2022年07月21日

7月の発売予定表から

例年夏競馬の始まる7月は出走馬が少ないが、今年もその傾向は変わらず。それでも今年は本命馬の存在が出走頭数の少なさを緩和してくれる。当然焦点は次位争いとなりますが、本命馬に差がなく付いていける馬が果たして存在するのかが、注目となりそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


異世界Hィートマッサージ ~剣と魔法の世界をHな指圧スキルで無双制圧!!~ (アトリエかぐや)
凡馬の少ないアトリエかぐやの中では唯一存在感を出しきれていないCheshire cat系で、今回厩舎を取材しても騎手(原画家)・トレーナー(ライター)が誰か明言されていないのが一番気になる点。これまで通りならH+Oが騎乗するはずだが、何かアクシデントがあったのかと思われても仕方ない。それにこれまで間隔を詰めて使ってきた印象のあるかぐや厩舎が半年以上出走してこなかったのも不安を煽る。前走の大きいことはHなことだ! 高身長お姉さんたちとぶっかけハーレム性活の内容も厳しく、これまでのような信頼を寄せるのが難しくなったのは止むを得ない。翌レース(月)に出走予定のアネトモや翌レースのバブルdeハウスde○○○に力を入れてそうなだけに、今回は割り引いて考えた方が良さそうだ。
期待度 ★★☆

家庭教師X催眠2 ~絶対従順、高飛車姉妹をドスケベ淫乱に催眠操作~ (POISON)
デビュー戦以来催眠凌辱系中心で走らせてきたPOISON厩舎だが、戦績はかなり地味。今回の出走馬は家庭教師X催眠 ~絶対従順、ワガママJKとハイソ妻を催眠操作~の全妹(続編)で、トレーナー・騎手も同じ。姉(前作)は厩舎の出走馬では一番成績が良かった馬で、姉のヒロイン母娘も登場するのがファンにとっても嬉しいところ。今回のヒロイン姉妹もなかなか曲者で凌辱しがいがあるのも頼もしい。主人公を虐げる家庭教師姉妹を催眠装置で逆転させるという血統(設定)自体は平凡なだけに、後は騎手の空巣の手腕次第。取材する限りでは上積みはありそうで楽しみだが、上位に食い込むとなるともう一つプラス材料が欲しいところだ。
期待度 ★★☆

◎ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world- (きゃべつそふと)
現在トップトレーナーの一角を占める冬茜トムの最新馬。今回コンビを組んできた騎手(原画家)がしらたまに代わったのがどう出るかだが、血統(設定)や世界観に合わせたものと好意的に解釈。しらたまの騎手の能力に疑いはなく、騎手変更によるマイナスはほとんどないといっていいだろう。肝心の走り(シナリオ)だが、調教(体験版)は見ていないものの。評判は上々で一安心。前走(作)のさくらの雲*スカアレットの恋は記者的にはミステリとして買えない点もあったが、ミステリという枷を無くした今回の方が、より期待できる。年度代表馬を狙うにあたって、どういった勝ち方をするかが、一番の注目だ。
期待度 ★★★★★

深淵のラビリントス (アストロノーツ・シリウス)
厩舎の潜在能力を示した極限痴漢特異点2 痴漢の証明から一転、魔王城Re:ビルド!では惨敗の終わったアストノーツ・シリウス。今回も前走同様ゲーム性重視のステイヤー系だが、前走もゲーム性に乏しく、長く遊べるという観点だと落第評価だっただけに、すんなり巻き返しといくかどうか。騎手のM&Mについては相変わらず衰えなく、エロに関しては充分今でも上位とは遜色ない。それだけにRPG部分がもう少し何とかなっていればといった所だが、ウルスラグナ ~征戦のデュエリスト~以来この血統には好走例のない厩舎で、ステイヤー系自体もブラウザ系の馬に押されまくられている現況では好走は厳しそうだ。
期待度 ★★☆

△真・恋姫†英雄譚 4 ~乙女耀乱☆三国志演義[呉]~ (BaseSon)
Basesonの看板母系(シリーズ)である恋姫†無双の最新馬。初代が出走したのが15年前というから、息の長い母系となったものだ。といっても直姉の真・恋姫†英雄譚 3 ~乙女艶乱☆三国志演義[呉]~が出走したのが7年前と、出走間隔は開いているのは気がかり。トレーナーも小沢裕樹以外明かされていないのも不安を煽るが、それでも片桐雛太・日陰影次といった主戦騎手が健在ならそれほど気にしなくていいかもしれない。ただ直姉の真・恋姫†英雄譚 3 は三姉妹とも期待通りに走ったとはいえず、直近の巣作りカリンちゃんの成績もあって、以前のような信頼性に欠けるのは否めない。といっても今回は本命馬以外骨っぽい馬の存在は見当たらず、連対も充分に狙える。
期待度 ★★★

天冥のコンキスタ -天上決戦編- (エウシュリー)
天冥のコンキスタの直仔(アペンド)2頭目。母(本編)はエウシュリーの出走馬の中で大きく期待を裏切った馬のうちの1頭で、姉の魔族制圧編も多少成績は上向いたが、それでも上位に食い込むまでに至らず。確かに追加要素はプラス材料だったが、ファンからすれば元々母に含まれるべき内容だったといったところか。今回母の出走から間隔が開き、今更感が強いし、母を持っていないと動作しないというのも、厳しく思える。最初から合わせた内容で出走させていれば、上位も狙えたかもしれないが、覆水盆に返らずといったところか。
期待度 ★★

濡れる孤島 (Waffle)
巨乳母系(シリーズ)以外は割り引いた評価をしなければいけないWaffleの最新馬。騎手の西條サトルは今回初騎乗ということで、余計に評価を厳しくしないとと見ていたが、存外手慣れた騎乗を見せていて、一介の新人騎手とは思えない手腕だ。血統(設定)は無人島に流れ着いた主人公が、これまで虐げられてきたヒロイン姉妹を凌辱するといった内容だが、単なる復讐ものにおわるかどうかは、トレーナー(ライター)次第。即堕ちしてしまうようでは興ざめで、そこをどう采配するかだが、今回メインを務めそうな空撃も調教を手がけるのは初めてで不安は大きい。抜きに関しての能力は高そうだが、額面通り走れるかどうか。
期待度 ★★☆

〇マガツバライ X-rated (light)
lightの久々の新馬は海外(NS)で出走したマガツバライの18禁版。トレーナーはlighではお馴染みの高濱亮・森間まりもでシルヴァリオ ラグナロクと同じだが、移籍した昏式龍也が手がけた頃からは成績が落ちた。実際、海外でのマガツバライの成績も悪くはないが、シルヴァリオ母系(シリーズ)の初代であるシルヴァリオ ヴェンデッタには遠く及ばない。18禁となった理由がエロシーンだけでは、ファンは満足できず、何か走り(シナリオ)に隠し玉が容易されていないと、海外での成績からの上積みは厳しい。ただ今回は本命馬を除けば、能力的に物足りない馬ばかり。本命馬に離れたとしても2着は絶対に死守したい。
期待度 ★★★

△夢幻のさくら2 (TinkerBell)
派手な触手凌辱がウリのあおじる&小峰久生コンビの最新馬。このコンビの代表母系(シリーズ)といえば淫妖蟲だが、厩舎としてはこの母系を育てて二枚看板としていきたいようだ。変身ヒロインと触手は相性のいいニックスで、姉(前作)もそこそこ走っている。問題はトレーナーの小峰久生がこれまで変身ヒロイン凌辱系に手慣れてないことで、例えばこうした血統を得意としているassaultのようなファンを喜ばせるツボに疎いところが見られる点。ただベテラントレーナーだけに、2走目の上積みには期待したいところ。ハード凌辱に関しては健在だし、穴として注目したい。
期待度 ★★★

(本紙の見解)本命はジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-で当然。能力的に抜けていて後は勝ち時計がどうかだけ。焦点は相手になるが、意外に難解。トレーナーの実績ならマガツバライ X-rated だが、海外(NS)での成績が頼りなく2着をすんなり守れるか微妙。人気母系の真・恋姫†英雄譚 4 ~乙女耀乱☆三国志演義[呉]~も差はないが、以前のような勢いに陰りがあるのが気になる。馬券的妙味でいえば変わり身を期待したい夢幻のさくら2が面白い。あと1頭なら濡れる孤島だが、人気先行のような気もして、そこまで点数を増やせるかどうか。
  

Posted by 7月の魚 at 18:39Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想

2022年07月11日

ゆうせー本2の感想と実戦譜

会社の健康診断の帰りに某書店に寄った際、ゆうせーさんの新刊が置いてあるのを見つけたので、レジに持って行きました。
同じマージャン本のコーナーに堀プロと多井プロの新刊が置いてあるのはすぐ発見できたのですが、ゆうせーさんの新刊は見つからず、(マイナーなマイナビの本は置いてないのかな・・・やはりもっと大きな本屋に行かないといけないのか。)と思ったのですが、実はまさかの平積みだったので気づかなかったという罠。どうせ1冊しか入ってないだろうからと、本棚の上ばかり見ていて足元に平積みされているとは思わなかったのです・・・まさに灯台下暗しですが、というとこの本屋では堀プロや多井プロの本よりよく売れているのか(それとも店員さんの押しなのか)と思ったり思わなかったり。

そんなゆうせー本2ですが、余り内容を深く語ると申し訳ないので、簡単な感想に留めるのですが、一番参考になったのが、占有率理論についての項。
恐らくこれについては強者と言われる方は頭でなく肌で身についているのではないかと思います。これはぼくの経験ですが、まだ麻雀の役も満足に覚えきれていなかった頃、取り合えず役を付けようと役牌を一鳴きしたのに対し、対局後「役牌ポンして、残りタンヤオの仕掛けはしないほうがいい。」と教えてくれたおじさんがいました。
つまり役牌を仕掛けた後に手牌が中張牌ばかりだと、後手に回った時に苦労するから、ドラが複数あるならともかく、どうしても早アガリしたい時以外は、役牌を落としていってメンタンピンを狙うのも手だよと教えてくれたのです。
この助言が脳内の片隅にあったのか、いつしかぼくはメンゼン派となっていったのですが、そんな昔話はともかく、ゆうせー本2のこの項では、強者が肌で感じていた部分を、手牌の中の中張牌の占有率という分かりやすい説明で落とし込んでくれたのです。
ぼくも過去の経験もあって頭ではなんとなく理解はしていたつもりだったのですが、この本を読んでようやく身についたような気がしました。

さてそのゆうせー本2を読んだ後の実戦譜から

4巡目で5つ目のトイツができました。
ぼくはメンゼン派にありがちな大のチートイ好きで、この手牌なら以前なら恐らく打3sとしていたと思います。どの牌が重なるのかまだ不明といったところですが、チートイの単騎候補としてドラそばは不利・・・ならば3sその後2sと切っていって、優秀な単騎候補を残したいと思ったのです。
ただこの手牌は端牌が多い。ゆうせー本を読んだ後ということで、この手はドラ2枚を生かして鳴き手も見た方がいいのではと思い直し、トイトイやチャンタも考えW東を切りました。

その後、上家からドラの1sが出ました。

以前のぼくならこの1sは鳴けていない(というか優秀な単騎候補の9p1pといったところを残していたと思う)のですが、ここは当初の狙いどおり鳴きを入れる。
一瞬ポンと言いそうになったのですが、少し考えチーを選択。親のドラポンを見ても普通に初牌を切ってくるような相手ならトイトイに走ってもいいのですが、普通は警戒され北や1mといったところが押さえられるかもしれない。それなら他家に少し舐めてもらおうとトイトイでなく不利だとしてもあえてチャンタ狙いにシフトしたのです。実際点数は変わりませんし。

そして1mを重ねたのですが、実は捨牌を見て分かるようにチー後に打8mとしてすぐ8mをカブっています。もしチー後普通に打3mとして8mをカブらなかったとしたら、ツモ専になるのですが、しぶしぶ三暗刻狙いで9m打としていたと思う。そして上がれていなかったと思う。(また結果論になるが、1sをポンして2s3sを切っていたらそれ以前に北と3mのシャンポン待ちのトイトイテンパイになっていた。もちろんすんなり初牌の北や3mがすんなり出たかどうか分かりませんが)
実戦では1mをアンコにした後。早々に対面から北が出てポン。そしてすぐ下家から7mをロンで親満のアガリとなったのですが、この幸運(いやバカづきといっていいかも)なアガリをモノにできたのもゆうせー本2のおかげと思っています。というのもあの最初の手牌から鳴いて手を進めるという発想は思い浮かばなかったですから。戦術の引き出しを増やすという意味でも、そして純粋に地力を付ける意味でも、麻雀をより強くなりたい方にぜひ読んで欲しい良本だと思います。  

Posted by 7月の魚 at 14:49Comments(0)TrackBack(0)麻雀