2022年04月17日

4月の発売予定表から

GW前とは思えない出走登録数に記者としては悲しいというより唖然としてしまいますが、これが競馬(エロゲー)界の現況とあきらめるしかないところ。抜けた人気馬の存在が見当たらないのも寂しさをより募らせますが、予想が難しくなるのも記者には苦しい。果たして先頭でゴール板を駆け抜けるのはどの馬でしょうか。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


▲乙女とふれあう、ひとつ屋根の下 (ensemble SWEET)
ensembleといえば女装潜入もののイメージが強いが、姉妹厩舎のSWEETでも定番となっていくとなると、どう差別化を図るかが気になる点。騎手がこの厩舎では初騎乗となるGo-1で、これまでこの母系(シリーズ)を担ってきた武藤此史と比べて格落ちに見えるのは否めない。女装潜入ものでは好走のカギとなる主人公の魅力だが、小説家という浮世離れした存在の主人公に果たして数多い寮生を目配りしなければいけない寮母といった職業が務まるかどうかがまず気になる。そういったツッコミを無視すれば、トレーナーを務まる水瀬拓末の手がける馬が最近堅実な成績を残しているのは強み。マイナス点の少なさで上位を虎視眈々と狙う。
期待度 ★★★

神楽黎明記 ~ましろの章~ (でぼの巣製作所)
もはや限られた厩舎ファンしか相手にしていないといった体のでぼの巣製作所の定番母系(シリーズ)だが、過去競馬界を席巻した山本和枝の実力を知る古参記者からすると、あえて殻に閉じこもってしまった印象のある現況は寂しい限り。今回ヒロインを務まる巫女は幼馬(ロリ)タイプのましろで、これまでの凌辱性がより強まって見える。といってもこれまで長く続いてきた母系だけに大きな変わり身はなく、バッドエンドが装備されたといってもそれほど影響はなさそう。今回も賞金(データ数)については気にせず、独自の戦いとなりそうだ。
期待度 ★★☆

クールな佐久良さんは意外とエッチに興味津々です (SUKARADOG)
前走の家出ギャルを拾ったので育ててみたがそこそこ話題となったSUKARADOGだが、その話題もネガティブ方面ばかりでは救われない。騎手の代官山ゑびすは中央(商業)競馬(エロゲー)初騎乗ながら、なかなかの手腕を見せただけにもったいない限り。脚元(システム)不安が主な敗因だが、お世辞にも走り(シナリオ)も褒められたものでなく、トレーナー(ライター)が変わらないとなると、変わり身の可能性は限りなく低い。金髪ヒロインの前走から、黒髪・クールへと変わった効果もどこまであるか疑問。見送りでいいだろう。
期待度 ★☆

搾精病棟 ~邪悪なるお局ナースが潜む病院で調教生活~ (だーくワン!)
ネクストン系の凌辱専門厩舎だーくワン!の最新馬。搾精病棟 ~性格最悪のナースしかいない病院で射精管理生活~の全妹(続編)で、性格が悪いナースに痛ぶられるという血統(設定)は同じ。今回はどんな凶悪なナースが登場するかが注目で、騎手にネクストン系で実績あるぎん太郎に凌辱系で長く活躍する吉野恵子を起用。特に吉野恵子はナースものとは手が合いそうで期待が持てる。ただ前作も思ったほど上位に食い込めなかったように、この母系の持ち味は独特のギャグにあり、抜きに関しては今ひとつ。ラシックス(声優)に車の人がいるのは驚きだが、それが抜きに力をいれていない証左と見る向きも。記者的には注目しているが、重い印をつけるのは難しい。
期待度 ★★☆

△D.C.4 Sweet Harmony ~ダ・カーポ4~ スイートハーモニー (CIRCUS)
もはや始祖(初代)をプレイしたファンがどれだけ生き残っているかが気になるダカーポの最新馬。ダ・カーポ4~ プラスハーモニーの直仔(FD)で、母はまずまずの走りだったものの、一流馬には足りない成績。それでもヒロインの可愛さに関しては間違いなく、萌えだけなら出走メンバー中最上位。ただ先代のダ・カーポIII アール~ X-ratedは直仔(FD)で、大きく成績を落としているのは気になる点。ただダ・カーポIII アール~ X-ratedはかなり走った馬であり、一流馬手前の成績で終わったダ・カーポ4~ スイートハーモニー ならば、ヒロイン萌えを武器にすればそこまで成績は落ちないのではないかという計算も成り立つ。今回メンバーが甘いだけに恵まれれば入着以上の成績があるかも。
期待度 ★★☆

△姫と婬欲のテスタメント (Escu:de)
最近のエスクードでは最も出世した馬といっていい姫と穢欲のサクリファイスと同血統(設定)の馬。騎手で引き続き騎乗するのは蒼瀬だけだが、トレーナーは厩舎所属の薄迷に加え、シャア専用◎・assaultといった凌辱系に実績あるベテランを配し、上積みはありそう。メインヒロインのシルフィア姫が前走に比べやや幼くみえるのがどうかだが、そこは差別化を図ったと好意的に見たい。肝心の調教部分だが、追い切り(体験版)が未公開で不確かな部分が多いが、最低限の能力は備えていそう。今回少頭数で抜けた存在が見あたらないだけに、時計が遅くなれば上位に食い込めるかも。
期待度 ★★★

〇フタマタ恋愛 (ASa Project)
レベルの高い笑いで競馬(エロゲー)界に独歩の地位を築いたアサプロの最新馬。厩舎を率いた天都が裏に回り、八日なのかがトレーナー(ライター)に変わってからも、成績が落ちていないのは頼もしい。ひとつ飛ばし恋愛から、恋愛の本線からわざとずらした血統(設定)を用いるアサプロだが、今回は恋愛萌え系では禁断の二股恋愛を全面に押し出す。不安なのはトレーナーが八日なのかに変わってから、主人公のダメ度合が強くなってきた点。ダメ主人公が二股膏薬をする馬が楽しめるわけなく、この点だけを捉えれば消したいくらい。ただ恋愛、借りちゃいましたもそうだったが、馬名(タイトル)の二股が額面どおりでなく、単なるアクセントに終わるなら大きなマイナスにはならないかもしれない。追い切り(体験版)も短いところしか追ってなく、不安要素は解消されない。メンバー的には上位評価は当然だが、意外な凡走もあるかも。
期待度 ★★★

◎間宮摩美は癒やしてあげたい (Argonauts)
アルゴノーツの新母系(シリーズ)は、全ヒロインがサキュバスという搾精もの。ただ副題に癒やしてあげたいとあるように、主人公が責められ続けるといったタイプではなさそう。前母系と違い、陰鬱さの影もなく明るい和姦抜き系で、最初に登場するヒロインも定番ながら、主人公に愛情を持って尽くすタイプ。よくあるサキュバスものとは違うが、アルゴノーツのファン層からは支持されそう。新母系の先鞭をつけるだけに、いいところを見せたいところだが、これまで入着一歩手前といった成績が続くだけに、本来なら買いかぶれない。ただ今回があまりにメンバーが甘い。ヒロインの魅力と抜きで金星を挙げる可能性もありそう。
期待度 ★★★

ゆびさきコネクション ミニファンディスク Vol.02 夏歩&伊織編 (HOOKSOFT)
好走したゆびさきコネクションの直仔(FD)。HOOKの直仔は馬体重(容量)不足で凡走することが多く、全姉の悠月&美琴編も母の成績からすると物足りない成績に終わっている。ヒロイン人気は今回の伊織が高いようだが、凡走の原因が人気の高低でないだけに今回も期待しづらい。この馬のファンにはたまらないかもしれないが、単勝(人気投票)は売れても、結果に結びつかない現況から見送りで。
期待度 ★★

(本紙の見解)断然人気となりそうな馬が見当たらず混戦模様。本来ならここで主役を務めそうなフタマタ恋愛だが、追い切りの動きが今一つで割引。消去法になるが間宮摩美は癒やしてあげたいを本命に押す。ここまで結果が出てないアルゴノーツの馬だが、今回は勝機。もちろん潜在能力からフタマタ恋愛も見限れず対抗視。ここまで相手が甘ければ乙女とふれあう、ひとつ屋根の下が浮上する可能性は充分。騎手変更の影響さえなければ、待望の勝利も可能。時に大駆けあるエスクードの姫と婬欲のテスタメントも不気味な存在。人気母系のD.C.4 Sweet Harmony ~ダ・カーポ4~ スイートハーモニー搾精病棟 ~邪悪なるお局ナースが潜む病院で調教生活~も穴なら。  

Posted by 7月の魚 at 09:28Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想

2022年04月08日

ゲームの感想というか、ただの昔話

確かある天鳳位が「天鳳でラスを取ったときは、連続して打たない。」「ラスを取ったときは気分転換に別のことをする。」といった類の発言をされたかという気がして、ぼくもそれを実践したところ、不思議にもクロガネ回姫譚 -絢爛華麗-がアッという間にクリアできてしまいました。
それくらい先月は天鳳は不調だったのですが、それはともかく、さかき傘らしい読みやすく先を進めたくなるシナリオの牽引力があってこそ、ぼくにしては早いクリアになったのではないでしょうか。

(ここからネタバレ)

プレイ順は伏姫⇒天国⇒玉綱⇒祢々⇒虎鉄⇒回姫譚ルートの順。ただなにげに一番お気に入りなのが平ルートだったりする。
現在ロシアのウクライナ侵攻がクローズアップされている時勢で、ロシア軍の話を面白がるのはどうかと思わないでもないのですが、まあパラレルワールドのことですから許して欲しい。つまり、この物語の世界は第二次世界大戦で日本の無条件降伏の前に、連合国で9.11をもっと過激にしたようなテロが各地に発生し、なしくずし的に戦争が終結した世界。被害を受けなかったソ連が世界をリードする形になったとの事ですが、そうすると、特に北海道あたりはソ連に侵略されているような気がしないでもないですが、そこは日本にひたすら都合よく外交が進展していったという世界。日本は金融で世界を牛耳る形となり、外交は軍隊による正面戦争でなく、国家間は情報戦やテロによる戦いが主となっているという世界。

まあこのあたりの設定に対するツッコミは、このゲームを楽しむにおいてはマイナス方向にしかならないので置いておくとして、このゲームで個人的に面白くかつ懐かしく感じられたのは、主人公たちが通う学園の所在地となっている鏡ヶ原市のこと。
これは明らかに岐阜県各務原市のことを指していると思うのですが、この各務原は亡くなったぼくの叔父が暮らしていた街で、仕事でも何度も通った土地勘のあるところ。自衛隊の基地や航空宇宙博物館などもよく商用車で通って見かけた懐かしい場所。ゲームに登場する川島PA(アクアトト岐阜)を模した施設も東海北陸自動車道完成前から付近を通っていて、馴染みの深い建物。(ちなみに川島PAは現在は各務原市にあるのですが、ぼくは合併前の川島町にあったというイメージが強くて、各務原市というイメージはなかったりします。その旧川島町は木曽川の中州にある町として一部で有名で、人通りがなくよく車の中で仮眠を取っていた場所でした。)
そんな旧川島町を除く各務原市は、JR高山線や名鉄各務原線の那加(新那加)駅や市民公園前近辺から北部にかけては住宅地や商業地が広がっていて決して田舎といったイメージは当時でもなかったのですが、国道21号バイパスから南に行き木曽川を囲む地域は古くからの集落や、市が誘致した工業団地がある以外は農地が広がっていて、確かにゲームに登場するような風景があったような記憶があります。もう10年以上も当地には行ってないのですが、ただ当時とは恐らく風景も変わってしまったと思います。ぼくのイメージでは航空宇宙博物館の周囲はラブホと農地や耕作放棄地しか見当たらなかったですから・・・

閑話休題。そんなこのゲームですが、ヒロインのルートは大なり小なり楽しめたと思います。主人公は復讐から自分の姉や親しい人をテロで屠った組織を追い、そしてクロガネと言われるテロ抑止組織に身を投じるのですが、主人公の強さはチートといってよく、周囲のヒロインたちも魅力に溢れています。ぼく的には玉鋼が一番お気に入りですが、他のヒロインも甲乙つけがたい。ただそんなヒロインのルートをすべて終えた後にプレイすることになる、解決編というべき回姫譚ルートは正直買えなかった。
というのも、この回姫譚ルートは個別ルートのすべてがなかったことにされるのですね。
これをご都合主義と言い切るのは酷かもしれませんが、なぜそう思ってしまうのかというと、ヒロインのおまけシナリオがすべて回姫譚ルートで修正された世界で、主人公とヒロインが結ばれたルートとなっているのです。

ぼくとしては、ヒロインと危機をくぐりぬけて結ばれたあの個別ルートの後日談を見たかったと思うのです。回姫譚ルートはあれで独立させておけばよくて、あの後のおまけルートを作るのなら、伏姫や天国といったヒロインの個別おまけでなく、大団円的なお祭りのようなシナリオで良かったと思うのですね。

(総括)

なにか着地に失敗した印象が強いゲームなのですが、それでも個別ルートについては楽しめて充分良作の範疇に入ると思います。ぼく的には各務原市の情景が思い出されて、10年いや20年ぶりに行ってみたくなりました。けど今回はほんと思い出話ばかりですみません。年寄りになると昔話をついしたくなるというのは本当のことなのですね。  

Posted by 7月の魚 at 04:25Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム