2023年12月15日

12月の発売予定表から

今年もいよいよ最終レースを残すのみ。昔は正月に合わせて大物馬が大挙登録してきたものだが、ここ数年は通常と変わりなく寂しい限り。何とか勝ち馬には最終レースに相応しい好時計でゴール板を駆け抜けてもらいたいところです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


あねつまみ2 ~エッチなお姉さん人妻にたっぷり甘えるめちゃシコLoveLife~ (Anim)
前母系(シリーズ)のメスつまみが今一つ振るわなかったAnimの新たな母系のあねつまみだが、長姉は入着に足りず期待外れの成績。現在の主戦騎手(原画家)あきのしんにベテランなるみすずねのコンビは悪くないだけに、現状を打破する何かが欲しい。今回は2人のヒロインが幼馴染&人妻というニックスで挑むが、馬名(タイトル)にある姉要素がどこまで抽出できているかどうか。前走でもそこがウイークポイントだっただけに、トレーナー陣の手腕が問われる。最近の成績が振るわないだけに、強くは押しづらいが、大穴を開けても不思議ないポテンシャルは秘めているだけに、穴狙いなら。
期待度 ★★☆

天瀬島は色恋ざかり (Liaison)
Liaison厩舎開業初戦は、孤島のお嬢さま学園に転校することになった主人公に、お嬢さまヒロインたちが絡むという生粋萌え血統(設定)。お嬢さま学園ものは過去多かったが、最近はあまり見かけなくなっていただけに、ここまで王道血統だと新鮮に映る。騎手(原画家)で名が通っているのはまんごープリンぐらいだが、手腕は悪くない。問題はトレーナー(ライター)陣で、実績はかなり心もとない。お嬢さま学園ものは、かなり無理気味な発端から始まるだけに、それを強引にねじ込むか、綿密な背景を構築するかだが、このトレーナー陣がどこまで出来るか不安だ。萌えだけで果たしてどこまで勝負できるかどうか。
期待度 ★★☆

◎妹と彼女 それぞれの選択 (Waffle)
その当時巨乳ファンタジー母系(シリーズ)以外、ほとんど上級馬が出ていなかったWaffle厩舎で、異例の成功を収めた初めての彼女。そこでコンビを組んだサブロー&間崎俊介が4年半ぶりに手がけるということで、注目を集めている本馬。詰めて使ってくるのに定評のあるWaffleが、これ1本に絞ったというのも厩舎の期待の表れと解釈。初めての彼女が安馬(低価格)とは思えぬ成績を残しただけに、高馬(フルプライス)となった今回、期待されるのは当然。ただリアルなバッドエンドでファンの心を揺さぶった前走と同じ路線で挑むものの、今回高馬となっただけに、やはり複数のルートが必要とされそう。そこでどれだけのリアリティのあるバッドエンドを用意できるかがカギとなる。安易なハッピーエンドを用意してしまっては、ファンの期待を裏切るのは必定。ファンのきたいの高さゆえに、難しい競走となりそう。ただ、それを打ち破れれば他馬に影を踏ませないような時計をたたき出す可能性も。惨敗の可能性もあるが、ここは前走の動きを買って本命に押す。
期待度 ★★★★

エルフとケモミミ ~ヤればヤるほど強くなる!~ (コンフィチュールソフト)
前走 渡辺僚一をトレーナー(ライター)として起用しながらも入着どまりに終わったコンフィチュールソフト。今回はトレーナーをこれまで主戦として起用してきた東人に戻しただけに、前走以上の成績を望むのは酷。今回騎手(原画家)に起用した朱シオは知名度ほど手腕が劣るわけではないが、それでもこれまで起用してきた面々と比べると、やはりマイナスとみるのが自然。血統(設定は抜き系なだけに過大な期待をしたわけではないが、もう少し何とかならなかったのかと思うくらいツッコミどころ満載。次に襷が繋るような成績が残せれば充分だろう。
期待度 ★☆

家族は(俺以外)サキュバスでした ~二人の姉と母との性活で精液を搾り取られます~ (マリン)
近年主戦騎手(原画家)に金城航を起用してきたマリンだが、最近はフリー騎手の起用に舵を切った感。ただここ2走は経験の浅い騎手を抜擢してきたのに対し、今回は大物のINOを起用。裸足少女厩舎で変わらずの冴えを見せているだけに、抜きに関しては上位ランク。ただ天然バカ要素が色濃いマリンの馬と手が合うかは微妙。過去Basesonの恋姫†無双母系(シリーズ)で実績を積んだK.バッジョも、ここ数年のブランクが気になるし、恋姫†無双以外で上級馬を手がけていないのは不安。騎手に釣られて狙うと痛い目に合う可能性は、意外に高いと見る。
期待度 ★★☆

巨乳オナホ妖怪と田舎ライフもHも満喫生活 (milimili:AMUSE CRAFT EROTICA)
バカ&萌えのニックスで実績を積んできたmilimiliだが、最近はややゾーンがずれてきた感。今回騎手(原画家)に抜擢した風瑛なづきは、これまではむはむそふとで騎乗してきたためか、萌えよりもバカの方に重心。しかも過去騎乗してきたのが幼馬(ロリ)ばかりで、今回は一転巨乳と理解に苦しむ起用に感じる。トレーナーもこれまで主戦を務めた若葉祥慶から若林浩太郎に変更。若葉祥慶色が強いmilimili厩舎と手が合うか心配。実際これまでこうしたバカ&萌えタイプの馬で実績を上げていないだけにj厳しく感じる。安馬(低価格)だけに、変わり身を期待するのは酷だろう。
期待度 ★★

△こあくまちゃんの誘惑っ! (CloverGAME)
CUFFSが締切直前で突如登録してきた馬。馬名を見る限り萌え抜き系の安馬と、最近出走数の目立つ血統(設定)だが、騎手(原画家)の兼清みわは、抜きに特化したタイプではなく、そこに期待すると裏切られそう。ただラシックス(声優)に夏和小を起用したのは大きい。幼なじみヒロインのエッチな誘惑というのがどの程度のもなのかは不明も、萌え力が大きくアップするのは間違いない。安馬(低価格)とはいえ、直前の出走と仕上がり不足は気になるし、馬体重(容量)も期待できなそうと過剰な期待は禁物も、萌え一本勝負で波乱を狙う。
期待度 ★★★

〇真・恋姫†英雄譚外伝 -白月の灯火- (BaseSon)
BaseSonの看板母系(シリーズ)の恋姫†無双最新馬。今回順番からいくと蜀の番かと思いきや、主人公が董卓というのは驚き。ただ蜀は三国の中で一番人気が無かっただけに、これはファンにとって嬉しい誤算と言うべきかもしれない。メインヒロイン3人を担当するのが片桐雛太というのも、記者には嬉しいポイントだ。西涼時代の董卓の事績はマイナーで、これまで以上にトレーナーがいい意味で好き勝手できる筈。お台(単価)が安馬(低価格)なだけに、馬体の雄大さには欠けるだろうが、相手的に上位に食いこんでもおかしくない。
期待度 ★★★

▲神聖昂燐エストランジェ (CHAOS-R)
派手な幼馬(ロリ)触手凌辱で注目のCHAOS-R。直前で出走回避したりと臨戦過程に不満はあるが、変身ヒロイン凌辱系を得意とするassaultが手腕を発揮すれば不気味。実際この母系(シリーズ)の神聖昂燐ダクリュオン・ルナ ~堕聖母誕生~は過去一番の成績を残している。前走は別母系で大きく成績を落としたが、トレーナーが変わっていただけに度外視。ネット投票(専売)先行という作戦に不安はあるが、上位に食いこんできても驚けない。
期待度 ★★★

Nightmare×Maverick ~災厄のレヴェナント~ (Guilty Nightmare Project)
この母系(シリーズ)もこの馬で6頭目。ヒロインを替えながら、走りの内容はほぼ同じというスタンスだけに、成績はヒロインの優劣に掛かってくる部分が大きい。その今回はダブルヒロイン体制。これまで先代のヒロインが再登場するといった流れだったが、今回はそれは行わず、一新した形。ティータ.J・さいもんが抜けた穴をあかつき聖で埋められるかどうか少なからず不安はあるが、それよりもマンネリ感が漂う中、どこまで新味を見せられるかだろう。最近本賞金(データ数)が落ちてきていて、その後The Motionの出走もあることから、存在感が薄れつつあるだけに、巻き返しはやや厳しく思える。
期待度 ★★

ははむす外伝 〜水晶の女王フィーナ〜 (boot UP!)
boot UP!1年半ぶりの出走はははむす ~落ちぶれ貴族の母と娘~の直仔(スピンオフ)。ただ最近の成績が振るわず、母(本編)の成績も芳しくないとあって、期待できる要素を捜すのが難しいというのが本音。あえて言えば幸い母とは系統(世界観)こそ同じではあるものの、ヒロインは総入れ替えで、攻略人数も1人増えたといったことか。主人公であるダークエルフと聞くと凌辱系のように思えるが、取材する限りそういった要素はなさそう。主人公がヒロインたちと触れ合うことで、愛に目覚めるという話を額面通りに受け取れば面白そうに見えるが、最近の成績が成績なだけに、入着があれば上々だろう。
期待度 ★★

夕凪荘のS級の彼女たち2 (MOONSTONE Cherry)
MOONSTONEのエロ強化といった趣きのCherryだが、最近は本家の出走がなく、Argonautsの高馬系と考えた方がいいかもしれない。今回は夕凪荘のS級の彼女たちの全妹が出走するが、姉の成績が案外だっただけに、この出走は意外だった。姉のプラス点は原画くらいで、このところ主戦トレーナーを務める木葉尽に限界を感じていたところ。それだけに今回加わった泰良則充がどこまで新味を出せるかどうか。これまでの成績から考えると、1本でも当たりがあれば成功といえそうで、上積みを期待したいところ。といってもこれまでの成績が成績なだけに入着があれば上々か。
期待度 ★★☆

△ユズリハの詩 -異能力組織犯罪対策部 特殊機動隊 第二課- (propeller)
propeller10年ぶりの出走。はるはろ!はどうなったのかというツッコミは置いといて、過去名馬級の馬を次々と輩出した厩舎の復活を素直に喜びたい。ただ追い切り(体験版)の動きは今一つ。血統(設定)を見ると硬派色が強そうに見えるが、気配がどうも温く感じる。この違和感の正体ははっきりしないが、トレーナー(ライター)の顔触れを見る限り、実績は皆無。新人の燈緋色花音の未知数の魅力に期待しなければいけないようでは寒い。騎手(原画家)も全員新人という点も気になるが、それよりもトレーナーがどこまで馬のポテンシャルを引き出せるか。惨敗に終わった蒼撃のイェーガーの轍を踏まなければよいが・・・
期待度 ★★★

(本紙の見解)どの馬にも一長一短あり、波乱含みの一戦。本命は前走の動きを買って妹と彼女 それぞれの選択 を押す。ただ今回高馬になったことが、どう出るかがカギ。安定勢力の真・恋姫†英雄譚外伝 -白月の灯火-も、時計が速くなると不安だが、逆に持ち時計はしっかり走る強みはある。不気味なのは神聖昂燐エストランジェ で、幼馬触手凌辱というゾーンの狭さを生かしたい。復活したpropellerのユズリハの詩 -異能力組織犯罪対策部 特殊機動隊 第二課-は、能力の高さは感じさせるものの、追い切りが今一つで割り引き。もう1頭取り上げるなら、突然の出走で台風の目になりそうなこあくまちゃんの誘惑っ!を。  

Posted by 7月の魚 at 18:29Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想

2023年12月03日

転生ものとしての評価はともかく

半年掛けてプレイしていた天使☆騒々 Re-BOOT! (ゆずソフト)をクリアしたので、久しぶりに所感を投稿して見ました。

といっても、ゆずソフト(というかこぶいち&むりりん)がエロゲーを出してくれるだけで感謝したい気持ちなので、あまり批評というか悪口を書く気にはならないのです。ただそうは言ってもここで提灯記事を書いても特に影響力なんてさらさらないので、ただ思いついたことをだらだらと・・・まあ相変わらずですね。

といっても最初プレイしたルートなんて半年前のことですから、内容の細かい部分なんて忘れてしまっているわけで、細かな感想なんてとても書けない。だからあくまですべてのルートをプレイしての大雑把な所感ということになります。
まあざっくり言うと「前作の喫茶ステラと死神の蝶の悪かった部分が強調されてしまったゲームといったら大げさになるのですが、その原因はというと、設定によるものが大部分なので、この悪かった部分という点に関してゆずソフトのスタッフは、ぼくの見方と違っているのかもしれません。


(ここからネタバレ)


このゲーム。主人公が過去の世界の魔王の転生・・・まあラノベ等でよくある設定なのかもしれませんが、妹やクラスメイト(そして女性教師)といったヒロインまで、魔族の転生という過去を引きずったものになっています。そして魔王復活の情報を聞きつけて、別次元からやってきた王女(そして侍女)と、本人がこれまで送ってきた生活とは関係ない部分で、ヒロインとの関係が始まるというわけ。つまり徹底した主人公巻き込まれ型のストーリーが展開されるのです。

正直こうしたゲームは、主人公の魅力が伝わりにくく、プレイヤーが主人公に感情移入することが難しいのです。プレイヤーが感情移入できない主人公になぜヒロインが惚れるのか?そう思わせるようでは、萌えゲーとして大抵失敗への道を進んでしまっているのですね。特に一番最初にプレイしたかぐやルートに関して、ヒロインが主人公に惚れた理由がどうにも伝わってこなかった。まさか主人公でなく、転生した魔王という部分を魅力に感じたというわけではないでしょうが、そうぼくに思わせてしまうだけでも損に思えるのです。
ではこのリンカーネーション設定が、全くの失敗だったというわけではないのが難しくも面白いところ。
それを如実に表しているのが、来海ルート。彼女は魔王の副官だった魔族(スレイ)の転生といった役どころなのですが、この生真面目なスレイが、典型的な委員長タイプ・・・つまり苦労性な性格で、いつも魔王に振り回される損な役回りをしていたという設定。
そんなスレイの能力を受け継いでいる来海ですが、その性格は明るく周囲を引き付ける容姿も相まってクラスの人気者といった設定。つまりスレイとは性格は違っているわけですが、過去の世界でスレイが魔王に対して愛情を秘めていたことを感じてしまい、主人公に対する恋愛感情が、過去スレイが魔王に対して持っていた感情とないまぜになってしまい、よく分からなくなってしまう。
こうした来海の心情をはっきり説明していないところが、このゲームに於いては成功しているように(ぼくは)思っています。来海が時に自爆発言をしてしまったり、Hシーンで異常に積極的になったりするのも、過去スレイの抑制されていた感情が爆発してしまった結果ではないと、ぼくは脳内変換しました。こうした細かな心情をプレイヤー任せにしてしまう手法は、失敗してしまうケースも多いのですが、このゲームでは成功したと思っています。
これは妹の天音も同様で、前世で吸血鬼だった際、魔王の最初の配下で最期まで見届けたという設定。それだけにより主人公に対し業が深いといえるのですが、前世で彼女が魔王に対しどのような感情を持っていたか、今ひとつ(ぼくに)伝わってこない点で、来海ルートよりやや劣るのではと感じました。
一方、転生キャラで一番劣るように思えたのがメインヒロイン格の乃愛で、前世での彼女の性格というか人間味が希薄(まあ設定的に仕方ないかもしれないですが・・・)で、魅力に欠けるのですね。このゲームはなぜ主人公にヒロインが恋愛感情を持つようになったか不明な部分が多く(強いて書き込まれていたのはサブヒロインのオリエくらいか)、前世での書き込みが薄いヒロインは損をしているような気がしてならないのですね。

(総括)
転生ものとして成功したとは言い難いゲームですが、萌えたヒロインが1人存在しただけでも、ぼく的には充分だったと言えます。喫茶ステラと死神の蝶のナツメと比べても今回の来海は全くヒケを取らないヒロインでした。まあこれは前世と現在とのキャラ設定両方がぼくの嗜好にピンポイント過ぎて、一粒で二度おいしかったからかもしれませんが。とにかくゆずソフトには、これからも18禁萌えゲーをリリースして欲しいと切に願っています。  

Posted by 7月の魚 at 20:37Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム