2021年02月17日

2月の発売予定表から

2月となりましたが、まだ暖かい日は長続きせず、時々風花が舞う予報がある現況。競馬(エロゲー)の方も前レース(月)より多少出走(発売)頭数(本数)は増えたものの、まだフルゲートに達せず全盛期と比べると寂しい。ただ近走好結果を出している厩舎(ブランド)の最新馬(作品)が登場するとあって、期待度は前レースと比べて高まっています。往年の名馬が四半世紀を越えて出走するのも話題となっていますが、果たして沈滞する競馬界を盛り上げる走りをしてくれるかが注目です。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


淫妖蟲 穢 ~凌蝕桃源退魔録~ (TinkerBell)
TinkerBell厩舎の看板母系(シリーズ)である淫妖蟲だが、ここ2戦は期待外れに終わっている。ヒロインはラシックス(声優)こそ変わったが、初代から同じキャラで続いているというのがこの母系の特徴で、その点に関してはファンは織り込み済みだろうが、最近は馬体重(容量)が寂しいのが凡走に終わっている主要因か。今回はヒロイン4人と前走より数が減っていて余計に不安を感じる。厩舎サイドでは、その分シーン数を多くしたと謳っているが、差分も数に含めるケースもあってあまりアテにならないのは競馬(エロゲー)界の常識。時に大駆けがあるだけに侮れないが、大きな期待となると厳しいか。
期待度 ★★☆

檻姫 ~極嬢の未来は俺のモノ~ (CLOCKUP)
最近立て続けに騎乗依頼が舞い込んでいるるび様がCLOCKUP厩舎の馬に跨る。いろいろな血統(設定)の馬に騎乗するるび様だが、結果を出しているの凌辱系で、この馬は合致している。ただトレーナーの玉城琴也は凌辱系を手がけたことがなく、ガチ凌辱を得意とするるび様とは親和性に欠く。俺様系主人公がどう他国のプリンセスを凌辱するか、その手練手管が興味深いが、これまでのトレーナーの実績を考えると期待薄。見送りでいいだろう。
期待度 ★★

〇極限痴漢特異点2 痴漢の証明 (アストロノーツ・シリウス)
アトリエかぐや時代の名馬最終痴漢電車3には及ばなかったが、好印象を残した極限痴漢特異点の後継(続編)。主人公たちの痴漢に対する熱い思いを見ると、何か痴漢が一種のスポーツのように見えてくるというバカさがこの母系(シリーズ)の特色で、バトルゲーでの成功の秘訣である主人公の格好良さが魅力の一つ。その分個別ヒロインの魅力が薄れるのが弱点といえるが、これまではそれをM&Mの力で補填して微妙なバランスを保っていた。今回もその点に関しては同等も、相変わらずM&Mの手腕に陰りがないのは頼もしい。痴漢を痴漢するという記者も何を言っているのか分からなくなってくるキャラの存在が、この馬のバカさをどこまで高めてくれるかが不安とともに楽しみ。少なくとも父と同等の成績は期待できそうだし、それよりも前進を見込む。
期待度 ★★★★

神聖昂燐ダクリュオン ~正しい天使の育てかた~ (CHAOS-R)
変身ヒロイン凌辱得意のassaultが昨年走った神聖昂燐アルカナルージュ ~白濁と触手に穢されし魔法少女たち~の全妹(続編 )を出走させる。姉がそれほど活躍したわけではないが、幼馬(ロリ)凌辱という点に関しては見どころがあった。今回もヒロインはすべて幼馬でその点に関しては血統(設定)を色濃く受け継いでいる。触手に孕ませなど凌辱に関してはガチだが、敵に関しての供述が少なく、ヒロイン視点で走りが展開されるのがどう出るか。このタイプはヒロインの絶望感がどう見せるかが好走のポイントも、姉はその点でやや不足気味に感じただけに、今回もそれが表れないか心配。
期待度 ★★☆

△聖奴隷学園2 (Liquid)
ネクストン系の凌辱専門厩舎Liquidの母系(シリーズ)の一角聖奴隷学園の最新馬。Liquidといえばかんたか・日陰影次といった名手が手綱を握ってきたが、今回は夏彦を起用。知名度は低いが、ネクストン系で着実にキャリアを積んできていて、それほどマイナスといった印象はない。女系一族が支配する学園を手中に納めようと、女衒(ぜげん)を派遣するという血統(設定)自体ツッコミどころ満載だが、この母系がそもそもバカゲー色が濃いため問題なし。それより抜き性能がどうかが課題で、ヒロインの魅力がやや欠けるように見えるのはどうか。これまでも連まで届かないといった成績に終わっているだけに、頑張っても連下までか。
期待度 ★★★

△閃鋼のクラリアス (戯画)
戯画の有力母系(シリーズ)であるバルド系の最新馬。注目されるのが騎手に鈴平ひろを起用したことで、これまでの菊池政治らも実績的には悪くないが、今回の鈴平ひろの実績は別格。しかもトレーナー(ライター)に実績充分の新島夕を起用したという点で、厩舎サイドの並々ならぬ意気込みが感じられる。後はこの血統の特長であるACT部分のデキだが、残念ながら追い切り(体験版)の動きは芳しくない。問題なのは速度が遅く感じられる点で、爽快感に乏しく見える。これだけ追い切りの動きが不安だと、いかに実績ある母系とはいえ、手控えざるを得ないか。
期待度 ★★★

△同級生 リメイク (FANZA GAMES)
今は亡きエルフ厩舎から出走し、いわゆる萌えゲーの始祖(手本)として競馬(エロゲー)界の歴史上重要な位置を占める同級生が、30年近くの時を経て出走。騎手が竹井正樹からすめらぎ琥珀に代わったのは、往年のファンには寂しいが、すめらぎ琥珀はエルフと縁の深いシルキーズで名馬の手綱を握っている上、もっと 姉、ちゃんとしようよっ!のような難しい乗り替わりも無難にこなすなど、手堅い仕事をする騎手。後は時代が立ちすぎているが故に、古さが鼻につきはしないかというだけ。30年前の馬がそのまま通用してしまうようでは、競馬界の進化が止まっているようで寂しいが、どの程度の力を見せてくれるか記者的にも興味深い。
期待度 ★★★

△Nightmare×vampire ~復讐のインフェルノ~ (Guilty Nightmare Project)
Guiltyのこの母系(シリーズ)もこれで3代目。前2頭はまずまずの成績で、この馬もそれなりの力は持っていそう。ヒロインは初代からの神堂姉妹に加えて、今回初登場の鬼月零が固める。不安なのは新ヒロインの騎手(原画家)が今回初めて加わるさいもんが担当することで、手腕は悪くないものの、これまでのティータ.Jやの歯と比べるとやや実績面で見劣りするのは否めない。3代目になって、闇に蠢く組織について徐々に全容が見えてくるなら面白いが、単にこれまでのようなヒロイン凌辱に終わるようだと、前走より前進は見込めない。抜き性能に関しては悪くなさそうだが・・・
期待度 ★★★

部下俺×女上司/貸し出しプレイ=??? 〜部下の俺に貸し出された人妻女上司、由佳菜〜 (アトリエさくら)
NTR系一本で走ってきたアトリエさくらだが、このところ低迷気味。特に看板トレーナー(ライター)であるおんぼろ月に安定感が無くなってきたのが悩みだ。今回は正統NTRといっていい血統(設定)だが、その分驚きは少なそう。おんぼろ月の貸し出し母系(シリーズ)はかなり走っている馬が多いが、今回主人公がヒロインを貸し出すわけでなく、寝取りに回っているのがどうでるか。そう考えるとこれまでの貸し出し母系とは違うタイプと見てよくアテにしづらい。騎手の長頼はおんぼろ月とのタッグで結果を出しているが、今回上位に食い込むのは難しそう。
期待度 ★★

◎冥契のルペルカリア (ウグイスカグラ)
前走でスポーツを舞台に新境地を出したウグイスカグラが、今回は演劇をテーマで挑む。厩舎開業以来上級馬を立て続けに送り出しているだけに、今回も上位に食い込んでくるのは当然。追い切り(体験版)を見る限りは、今後の展開に陰鬱な雰囲気を醸し出していて、出世馬の紙の上の魔法使いを思い出させる。騎手の桐葉の手腕がやや変質してきて、馬の雰囲気とやや合わなくなってきているのは気がかりも、能力を考えればここではまず負けられないくらいの気持ち。本命は当然だ。
期待度 ★★★★★

(本紙の見解)上位人気の一角を占めると見られていた閃鋼のクラリアスだが、追い切りの評判がすこぶる悪い。となれば厩舎の実績から考えて冥契のルペルカリアが断然。ここはどんな勝ち方をするかが焦点となってくる。相手も極限痴漢特異点2 痴漢の証明でいいだろう。痴漢という犯罪行為をバカに持っていく厩舎の方向性さえ間違わなければ、次位は安泰。取捨が難しいのが同級生リメイクだ。始祖の出走当時はその馬体(CG)の美麗さから名馬の誉れ高かった馬だが、果たして現代の競走で通用するかどうか。これまで堅実に走ってきたGuilty Nightmare Projectの母系(シリーズ)Nightmare×vampire ~復讐のインフェルノ~ は騎手の乗り替わりがどう影響するかがカギ。聖奴隷学園2 も同じ不安があり、人気馬の力を考えると平穏ムードだ。
  

Posted by 7月の魚 at 19:06Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想

2021年02月03日

ミステリーとしては買えないワケ

今回は、昨年発売されたゲームで非常に評価が高かった さくらの雲*スカアレットの恋 (きゃべつそふと)について語ろうかと思います。
といっても評価が高いだけあって、批評空間を見てもレビュー数が多く、今更ぼくごときが語っても仕方ないので、少し違う方向からこのゲームを見てみたいと思います。

このゲームはメーカー曰く「100年の時を超えるミステリィAVG」と紹介しているように、ミステリィを全面に出しています。このゲームが発売された同月には同じくミステリィを冠した鍵を隠したカゴのトリ -Bird in cage hiding the key-(Cabbit)があって、つい比較してしまうのですが、世間的な評価はさくらの雲*スカアレットの恋が上なようです。ただミステリィ部分だけを取り出したなら、前に紹介した鍵を隠したカゴのトリの方がぼくは好みなのです。
というのもさくらの雲*スカアレットの恋の中で一番ミステリィ色の強いメリッサルートがどうにも買えないからです。


(ここからネタバレ)


このルートでは、閉鎖された寝台列車の中で起きた殺人事件について描かれています。クリスティの名作ばりの設定には、探偵小説ファンにとって大いに引き込まれるものがあるかと思いますが、その中で起きた殺人事件だけでなく、行先不明な終着駅がどこかを推理するという謎についてもプレイヤーは頭をひねることになります。
そんな閉鎖された空間で起きる事件ということで、乗組員を含む列車の乗客以外に犯人はありえないわけですが、そんな仰々しい設定は別として、「オリエント急行殺人事件」のように、列車が雪に閉ざされて外部とほぼ連絡不能になっているわけでないのに、殺人事件が発生しても外部の捜査機関(警察)の介入がないのはあまりに不自然ですが、時代が現代でなく大正時代を模している(まして歴史改変がテーマというわけで、本当の大正時代かどうかすら分からない)というわけで、その点については目をつぶらなければいけないかもしれません。ただ時代設定に関わらずぼくがミステリィにおいて一番重要視している部分があまりにお粗末でげんなりしてしまいました。

このミステリー列車の企画者は、この列車を企画した(走らせた)目的を、未来を予知できる能力を持った人物を探すためとしています。企画者はこのゲームのほとんどの登場人物にミステリー列車への招待状を送ります。
ではなぜ企画者は未来視できる人物が招待状を送った人物の中にいると知ったのでしょうか?また犯人は未来視できる人物が自分より年齢が同じもしくは年下ということが分かっていたはずで、なぜ明らかにそれに該当しない年齢の中森氏に招待状を送ったのでしょうか?シナリオライターはこれらの疑問には答えていません。
また企画者の一人は主人公がたびたび発生する事件を先回りして阻止することから、主人公が過去に会ったその未来視できる人物ではないかとあたりを付けていたと言いますが、ではこんな仰々しい手法をとらなくても、もっといい方法があったと思うのは当然のことでしょう。
そんないいかげんな計画だったから、破綻して事件が起きたとライターは強弁するかもしれないのですが、いくらこの列車の企画者が富豪であったとしても、その未来視できる人物を捜す目的が金儲けのためとしたら、こんな計画に疑いもなく資金を提供するというのはやはり納得がいきません。

ただ正直このルートは大団円となる所長ルートへの繋ぎとして存在するもので、ある人物の異能力をプレイヤーに提示するに過ぎないルートであり、ゲーム終盤の面白さを考えれば大きな瑕ではないと弁護することもできます。それでも実はこのルートに入るまでの透子ルートや蓮ルートの冗長さにぼくは正直飽き飽きしていたのですね。その上、このメリッサルートを見せられたものですから、正直投げ出したくなったのは事実です。まあ所長ルートにおいて一応これまで散りばめた伏線を回収しているのは、さすがともいえますし凡作でない魅力を備えているともいえますが、ミステリーとしては買えないというのがぼくの見解です。  

Posted by 7月の魚 at 20:33Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム