2022年09月19日

9月の発売予定表から

秋競馬開幕で有力馬の出走を期待したいところですが、相変わらず頭数が揃わない状況。Keyの最新馬が規定(全年齢)で想定外となっているのが惜しまれます。それを忘れさせるような新星が出現して欲しいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


巨乳幽霊さんに癒やされる社畜さんの性活! ~えっちなサポートは私におまかせ!~ (milimili)
バカ抜き系が定着しつつあるmilimiliの最新馬。今回騎手が新人のみつはもち。に変わったが、トレーナーがデビュー戦以来ずっと手がけている若葉祥慶なので、おバカなヒロインがなぜか主人公にHを迫ってくるという傾向は変わらない。ただ今回ヒロインが一人になったというのが寂しく映る。そのヒロインが幽霊というのはよくあるパターンだが、対象人物の死期が近づくとHが積極的になっていくという特徴が、どう作用するか。何か出オチに終わるような気がしないでもなく、どこまで血統に広がりがあるか疑問で、安馬(低価格)なりの仕上がり。これまでの出走馬も上位には一歩足りなかっただけに入着が一杯か。
期待度 ★★☆

〇2045、月より。 (MELLOW)
現在の流行から一線を画した馬を走らせるMELLOWの最新馬。走り(シナリオ)に重点を置きながら、エロも手を抜かないのが特徴で、競馬(エロゲー)のあるべき姿といえる。そんなMELLOWが今回初めて高馬(フルプライス)で挑む血統(設定)は、近未来を舞台に、アンドロイド嫌いの少年とそのアンドロイドのヒロインを核に、一癖ありそうな人物が絡んでいくという、なにか単純なハッピーエンドでは終わりそうもない匂い。ただこれまでいい意味で力が入らず厩舎の思いどおりに仕上げてきたが、高馬ということで力が入り過ぎてしまわないか心配な点はある。それでも雰囲気はよく追いきりを見ると大物感も漂う。後は直線(終盤)脚が上がってしまわないかだけで、そこさえ乗り切れば逆転も。
期待度 ★★★☆

人間不信の錬金術師と元兵士のホムンクルス (Waffle)
ファンタジー路線でのイチャラブという変わった血統(設定)だった奴隷姫騎士と奴隷侍女とのスローライフの妹(続編)で、今回ヒロインがホムンクルスに変更。今回も柾見ちえの魅力あるヒロインは健在。といっても母は大成功した馬でなく、しかもヒロインの数が減っている。母も抜き系とするにはHシーンの数は物足りなかったし、凌辱のような派手なエロが期待できない分、走り(シナリオ)の助けが必要なのだが、その点で逆に足を引っ張っているようでは厳しい。よほどトレーナーが頑張らなければ、変わり身は厳しそう。
期待度 ★★

華は短し、踊れよ乙女 (ensemble)
この厩舎得意の主人公女装系。ずっと不振続きだったが、前走の星の乙女と六華の姉妹では久々に見どころある動きを見せた。今回デビュー戦以降この厩舎の主戦格である武藤此史は去ったが、代わりに起用されるのがティータ.Jというのは驚き半分楽しみ。Guiltyなどずっと凌辱系厩舎の主戦を務めてきたティータ.Jが、萌え系でどのような騎乗を見せるのか興味が尽きない。トレーナーの浅黄アキはあまり聞かない名前だが、以前は別名義で何頭も手掛けていたとのこと。今回も配合(企画)から関わっていて、力は入っているだろう。ただ大正時代が舞台と難しい題材。歌舞伎役者を俳優としているところなど、語彙の選択に気がかりな面がある。ヒロインの魅力については間違いないが、果たしてそれが生かされるかどうか。
期待度 ★★☆

◎バブルdeハウスde○○○ 〜お風呂メーカーのショールームがシェアハウスで…〜 (アトリエかぐや)
前R(月)に続き連闘で挑むアトリエかぐやは、現在厩舎で一番乗っているHonkyTonk Pumpkinからの出走。しかもJK妹。以降一皮剝けた印象のあるyoppyに、移籍初戦のHOMESTAY a la modeで早々に結果を出したたいのねがタッグを組むというサプライズ。血統(設定)は前走に続いて、ヒロインと同じ屋根の下で起こるH体験というよくある内容だが、ヒロインが全員年上というのがポイント。本来なら一人くらい年齢が違うヒロインがいた方が選択肢的にいいはずだが、そこは姉ヒロイン得意のかぐやでファンもそれを望んでいるフシもあるので無問題。Hシーンも馬名(タイトル)が示すように浴場でのHに主眼を置き、当然動画(アニメ)も完備して抜き性能も最上級。ここでも主役を務める可能性は充分。
期待度 ★★★★

▲放課後シンデレラ2 (HOOK)
近走安定感が増しているHOOKの最新馬。母(前作)の放課後シンデレラも成功していて、注目度は高い。ヒロイン自体は変わっていて、全くの全妹(続編)というわけでないが、ヒロインと一緒の下校という点にスポットライトを当てるという血統(設定)が同一という位置づけ。課題は前走で魅力あるヒロインを5人登場させたが、それ以上に魅力あるヒロインが残っているかどうか。恐らく母のとき以上に魅力あるヒロインは存在してなく、過去このタイプの馬はそれで失敗していることが多く気がかり。それでもHOOKの近走を見れば安定感あるだけに、そこまで大きく外すことはないだろう。堅実に上位へ食い込んでくるか。
期待度 ★★★☆

△ホームメイドスイートピー (しるき~ずこねくと)
シルキーズの新たな姉妹厩舎が開業。何の関係性もない登場人物たちが、同じ屋根の下で同居生活を送るというどこかで聞いたような血統(設定)だが、この馬独自の味付けをどうするかが問題。トレーナーの鬼ごはんは神様のしっぽ ~干支神さまたちの恩返し~でも、ヒロインとの同居生活を手掛けているとあって、この血統にこだわりがあるのかもしれない。神さまのしっぽはヒロインの数が多すぎて、一つ一つの走り(シナリオ)が軽くなってしまった印象だが、今回はヒロインの数が適正になって、安定さは出そう。追い切り(体験版)の動きはややモッサリしていて切れはなさそうだが、押さえで一票。
期待度 ★★★

友莉と真凜は癒やしてあげたい (Argonauts)
アルゴノーツのサキュバスヒロインによる癒やしてあげたい母系(シリーズ)の2頭目。姉(前走)の間宮摩美は癒やしてあげたいは長姉らしく定番ヒロインだったが、成績自体は今一つ。単なる抜きエロに走るだけでなく、あえて謎部分を加えた点が、甘々なラストを期待していたファンの腰を折った印象。今回のヒロイン2人はサキュバス学園の会長6副会長コンビの位置づけで、ヒロインの魅力は前走以上だが、姉同様の走り(シナリオ)にこだわるようだと、大きな変わり身は期待できない。騎手のやまかぜ嵐の騎乗は魅力たっぷりだけに、惜しまれる。
期待度 ★★☆

ROOMガール (ILLUSION)
コイカツで3D系厩舎の意地を見せたイリュージョンで、その勢いを今回も繋げたいところ。相変わらずh3Dヒロインのは美麗で、Hシーンも高次元。ただ気になるのが、舞台が自宅だったりオフィスだったりと一貫性がない。コイカツでは学園。その直仔(FD)であるコイカツサンシャインではリゾートが舞台と、プレイヤーがストーリーを自己補完するに都合がよかったのに対し、今回は難しく思える。なぜかカジノが背景であったりと、バカに寄せている気もするが、そうした試みが空振りに終わっていることが多いのも難。キャラメイクの多彩さだけでは厳しく思える。
期待度 ★★☆

△Role Player:とろろ姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE! (あかべぇそふとつぅ)
前走の小粥姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!で頭の悪そうな馬名(タイトル)と裏腹に、抜き系では予想外の好走を見せたRole Playerの後継馬(続編)。あかべぇ厩舎の人気騎手の一人である浅海朝美が引き続き騎乗するとあって、ヒロインの魅力についてはいい意味で変わりない。ただあかべぇ厩舎だけにファンは一介の抜き系馬を求めているわけでなく、走り(シナリオ)や血統(設定)に一本筋が通ってないと受け入れられないと見るのが大勢。その点で、トレーナーが今回抜き系馬以外で上級馬を手掛けてない屑美たけゆきに変更された影響がどう出るか。前走と違いただのコスプレHに終わってしまっては迫力不足。それでも能力的に上位だろうが、前走ほどの走りとなると厳しいと見るが、相手面を考えれば消しづらい馬。
期待度 ★★★☆

(本紙の見解)意外に混戦ムードなメンバー構成だが、最近の成績や抜き性能の高さからバブルdeハウスde○○○ 〜お風呂メーカーのショールームがシェアハウスで…〜がわずかにリード。たいのねとyoppyという強力タッグがいかにも魅力だ。これを逆転するなら2045、月より。だろう。MELLOW初の高馬ということで、力を入れているのに間違いなく、潜在能力だけ考えれば本命馬を凌ぐ。安定感あるHOOKの放課後シンデレラ2 も差はない。ただヒロインの初見は姉(前作)より劣るのは仕方なく、その他の点でどこまで補えるかがカギ。成功した姉の印象が強いRole Player:とろろ姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!も、まともなら本命馬に迫る存在だが、トレーナーの変更が不安で単穴評価に。それでも能力的にはそれほど差はない印象で逆転があっても驚けない。ホームメイドスイートピーも人気どころが崩れるなら浮上のシーンも。  

Posted by 7月の魚 at 05:33Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想

2022年09月13日

多恵子さんに救われる

少し前に1/1彼氏彼女(SMEE)をクリアしました。

あまり記憶が定かではないのですが、購入してそんなに経ってない時期に始めたので、およそクリアまで半年近く掛かってしまいました。これはぼくが天鳳にかまけたこともあるのですが、SMEEで一番面白かったMaking*Loversと比べると、やはり物足りなく感じたのが時間が掛かった原因でしょう。

さて、このゲームでまず触れないといけないのが、原画が大きく変化してしまったことです。
SMEEといえば躍進の一翼を担ったあめとゆき・ひなたももの2人が原画家として思い浮かぶのですが、その2人が去った後、原画として微妙過ぎるカノジョ*ステップを経て、メイン原画家の座に就いたのが谷山さん。Making*Loversではまだまだといった感じの画力だったのですが、続くSugar*Styleでは急成長を見せて驚かされました。その原画が今回別人のように変わり・・・あまりこうした言葉は使いたくないのですが劣化してしまったように見えたのは残念に思えました。

ただそれが分かっていても購入したのは、最初に攻略するヒロインが(事実上)決まっていて、その後順番に攻略するヒロインが決まっていく(ぼくはヒロイン解凍型と呼んでいる)・・・こうしたゲームはままあるのですが、この作品はそこに少し味付けして、ヒロインと結ばれなかった主人公の年齢が増えていくというもの。高校生らしい恋愛だけでなく、主人公が成長して大人になってからの恋愛と、一粒で二度おいしいといった趣向が面白そうに思えたからです。

(これ以降若干ネタバレ)


そんなこの作品。まずルートに入るのがえいみですが、いきなり問題点が露見します。というのも学園のアイドルという位置づけのえいみのビジュアルがあまり可愛く見えないこと。早々に原画の変化が裏目に出てしまったように思えたのですが、友人たちとの恋愛に振り回されるような形で付き合い始める主人公とえいみが、徐々に周囲があきれるほどのバカップルぷりを見せるあたりは、SMEEらしさを垣間見せてそれなりに楽しむことはできました。

ただ続く千津・コレットルートが中だるみしたように見えたのが残念。

まず千津ルートですが、これはシナリオの問題というよりも、ライターが笑わせようとしてやり過ぎた嫌いがありました。
まあこれはぼくの好みの問題なのかもしれませんが、千津にいろいろな声色を使わせるといった件は、余分だったような気がしてなりません。どうやら千津役の声優さんはかなりの実力派らしくて、それを生かそうとしてのサービスだったのでしょうが、これまで恥ずかしがり屋でおどおどした性格のように見えた千津が、声色を変える趣向でそれまで見せていた性格を演技していたかのように感じてしまったからです。もちろん千津の本来の性格がブラックならば構わないのですが、そんな穿った見方に取られるのはライターにとって本意ではないしょう。ぼくはこの過剰なサービスにより千津が腹黒のように見えてしまい、それ以降このルートが、まったく楽しめなくなってしまいました。

そしてコレットルートですが、お嬢さまに振り回される主人公という展開はよくあるのですが、夢を持つヒロインを応援する主人公という図式は微笑ましく感じられるはずでした。ただこのルートは唯一主人公の会社での仕事や業務内容を見せてくれることになっているのですが、ヒロインが実質経営者の娘との設定になっているため、せっかくの主人公の奮闘が共感を得にくくなってしまっているのですね。折角社会人としてのシナリオとするならば、ヒロインを普通の同僚のようなもっと身近な存在に設定するか、いっそ千津ルートを削ってしまったほうが良かった気がします。というのも千津を別に学生としなくても、後輩として入社してきて主人公が彼女を指導する立場にしたほうが、社会人に女子学生の家庭教師をさせるような違和感アリアリ(主人公が一流大学を出ているとはとても感じられないので)の設定にしなくても、よほどベターに思えるからです。

正直ここまでプレイしてきて購入は失敗したという印象しかなかったのですが、最後のルートで大きく挽回しました。
何よりほかの3人のヒロインと比べて断然可愛く見えるのが大きい。いや年齢が30に到達した女性に対し可愛いなんて言葉を使ったら失礼かもしれないけれど、それなりの繁盛店なカフェを経営する女性で、男性に対してスキがないように見えながら、実は男慣れしていないだけで一つ箍がゆるんでしまうと一気に主人公依存になってしまう多恵子さんにはすっかりやられてしまいました。

というわけで最後になって一気に巻き返したこのゲーム。逆に言えばそれがなければ大変なことになってしまっていたかもしれません。もし原画が変わってしまったことについては、これまで劣化しすぎて奇形と言われるようになってしまった某原画家のことを思えばマシと言えるかもしれないですが、それでもこれまでと比べ下振れの方向に向いたことは間違いない。それでも大きくマイナスとならなかったのは多恵子さんのおかげといっても過言ではないでしょう。  

Posted by 7月の魚 at 17:05Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム