2021年04月17日

4月の発売予定表から

前レース(先月)と比べると大物馬の存在が見られないのは寂しく、連休を遊び倒せる長距離血統(RPG・SLG)も不在というのは現在の中央競馬(エロゲー)界の現況を示している。対岸となるがウマ娘の人気にあやかりたいものですが、愚痴を言ってもしかたないので、何とか馬券だけは最善の選択を取りたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


◎海と雪のシアンブルー (CUBE)
前走神様のような君へでデビュー戦以来の好走を見せたCUBEが1年ぶりに出走させる馬は、冬を迎え卒業を目前にする主人公とその近くにいるヒロインという血統。定番の学園萌え系といえるが、前走のカントクから騎手が変更されたためか、そこまで萌え寄りというほどでない。気になるのはトレーナーも変わったことで、これまで姉妹厩舎の人気声優のつくりかた以外パッとしない戦績の双葉亮一というのはマイナス。ただ追い切り(体験版)の動きは悪くない。ヒロインの魅力が充分感じさせ軽快な動き。問題は雰囲気の良さはプラスも、走りが一本調子で盛り上がりのないままゴール板を通過してしまわないかということ。それでもラシックス(声優)の魅力もあり、このメンバーなら潜在能力は上位。主役を務める資格は充分。
期待度 ★★★☆

幼馴染のいる暮らし (あざらしそふと)
萌え系厩舎(ブランド)で古くから安馬(低価格)にも力を入れているあざらしそふと。アマカノアイカギといった人気母系(シリーズ)を抱える厩舎で、新たな看板母系として期待されたが凡走に終わったメイドさんのいる暮らしの妹(続編)といった性格を持つ馬だが、ヒロインが幼馴染ととっつきやすくなったのはプラスに作用するか。そしてアマカノ以来厩舎の看板トレーナーと目される龍岳来に変更されたのも大きい。ただ人気騎手を多く起用する中、yaman**はやや実績的に物足りない。前走不発の要因の一つもその点にあるとすれば、多少の前進は見込めても大きな変わり身となると厳しいか。
期待度 ★★☆

△お兄ちゃんチョー好き99時間エッチしよ! (コンフィチュールソフト)
双子姉妹ヒロインが主人公の兄とイチャラブする抜き系は過去例が多いが、幼馬(ロリ)ヒロインが多い中、巨乳妹ヒロインというのは珍しい。トレーナーはGalette等で妹ヒロイン抜き系を多く担当してきた東人で、こうした血統(設定)はお手の物。騎手の秋野すばるはtone work'sでの印象が強く、あまり抜き系が得意とは思えないが、取材する限りはそんな不安は微塵も感じさせない。といっても主人公と妹ヒロインがただHするだけで走り(シナリオ)については大きく期待できないのは事実。それでも多くのファンにとってそれは織り込み済みといっていい。厩舎の実績があまりに心もとなくて軽視されているが大穴を出す可能性は一考。
期待度 ★★★

ギャルカノ! ~わがままボディな奔放彼女~ (アトリエさくら)
これまでベテラン騎手のかん奈とのコンビでまずまず結果を出してきたづか師だが、コンビ解消して2戦目の今回は薦田ロボをパートナーに選んだ。巾広い脚質の馬の手綱を握ってきた薦田ロボだが、得意は抜き系といってよく今回初めて起用されるアトリエさくらでも力を発揮できよう。ただNTRで売り出してきたアトリエさくらの馬にしては、取材する限りNTRの影が見られないのは不思議。仮に今後NTR展開があったとしても、奔放な彼女というヒロインの属性を考えるとNTRが決め手になるとは思えない。今回は強気には押しづらい。
期待度 ★★

△コイ×ミツ ~八重練紗祈と赤い糸の王子様~ (とるてそふと)
あぶのーまるらば~ず以降、音沙汰のなかったとるてそふとが久々に出走(リリース)。甘い蜜のようなという厩舎のコメントどおりなら、イチャラブ一本の萌え系で間違いないだろうが、トレーナーの丸谷秀人は綿密な血統配合(設定)を得意としていて、安馬(低価格)の萌え系というのはやや合わない気がしてならない。この馬に続いて全妹(続編)が2頭出走予定とあって、それを含めてなら問題ないと見るべきかもしれないが。その中でプラス材料は騎手の手腕。缶詰少女ノ終末世界以来久々に跨るイチリが大きく成長を見せているのは楽しみ。ただネクストン系厩舎が最近振るわないのを考えると押さえまでか。
期待度 ★★★

搾精病棟 ~性格最悪のナースしかいない病院で射精管理生活~ (だーくワン!)
ネクストン系列の凌辱系新規開業厩舎だーくワン!が、前R(先月)に続いて連闘で出走。同系列のLiquidで凌辱得意の日陰影次に、巾広い脚質に跨る神剣桜花のコンビは魅力的。血統(設定)は地方(同人)で活躍する搾精研究所の配合をもとに、抜き系で実績ある須々木鮎尾がトレーナーを務めるが、姉妹厩舎で思ったほど走れなかった琥珀色のハンターを思わせて不安がよぎる。白衣の天使というイメージの強いナースが、主人公を蹂躙するといった配合は、マゾ属性にとってはたまらないが、果たして癒しの全くないこうした馬が活躍するといったイメージが湧かない。好走の可能性はあるが、一走様子見したいというのが記者の見解。
期待度 ★★☆

天翼のアスクレイン (Triangle)
変身ヒロイン凌辱系では最古参となるTriangleの最新馬は久しぶりにこの厩舎を率いる反事象桂林がトレーナーを務める完全新馬。ここから新たな母系(シリーズ)に発展するかどうかはこの馬の成績に掛かっている。反事象桂林らしい敵を含めた細かな配合が魅力だが、このマニアックさがあまり成績に繋がってこないのは寂しい。今回厩舎開業以来の所属騎手斎藤なつきにJAMBREADと最近重用してきた豪華ゲスト騎手の参戦がなく、軽く見られているのは不本意だが、内容は悪くないもの成績が上がってこない現状をを考えると仕方ない部分はある。ヒロインの魅力もさほど高いとは思えない・・・というよりそういった部分をウリにしている馬でないだけに、独自路線でどこまでといった現況か。
期待度 ★★

とっても明るい! お嬢様の満喫☆夢のどすけべ生活 (evoLL)
これまで望月望や猫柳まんぼといった旧メイビーのスタッフを起用してきたevoLLだが、今回はトレーナーに箒星を起用。メイドさんと大きな剣ら大物バカ系血統を手掛けてきた師だけに、10年ぶりの復活は大きなニュースだ。ただ師がこれまで手掛けてきた馬と比べると、バカの方向性が違うのが気がかり。なぜか凌辱されることを期待するお嬢さまたちとのH生活という血統(設定)は、確かにバカには違いないが箒星のイメージからは離れている。もしかして箒星はおよそ名義貸しで、大部分は前走のHではじめた絶品バーガーを手掛けた篠尾カズノリが担当しているのでjはないかと疑いたくなる。騎手もデビュー戦の一葉モカや望月望と比べて新人の雑音文庫では見劣りは否めない。厩舎の実績を考えると見送りが妥当だろう。
期待度 ★★

ぼくおね ~End of Summer Days After~ (boot UP!)
ここ数走パッとしないboot UP!厩舎。厩舎開業(デビュー)以来、騎手(原画家)東雲一彦・トレーナー(ライター)長野ヒロユキというコンビは変わらず、これだけスタッフの入れ替わりがないというのは珍しい。それだけに安定感はあるが、血統の袋小路(マンネリ)に陥っているという印象は否めず、成績はともかく賞金(データ)数も低迷している現況。今回はヒロインが1人だが、学生時代と人妻時代と分かれていて、成長前と後と両方の姿が楽しめるという趣向。厩舎の低迷を脱しようとする意気込みは買える。ただこうしたタイプはヒロインの魅力が即成績に直結するところがあり、その点についてはそこまで押し出す魅力が感じられずやや不安。今回も厳しいか。
期待度 ★★

〇もっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界超エロサキュバス学園! (みるくふぁくとりー)
SQUEEZの看板母系(シリーズ)が移籍しての3戦目。前走母系を通して最高の走りを見せて、厩舎移籍が成功した形となった。今回は初めて主人公が異世界に転移するいわゆるなろう血統(系)となるが、これまでも異世界みたいなものだっただけに影響は少ない。サキュバス学園の生徒(ヒロイン)たちのエロ偏差値を上げるべくエッチに励むという相変わらずツッコミどころ満載で、走り(シナリオ)の内容についてはお察しだが、ファンにとってはそれよりもエロ性能がどうかの方が問題。爆乳ばかりのヒロインばかりというストライクゾーンの狭さも、この母系ファンにとっては関係なし。目先を変えた作戦が当たるようなら過去最高の走りも可能か。
期待度 ★★★☆

▲ゆびさきコネクション (HOOKSOFT)
萌え系血統への適正でやや不安視された綾瀬はづきだがどっちのiが好きですか?でそれを払拭。近走安定感を付けつつあるHOOKだけに引き続き期待したいところ。そんな今回はこの厩舎には珍しく社会人の主人公がSNSでヒロインと親密になっていくといった血統で、ヒロインの年齢もやや高め。こうした血統は社会人としてリアリティさを出せるかどうかがカギだが、Making*Loversに関わった宅元うとが絡んでいるなら不安は杞憂に終わるか。追い切り(体験版)を見る限り、ヒロインの魅力は上々。勝ち切るだけの力があるかどうかは疑問でも、堅実なだけに上位には食い込んできそう。
期待度 ★★★☆

霊神楽 〜奮闘記〜 弐 (でぼの巣製作所)
この厩舎が最近力を入れている神楽母系(シリーズ)で、霊神楽 ~奮闘記~の全妹(続編)。霊神楽 自体それほど走った馬でなく、姉も賞金(データ)不足など期待できる要素は少ない。長く続いているだけに袋小路(マンネリ)に陥っている嫌いはあるが、厩舎サイドもその点は承知で新たなファン層の獲得についてはそれほど求めてない様子。最近厩舎の看板となりつつあるシャア専用◎がトレーナーとあって、凌辱要素についてはお手の物。今回バッドエンドを充実させたというのもトレーナーを考えれば納得。といっても変わり身要素はそれくらいだし、上位に食い込むには、物足りない。
期待度 ★★☆

(本紙の見解)GW前にしては抜けた存在がなく混戦ムードだが、追い切りの動きが良かった海と雪のシアンブルーを本命に推す。対抗するのは抜き系最大級の乳を売り物とするもっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界超エロサキュバス学園! 。走りの内容はこれまでと変わりないが、バカに突き抜けた配合とヒロイン数の多さで逆転まで見込む。ゲートイン(マスターアップ)が遅れて心配させたゆびさきコネクションも、能力的には差がない。最近の好調さを考えればまとめて負かしてもおかしくない。他となるとややピンとくる馬は少ないが、お兄ちゃんチョー好き99時間エッチしよ! が大穴候補として挙げておきたい。  

Posted by 7月の魚 at 03:20Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想

2021年04月04日

スポ根として見るべきなのか・・・

3月の第4金曜日。久々に発売日当日に予約していたエロゲーを取りに行きました。いつもは発売日から時間が経って取りにいくことが多く、ショップ内は閑散としていることがほとんどなのですが、発売日当日となるとさすがに賑わっていました。まあ往年の新幹線のガード下にあったソフマップの行列を知る者からすれば、寂しいものですが。

そんなわけで今年合わせて3本購入したわけですが、プレイを始めたのはなぜか発売から2年以上経つ空に刻んだパラレログラム(ウグイスカグラ)。まあ最新作の冥契のルペルカリアを始めるなら、同傾向でいまだに積んである水葬銀貨のイストリアの方が先にプレイすべきでしょうし、何よりMUSICUS!に続いて鬱傾向の強いゲームをプレイする気になれなかったということもあります。

そんな空に刻んだパラレログラムですが、始めてしばらくしてバグに閉口することになりました。
そのバグとはデータをセーブした直後、その画面でそのまま終了ボタンを押すと、画面がフリーズして動かなくなるというもの。こうなると、ゲーム画面を落とすかパソコンを再起動するしかないのですが、恐れていたとおり直前セーブしたデータはどこにも存在していない状態(泣)。
もちろんパッチは適用していますし、ぼく以外にそんな症状は起きていないようですから、ぼくのパソコン環境限定での不具合なのでしょう。それに対処方法としてセーブ画面で終了させず、一旦タイトルに戻ってから終了させれば、セーブデータは生きることが分かったので良かったのですが、それでも数回それを忘れてセーブ画面で終了してしまったことはありました。まあぼくはこまめにセーブするたちなので、それほどロスはありませんでしたが。

(ここからネタバレ)


さてこのゲーム批評空間のデータを見る限り、それほど悪くない中央値(80点)なのですが、不思議に100点を付けた人が少なく、コメントも意外にネガティブなものが多い。まあ設定を見ると蒼の彼方のフォーリズムに似ていて、比較されることも仕方ないとはいえますが、ただ設定こそ似ているものの、明らかにキャラ萌えゲーよりの蒼の彼方のフォーリズムと空に刻んだパラレログラムを正面から比較するのは酷と思うのです。
この空に刻んだパラレログラムは序盤をプレイする限り、スポ根ものといえます。悪役ともいえるライバルキャラの存在や苛酷な基礎練習などを見れば、スポ根でも古典的な手法をわざと取り入れているともいえます。最近のスポーツものといえば爽やかな作風なものが多いのに対し、なぜ昭和40年代と見まがうような手法を取ったのかと思うのですが、メインライターのルクル氏というと爽やかとは離れた鬱ゲーを得意とするライターですし、わざとプレイヤーを陰鬱な気分にするように理不尽ともいえる困難さをヒロインに押し付けたのかもしれません。

ただこのゲームでぼくが不満に思うのは、テレプシコーラというスポーツがそれほど面白いものとぼくには感じられなかったということです。これはテニスや卓球・ビーチバレーと違い、サッカーやラクビーのような敵のゴールを攻めるタイプの球技でありながら3対3という少人数で行われるということで、はっきり戦略面で採る選択肢が少ないといえることです。参加人数が多ければ能力で劣ってもチームプレーで対抗するという手段が採れるのに対し、人数が少なければ個人技がある方がより有利になるのは当然です。恐らくライターはバスケの3To3が頭の中にあったのかもしれませんが、これはプレイする分には面白いかもしれませんが、観客からすれば勝敗が容易に想像できて決して面白いものではない。まあ1~2回見る分にはいいかもしれませんが、3To3自体観客を入れて行うプロスポーツとして存在していないことを見ても、テレプシコーラが人気のあるスポーツとしてプロスポーツとして成立しているとは到底思えないのです。
そしてぼくが何より疑問に思うのは、これだけ接触プレイが頻繁に起こるスポーツでありながら、フィールド内含め審判が見当たらないこと。この審判がいないということを考えると、もしかしたらライターのルクル氏はこのテレプシコーラのルールを細かく設定していなかったのかもしれません。そのためかぼくにはやや試合自体が薄っぺらく感じてしまったのでしょう。

ただそういった欠点を含めてもこのゲームが全く面白くなかったとはいえません。何より豊富な脇役に存在が無意味な死んだキャラがいなかったこと。ヒロインが所属するチーム以外の他のチームも魅力あるキャラが多いのは、豊富な回想シーンによるキャラの描写によるものあるといえるでしょう。ただその豊富な回想シーンも多くはテレスプコーラの試合中に描写されることが多くて、試合の流れを中断してしまっているのですね。これが、テレスプコーラ観戦の面白さを阻害してしまっているとすれば皮肉というしかないのですが、それもライターのルクル氏の狙いだったとすればうなずきたく部分もあります。
元々テレスプコーラというスポーツ自体、少年少女が空中で舞うように戦いゴールを決めるという漠然とした設定がされているだけで、ルクル氏とすれば観戦の面白さよりもスポーツを行う少年少女の内面を描くほうが重要視していたのでしょう。
そういった意味では、このゲームは野球ものにおける一連の水島新司のような作品のような野球というスポーツの面白さを土台とした上にストーリーが構築されるタイプではなく、競技部分に関してはあくまでギミックの一つで、それよりキャラ間の葛藤や内面部分を強く押し出しているといえます。そういう意味ではキャラが持っている特性(必殺技)の存在を含めて、古典的なスポ根ものに近いというよりそのもののように見えます。よってこのゲームが面白い面白くないといった点はさておき、スポ根漫画やアニメが最近見当たらないように、このゲームも受け入れられにくい・・・つまり一般(批評空間)のコメントが芳しくない理由が分かる気がするのです。

そんなスポ根風味の強いゲームというわけで、前に述べた通りキャラ設定の深さが強みであり、蒼の彼方のフォーリズム以上のキャラゲーと言えないこともないですが、その方向がヒロイン萌えに向いていないというのも特徴で、脇役キャラの強いきらめきに目を奪われたためか、攻略ヒロインの魅力がやや薄く感じてしまうのは仕方ないところ。
メインヒロインの柚は典型的なスポ根ドラマの主人公的性格で、内面の弱さを感じさせない点に関しては強みといえますが、か弱さといった部分で劣りヒロイン萌えとしてはやや弱く出てしまっています。里亜はツンデレ系幼馴染としてはテンプレすぎて、魅力をあまり感じなかった。玻璃はヤンデレ風味の強い妹キャラという点でぼくの食指が動きにくいヒロイン。というわけでぼくが推すヒロインはほたるでした。
過去主人公と同じチームで活躍を見せていながら、主人公がケガで競技を断念してからは長いスランプに苦しんでいるほたる。「スランプも3年続けば実力」という将棋の羽生九段の名言がありますが、高等部に入って輝きを見せられずにいるほたるは、その名言従うかのように、テレスプコーラの一線から身を引こうとします。
そんなほたるを主人公は柚たちのチームのコーチとして迎えます。そしてトーナメントを勝ち進む過程で身を削って消耗してしまった里亜の代打として活躍する。そんな大逆転はよくある展開といえないこともないですが、ほたるの心情は一番ぼくに伝わってきました。特にほたるが主人公と自らを例えた「比翼の鳥という台詞は、最近感動に乏しくなったぼくでもついうるっときた気がして、彼女の存在がなければぼくのこの作品の評価は一段と低いものになったでしょう。

(総括)
ルクル氏がウグイスカグラで上市したこれまでの2作品からガラリとイメージを変えた作品だけに、賛否相違うのは仕方ない所。そして批判の声の方が強く感じるのは、スポ根というカテゴリーが今の時代にそぐわないのが原因なのではと思います。といっても全体的に見れば決して悪くないというより良作に近い作品であるのに間違いなさそう。テレプシコーラという競技をこのゲームの主題として見てしまうとこのゲームの本質を見誤ってしまいそうで、あくまでストーリーを支える材料の一つであり、それよりルクル氏はキャラ間の心情のぶつかりあいを描きたかったのではないかと思うのでセね。そう考えると別にルクル氏はスポ根作品を作りたかったわけではなくて、単に出来上がったものが結果的にスポ根作品に酷似してしまっただけなのかもしれません。  

Posted by 7月の魚 at 15:34Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム