に育て大ハズレしない実績は心強い。追い切り(体験版)の動きは必ずしも好調とはいえず、ややイライラする走りが見られるが、ひこうき雲の向こう側でも同様の展開だっただけに大きな減点と見るのは早計。むしろ脚を溜めて直線(終盤)末脚を爆発させるシーンを期待したい。本命どころの人気が高いがこの馬もそう差は無いはずだ。
期待度 ★★★★

戯ィ牙 ~ファンリューゲ†クリフォト~ (LiLiM)
最近は姉妹厩舎ばかりで、本家の出走は珍しくなったLiLiMだが、今回は新作に限ればおよそ3年ぶりという久々の競走。それだけにあえて本家から出走するということが厩舎サイドからかなり期待されているという見方ができる。トレーナーはアリスソフトで鳴らした六花梨花(とり)を起用。実績は充分だが前走を含め結果が出ていないのは気がかり。トレーナーが得意としている吸血鬼もので血統(設定)は上級ランクに思えるが、そうした期待を前走の螺旋遡行のディストピア は裏切っただけに信頼感は乏しい。この厩舎には定番といっていいNTR要素が公表されていないのも不安で、印はとても回らない。
期待度 ★★

△アペイリア ~カサブランカの騎士~ (シルキーズプラス)
父(本編)は不安を払拭する走りでファンの期待に応えた。その走りの記憶が薄まらないうちに直仔(FD)の出走(発売)を決めたが、間隔が半年に満たないというのはいかにも短く感じる。父の出走した後に配合(企画)されたとなると、仕上がり不足や内容の物足りなさが表面化する可能性は高い。来年に大物と期待されるバタフライシーカーの出走が控えているのも気になる。能力・実績を考えれば当然期待したいところだが、父の完成度が高かっただけにお釣りが残っていないという見立ても成り立つ。人気どころと比較すると少し割り引いて考えたい。
期待度 ★★★

▲Suite Life (Chelseasoft)
精力的に出走させているMORE厩舎の姉妹厩舎では1番萌え色の強いChelseasoftの最新馬。前走はデビュー戦から比べると前進しただけに、今回はそろそろ入着以上の走りを見せたいところ。トレーナーはカサブランカの蕾で狂気を演出し結果を出した垂花だが、取材する限りは萌えとシリアスをニックスした血統(設定)で同様の走りが出来るかがカギ。ただ見知らぬ若い男女がTVの企画で擬似家族生活を送るという血統は大化けする可能性を秘める。今回人気どころは強そうだが厩舎の勢いを考えればチャンスはありそうだ。
期待度 ★★★★

△月に寄りそう乙女の作法2.2 A×L+SA (Navel)
つり乙2の直仔(FD)2頭目。姉のE×S×PAR!!はまずまず走ったとはいえ、馬体重(容量)の薄さなど分割されたマイナスを曝け出しただけに不安は少なからずある。実妹のアトレのルートは楽しみだが、父(本編)当時ヒロインから一歩引いた位置にいただけに、昇格といってもピンとこない部分があるのも事実。これまでこの母系の直仔が成功した理由は衣遠ら脇役男性を主役にしたストーリーがあってのものでだが、厩舎(HP)を取材したところ、それがなさそうなのも気になる。唯我独尊な主人公のアトレルートでの没落具合が見どころというのは寂しい。全くの凡走はないとしても上位馬と比べるとやや足りないかも。
期待度 ★★★☆

夏夜に悶える七人の誘女 (Guilty)
名門厩舎のGuiltyで虜系と並ぶ母系(シリーズ)である七人系の最新馬。といってもこれまで走った馬で上級馬まで育った馬はないのは寂しい。血統(設定)は観光コンサルの主人公に対し、観光地として開発して欲しい地元のヒロインたちが誘惑をしてくるというもの。凌辱要素は全くない割りにヒロイン数が多く、ルート別に差異が見られないのがこの母系の弱点だが、この馬もそれを解消しそうもない。ただ結果は出ていないとはいえ、母系の特徴をぶれずに続けるという厩舎の姿勢は見習いたいものだ。
期待度 ★★

なちゅらるばけーしょん (hibiki works)
LOVELY×CATION系で鳴らしたhibiki worksが新たな母系を出走させる。高馬でなくお手軽に楽しめるラブリケといった感じなのだろう。ヒロイン2人でトレーナー2名ということで各ルートごとにトレーナーがいるというのは明白だが、あかべぇ系厩舎出身の中島大河はともかく、これまで結果が出ていない水瀬拓末の起用は心配だ。それでも走り(シナリオ)が大きく左右する血統でないだけにそれほど気にしなくていいかもしれない。タイプの違う2人のヒロインと過ごす夏休みは楽しみだが、この時期の出走ということもあって、季節感が感じられないのはさすがにマイナスだろう。
期待度 ★★★

〇眠れぬ羊と孤独な狼 -A Tale of Love, and Cutthroat- (CLOCKUP)
lightで人気を博した昏式龍也 がCLOCKUPの人気騎手はましま薫夫と再びタッグを組む。前回のMaggot baitsも好走していて信頼度は高い。lightで見せる燃えだけでなく、CLOCKUPの特徴であるグロも魅力で確かにこの厩舎でないと大物馬には育たなかったかもしれない。ヒロインの数が少なく、脇役の男どもの数がやたら多いのが目につくが、それもこの血統ならマイナスにならない。というよりこの男どもがどう存在感を放つかが好走のカギとなる。他馬を一蹴する可能性は充分あり、穴どころか主役を窺うくらいの存在だ。
期待度 ★★★★☆

◎幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
中央(商業)デビュー初戦で快勝し、続く直仔(FD)も期待に違わぬ走りを見せたインレ。直仔のChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動 (A samurai's beat)では敵役の役割だった新撰組が、今回は主役の座に。これまで数多くの馬(作品)に登場した新撰組という血統(設定)をトレーナーの葉山こよーてがどのように仕上げるかが注目だ。心配なのがデビュー戦でやや世間知らずなところを見せた主人公をどのような性格にするか。隊則厳しい新撰組にデビュー戦のまま主人公を当てはめるとなると厳しい。ただそこは腕達者なトレーナーだけに走りへ響かせることはないだろう。少頭数にしては骨っぽい相手が揃ったが、実績を素直に信頼して本命に押す。
期待度 ★★★★☆

Pure Marriage ~赤い糸物語 さくら編~ (Lass Pixy)
Lassの安馬(低価格)路線もこれで3頭目。ただこの母系(シリーズ)は結果が出てなく前走は本賞金も足りず、馬群に埋もれてしまった。今回も全妹(続編)ということで、血統はほぼ同じ。ヒロインは幼馬(ロリ)系妹だが、妹が花嫁候補として選ばれるという配合を見る限り、まともな走りは期待できそうもない。ヒロインの魅力も姉と比べて大きく上回っているというほどでもなく、ここでは苦しい。
期待度 ★☆

メス堕ち!巨乳妻との癒され愛温泉 ~巨乳妻たちと身も心もふれあうラブエロ性活~ (Anim)
抜き系では古参厩舎となるAnimだが、長い不振を抜け出したかのようにここ2走は上位を確保。その牽引力となったながマス堕ち母系(シリーズ)で今回は3代目。前走は人妻寝取りよりもその後のイチャラブにシフトした感があるが、今回もお同様の路線で挑むよう。ヒロインも実質夫との生活が語らrてるのはメインヒロインの香澄のみ。他2人は寝取り感が薄いことからもはや寝取りや凌辱で勝負する気はないのかもしれない。騎手陣から相川亜利砂や薦田ロボが去り萌え色は一掃。より人妻専科といった様相だが、この毛色(CG)だとイチャラブとの親和性もあり不安。安定感はありそうだが、このメンバー相手では正直厳しいか。
期待度 ★★★

(本紙の見解)
少頭数だが期待馬が揃い最終レースに相応しい一戦となった。その中で主役を務めるのはやはり幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO-だろう。大物感もありかなり奥行きがありそうな馬。厩舎やスタッフの勢いを考えれば当然本命だ。不気味なのは眠れぬ羊と孤独な狼 -A Tale of Love, and Cutthroat- 。CLOCKUPと手が合うことを証明した昏式龍也が関わるだけに信頼度も高く直線交わしても不思議はない。穴で狙ってみたいのがSuite Life。最近勢いのある厩舎で前走才能あるところを見せた垂花がトレーナーとあって大駆けを見せる可能性は高い。これまで本命を背負ってきた月に寄りそう乙女の作法2.2 A×L+SAだが、今回の仕上がりを見る限り上位ランクからはやや離れた感。それよりもさかき傘がトレーナーの金色ラブリッチェ の方が馬格は上。後は厩舎とトレーナーの親和性があるかどうかだけか。アマカノ ~Second Season~+景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~といった直仔勢も能力はあるが、ここまで上位陣が手厚いと連下を窺うのが精一杯か。
  

Posted by 7月の魚 at 11:33Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想