2019年04月21日

萌えゲーとエロとの食い合わせ

今年発売された美少女ゲームの中でこれまで購入したのは4本と一応月1本のペースは守っていますが、ただ購入したものでアタリといえるものが少ないというのが悩みどころ・・・というより毎月アタリハズレの予想を行っている身としては、ハズレばかり掴んでいるのは赤面ものです。
ただ先月組の中から無事アオナツライン(戯画)を購入できたことでホッとしました。最近の戯画本体は鳴かず飛ばずといった成績が続いていましたから、この的中は嬉しいです。ただ新聞の印では▲(単穴)評価でしたから、それほど威張れたものではありませんが。
2月発売組の中でそんなアオナツラインとほぼ同じ期待をしていたのが僕の未来は、恋と課金と。 ~Charge To The Future~(Sonora)でした。ただこちらの方は期待に反して評価はお世辞にも高いとはいえない。CUFFS系は期待するとハズレるし、見限るとアタリを出したりとカブトシローかエリモジョージと思わせるようなファン泣かせのブランドですが、今回はカフス系のこれまで発売されたゲームがカードとして総登場するという内容から、ブランドとしての意気込みを感じて購入したのですが、これまでの批評空間の成績を見る限り裏切られたといっても過言ではありません。

ただぼくがプレイし始めたときの感想はそこまで悪いものではありませんでした。というのもこのゲームの主人公は廃課金ゲームと云われるような設定にしてはごくごくまともな人物。新型のスマホを購入するにしても、親にねだったりせずコンビニでバイトをして購入するなど分別をわきまえています。それと対照的な人物として友人の拓人がいるわけですが、本来なら彼のような人物を主人公にしたほうが、ストーリーは作りやすかったはずなのです。
ただもし拓人のような人物を主人公にしたとすると、ストーリーはよりバカゲー寄りになり、萌えからは離れていったでしょう。というのも金銭感覚のない廃課金オタクに複数のヒロインが惚れるとは思えないからです。
萌えゲーにおいて失敗作といわれるものの多くはダメ主人公の存在が主な要因で、逆に言えば良主人公を設定出来れば、少なくとも平均点は取れるのです。つまりこの僕の未来は、恋と課金と。 ~Charge To The Future~は序盤を見る限り、平均点は確実にあるということは確認できました。

ただその平均点からいろいろな要素を積み重ねていくと無事良作萌えゲーと成長するわけですが、このゲームに関しては残念ながら平均点から抜け出せなかった印象です。
まず原画が総じてあまり高いレベルといえなかったことが挙げられます。いや誤解の無いように言うと別に原画が酷いというわけでなくて、萌えゲー平均点くらいの画力はあると思います。ただこのゲーム、ご存知のとおり複数原画家制を採っているのですが、その原画家の絵柄の差が激しく感じるのですね。複数原画家を採用していても調和が取れていれば気にならないものですが、このゲームはそれが出来ていないように感じるのです。まあこれはぼくの主観によるもので他の方は気にならないかもしれませんが。
そしてヒロインがあまりに都合よく主人公を好きになる点。まあこれは萌えゲー的ご都合主義といわれるものでとやかく言いませんし、このゲームの主人公は(普通の選択肢を採る限りは)良主人公ですのでまあ無理やり納得するのですが、(恐らく)一番最初に入るルートである奈々シナリオがいただけない。
いや別にお金持ちで世間知らずのお嬢さまがコンビニ店員である主人公と恋仲になるという展開を別にとやかく言うつもりはないのです。ただ初めてのHが人目に付くプールというのは、ヒロインの設定的にちょっとそぐわないでしょう。まあファンへのサービスと思って入れたのでしょうが、何度もHをするうちに大胆になっていくといった描写があればまだしも、初Hで白昼の中青姦というのは抜きゲーならともかく萌えゲーを標榜するなら逆効果と思うのですね。奈々自身は萌えゲーのヒロインとしては高レベルだっただけに、もったいないことをしました。
このルートが最初に来たせいで、このゲームに対する目が少し厳しくなったのは事実です。次にルートに入った汐里さんルートですが・・・
ぼくも教育実習がどんなカリキュラムで行われているか詳しくないですが、正規職員でない実習生にあれだけの負担を押し付ける学園ってどんなブラックな環境なんだ・・・というか、実習生にあんなことまでさせたら、まずいでしょう。もしかしたら私学では(4月に本採用するというのをエサに)あそこまで、仕事を押し付けるのが常態化しているのでしょうか。まあ例えそうだとしても、これは違法スレスレというかほとんど違法な業務命令ですから、主人公にその点を指摘させるとか、それを承知でどうしても採用されたいが為に汐里が行うというなら説明は付くのですね。
まあそれより実際の汐里の業務内容は実習生というより非常勤講師であり、素直に誰か正規教員が病欠となったため、時期ハズレだが非常勤として雇われたということにしておけば良かったと。それともぼくがかなり飛ばし気味にマウスをクリックしていたので、読み飛ばしていたならライターに対して申し訳ないのですが・・・ただ汐里との初Hも学園の屋上。教育実習生という立場でで教え子と学園という危険な場所でまぐあうなんて非常識ですが、まあこの時点でシナリオについては諦めていましたので特段気になりませんでしたけど。

というわけで、ルートとして一番まとも(マシ)だったのは梓ルートでしょうか。これはツンデレヒロインとして定番ですが、ソシャゲに対する思いなど、このゲームのコンセプトに一番合っていたとぼく的には思います。そして一番攻略に苦労したのはみつきルート。
というのもこのルートに入るレアカード(ミミ)が一向に引くことが出来ない。恐らく10周以上はプレイしてセーブロードを繰り返し他のカードはすべて埋まったのに、ミミだけは空白のまま。さすがに疲れ果ててしまい申し訳ないですが、某攻略サイトに置いてあるセーブデータを利用させていただくことにしました。
その苦労した見返りはこのルートをプレイした結果ではあまりよいものではなかったかもしれません。ただソシャゲのブラックな世界を多少垣間見せたのはまあ良かったかも。ただこのみつきというヒロインがなぜ主人公への好感度が高まっていたのがやや描きこみ不足だったのは否めず、それがぼくの琴線に触れなかったのかもしれません。

(総括)
主人公は悪くないし、ヒロインもまずまず可愛い。萌えゲーとしてそれなりに成功できる材料は揃っていたはずですが、それが出来なかったのは、ヒロインをより可愛く見せる工夫が足りなかったことによるものが大きいでしょう。特にエロシーンとの食い合わせが悪い印象が強い。ヒロインにあるコスプレHはほぼ別人に映ってポカンとさせられたし(元ネタを知っている人にとっては良く見えたかもしれませんが・・・)、エロを強く見せようとして逆効果になったシーンが多かった。結局このゲームのHシーンは(ぼくには)ほとんど使えないまま終わったという点で残念なものとなりました。まあこのゲームの元ネタをプレイしているのが2本きり。積んであるものを含めても4本というぼくのようなにわかCUFFSファンには荷が重かったということでしょう。  

Posted by 7月の魚 at 13:25Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2019年04月20日

連続降段への道

今月初めに6段へ降段したのもつかの間、半月わずか30戦余りで5段に降段。坂道を転がり落ちるという慣用句がピッタリとくる惨状ぶりには自分ながらあきれるしかないのですが、個人的にこの不調の原因はほぼ掴んでいるのであまり気にしていません。
6段に落ちてからしばらくは原点近くを彷徨っていたのですが、若干のミスの積み重ねと、不ヅキのコンボから5連続ラスで一気に500Pt近くに転落。それから抵抗を続けていたのですが、天鳳というのはついていないプレイヤーにはことごとく不運がやってくるゲームで、不調脱出のきっかけをつかめずにいて、先日の連休にとうとうキレて半荘18局打つという暴挙を犯して嫌々ながら降段を受け入れることにしました。

その降段戦がこれまでの不調を象徴するもので、ぼく以外の3者がマンガン・ハネマンのツモり合戦で、ぼくだけがアガれないまま、南4局のラス親を迎えた時にはわずか400点持ち。3着目からもおよそ27000差というダンラス状態。
いっそ回線を切断しようかとも思いましたが、グッと歯を食いしばって0本場は2人テンパイでようやくリーチ棒を確保。そして1本場の8巡目でこんなテンパイを入れる。

四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国六萬:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国五筒赤:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国四索:麻雀王国五索赤:麻雀王国北:麻雀王国ツモ六索:麻雀王国ドラ五萬:麻雀王国
いままで全く勝負手の来る気配がなかったぼくにようやく訪れた千載一遇のチャンス。しかも受入れを狭めても狙った北:麻雀王国のトイツ落としからの高打点狙いに成功。ダマで親満。ツモれば親ハネというチャンス手。
平場なら当然ダマですが、ここまでのダンラスならばツモって裏が乗れば親倍で一気に原点復帰・・・となれば当然とばかりにリーチしたのですが・・・

ただリーチをかけた後、場を見たところマンヅはいやに高い。しかもけん制しあっているのか、手をさらしている他家はなく横に曲げた途端、明らかに全員引き気味。
それならツモるだけと思ったのですが、よく考えればこんな亜リャンメンが簡単にツモれるなら降段戦なんかになっていません。当然ツモれず流局して次局は配牌も悪くあっけなくトップ目にツモられあえなく降段となりました。

もしこれがアガれるなら他家がボーンヘッドをしたときだけでしょう。例えば無理に勝負してくるとか、一発消しなどの鳴きを入れてくれたならチャンスはあったかもしれません。ならばここはツモってハネマンあるし出ても24000点差を詰められるならダマでも良かった。まして三色変化でダマツモで親倍になる可能性もあるわけです。少なくとも他家がリーチを掛けてから追いかけた方が相手のプレッシャーになったでしょう。

そんなわけで本垢ではおよそ1年ぶりの5段に落ちたのですが、5段に落ちてからは2着1着と久々に連続連対。実はこの1着は他家のボーンヘッドに近い放銃に助けられたもの。人の不幸に付けこんで上を目指すなんて天鳳は本当に人が悪くなるゲームですね。  

Posted by 7月の魚 at 23:53Comments(0)TrackBack(0)麻雀

2019年04月16日

4月の発売予定表から

大型連休の前だけに頭数は揃いましたが、その多くが安馬(廉価品)というのが、大昔の競馬(エロゲー)ブームを知る記者としては寂しさを隠せません。人気トレーナー2頭の一騎打ちムードに、安馬がどこまで食い込めるかが焦点となりそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


アイカギ2 (あざらしそふと)
まずまずの走りを見せたアイカギの全弟(続編)。といってもキャラクターに関連性はなく、単に主人公とヒロインが一つ屋根の下で暮らすという血統(設定)が同じという意味のみ。ヒロインが自堕落なオタク女子というのは萌え系ではあまり見ないタイプ。少なくともヒロイン一人の馬で主役を務めるというのはかなり勇気がいる。その心配を解消させるのがラシックス(声優)の存在感で、萌え系で主役を何度も張った遥そらの起用は頼もしい。トレーナー(ライター)のもみあげルパンRもここ最近は安定感ある仕事をしているだけに、オタクヒロインが主人公の手でどう3次元の恋愛に目覚めるのかという点をどう走り(テキスト)で見せるか期待。といってもrと所詮安馬(廉価品)だけに人気どころが崩れての狙いか。
期待度 ★★★

イイナリ姉色 ~お姉ちゃんにマーキング~ (INTERHEART)
時に大駆けする馬を出すINTERHEARTだが、それはトレーナーが十全の時に限られていて、他のトレーナーだと信頼感に欠ける。今回は昨年出走のイイナリ姉色 ~お姉ちゃんさえいればいい!~・2R(月)に出走したイイナリ妻色 ~止まらない腰使い~の全弟(続編)。各ヒロインごとの走りというオムニバス形式という点は同じだが、騎手(原画家)は兄からガラリと変わり知名度に欠ける面々。火炎味噌やスカイハウスというべテランが不在というのは抜きといった点を考えるとダメージが大きい。兄も本賞金(データ数)不足に泣いたが、今回それよりも手薄な状態ではとても狙えない。見送りでいいだろう。
期待度 ★☆

家の恋人 (Argonauts)
MOONSTONEの姉妹厩舎Argonautsも今回でデビュー3走目。デビュー戦と比べると、前走の家の妹は内容が良化。それだけに今回はいよいよ連対圏突入に期待したい。主人公が通う喫茶店のウエイトレスとひょんなことから同棲するという発端だが、馬名(タイトル)が恋人と謳うにしてはヒロインが2人だったり、ヒロインの本名が不明というのがどう出るか。ただデビュー戦から顔見せしているヒロインだけにファンにある程度馴染みがあるのはプラス。どうやら3Pがメインとなるようだが、できれば個別エンドも欲しい。ただテンプレの幼馴染・妹ヒロインと違い、癖があえいそうなヒロインだけにあえいそうトレーナーの腕の見せ所だが、普通の日常を売り物と言っているのは気になる点。前走からの上積みは少ないかもしれない。
期待度 ★★☆

エモーション・クリエイターズ (ILLUSION)
好走したコイカツそしてその直仔(FD)のコイカツ! アフタースクールの全妹が出走。といってもただの後継でなく、Hシーンを自分で合成できるなど3D系を牽引する厩舎として技術を出し惜しみしない姿勢はすばらしい。もちろんファンの遊び方次第ではバカになってしまうというのもポイント。ただ姉のアフタースクールも本賞金(データ数)不足で苦しんだように、厩舎の意気込みほど売れていないのは寂しい。高いポテンシャルを持つのは確かだが、父(本編)を持っていないと意味がないというのも厳しく、かなり本賞金の上積みがないと上位進出は厳しいか。
期待度 ★★★

エロいもタイフーン! ~水も滴るエロエロ妹達と湯けむり温泉ぶらり欲情旅行!~ (MiLiMiLi)
この母系(シリーズ)もこれで3頭目。安馬(廉価)ながら1年足らずの間にこれだけ出走させるというのは、それだけ勢いを持っているということか。実際2走目のエロいもサイクロン!で前進を見せていて今回も一層の上積みを見込む。今回は妹たちと温泉旅行に行くというお約束の流れだが、ヒロインの数も同じでさすがにネタ的にも苦しさを感じさせる。姉妹厩舎のエレクトリップの主戦騎手(原画家)高橋レコードをサブで起用したが、タイプが全く違うだけにバカ強化以外戦力にはなっていない。姉の走りからソコソコの動きはしそうだが、上積み材料に乏しいだけに、大きな期待まではどうか。
期待度 ★★☆

△援女交際 ~亜梨紗の情事~ (ぱちぱちそふと)
安馬(廉価)専門厩舎ながら、出走頭数が少なく知名度の低いぱちぱちそふとだが、唯一走ったのがおしおき生意気ギャル。それを手がけた上原明人が起用されるということでこれまでのような軽視は禁物。騎手は今回がデビュー戦のようで、追い切り(体験版)を見ても能力はそれほど高くない。ただおしおき生意気ギャルも今回と同じく新人騎手を起用して結果を出したので、その点は問題なくすべてはトレーナーが力を出せるかどうか。ヒロインが貧乏劇団員で割り当てられたチケットを捌くために、援助交際に手を染めるというスタート(発端)はいかにもリアルで好調。安馬だけに首位争いまで望むのは厳しく、騎手の手腕がそれほどでないだけに抜きにも大きな期待までは難しそうだが、時計の掛かる展開なら浮上する可能性も一考。
期待度 ★★★

乙女騎士♥いますぐ私を抱きしめて (ensemble SWEET)
ensembleの萌えエロ重視厩舎として開業したensemble SWEETだが、最近の本家の不振続き同様結果が出ていない。今回PULLTOPの八島タカヒロと、すたじお緑茶の主戦騎手として鳴らしたるちえを迎え、変わり身を狙う。ただ2人とも萌えはともかく、エロ重視の馬となると未知数な面は否めない。おれに加えて、今回起用の犬狂いの実績はこれまで起用された面々以上に乏しい。馬の外見(パッケージ)を見るとエロさが見られず、しかも主人公女装となると、本家ensembleと出走する馬の血統(設定)は同じ。これでは厩舎の特徴も失くす結果にしかならず、ensemble系厩舎の方針が一定していない証左。これでは名うての騎手を揃えたとしても結果が出なくても仕方なく今回も見送り。
期待度 ★★

カケオチ (Lass Pixy)
実績ある厩舎が安馬(廉価)&抜きエロ専門としてしまい厩舎を開業させるのが大流行しているが、成功しているのは一握り。Lass Pixyは残念ながらこれまでの結果を見れば失敗と断定していいだろう。ただそれも萌え・エロどちらも守備範囲でない剣技マナをトレーナーとして起用した時点で結果は見えていた。今回トレーナーに詠野万知子を迎えたことで少なくともプラス方向には動くか。血統(設定)はお嬢さまヒロインとの駆け落
ちをインブリード(強調)したというのは、安馬だからこそ出来る配合(企画)。そのあたりは面白いが、こういった血統は直線(終盤)に入っての結果がおおよそ読めてしまうのが難点。その予想をいい意味で裏切ってくれれば好走もありえるが、常識的には難しい。それでもきっちり仕上げれば上位に食い込む可能性はあるが、今回のメンバーを考えると厳しいか。
期待度 ★★☆

◎缶詰少女ノ終末世界 (シルキーズプラス)
著名トレーナー(ライター)を一本釣りして実績を上げてきたシルキーズプラスが今回白羽の矢を立てたのが渡辺遼一。すみっこソフト厩舎で手がけた3頭(作品)が氏の特徴を現わしているが、今回も同タイプの馬のよう。追い切り(体験版)を見る限り、走法は相変わらずの下ネタとお世辞にも軽快といえないものだが、氏のファンにはこれが堪らないのだろう。はるまで、くるる。で見られた終盤(直線)でのSF展開や終末世界等のファクターなど、並みのトレーナーなら不安を感じるところだが、渡辺遼一ならしっかり纏めてくるはず。厩舎の実績も考えればまず凡走の可能性はあっても本命視は当然だ。
期待度 ★★★★☆

△恋音 セ・ピアーチェ (Campus)
ウソ母系(シリーズ)で知名度を上げ、前走のその花が咲いたら、また僕は君に出逢うの好走で安馬(廉価作)を中心に走らせる厩舎(ブランド)の中では最も成功した中の1つといっていいCampusだが、ここにきて親厩舎のグリーンウッドが廃業というバッドニュース。ただすぐあかべぇ系に転厩できて今回出走できるのは幸いで、音楽を舞台とする馬は好走するケースが多いだけに楽しみだ。騎手のとんちゃんは今回初騎乗もALICESOFTで修業(CG彩色)していた経歴を持つように手腕は確か。トレーナー(ライター)の恒石涼平は今回初めて配合(企画)を手がけるとあってその点で不安要素はあるが、ヒロインの可愛さは一級品でここでも上位を窺う可能性はある。穴ならコレか。
期待度 ★★★

となりに彼女のいる幸せ ~Summer Surprise~ (プレカノ)
廉価(安馬)萌え系厩舎の中で、起用騎手の能力を活かして、一番
イチャラブにシフトしているのがプレカノ。というより走り(テキスト)からイチャラブを抜いたら何も残らないという徹底したピンポイント射撃は潔ささえ感じられる。今回は厩舎の主戦で一番実績のあるねこにゃんが騎乗する。全姉2頭もねこにゃんが手綱を握っていてトレーナーも同じと恐らく能力的にも姉2頭と能力にそう違いない。ただヒロインのタイプが年下甘えん坊幼馴染というのはプラスに働きそう。といっても首位争いするだけの力はなさそうで、持ち時計どおり走ってどこまで通用するかといったところか。
期待度 ★★★

〇9-nine- はるいろはるこいはるのかぜ (ぱれっと)
人気トレーナーかずきふみを起用したにしては結果が案外だった9-nine- ここのつここのかここのいろから変わり身を見せた9-nine- そらいろそらうたそらのおとを概算すれば今回より期待したい馬。騎手は人気の和泉つばすで全姉(前作)はHシーンでの動画も良かっただけに今回も楽しみ。ラシックス(声優)的に抜きに過剰な期待は禁物だが、萌えだけなら充分期待できそう。今回
がラストでなく後に出走が控えるだけに、どうそこに繋げるかが鍵だが、そこはトレーナーの手腕に期待したいところ。後は次走のことを考えて足を余して負ける可能性がどこまであるかといったところだが、順当に考えれば好戦必至だろう。
期待度 ★★★★

初めての彼女 (Waffle)
巨乳母系(シリーズ)以外印象に残らない馬が多いWaffleだが、いろいろなタイプの血統を走らせる意欲は買いたい。今回長く想っていた初恋の彼女を忘れるために風俗に行ったところ、相手の風俗嬢がその初恋の彼女だったという発端はなかなか魅力的。騎手のサブローは中央(商業)では無名だが、地方(同人)ではなかなかの実績を持っていて楽しみ。ただ厩舎はNTRを標榜していて、よくある純愛系には収まらない。それがどう出るかだが、トレーナーの間崎俊介 はアトリエかぐやで実績を積んできたように、明るい抜きエロが主戦場でNTRを手がけた経験はほとんどない。NTRはヒロインの変化が見どころになるが、これはNTRを得意とするトレーナーでも難しい仕事で、ただの股の緩いヒロインになってしまうと失敗となる。今回は血統(設定)的に特に微妙で、上手く能力を引き出せる可能性となると微妙。見送った方がよさそうだ。
期待度 ★★

△母爛漫 (ALICESOFT)
母娘乱館を手がけた騎手MIN-NARAKENとトレーナー風麟が新たな人妻ヒロインを武器とする馬を走らせる。高馬(フルプライス)ではないが、アリスソフト厩舎だけに手抜きはなく母娘乱館同様ゲーム性にもこだわる。いい時のアリスソフトはこれが上手く箸休めとなるのだが、悪いときは走りを阻害してしまう結果となる。今回それがどちらに出るかがカギとなるが、厩舎を取材する限りはそれほど難易度は高くなさそうで、プラスに働くと見る。気になるのは敵役の存在が一人しかなく脚質の広がりに欠ける点。NTRがありそうに見えるが、それが明示していないところを見るとゲームオーバー=NTRというわけではないかもしれない。ただエロ面を考えるとそれは決してプラスにはなるとは思えず、このあたりの捌きも見どころだ。この相手でも充分勝機はありそうだが、総合能力では一歩劣りそうで連下なら。
期待度 ★★★☆

刃撫魅! ~アタシが産みなおしてやんよ!~ (Hending)
デビュー戦でバカゲーという一目冒険したと考えると、結果は上々。そう考えれば今回前進を見込む。ただトレーナーは前走から考えるとやや手薄になった。今回もバカゲーなだけにライターの能力が出るといった点で心配だ。主人公は社会人でアラサーなのに、ママを求めるという見ての通りのバカゲー。そしてヒロインはヤンキーとまず普通ではお目に掛かれない血統(設定)。騎手は今回中央デビュー戦となる新進気鋭のまめおじたんで、取材する限りはなかなかの騎乗ぶり。それだけに好走するかどうかはトレーナーの手腕次第。好走の可能性は捨てきれないが、今回もメンバーは意外と骨っぽく、デビュー戦の時計で駆けても連対は厳しい。大幅に時計を詰めるだけの確信が持てず、この馬まで出番は回らないと見た。
期待度 ★★★

Missing-X-Link ~天のゆりかご、伽の花~ (Fluorite)
今回SFを標榜する馬の中では、一番の正統派血統(設定)。この厩舎はデビュー戦のソーサレス*アライヴ! で期待以上の走りを見せただけに、チャンスはありそう。ただ追い切り(体験版)の動きは微妙だった。何より主人公が醒めていて、微妙にヘタレていたのがマイナス。ただデビュー戦でも追い切りの動きは決して褒められたものではなかったが、実戦では駆けたようにそれだけで切るのは早計かもしれない。といってもトレーナーは今回中央(商業)でのデビュー初戦となる雪丸仟。SFの細かな部分については取材する限りしっかりしていそうなのは買えるが、こうしたタイプは時に一人相撲を取ってしまいがちなのは気がかりで、初戦から中央で通用するかどうかは未知数。脚元(システム)不安がありそうなのも不安の一つで、今回は厳しいと見る。
期待度 ★★☆

▲和香様の座する世界 (みなとカーニバル)
タカヒロが配合(企画)を手がけ、田中ロミオがトレーナー(ライター)を担当という最強の布陣。といっても別路線(非18禁)で走った少女たちは荒野を目指すは意外に動けなかっただけに簡単には飛びつけない。メインヒロインは人間でなく邪神姉妹というのがポイントだが、サブヒロインにはヒューマン女性もいて姉小路直子と銀色の死神のようにHシーンもありそう。ただ豊富なサブに振り回されてメインヒロインの存在が薄くなった姉小路直子と銀色の死神の轍を踏まないようにしたい。相変わらずラシックス(声優)は強力で、血統(設定)を彩る存在として発揮してくれそう。走りは田中ロミオらしい軽快さでこの動きならと思わせるが、ただ大型馬を扱うのが田中ロミオの得意とする
ところだけに、今回のような血統が軽くコメディという馬と合うかどうか。不安材料も多いだけに単穴までに留めたい。
期待度 ★★★★

(本紙の見解)大型連休前だけにまずまず出走頭数は揃った。人気を集めそうな缶詰少女ノ終末世界は癖がある馬だけに、馬群に沈む可能性はある。それでも能力を考えればこの馬が中心だろう。安定性を考えれば一つ上の姉が走っている9-nine- はるいろはるこいはるのかぜが逆転候補の一番手。もう1頭取捨選択が難しいのが和香様の座する世界でトレーナーの能力を考えればぶっちぎりで勝ってもおかしくないが、過去の凡走が頭をよぎるだけに3番手評価。今回安馬に有力馬が多いが恋音 セ・ピアーチェに一番魅力を感じる。名門厩舎の母爛漫を含めて上位を賑わす存在は多く混戦模様だ。

  

Posted by 7月の魚 at 08:41Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想

2019年04月02日

設定強化の代償は・・・

つい先日初詣に行ったと思ったら、いつの間にかもう4月。というのにこれまで全く積みゲー崩しの報告が出来ませんでした。
といってもまったくエロゲーと手を切ったわけでなくて、細々とプレイはしているのです。ただいかんせん費やす時間が少なすぎるのと、複数のゲームに手をつけているのがこれまでクリア報告できなかった理由・・・

現在主にプレイしているのが未来ラジオと人工鳩(Laplacian)出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命(Hulotte)僕の未来は、恋と課金と。 (Sonora)の3本。攻略性のある(らしい)僕の未来は、恋と課金と。 はともかく、シナリオの短さがファンを嘆かせていた未来ラジオと人工鳩がいまだに終わらないのは情けない。まあどれも箸にも棒にもかからないほどつまらないというわけでないのが幸いですが、ただ批評空間の中央値を見て分かるように名作級という作品ではないのは確か。面白い部分を捜すとそれと同じくらい貶したくなる部分があるというのが正直なところです。

そんな中、出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命(Hulotte)がようやくクリア間近となりました(後はサブヒロインのルート2つを残すのみ)。このゲームに初めて手をつけたのは昨年のことですから、一体どれだけ時間を掛けているのかと言われてしまいそうですが・・・

さて前にも話したこと思うのですが、Hulotteのゲームを始めて購入したのが妹のおかげでモテすぎてヤバい。ですが、それからずっと購入し続けていているものの初購入作品を越えるものには出会えていない現況。いま思えば面白かったというのも偶然だったような気がしてきました。
さてHulotteというとぼく的には表世界で活躍している声優陣の積極的起用が萌えゲーとしてステータスを上げていると思っているのですが、今回はメインヒロインに起用された声優の顔ぶれを見る限りこれまでと比べやや地味め。それでいて数回プレイするとDMM_GAME_PLAYERのパスワードチェックが入るとなると、アクティベートを導入するために声優に掛けるお金を減らしたのかと邪推したくらい。

そんなわけで始める前まであまりいい印象はもっていなかったのですが、プレイし始めると少しづつプラス方向に動きました。
このゲームの発端は占い師(メインヒロインである白亜)から主人公が受け取った「5分間だけ時間停止できる時計(アトロポスウォッチ)」でヒロインに悪戯するというもの。これだけ聞くと何か筆柿ソフトあたりが得意とする催眠ものに近い味わいかと思うのですが、実を言うと決してそんなエロエロの展開にならない。
ヒロインの一角を務める瑠璃ルートはともかく、他のルート(特にノア・花音)に入ると主人公が白亜の煽りに耳を貸すこともなく時計の使用を半ば封印してしまったりと、アトロポスウォッチはストーリーにおいて無くても構わないような存在となってしまっています。逆に妹でヤンデレ風味を持つ桜良の方が時間を停めて主人公の裸を見たりと有効活用しているようでは本末転倒・・・と言いたいところですが、実のところぼくを含む大多数のファンはHulotteのゲームに萌えを阻害するような凌辱まがいなエロを求めていないだろうし、まあこれは予想の範疇。

そしてまず瑠璃ルートを一番最初に攻略したのですが、結果的にのルートがぼくの一番好みでした。まあこれは絵師である池上茜氏の貢献大ですが、その瑠璃のキャラデザを含め性格的にも一番メインヒロインらしい彼女が順当に本命だった・・・というのは当然といえば当然でHulotteでは毎回登場する真のメインヒロイン的立場である白亜を除いて、ストーリーの核心に関わってくるヒロインは瑠璃だけだからです。
といってもこの瑠璃ルートも序盤はヒロインを過剰に縛る母親の存在など、決してぼく好みの話ではなかったのですが、中盤以降この母親がやけに聞きわけがよくなるあたりがHulotteらしいといえばらしい展開。それでも勝ち気な努力家でありながら健気さも見せる瑠璃はぼくのお気に入りのヒロインとなりました。
それに続き花音⇒桜良⇒ノアとプレイしてきましたが、瑠璃ほどぼくの琴線は振るわず。これはアトロポスウォッチに対する関連性の薄さもあったかもしれませんが、瑠璃ルートで白亜の正体がおおよそ判明してしまうなどぼくが選んだ攻略順の悪さが影響してしまったかもしれません。

その白亜ですが、本来なら彼女が一番キモのルートのはずでした。ただ実を言うとこれまでぼくがプレイしてきたHulotteの真のメインヒロインでぼくが手放しで絶賛したルートは一度もなかったので、今回も多くは期待していませんでした。まあこれはぼくのヒロインの好みに関わることなどで他の人とは意見が異なっている可能性は強いのですが、この白亜の小悪魔風で腹に一物抱えているといったタイプのヒロインはぼくの苦手なタイプなのです。

そういった意味で白亜ルートはそんな好みではなかったのですが、これまでのHulotte作品と比べて設定の甘さについては少なくとも解消に近づいたような気がします。今回のアトロポスウォッチの設定は、神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。の縁カウンターのようなストーリー上でほぼ意味がない存在でなかったという点で進歩したように思います。ただヒロインの魅力についてはやや低下したかもしれません。これまでの作品ではストーリーはともかくメイン格のヒロインは粒揃いだったのですが、今回はやや魅力の点で劣るヒロインがいたという点で相殺。その原因がビジュアル面か、それとも声優の演技にあるのか、ストーリーにあるのか恐らくいろいろな要素が微妙に絡んでいるのでしょうが、今回もぼく的Hulotte作品No1だった妹ヤバを越えることがなかったというのが、このゲームの評価です。  

Posted by 7月の魚 at 18:03Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム