2022年11月19日

11月の発売予定表から

メインレースとあって過去一流馬が複数出走して、特に2007年の名勝負は語り草となっていますが、最近はフルゲートに満たないのが普通の風景となってしまいました。ただ今レース(月)は頭数こそ揃わなかったものの、上位拮抗の面白そうなメンバー。その分、馬券は難解ですが戦闘でゴールを駆け抜けるのはどの馬でしょうか。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


悪魔と夜と異世界と (WendyBell)
最近の流行から一線を画した血統(設定)の馬を走らせるWendyBellの最新馬。妖花の園と雰囲気を同じにする異世界血統(設定)。ただ妖花の園が主人公が女性で百合展開が特色だったのに対し、今回はそういった特徴を失くし、主人公が男性になってしまった。その主人公が追い切り(体験版)を見る限り、ダメ風味を漂わせているのが皮肉。トレーナー(ライター)も鳥に変わったが、前走のガチャ神様の言うとおり!が惨敗に終わっていて、変わり身は厳しそう。
期待度 ★★

俺と幼なじみの果てしないエッチバトル (Guilty`Dash)
Guiltyの安馬(低価格)抜き系路線のDashだが、これまで結果が出ていない。前レース(月)に続いて連闘で挑む今回は、前走のアイドルのナマ配信と比べると上積みは見込めそう。騎手のバイオレットシットはこれまで本家Guiltyで着実に実績を積んできて、抜きに関してはプラス。幼馴染ヒロインとのエッチバトルという血統(設定)はよくあるが、強気系ヒロインとの相性はよく魅力十分。ただこれまで気配がよくても結果につながらない厩舎で、名手ティータ.Jが騎乗しても入着が一杯。今回もアテにはできない。
期待度 ★★☆

〇サメと生きる七日間 (CUBE)
前評判はよくてもなかなか結果が出ないCUBEの中で、近走唯一上級馬に育ったのが神様のような君へ。それを手掛けたトレーナー(ライター)で一番評価が高かった三河ごーすとが配合(原案)から手掛けたとあって期待は大きい。騎手がカントクから変わったのは寂しいが、倉澤もこを初めなかなかの顔ぶれを揃えて萌え面でも悪くない。ヒロインの顔ぶれを考えると幼馴染ヒロインらで手堅く進める一方、正体不明のメインヒロインくーこのルートに一点集中すると予想。そのデキ次第にはなるが、直線(終盤)一気の追い込みを見せても不思議ない。穴馬以上の評価が必要な一頭だ。
期待度 ★★★☆

清楚系双子アイドルの裏事情 ~俺だけが知る淫らな二人~ (ぱちぱちそふと)
安馬(低価格)抜き系厩舎の中では、まずまずの結果を出してきたぱちぱちそふとがおよそ2年半ぶりの出走。ただトレーナー(ライター)がこれまで主戦を務めてきた上原明人からモーリーに変わったことで、これまでとは違う見方が必要となりそう。モーリーはHOOKなどで起用されているトレーナーで、抜き系の馬では大きな実績は上げていない。双子のアイドルユニットを組むヒロインものだが、導入部分から不自然さが目立ち、アイドル系血統の不振も相まって不安が先立つ。今回は見送っても良さそう。
期待度 ★★

▲戦国†恋姫EX弐 ~鬼の国、越前編~ (BaseSon)
大きなブランクが懸念された戦国†恋姫EX壱 ~奥州の独眼竜編~だったが、マイナスを最小限に留めて勝負の形にもっていったのは流石。今回は越前・北近江の戦国時代の歴史を舞台に、やられ役的印象の強い朝倉義景を主役に抜擢するなど、全姉(前作)以上に意欲的。果たして織田家の武将ヒロインたちとどのような絡みを見せるのか注目だ。前走から計算すれば、このメンバー相手でも充分上位は望めるし、人気どころが大崩れする展開なら出番があってもおかしくない。
期待度 ★★★☆

◎ツヴァイトリガー (Orthros)
新規開業オルトロスのデビュー戦は、現在乗っているかずきふみをトレーナー(ライター)に起用しての新母系(シリーズ)。主人公2人体制というのはこのところ出走例がないが、大成功した馬というとあまり記憶がない。これは主人公への感情移入がしにくいという点が大きいと思うのだが、そのあたりは腕利きのトレーナーだけに上手く昇華できていると信じたい。二人の主人公の走り(シナリオ)が、直線(終盤)どう融合するかが一番のポイントだが、反面魅力あるヒロインが脇に追いやられないかが心配でもある。それでも能力的には高いものを秘めて居そうで、魅力十分。このメンバー相手でも主役に躍り出る可能性は高いと見る。
期待度 ★★★★

ナイショの姦淫 ~真夏の汗だく交尾~ (Waffle)
巨乳ファンタジー母系(シリーズ)で主戦を務める深泥正だが、他馬の手綱を握ると今一つ。今回過去CLOCKUP時代上級馬を手がけたはやさかうたねがトレーナー(ライター)を務めるが、師もWaffleに移ってからは目立った活躍馬を出していない。今回息子の嫁たちを寝取るという外道かつ背徳感のある血統(設定)で、抜きに関しては満点に近い。ただ息子の存在感がないため、関係が露見するという緊迫感が全く見られないのはあまりにもったいない。これでは馬名(タイトル)のナイショという部分が台無しだ。抜きだけで上位に食い込めるほど、今回の相手は甘くないと見る。
期待度 ★★☆

Nightmare×NobleBlood ~裏切りのアビス~ (Guilty Nightmare Project)
この母系(シリーズ)も今回で5代(作)目。デビュー戦と比べて、やや勢いを無くしている気がするが、所属騎手の能力を活かした抜きに関しては相変わらずの高水準。ただ今回、新たに加わったヒロインの詠美がどのような役割を務めるかが不鮮明な上に、ビジュアル面でも見劣りがして見えるのはマイナス。今回騎手陣に ティータ.Jの名が見当たらないのも不安に輪をかける。前走と比べてプラス面があまり見当たらないだけに、上位に食い込むのは厳しく感じる。
期待度 ★★☆

花鐘カナデ*グラム Chapter:2 花ノ香澄玲 (NanaWind)
春音アリス*グラム母系(シリーズ)の最新馬だが、全姉(前作)のChapter:1 小桜結が入着精一杯。これまでより抜き強化にシフトしてきたものの、安馬(低価格)での萌え抜き系は同型馬も多く、差別化が図れなかったということか。今回のヒロインは幼馬(ロリ)巨乳系の澄玲で、よりエロ面では期待できる。ただ評価の悪い白恋サクラ*グラムのイメージが完全に払拭しきれていない現況で、大きな上積みとなると期待薄。今回も入着までか。
期待度 ★★

△ハミダシクリエイティブ凸 (まどそふと)
大成功したハミダシクリエイティブの全妹(続編)。姉は萌え系としては近年では最も好成績を上げたうちの1頭で、期待は高い。ヒロインの顔ぶれは変わらず、サブの天梨が昇格と手堅い布陣だが、反面大多数のヒロインが続投したことで新鮮味は乏しい。続投したヒロインは恋人関係になった後の後日談ということもあって、直仔(FD)的側面が強く、恋人関係になっていく過程をより楽しみたいファンにとって、物足りなく感じてしまうかもしれない。できればサブからの昇格をもう少し増やしたほうがもう少し評価を上げていただろう。主人公のダメさは相変わらずだが、それで姉は走っているので大きなマイナスにはならないが、人気ほど他馬より抜きん出ているとは思えない。
期待度 ★★★☆

フタマタ恋愛 結愛&煌ミニアフターストーリー (ASa Project)
アサプロの直仔(FD)はこれまでほぼ凡走に終わっていて信頼に値しないのだが、それでも徐々に時計を詰めてきていて全姉の瑠衣&宮子ミニアフターストーリーは馬券対象にあと一歩まで迫った。これは本編でダメだった主人公が、ヒロインと結ばれた後の後日談とあってそのマイナス面が押さえられたことによるものかもしれない。ただ全姉もそうだったが、主眼だった二股部分が生かされてないのが不満で、それ以上にファンに不評なのが、その馬体重(容量)の少なさ。いかに安馬(低価格)といっても、すぐにエンドを迎えてしまうようでは上積みは厳しいと見る。
期待度 ★★☆

(本紙の見解)上位の能力に差はなく、どれを本命にするか悩ましいが、未知の魅力を買ってツヴァイトリガーを主役に抜擢。このレースの勝ち方によっては、直仔(続編)の出走も期待できそうだ。イマイチ信頼感に乏しいCUBEの馬だがサメと生きる七日間はこれまでの出走馬とは雰囲気が違う。逆転も充分可能だろう。安定感なら戦国†恋姫EX弐 ~鬼の国、越前編~が一番。上位馬が力を発揮できない展開なら浮上する。姉(前作)が走った印象の強いハミダシクリエイティブ凸も実績充分。上積み要素が少なくやや評価を落としたが、得意のイチャラブが発揮できれば勝機はある。他はやや差があって絞ればこの4頭での争いか。  

Posted by 7月の魚 at 09:32Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想

2022年11月15日

平澤本の読者ゾーン

ぼくは基本的にネットで本は購入せず、本屋で手に取ってある程度中を確認してからレジに持っていくことにしています。
特にミステリーの世界では、いくらお気に入りの作家であったとしても、当たり外れがあるもので、例えばぼくがいま最も購入している作家の一人である太田忠司氏であっても、著書のすべてがぼくの好みに合ったというわけではありません。誰とは言いませんが、デビュー作が面白くてその後ほとんどの作品を盲目的に購入していたものの、2作ほど立て続けに(ぼくにとって)駄作を掴まされて、一切本屋で並んでいる新刊を手に取らなくなった作家もいます。それを避けるためにも本屋で実際手にとって中を確認することが大事だと思っているのです。
まあこうした経験は小説よりもエロゲーの方が多いかもしれません。エロゲーですと正直体験版では掴み切れない部分が多く、実際購入してみないと当たり外れが分からないことが多い。そこで頼りになるのがライターの実績なのですが、これがまたアテにならない。というわけでエロゲーに関してはある程度ハズレを掴まされても仕方ないとあきらめるのが吉と思っているのです。

話がそれました。そんなぼくが今回購入した平澤本の新刊「麻雀・守備の基本完全ガイド」ですが、今回珍しくネットで購入しました。どうしてネットで購入したかというと、楽天の期間限定ポイントが溜まっていて10月中に使う必要があったからですが、正直ぼくに合った内容なのか不安は持っていました。というのも以前著者である平澤元気氏の本はかなり購入していて「序盤の鉄戦略」やしゅかつ天鳳位との共著であるいわゆるしゅかつ本「オリ本」は何度も繰り返し読んだものです。
そんな平澤氏の著書ですが、ここ最近はすっかりご無沙汰していました。というのも以前はどちらかというとマニアックな題材を扱っていたのに対し、最近の著書は初心者向けにシフトしているからです。これは昨今のMリーグや雀魂ブームにより新たに麻雀に触れ始めた初心者を対象に書いているからで、本を売るにおいては分母の多い初心者を相手にするのは当然とは思うのですが、これまで麻雀本を多量に読んできたぼくにはその内容は物足りなく感じていたのですね。
そんなぼくがあえて今回の新刊を購入したのは、天鳳特南で15%を超える放銃率の高さに悩まされているからで、少しでもこれを下げたいと考えていたからです。

ただ実際購入して「これはぼくが求めていた内容とは違うな。」と思いました。というのもこの本に載っているほとんどが既知の内容だったからでしたが、では逆になぜそれでも放銃率が下がらないのか聴きたくなるのですが、これは恐らくぼくにこの本の内容が身についてないということなのでしょう。
それでも言い訳を言わせてもらえば、ぼくが天鳳の4~5段をウロウロしていた時の放銃率は20%あったのですから、少しは下がっているといえるのです。そして天鳳東風専門IDは放銃率13%ですから、この本でいう基準に収まっているとはいえるのです。
つまりこの本に書いてある内容はタイトルにあるように守備の基本といえるもので、天鳳上卓と特上卓を往復しているような人にとってはぜひ読んでもらいたい本といえます。ただこの本はあくまで基本であって、この本の内容だけでは恐らく放銃率は12%台に行くのは難しいのではないかと思います。というのも手牌をブクブクに構えてばかりいては、いくらオリようとしても難しいですし、なら押した方がよほどマシということになります。そこで価値のない手なら他家の安牌を多く持つなどの手組が重要になってくるのです。
このあたりは、多井プロの配牌オリの手法や、ゆうせーさんの著書にある他家の捨牌から見る危険度の見極めなどの技術が重要になってくるのですね。ただこのあたりの技術は守備の基本が身についていないと意味がない。そういった意味でこの平澤本の新刊は、初心者や中級者の方に読んで欲しい本といえるでしょう。  

Posted by 7月の魚 at 23:06Comments(0)TrackBack(0)麻雀