2022年01月16日

1月の発売予定表から

年明け初戦は例年頭数が揃わないことが多いのですが、今年も相変わらずの少頭数。それでも期待の新馬が登場し、嫌でも期待が高まるというもの。その本命馬が期待通りの走りを見せてくれるのか、その他の数少ない出走馬から思わぬ穴馬が現れるのか。注目したいです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


△学園淫奇譚 〜かおり憑きの少女〜 (スタジオ奪)
久々となるスタジオ奪の出走馬は、悪霊に憑かれ淫乱になってしまったヒロインを救おうと奔走する恋人、そしてなぜ悪霊が生まれる原因となった事件という2本仕立てという凌辱ミステリー。トレーナー(ライター)の由又かつおが今回初めて手掛けた馬とあって正直未知数ではあるが、こうしたタイプの馬は最近あまり見かけなく新鮮。悪霊をただの悪役としない仕上げは面白い。過去サイミンアプリ -悪夢の寝取られゲーム-で大穴を出した厩舎だけに不気味さはあり、全く注目されていないが大駆けが見られるかもしれない。
期待度 ★★★

神楽黎明記 ~舞歌の章~ 参 (でぼの巣製作所)
山本和枝率いるでぼの巣製作所で長く続いている母系(シリーズ)である神楽黎明記。その中で人気の高い舞歌をヒロインとした3代目。厩舎ファン以外の浸透力はほぼないといってよく、本賞金(データ数)は低迷しているものの、その数少ないファンをガッチリと掴む戦略は最近の厩舎成績を見る限り当たっているといっていい。トレーナーの御導はるかもでぼの巣ではお馴染みとなりつつあり安定感はある。これまでの成績から堅実な走りを見せてくれるだろうが、本賞金が足りず圏外となってしまうのは確実。かつての騎手の人気を知る記者から見ると寂しいが、これも時代の流れか。
期待度 ★★☆

サキュありアパート (CLOCKUP)
CLOCKUPノバカ系馬は過去こっすこす! あなた好みのコスプレHしてあげるなどが走った例はあるが、ここ最近は鳴かず飛ばず。やはりトレーナーのはやさかうたねはともかく、騎手のはましま薫夫が手綱を握らなくなった影響は大きい。今回鞍上起用の八樹ひよりは抜きの面は悪くないが、ヒロインの魅力・可愛さに欠ける。少なくとも同厩舎の健全!変態公僕のツトメの手綱を握ったブッチャーUと比べても格落ちは否めない。アパートに引っ越してきたら住人がサキュバスたちだったというツッコミどころ満載の設定(決定)だが、いい意味での頭の悪さがどこまで発揮できるかどうかだが、正直厳しく感じる。
期待度 ★★

進軍ゴブリン軍団 〜人類総苗床化作戦〜 (CHAOS-R feat. Freak Strike)
異種姦系でヒロインが魔物に犯される血統は時に見られる。ニッチな血統で、騎手も無名騎手が跨るケースが多いが、この馬は萌え・凌辱と経験豊富でファンも多いベテラン金目鯛ぴんくが手綱を握るのが一番の魅力。問題は主人公のキャラが立ちすぎているような気がして、ヒロインの魅力がかすんで見えるのが悩みの種。せっかく金目鯛ぴんくを起用しているのだから、バカ方向でなくもう少しヒロインのキャラを立たせたかった気がする。前走でも注目されないまま、凡走に終わっただけに大きな期待は掛けられないと見る。
期待度 ★★☆

7th Divine 〜白銀の聖女と漆黒の魔王〜 (CHAOS-R)
事実上2頭出しとなるCHAOS-R。こちらも騎手はベテランで幼馬(ロリ)に実績あるあかつきまおに、熊虎たつみのコンビ。ただ同じ顔合わせの流星ペンデュラムハートは凡走に終わっている。その時のトレーナー玉沢円に加えて変身ヒロイン凌辱に定評あるassaultら複数のトレーナーを起用。力を失った魔王の末裔がヒロインを凌辱していくことによって、力を取り戻していくというよくある血統(設定)で新鮮味は薄い。前走の神聖昂燐ダクリュオン ~正しい天使の育てかた~で上位に導いたassaultの力に期待したいところだが、前走は幼馬ガチ凌辱という点が好走の要因で、今回はそこまでの材料に乏しい。入着が一杯か。
期待度 ★★☆

友だちから恋びとへ (あざらしそふと)
アマカノ母系(シリーズ)以外、今一つ冴えないあざらしそふとの最新馬。今回Wonder Foolでタッグを組んだ騎手ぼに~&トレーナー保桜が、厩舎を変えての挑戦。ぼに~の騎乗は魅力あり、あざらしそふとの看板を汚すような手腕ではなく、友人関係から恋人へと昇華するといった血統(設定)は古くからあるものの、ゲームメーカーを舞台にするというのは珍しい。ただWonder Fool厩舎と云えば血統の良さを引き出せないことで定評があり、純情化憐フリークス!も同様。なぜゲームメーカーを舞台にしたのか明確に語られないようだと厳しい結果が待っている。萌えは上位評価もそれだけでは信頼性に欠ける。
期待度 ★★☆

◎ヘンタイ・プリズン (Qruppo)
デビュー戦のぬきたしのスマッシュヒットで、一躍注目を浴びたQruppoから、新しい母系(シリーズ)が出走する。デビュー戦は一見バカ抜き系と思わせながら、シリアスなテーマを盛り込むなど、その意外性がファンの心を掴んだ。それだけに期待が膨らむ今回は露出狂を含む変態たちが入獄する牢の中で起きる事件を描く。厩舎公表で脱獄ADVと名乗るだけに、目的が主人公たち囚人の大脱走する方法が見どころとなりそうだが、牢番たちも一癖ある人物が揃っていて単純な脱獄系に収まらない気がしてならない。それだけにこの馬がどのような脚質を持つのか掴み切れないが、逆に言えば底知れない魅力があるともいえる。いずれにしてもどのような走りを見せてくれるかが楽しみで、本命視は当然だ。
期待度 ★★★★☆

△放課後シンデレラ ミニファンディスク ~あなたと帰る最後の下校道~ (HOOKSOFT)
最近堅実に走る馬を輩出しているHOOKで、放課後シンデレラも厩舎の現在の看板騎手であるRINKSの代表馬となった。ただSMEEやアサプロを含めて直仔(FD)のミニファンディスクはことごとく走っていない。父(本編)が走ってから1年半と間隔が開いたのも気になるが、それよりいくらミニと謳っていても、内容的に割高に映るのが走らない原因か。今回はヒロインを2組に分けず、全員のアフターを収録したというのはプラス。といってもSMEEのugar*Style 恋人以上夫婦未満アフターストーリー!!が凡走したようにアテにはならないが、父の成績を考えると上位に食い込んでくる可能性はありそう。
期待度 ★★★

〇VenusBlood Savior (DualTail)
出走馬が堅実な走りを見せるDualTailの最新馬。昨年末に父(本編)のリメイクが走って知名度も上昇。この厩舎のウイークポイントである本賞金(データ数)不足を解消させる手立てを取った。最近不振気味のSLGで唯一上級馬を送り出す厩舎だけにj期待したい。騎手は古参の丹下ゲンタに新たに加わり新風を送った椎咲雛樹・いっせーといった面々が入り好結果を出しているのは心強い。血統(設定)についてはお馴染みのもので安定感はあるが、新味といった部分では今一つ。それでも安定感を武器に本命馬とも差のない競馬は出来るはず。
期待度 ★★★★

(本紙の見解)ここ最近の新規開業厩舎で一番成功したQruppo待望の新馬ヘンタイ・プリズンが登場。追い切り(体験版)では賛否分かれるも、期待の表れと好意的に見る。本命馬に迫るのがVenusBlood Savior。クズ馬の少ないDualTailの期待馬で、この母系(シリーズ)の高馬(フルプライス)はこのところほぼ上級馬になっていて、この馬も当然期待は高い。心配なのは本賞金不足だけか。この2頭のほぼ一騎打ちの様相だが、他にヒモで狙える馬となると一長一短。実績では放課後シンデレラ ミニファンディスク ~あなたと帰る最後の下校道~だが、この厩舎の直仔(FD)は信頼がおけず割引が必要。大穴なら血統(設定)が面白い学園淫奇譚 〜かおり憑きの少女〜か。  

Posted by 7月の魚 at 08:21Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想

2022年01月09日

リツミサンの新作を読んでみた。

今年も元日に初詣に行ってきました。
昨年はコロナ禍の影響で少なかった人も今年は多くの人で賑わっていました。昨年は出店のなかった熱田神宮の屋台も今年は通常通り。今年初めて訪れた川原神社もすごい列でなかなか本殿までたどり着けず、当初乗る予定だったバスを乗り逃がす羽目に。
若宮八幡社も訪れた時間が違ったこともあるのですが、昨年は閑散としていたのに、今年は神札を買うのも一苦労。
そんなわけで3が日で大小合わせて15社にお参りしてきたのですが、その甲斐あってか初詣に行って以降の天鳳の成績は好調。この初詣で動いた人流のためか、再びコロナ再流行の兆しが見えるのは複雑ですが、何とか早く収まって欲しいものです。

さてその道中で、昨年発売されたリツミサンの新刊勝つためのメンゼンドリルを読み返していました。この本を買うため発売日に行きつけの本屋に行ったのですが入荷してなく,別の日に名古屋駅の三省堂書店まで行って手に入れました。ただ同時に購入しようと思っていた園田賢プロの新刊は売り切れていたのか売ってなく残念でした。

そのメンゼンドリルですが、最初この本の発売を聞いたとき、あまりピンと来なかったのは事実。というのもリツミサンの前著超メンゼン主義麻雀で、どちらかというと次の一手についてあまりはっきりした結論を出さないようにしていたのです。リツミサンは「こうした打ち方もある。」といった表現をしていたかと思うのですが、こうしたところに著者の心情が表れていて非常に好感が持てた記憶があります。現代は自分の主義を押し付けて他者の思想は認めないといった風潮が見られるのですが、そういった世間の流れに背を向けているように見えたリツミサンが、あえて正解が一つと求められる次の一手問題集を上梓するということに違和感を持ったのです。
(いやもしかしたら、正解数が複数ある問題集なのかもしれない)
と思ったりもしたのですが、実際読んでみると普通に次の一手本で良かった半面残念という複雑な気分になりました。

さてぼくは実のところほとんど麻雀の次の一手問題集は購入したことがありません。というのも以前語ったことがあったかもしれませんが、ぼくが麻雀本に求めるものは①文章としての面白さ②読んで強くなった気分にさせられるかの2点で、次の一手集は大抵問題と解答そして簡単な解説ばかり載っていて、面白みに欠けるものが多いから。そして問題を多量に見せられても、その時は「ふーむ。」と思うのですが、まず頭に残らない。何度も読み返せばいいのですが、文章に面白みがないと何度も読み返す気にならない・・・というわけで戦術本は買っても、次の一手集は購入しないのです。

そして昔から読んでいた某スポーツ誌の麻雀問題で、明らかな誤解答を何度も見ていて、次の一手本に対し猜疑心を持っていたことも理由の一つにあります。

ただリツミサンが出した問題集となると話は別で、前著はぼくがこれまで読んだ麻雀本の中でベスト3に入ると思っているくらいで、その信頼感から購入しないという選択はありませんでした。これはお知らせ氏が昨年上梓した3人麻雀本と同様で、お知らせ氏に対する信頼度から、例えプレイしない3人麻雀に対する戦術書でも「何か得るところはあるだろう。」と思って購入したのと同じ理由でした。
そんなリツミサンの問題集ですが、正直問題としてはあやすいものが多い。
いやこれはぼくだけの事情があるかもしれません。というのもぼくは天鳳鳳凰卓の観戦をするのですが、ぼくがもっぱら観戦するのは、リツミサンやすずめクレージーさんといったいわゆる門前強者といわれる雀士なのですね。というわけでリツミサンの打ち筋は結構理解している(つもり)なのです。
それにこの本の冒頭で「自分が迷った局面を羅列したところで、Twitterの何切るを羅列したものと何ら変わらない。ほんとは何かを体系的に学ぶべき媒体だ。」と語られているように、この本ではトリッキーで人によって見解が分かれるような問題は少ない(と思う)。特に初めの方の問題はメンゼン派を自称するなら100%正解して当然というくらい基本の問題が並んでいる。
ただ問題で正解しても実戦で同じ打牌が選べなければ何の意味がない。そしてこの本はそのメンゼン派の打牌が見につくような工夫がされているのです。この本を何度も読み返して、ぼくも問題だけでなく実戦でもリツミサンと同じ打牌ができるようにしたい。

そしてこの本でぼくが一番ためになったのが守備に対する問題。ぼくはメンゼン主体でありながら、放銃率の高さに悩まされているのはこの守備がなっていないからで、相手がリーチを掛けてくればオリるための打牌は選べても、鳴きが入っている人への警戒がおろそかになりがちなのですね。これは覚えたての頃、赤なしの麻雀ばかり打っていたからで、つい鳴きが入っているとつい舐めてしまい押しすぎてしまうのですね。
最近は矯正してきて改善しつつあるのですが、この本のおかげでその重要性が再認識されました。
問題集ということで、前作ほどリツミサンの味のある語り口が楽しめなかったのは事実ですが、麻雀に対する視野を広げるために、ぜひおすすめしたい本です。  

Posted by 7月の魚 at 07:26Comments(0)TrackBack(0)麻雀

2022年01月03日

新世代になっても相性の悪さは変わらず

明けましておめでとうございます。
今年もあまりブログの更新はできないかもしれませんが、よろしくお願いします。

今年最初の更新は、昨年秋口から始めながらもなかなかクリアすることができなかったハッピーライヴ ショウアップ!(FAVORITE)です。実はこのゲーム、当初は候補に挙がっていなかったのですが、体験版のオープニングがよかったことと、OPソングが気に入ってしまい、OPソングのCDが手に入るならと購入したのです。
ただ問題点はこれまでFAVORITEのゲームは周りの高評価にも関わらず、大抵ぼくには合わなかったこと。ただそれもFAVORITEのネクストジェネレーションということで、こうした悪い印象も払拭できるのではと思ったのです。

そんなこのゲームですが、クリアまでの時間が掛かったことを見て分かるように、ぼくの嗜好には合わないゲームでした。というか、ここまで酷いダメ主人公ゲームをプレイしたのは久方ぶりだったような気がします。

よくよく考えれば、主人公が子供の頃、魔法使いとして挫折した過去を持つという時点で怪しいと気が付かなければいけなかったのですね。主人公がこうしたトラウマを抱えているゲームは、大抵ダメ主人公ゲームとなってしまいがちなのですが、もちろん主人公がダメ=ゲームがダメというわけではありません。ただこのハッピーライヴ ショウアップ!(FAVORITE)はダメ主人公にありがちな、典型的なゲームとなってしまっていました。

(ここから多少ネタバレ)

ダメ主人公を主役にして一番の問題になるのは、ヒロインが抱える問題について、主人公が効果的な解決方法を見出せないことにあるのです。一概にヒロインと傷の舐めあいをしたり、現実逃避したりして、それを見かねた周囲がフォローしてくれるというのが典型的なパターン。こうした展開が好きな人もいるとは思いますが、ぼくはもうこうしたゲームは飽き飽きしているのです。
その点このゲームのメインヒロインをソフィアにしたのは失敗でした。ソフィアは自分に魔法の才能があることが分かるまでは、半ば引きこもりに陥っていたどちらかというと心の弱いヒロイン。他のルートではそんなことを感じさせない健気な姿を見せてくれるのですが、いざ自分のルートに入ったら典型的なパターンに陥っていました。自分のルートより他のヒロインのルートの方が可愛く見えるというのはよくあるのですが、このソフィアも残念ながら同じでヒロインのルートとしては落第でした。
そしてそれと同パターンなのがクラリス。こうした素直になれないタイプ(ツンデレ)はヘタレ主人公との相性は最悪であり、一番最初にこのルートを始めたのがそもそもの失敗でした。逆に子ヘタレ主人公と相性のいい天然・・・そしてヘタレ主人公を引っ張るようにポジティブお嬢さまにカーチャがまともに見えたのは当然。そして唯一主人公がヒロインを引っ張るような行動を見せたペチカルートがぼくには一番よく見えました。このレベルばかり用意してくれたら、ぼくがクリアするのにここまで時間が掛からなかったような気がします。
隠しヒロインであるミヤビも蛇足のような気がしてならず、終了時の余韻を悪くしました。本当ならまだまだ言い足りないことはあるのですが、新年早々ネガティブな意見ばかり言ってもむなしいのでここまでにしたいと思います。  

Posted by 7月の魚 at 11:57Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム