2019年07月11日

あの素晴らしい世界をもう1度

出版業界では最近電子書籍が主流になってきているらしいのですが、保守的なぼくの頭の中ではいまだに紙媒体。そしてAmazonや楽天などのネット書店を利用することはほとんどなく、いまだに本屋での購入にこだわっています。
といってもぼくが子供のころに利用していた町の本屋町のだけでなく、いわゆる郊外型の本屋のまでも現在閉店してしまっていて、少し遠い大手のチェーン店に行くしかないのですが、それでも立ち読みして内容を確かめられる利点は何者にも変えがたいのですね。
特に最近よく購入する麻雀本は玉石混合で、実際目を通してないと同じような内容(戦術)のもの・・・いわゆるカブリ・・・をしてしまうことが多い。もちろん著者によって切り口は違っていて、読んでみて全くの無駄というわけではないのですが、それでも実際目を通して購入した方が、失敗したとしても納得がいくというものです。
そして昔ほどではないですが、今でも2月に1度くらい購入しているミステリーの文庫本でも同様です。ぼくが作者名と紹介文だけ見て購入するのは、ぼくと同じ名古屋在住の太田忠司氏くらい(それでも2/3くらいは未読)で、他好きな作家は多くいますが、さすがに表紙だけ見てすぐレジに持っていく事はなく、軽く立ち読みしてぼくの趣味に合わなかったりしたらオミットするのです。その代わりよく知らない作者でも立ち読みして面白そうと思えば(創元推理文庫のものが多い)購入することも多いわけで、その中に拾い物があったりするのです。そういった作品の中で一番楽しめたのが映画化もされた(らしい)井上尚登の「ホペイロの憂鬱 JFL篇」(もちろん映画化前に購入、読了)で、こうした血生臭い殺人事件が起きない軽いミステリーがぼくのお気に入りなのですね。

そんなぼくが先日発売されたリツミサンの「超メンゼン主義麻雀」を購入しに行ったついでに文庫コーナーを歩いていると、棚の間に樋口有介氏の「横浜ではまだキスをしない」(ハルキ文庫)を発見。樋口有介氏といえばデビュー作の「ぼくと、ぼくらの夏」の評価を大きく改めてから、それまで出ていた著作を数本(「林檎の木の道」「月への梯子」ほか)購入したのですが、全く面白くないというほどではなかったものの、デビュー作以上のものはなかったというのがぼくの見立て。ただこの「横浜ではまだキスをしない」を手にとってあらすじを読んだとき、あの「ぼくと、ぼくらの夏」の世界が再び蘇ってきた印象がありました。

実のところ、ぼくが思っている樋口有介氏の作品というと、非常に良く似た設定が多く「ぼくと、ぼくらの夏」は父子家庭だったのに対し、「林檎の木の道」は母子家庭。いずれもその親が家庭的に問題がある人物で、そのためか主人公が中高生に似つかわしくないシニカルな思考をしたり,・・・と何かパターン化されているような気がします。そして今回の「横浜ではまだキスをしない」もそれを踏襲し、主人公は母子家庭で性格もほぼ同様。それをワンパターンと見るかどうかは別として、作者が得意としている世界であり、薬籠中のものであることが分かります。
その「横浜ではまだキスをしない」ですが、過去作と同じく「古い革袋に新しい酒を盛る。」という結果になるかと思いましたが、今回は違いました。

といってもこの作品、狭義の意味でのミステリーとして見ると、「ぼくと、ぼくらの夏」以上に謎解き要素は薄い。またご都合主義とも取られかねない設定(突然現れた腹違いの姉が警察官で、主人公(高校生)に重要情報を漏らしてくれたり、10年ぶりに逢った幼馴染が超上流階級のお嬢さまで警察上層部に顔が利いたりなど)もあって、トリック至上主義の人だけでなく、普通の推理小説マニアが見ても眉を顰めてしまうかもしれません。その上このミステリーの主眼の1つである猫に乗り移った少女の正体については、ぼくのような勘の鈍い人間でもおおよそ見当が付いてしまいました。

それでもこの作品が面白く感じられたのは、「ぼくと、ぼくらの夏」が現代の感覚で読むと多少時代設定が古く感じられるのに対し、「横浜ではまだキスをしない」はそれを今の時代に置き換えてくれていて、例えば樋口作品によく登場していたバイクやスポーツタイプの自転車に代わって、電動アシスト自転車が登場。これまでは主人公が自転車の後部座席にヒロインを乗せ目的地へ・・・というシーンがありましたが、さすがに二人乗りが普通に許された時代と違って、現代にはそぐわない。というわけでそれに代わり主人公とヒロインが電動アシスト自転車でツーリングするといった展開に置き換わっていますが、それがまた印象的その電動アシスト自転車を母子家庭で金銭的にに恵まれているといえない主人公がなぜ手に入れているかという理由や、それを発端にしたヒロインとの出会いも印象的に描かれています。

そしてこの「横浜ではまだキスをしない」では魅力的なヒロインが登場します。以前このブログで「ぼくと、ぼくらの夏」のヒロインである酒井麻子のことをべた褒めした記憶があるのですが、この「横浜ではまだキスをしない」の村崎明(メイ)はそれ以上に魅力的なヒロインでした。彼女は気まぐれでびっくり箱のような行動をするアッパー系不思議ちゃんお嬢さまなのですが、数多く美少女ゲームをプレイしているぼくでも、このメイ以上に魅力的な不思議ちゃんに出会った記憶はありません。まあこれはぼくがいわゆる「空気の読めないヒロイン」がストライクゾーンから大きく外れていることが大きいのですが、そんなぼくでもこのメイには大きく惹かれました。というのもメイのいわゆるワガママともいえる言動に対する、主人公のツッコミが絶妙なのですね。これがメイにただ振り回されるだけでは、メイの「空気が読めない」部分が欠点として目立つことになったでしょう。もちろん別に新たに創造したわけでなく、樋口作品にはお馴染みの主人公像なのですが、そういった意味でこの主人公とは、メイの台詞ではないですが「相性ピッタリ」だったといえるのです。
そんなメイ以外にも魅力的な女性がこの作品には登場します。あまり深く説明するとネタバレになってしまうので触れませんが、主人公がメイのような(外見では)可憐なお嬢さまに懐かれても舞いあがったりしなかったのも、理由があったりします。そういった意味でこの作品に登場する人物の配置はぼくの呼んだ樋口作品の中でも出色といっていいと思います。このミステリーを読んでもはや大昔といっていい青春時代を思い出す・・・いやウソです。ぼくの青春は灰色いや黒色に覆われていて、こんな経験なんてあるわけがない。もちろんメイのような少女と付き合うなんてことはなく、話したいや出会ったことがすらない・・・

というわけで経験できなかった甘酸っぱい青春時代をせめてゲームの中だけでもと思って、積んであったアオナツライン(戯画)を始めることにします。果たしてメイ以上に魅力的なヒロインと出会えるのか・・・批評空間をみると最近の戯画作品の中ではダントツといっていい高評価で、その可能性は低くないと思っているのですが。  

Posted by 7月の魚 at 10:18Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2019年06月30日

前作より物足りなさを感じた原因

先日、およそ1年半ぶりに崩した積みゲーをまとめて某ショップに引き取ってもらいに行きました。
最近はネットで申し込むと運送屋が引き取りにやってくるというサービスが主流になっているようですが、ぼくの場合は某ショップまで車で15分も掛からない所に住んでいるということもあって、いまだに旧態前としたことを行っているのです。
両手に17本ものゲームを持って駐車場から歩くことを考えると、引き取りサービスにした方がいい気がしないでもないのですが、今までの習慣を変えられないところが頭の固いところなのですね。
まあそんなわけで、買取ポイントを近く得たわけですが、最近はそのショップで新品を買うことはほとんど無くなったので、ポイントで貰うより少し損しても現金を貰った方が良かったような気がします。実際今月も一本も予約していないという無気力状態ですが、まあポイントにしておいた方が発売後評判の良かったゲームを購入する気が起きてくるといった意味では悪くない選択をしたと考えるようにします。

さて、その売却前に合わせて急いで終わらせたのがSugar*Styleです。前作のMaking*LoversがSMEEヴォーカルソング集を目的に購入したにしては、良作といってもいいデキで意外な拾い物をした気分でしたから、今回はその御礼といった意味での購入でした。
ただ発売後、批評空間の評価をと見ると今ひとつといってよく・・・まあ前作と比較してのもので、全体的にはそれほど悪くはないですが・・・発売前の不安だったライターの変更(岸田ソラ⇒モーリー)が当たってしまったのですが、プレイを始めてみてすぐその理由が分かりました。
これは批評空間でもかなりの人が指摘していたのですが、前作の主人公と比べ今回の主人公はダメすぎる。まあダメというと語弊があるので、幼稚というか軽佻というのが適当な気がするのですが、今回の主人公を見てヒロインがどうして好きになったのかなったよく理由が分からないのですね。特にこのゲームの場合、最初この主人公が寮にやってきた時のヒロインたちの評価ときたら最低といっていいところから始まったわけですから、それから恋愛関係に発展するには相当主人公の株が上がるようなエピソードが必要となるはずなのです。
ただその信頼を得るはずのハウスワークやカーペンターといったミニエピソード(男の役割セレクト)を見ても主人公の株が大幅に上がったとは得ないものが多い。まあギャグを多めにしたいというメーカーの狙いは分かるのですが、その分ヒロインとの恋愛関係になる過程がおざなりになってしまっては本末転倒のような気がします。特にヒロインとの関係が多少進展したなと思わせたところで、ミニエピソードでそれがなかったような会話が始まるといったケースが見られては、折角の企画も実を結ばなかったといっても過言でない。このあたりが大いに不満でした。

ただ原画については前作より大幅に進化していたのは嬉しい誤算でした。そのおかげかヒロインの誰もが可愛く感じられて仕方なかった。ぼくのお気に入りのタイプは晴だったのですが、それ以外のどちらかというとゾーンから外れているはずの真央やかなめも可愛く感じたというのは原画の貢献が大だったといえます。

シナリオについてはヒロインと主人公を阻む障害というのが(これは悪い意味でなく)大したことがないもので、軽い気分でラストまで進んでいきます。これは別に悪いものではなくて、SMEEというメーカーの味といっていいからそれでいいと思います。ただエリカや薫といった女性の脇役がそれなりにアクセントとなっていたのに対し、男どものキモさに関しては主人公以上で笑いに対しての貢献も今一つ。この脇役のと目立たなさも前作に劣っていた部分で物足りなく感じた部分でした。

というわけで今月末に発売されたファンディスクを購入するかは微妙。前作のFDはVol0 01のみ購入しましたが、容量の薄さもあって満足といえるものでなかったのは確かで、それが予約を躊躇わせてた原因でした。ただ今回はメーカー発表ではヴォリュームUPを謳っているし、主題歌フルヴァージョンを含むサントラが付いているのも魅力。予約はしてなかったのですが、こんな時溜まっているポイントを使ういい機会というもの。原画の進化を買って来週にでもショップへ再び行こうかと思っています。  

Posted by 7月の魚 at 16:11Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2019年06月01日

失速した理由はどこに・・・

10年ほど前に初発症してから、忘れた頃にやってくるのが腎臓結石。
初めて罹ったときの痛みは今でも鮮明に覚えています。あの日は金曜日で血尿が出ていたにも係わらず、病院に行かず予約していた2本のゲームを引き取りに行くという自爆行為をしでかしたのですね。あの頃はまだエロゲーが全盛期ほどでないにしても、まだ売れていた時代で、名古屋駅にあった某ショップには月末の金曜日になると購入する人の列が出来たもので、腰の痛みでまともに立てないなか列に並んでようやくゲームを引き取りに行きました。なぜぼくが無理を押してゲームを引き取りに行ったかというと、もし病院に行って即入院となったら、折角予約したゲームが流れてしまうと思ったからですが、ゲームを引き取って家に戻ると安心したからか痛みが少し治まった気がして、つい買ったばかりのゲームをインストールしプレイを始めてしまったわけですね。
そのゲームというのは王賊(ソフトハウスキャラ)だったのですが、(もう1本は恋する乙女と守護の楯(AXL)これがなかなか面白く止める機会を見失って、つい病院に行きそびれてそのまま夜に・・・
そして腰の痛みがぼくの限界を超えたのはその日の夜10時過ぎ。それからは眠ることも出来ず、ベッドに横になるのも不可能。いっそ救急車を呼ぼうかとも思ったのですが、深夜に響く救急車のサイレンの音が近所迷惑になることと、救急病院に行って請求される医療費を考えると二の足を踏まざるを得ませんでした。そうその月に計3本もエロゲーを購入してしまったため、財布の持ち合わせが乏しかったのです。
痛みの中、気を紛らわせるため座椅子にエロゲーをプレイするさまは、まさにエロゲー決死隊そのものですが、さすがに日が昇り始めた頃には自転車を引きずりながら近所にあった(今はなき)S病院に行きました。そこは当時150床くらいの入院病床を持つ程度の総合病院だったのですが、院長が泌尿器科出身ということもあり泌尿器の最新機器が揃い泌尿器科の医師も多く、かつ土曜日も開院していたのです(さすがにこの時点で腎臓結石という見当はついていた)。ぼくは一番に診てもらうつもりで受付に並んでいたのですが、1時間ほど受付前のソファーで呻いていた午前6時頃、無理やりストレッチャーに乗せられ救急外来の処置室に連れていかれてしまいました。
その処置室で救急科の医師に「よく自転車で来られましたね。」と半ば呆れられながら、痛み止めの注射と座薬を入れられ、4時間ほど仮眠した後に泌尿器科にて診察を受けたところ、当然のように腎臓結石と診断され1週間後の造影剤検査の予約取らされたのですが、専門医から一番の良薬は水であり1日に2Lは必ず飲むことを厳命されました。
そしてその日帰ってから王賊をプレイしながら2Lどころか4Lほど麦茶を飲んだところ、自然に石が出たらしく翌日にはウソのように痛みがなくなり、造影剤検査をするころには全くの健康体になっていました。

あの痛みを10とすると、最近起きる結石の痛みは6か7くらい。どうやら結石を繰り返していると尿管が広がったりして痛みに慣れてくるらしい。そんな痛みがおよそ2年ぶりに襲ってきました。もちろん最初の頃と比べて痛みに耐えられるようになってきましたが、さすがにネット麻雀をする気になれずあの頃を思い出してエロゲーをプレイすることにしました。
そこで選んだのが未来ラジオと人工鳩(Laplacian)。ぼくがLaplacianのゲームを購入するのは初めてでしたが、前作のニュートンと林檎の樹も直前まで購入候補に上がっていたように、なんともいえない魅力を感じるメーカーなのですね。
そんな未来ラジオと人工鳩ですが、発売後の評価はニュートンと林檎の樹以上に芳しくない。ぼくも発売後の批評空間の評価を見て正直ガッカリしてなかば放置していたのですが、その低評価の主なものが体験版部分がピークで個別ルートの短さであることを思い出して、こんな体調だからこそプレイするに相応しいのではと思ったのですね。

(今回はネタバレは最小限にしています)

その発端部分はこれ以上はないのでは・・・と過言していいくらいの最高のスタートでした。
特にイシマルや水雪とラジオ番組をスタートし、学園のアイドル的存在である秋奈や人工鳩の権威で〇年前の航空機事故の原因となった伊耶那博士の弟子である椿姫を巻き込んでラジオ放送をしながら、狂った人工鳩を潰していくという展開は非常に面白かった。実際ぼくは体験版のすべてをプレイしたわけでないのですが、これをプレイしたら今後の展開に期待したとしてもおかしくないでしょう。
そしてなぜか主人公たちの本放送から数時間経って流れる、未来の放送。そこで知らない女の子の声と主人公が亡くなっているという情報。ぼくがあまり好いていないループものを思わせる展開を暗示されたのはややマイナスだったといえないことはないですが、それでも今後の謎を膨らませるといった意味では悪くないどころか充分といったところ。果たしてこれからどんな展開になるか期待するなというのが無理というものですが、ではなぜ批評空間の評価が芳しくないのか・・・

これは批評空間の感想でもチラホラと見かけた意見ですが、メインヒロインというべき葉月かぐやの魅力の乏しさにあるというのに全面的に賛同します。
これは序盤のスタートの良さを考えたら当然の結果ではないかと思います。主人公や水雪、秋奈といったラジオ放送の仲間からすると、かぐやは明らかに部外者。そんなかぐやを魅力的に描くには、プレイヤーを惹きつけるような特長がなければ、グループというより学園のヒロインといっていい秋奈の魅力に勝てるわけがないのですね。

主人公や水雪・秋奈らが人工鳩を破壊していく理由には充分説得力があります。特に主人公は人工鳩に対しずっと恨みを抱いていたわけです。そんな中かぐやはグループに入ることなく、また(語れない理由があったとしても)大して説明することなく、主人公たちから背を向けてしまうのです。確かにかぐやは謎めいた魅力のある少女であることは間違いないのですが、グループの心地よさと比べれば、かぐやルートで主人公がそんな居心地の良さから背いてかぐやに走る(乗り換える)理由が納得できない。
確かにかぐやルートでの自己犠牲という題材は美しいしお涙頂戴しやすいのは確かですが、この作品に限っては用意された材料は良かったのに肝心の調理に失敗したとしか思えないのですね。

まあ百歩譲ってかぐやを魅力的に描くのに失敗したとしても、他のヒロインの個別ルートが満足いくものに仕上がっていればぼくの不満も和らいだかと思うのです。ただこのゲームでまともだったルートといえば椿姫ルートのみ。彼女のルートはこの物語を転がしていく役割をしていて一番デキが良かったといえます。ただ、彼女の設定から考えて王道ヒロインとはなりえない立場であるのは誰もが分かるところ。ならば水雪か秋奈のどちらかのヒロインのルートをしっかり描かなければいけなかったのですね。
まあよくよく考えると童貞やチンコネタを繰り返す水雪も正統ヒロインになりえない立場でしたので、彼女のルートがダメダメだったとしてもまだ許容範囲。ただ秋奈ルートも今ひとつだったのが誤算で、その上物語をまとめるかぐやルートでも共感を得られなかった時点で、このゲームが失敗とはいえないまでも成功を収められなかったといえるでしょう。

ただ、このゲーム。捨てがたい味があるのは確かなのですね。評判のいい序盤部分は当然として、掴みも上々。人物配置も悪くない。それだけに最後の失速は痛い。あのようなご都合主義に近いラストにするなら、まだ主人公とかぐやが2人心中する代わりに世界を救うエンドにした方が、救いは全くないですが、ラストとしてはまだ納得がいったと思うのです。といってもループものでラストの後味が悪かったとしたら作品としてはどうしようもないわけで、そう考えると、このゲーム、どのような調理方法を行っても上手くいかないわけで、そうなるともはや設定自体が破綻しているといっても言い過ぎでないかもしれませんね。  

Posted by 7月の魚 at 00:45Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2019年04月21日

萌えゲーとエロとの食い合わせ

今年発売された美少女ゲームの中でこれまで購入したのは4本と一応月1本のペースは守っていますが、ただ購入したものでアタリといえるものが少ないというのが悩みどころ・・・というより毎月アタリハズレの予想を行っている身としては、ハズレばかり掴んでいるのは赤面ものです。
ただ先月組の中から無事アオナツライン(戯画)を購入できたことでホッとしました。最近の戯画本体は鳴かず飛ばずといった成績が続いていましたから、この的中は嬉しいです。ただ新聞の印では▲(単穴)評価でしたから、それほど威張れたものではありませんが。
2月発売組の中でそんなアオナツラインとほぼ同じ期待をしていたのが僕の未来は、恋と課金と。 ~Charge To The Future~(Sonora)でした。ただこちらの方は期待に反して評価はお世辞にも高いとはいえない。CUFFS系は期待するとハズレるし、見限るとアタリを出したりとカブトシローかエリモジョージと思わせるようなファン泣かせのブランドですが、今回はカフス系のこれまで発売されたゲームがカードとして総登場するという内容から、ブランドとしての意気込みを感じて購入したのですが、これまでの批評空間の成績を見る限り裏切られたといっても過言ではありません。

ただぼくがプレイし始めたときの感想はそこまで悪いものではありませんでした。というのもこのゲームの主人公は廃課金ゲームと云われるような設定にしてはごくごくまともな人物。新型のスマホを購入するにしても、親にねだったりせずコンビニでバイトをして購入するなど分別をわきまえています。それと対照的な人物として友人の拓人がいるわけですが、本来なら彼のような人物を主人公にしたほうが、ストーリーは作りやすかったはずなのです。
ただもし拓人のような人物を主人公にしたとすると、ストーリーはよりバカゲー寄りになり、萌えからは離れていったでしょう。というのも金銭感覚のない廃課金オタクに複数のヒロインが惚れるとは思えないからです。
萌えゲーにおいて失敗作といわれるものの多くはダメ主人公の存在が主な要因で、逆に言えば良主人公を設定出来れば、少なくとも平均点は取れるのです。つまりこの僕の未来は、恋と課金と。 ~Charge To The Future~は序盤を見る限り、平均点は確実にあるということは確認できました。

ただその平均点からいろいろな要素を積み重ねていくと無事良作萌えゲーと成長するわけですが、このゲームに関しては残念ながら平均点から抜け出せなかった印象です。
まず原画が総じてあまり高いレベルといえなかったことが挙げられます。いや誤解の無いように言うと別に原画が酷いというわけでなくて、萌えゲー平均点くらいの画力はあると思います。ただこのゲーム、ご存知のとおり複数原画家制を採っているのですが、その原画家の絵柄の差が激しく感じるのですね。複数原画家を採用していても調和が取れていれば気にならないものですが、このゲームはそれが出来ていないように感じるのです。まあこれはぼくの主観によるもので他の方は気にならないかもしれませんが。
そしてヒロインがあまりに都合よく主人公を好きになる点。まあこれは萌えゲー的ご都合主義といわれるものでとやかく言いませんし、このゲームの主人公は(普通の選択肢を採る限りは)良主人公ですのでまあ無理やり納得するのですが、(恐らく)一番最初に入るルートである奈々シナリオがいただけない。
いや別にお金持ちで世間知らずのお嬢さまがコンビニ店員である主人公と恋仲になるという展開を別にとやかく言うつもりはないのです。ただ初めてのHが人目に付くプールというのは、ヒロインの設定的にちょっとそぐわないでしょう。まあファンへのサービスと思って入れたのでしょうが、何度もHをするうちに大胆になっていくといった描写があればまだしも、初Hで白昼の中青姦というのは抜きゲーならともかく萌えゲーを標榜するなら逆効果と思うのですね。奈々自身は萌えゲーのヒロインとしては高レベルだっただけに、もったいないことをしました。
このルートが最初に来たせいで、このゲームに対する目が少し厳しくなったのは事実です。次にルートに入った汐里さんルートですが・・・
ぼくも教育実習がどんなカリキュラムで行われているか詳しくないですが、正規職員でない実習生にあれだけの負担を押し付ける学園ってどんなブラックな環境なんだ・・・というか、実習生にあんなことまでさせたら、まずいでしょう。もしかしたら私学では(4月に本採用するというのをエサに)あそこまで、仕事を押し付けるのが常態化しているのでしょうか。まあ例えそうだとしても、これは違法スレスレというかほとんど違法な業務命令ですから、主人公にその点を指摘させるとか、それを承知でどうしても採用されたいが為に汐里が行うというなら説明は付くのですね。
まあそれより実際の汐里の業務内容は実習生というより非常勤講師であり、素直に誰か正規教員が病欠となったため、時期ハズレだが非常勤として雇われたということにしておけば良かったと。それともぼくがかなり飛ばし気味にマウスをクリックしていたので、読み飛ばしていたならライターに対して申し訳ないのですが・・・ただ汐里との初Hも学園の屋上。教育実習生という立場でで教え子と学園という危険な場所でまぐあうなんて非常識ですが、まあこの時点でシナリオについては諦めていましたので特段気になりませんでしたけど。

というわけで、ルートとして一番まとも(マシ)だったのは梓ルートでしょうか。これはツンデレヒロインとして定番ですが、ソシャゲに対する思いなど、このゲームのコンセプトに一番合っていたとぼく的には思います。そして一番攻略に苦労したのはみつきルート。
というのもこのルートに入るレアカード(ミミ)が一向に引くことが出来ない。恐らく10周以上はプレイしてセーブロードを繰り返し他のカードはすべて埋まったのに、ミミだけは空白のまま。さすがに疲れ果ててしまい申し訳ないですが、某攻略サイトに置いてあるセーブデータを利用させていただくことにしました。
その苦労した見返りはこのルートをプレイした結果ではあまりよいものではなかったかもしれません。ただソシャゲのブラックな世界を多少垣間見せたのはまあ良かったかも。ただこのみつきというヒロインがなぜ主人公への好感度が高まっていたのがやや描きこみ不足だったのは否めず、それがぼくの琴線に触れなかったのかもしれません。

(総括)
主人公は悪くないし、ヒロインもまずまず可愛い。萌えゲーとしてそれなりに成功できる材料は揃っていたはずですが、それが出来なかったのは、ヒロインをより可愛く見せる工夫が足りなかったことによるものが大きいでしょう。特にエロシーンとの食い合わせが悪い印象が強い。ヒロインにあるコスプレHはほぼ別人に映ってポカンとさせられたし(元ネタを知っている人にとっては良く見えたかもしれませんが・・・)、エロを強く見せようとして逆効果になったシーンが多かった。結局このゲームのHシーンは(ぼくには)ほとんど使えないまま終わったという点で残念なものとなりました。まあこのゲームの元ネタをプレイしているのが2本きり。積んであるものを含めても4本というぼくのようなにわかCUFFSファンには荷が重かったということでしょう。  

Posted by 7月の魚 at 13:25Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2019年04月02日

設定強化の代償は・・・

つい先日初詣に行ったと思ったら、いつの間にかもう4月。というのにこれまで全く積みゲー崩しの報告が出来ませんでした。
といってもまったくエロゲーと手を切ったわけでなくて、細々とプレイはしているのです。ただいかんせん費やす時間が少なすぎるのと、複数のゲームに手をつけているのがこれまでクリア報告できなかった理由・・・

現在主にプレイしているのが未来ラジオと人工鳩(Laplacian)出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命(Hulotte)僕の未来は、恋と課金と。 (Sonora)の3本。攻略性のある(らしい)僕の未来は、恋と課金と。 はともかく、シナリオの短さがファンを嘆かせていた未来ラジオと人工鳩がいまだに終わらないのは情けない。まあどれも箸にも棒にもかからないほどつまらないというわけでないのが幸いですが、ただ批評空間の中央値を見て分かるように名作級という作品ではないのは確か。面白い部分を捜すとそれと同じくらい貶したくなる部分があるというのが正直なところです。

そんな中、出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命(Hulotte)がようやくクリア間近となりました(後はサブヒロインのルート2つを残すのみ)。このゲームに初めて手をつけたのは昨年のことですから、一体どれだけ時間を掛けているのかと言われてしまいそうですが・・・

さて前にも話したこと思うのですが、Hulotteのゲームを始めて購入したのが妹のおかげでモテすぎてヤバい。ですが、それからずっと購入し続けていているものの初購入作品を越えるものには出会えていない現況。いま思えば面白かったというのも偶然だったような気がしてきました。
さてHulotteというとぼく的には表世界で活躍している声優陣の積極的起用が萌えゲーとしてステータスを上げていると思っているのですが、今回はメインヒロインに起用された声優の顔ぶれを見る限りこれまでと比べやや地味め。それでいて数回プレイするとDMM_GAME_PLAYERのパスワードチェックが入るとなると、アクティベートを導入するために声優に掛けるお金を減らしたのかと邪推したくらい。

そんなわけで始める前まであまりいい印象はもっていなかったのですが、プレイし始めると少しづつプラス方向に動きました。
このゲームの発端は占い師(メインヒロインである白亜)から主人公が受け取った「5分間だけ時間停止できる時計(アトロポスウォッチ)」でヒロインに悪戯するというもの。これだけ聞くと何か筆柿ソフトあたりが得意とする催眠ものに近い味わいかと思うのですが、実を言うと決してそんなエロエロの展開にならない。
ヒロインの一角を務める瑠璃ルートはともかく、他のルート(特にノア・花音)に入ると主人公が白亜の煽りに耳を貸すこともなく時計の使用を半ば封印してしまったりと、アトロポスウォッチはストーリーにおいて無くても構わないような存在となってしまっています。逆に妹でヤンデレ風味を持つ桜良の方が時間を停めて主人公の裸を見たりと有効活用しているようでは本末転倒・・・と言いたいところですが、実のところぼくを含む大多数のファンはHulotteのゲームに萌えを阻害するような凌辱まがいなエロを求めていないだろうし、まあこれは予想の範疇。

そしてまず瑠璃ルートを一番最初に攻略したのですが、結果的にのルートがぼくの一番好みでした。まあこれは絵師である池上茜氏の貢献大ですが、その瑠璃のキャラデザを含め性格的にも一番メインヒロインらしい彼女が順当に本命だった・・・というのは当然といえば当然でHulotteでは毎回登場する真のメインヒロイン的立場である白亜を除いて、ストーリーの核心に関わってくるヒロインは瑠璃だけだからです。
といってもこの瑠璃ルートも序盤はヒロインを過剰に縛る母親の存在など、決してぼく好みの話ではなかったのですが、中盤以降この母親がやけに聞きわけがよくなるあたりがHulotteらしいといえばらしい展開。それでも勝ち気な努力家でありながら健気さも見せる瑠璃はぼくのお気に入りのヒロインとなりました。
それに続き花音⇒桜良⇒ノアとプレイしてきましたが、瑠璃ほどぼくの琴線は振るわず。これはアトロポスウォッチに対する関連性の薄さもあったかもしれませんが、瑠璃ルートで白亜の正体がおおよそ判明してしまうなどぼくが選んだ攻略順の悪さが影響してしまったかもしれません。

その白亜ですが、本来なら彼女が一番キモのルートのはずでした。ただ実を言うとこれまでぼくがプレイしてきたHulotteの真のメインヒロインでぼくが手放しで絶賛したルートは一度もなかったので、今回も多くは期待していませんでした。まあこれはぼくのヒロインの好みに関わることなどで他の人とは意見が異なっている可能性は強いのですが、この白亜の小悪魔風で腹に一物抱えているといったタイプのヒロインはぼくの苦手なタイプなのです。

そういった意味で白亜ルートはそんな好みではなかったのですが、これまでのHulotte作品と比べて設定の甘さについては少なくとも解消に近づいたような気がします。今回のアトロポスウォッチの設定は、神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。の縁カウンターのようなストーリー上でほぼ意味がない存在でなかったという点で進歩したように思います。ただヒロインの魅力についてはやや低下したかもしれません。これまでの作品ではストーリーはともかくメイン格のヒロインは粒揃いだったのですが、今回はやや魅力の点で劣るヒロインがいたという点で相殺。その原因がビジュアル面か、それとも声優の演技にあるのか、ストーリーにあるのか恐らくいろいろな要素が微妙に絡んでいるのでしょうが、今回もぼく的Hulotte作品No1だった妹ヤバを越えることがなかったというのが、このゲームの評価です。  

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2019年01月06日

あえて立てない今年の目標

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
例年通りなら今年期待しているゲームとか積みゲーの中から優先して崩したいゲームなんかを発表したりしているのですが、今のところ発売をワクワクしながら待っているゲームもありませんし、最近のゲームプレイ回数を考慮すると積みゲーを積極的に崩そうというモチベーションも欠けてきているということで、今回は見送ります。それでもそろそろ部屋が積みゲーに占拠されつつあるので、少しでもプレイして崩したゲームを中古ショップへ持ち込むつもりでいます。
そんなぼくが現在プレイし始めたのが未来ラジオと人口鳩。体験版の評判は良かったものの発売後の評価は低迷というLaplacianのジンクスが今回も当たってしまった格好ですが、実はLaplacianのゲームを購入・プレイするのは今回初めて。実は今の時点でなぜこのゲームを購入したのかはっきり思い出せないのですが、取りあえず低迷の原因を見極めたいと思っています。

そしてそれよりも目標が立てにくいのが天鳳の方。昨年5月に6段に昇段してから、降級するでなく昇級するでなくすっかり6段が定位置になってしまった格好。これも鬼打ちは自粛して本垢(ID)で打つのは1日2~3回程度に止めていることもあるのですが、それよりも特上卓を余裕で突破するだけの実力がないということに尽きるでしょう。一時あと160Ptで昇段というところまで迫ったときもあったのですが、現在は7段の姿が遠くに見えるかという1800Pt台といったところに落ち着いてしまっています。
というわけで鳳凰卓で打つという目標よりも、少しでも質の高い麻雀を打つ回数を増やすことの方が重要で、ネット麻雀もさることながら、フリーへ行く回数を増やしていきたいと思っています。

そんなわけで今年もよろしくお願いします。  

Posted by 7月の魚 at 16:30Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2018年12月26日

プロテクト搭載の功罪

ネット麻雀(天鳳)やリアル麻雀(フリー&セット)に時間を割く中、その狭間を縫うかのようにエロゲーもプレイしています。
現在主にプレイしているのが出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命 (Hulotte)で、Hulotteのゲームを購入するのは4本目。いや叶とメグリとのその後がイチャらぶすぎてヤバい。も含めれば5本になりますが、あれを数に含めるには何か違うような気がするので・・・まあもし含めるとしたら0.1本分ぐらいとなるのでしょうか。
そんなわけでアサプロと並んですっかりぼくが黙って購入するメーカーの1つとなったHulotteですが、実のところHulotteのゲームで満足できるデキだったのは妹のおかげでモテすぎてヤバい。だけで、その後の2本はそれほど高く評価しているわけではないのです。それでも見放さず購入を続けているのは最初にプレイした妹のおかげでモテすぎてヤバい。の印象が強かったことによるものが強いのですが、それとともにその後の2作品もその良い印象を打ち消してしまうほど悪いデキではなかったこともあるでしょう。

そんな出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命ですが、発売直前になってこれまでの作品と違いオンライン認証がもれなく搭載されていることが判明。ぼくはこれまでこうしたプロテクトを搭載しているゲームを購入したことはほとんどないのですが、このゲームに関しては予約していたこともあって購入することに。もし予約前にこういったシステムが搭載していることが分かっていたとしたら、果たして購入していたかどうか。

プロテクトについてのぼくの意見は大昔にこのブログで書いたことがあったような気がするので、くどくどというつもりはありませんが、ぼくがこれまでエロゲーを気軽に購入していたのは、プレイ後に中古ショップに売れるという逃げ道があるからなのですね。もちろんショップの買取値が野口英世1枚にも満たないような場合もままあるのですが、それでも全くのゼロになることはほぼないというのが大きい。あとプレイしたゲームを置いておく場所がない(もちろん永久保存しておくようなぼく的名作は別ですが)というのもありますが。

プロテクト(アクチ)を搭載しているゲームを購入するというのはその逃げ道を断つわけで、当然気軽に購入するわけにはいかない。つまり実績のないメーカーや最近駄作ばかり出しているメーカーがこうしたプロテクト付きのゲームを発売したとしても購入候補に上がるわけがないのです。ぼくが今回Hulotteの新作を(予約していたとはいえ)黙って購入したのは以前と比べエロゲーを購入していないというのが大きいですが、過去に妹のおかげでモテすぎてヤバい。というぼく的名作があったということもあるのです。つまりプロテクトを搭載するということは、メーカーもそれなりの覚悟をもって行わないと自分で自分の首を締める結果になるのです。

ただ次回以降Hulotteのゲームを購入するかどうかは今回の新作が、妹のおかげでモテすぎてヤバい。くらいのデキでないと難しいでしょう。少なくとも発売日当日新品で購入するということはないと思います。というのも今回この新作はDMMのシステムを搭載しているのですが、認証後もゲーム開始時たびたびパスワードを入れるよう要求してくるのですね。中古で売れるゲームが正式なディスクかどうか時々チェックを要求してくるのは仕方ないと思えるのですが、ネット認証搭載というユーザーに不利な条件を押し付けておいてこの始末では不満が溜まるのも当然です。

もちろん肝心のゲームのデキが良ければそんな不満など消し飛ぶのですが、メインヒロインである瑠璃ルートをクリアした感想では悪くはないものの飛びぬけるほどのデキではなさそう。果たして今後そんな評価を良い意味で裏切ってくれるかどうか、楽しみに続けていこうと思います。これがぼくが買うHulotteのゲームの最後となりませんように。  

Posted by 7月の魚 at 21:37Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2018年12月19日

今年の総括と来年の見通し(エロゲー編)

ここ最近美少女ゲームに対する情熱が少しづつ薄れているのは自覚していたのですが、それを如実に証明しているのが今年に入って購入したゲームの点数。
以前は30本以上購入したことがあったというのに、今年購入した点数はたった8本。まあ30本以上購入しているというのに半分程度しかクリアできず、後は積みゲーとして取り残していたことを考えると、プレイ数程度しか購入していない現況の方がよほど健全なのかもしれませんが。

さて今年購入したゲームはと見ると
2月発売のランス10(アリスソフト)・処女はお姉さまに恋してる ~3つのきら星~(キャラメルBOX)
3月発売のかりぐらし恋愛(ASa Project)
4月発売のMaking*Lovers 激イチャアフターストーリー Vol.01 (SMEE)
6月発売のまおてん(CandySoft)
8月発売の未来ラジオと人工鳩(Laplacian)
10月発売の出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命(Hulotte)
の7本。一応12月発売の空に刻んだパラレログラム(ウグイスカグラ)も予約しているので、それを入れて8本ということにないます。

ただそれ以外に購入したいゲームはなかったか?改めて今年発売されたゲームのリストを見直してみると、以前なら購入していたであろうゲームはというと
2月発売の厨二姫の帝国(ウシミツソフト)
3月発売のバタフライシーカー(シルキーズプラス)
7月発売の抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?(Qruppo)
11月発売のアメイジング・グレイス -What color is your attribute?-(きゃべつそふと)
くらい。とすると、これら全部購入したとしても12本ですから以前と比べるとずっと本数は少ない。これはぼくのエロゲー意欲の減退もさることながら、一目ぼくの琴線を震わすようなゲームの発売が少なかったことがあげられるのではないでしょうか。
幸い来年は
1月発売のSugar*Style(SMEE)
     はぴねす!2 Sakura Celebration(ういんどみる)
     夢と色でできている(feng)
2月発売のイブニクル2(アリスソフト)
     僕の未来は、恋と課金と。 ~Charge To The Future~(Sonora)
の計5本が今のところ発売予定。まだマスターアップしていませんし、例え全部発売されたとしても全部購入することは難しいでしょうが、それでも恐らく2~3本は購入することになるでしょう。ただプレイする時間をもう少し作らないと、また積みゲーをこれまで以上に増やしてしまう結果になりかねないので悩みどころですが・・・      

Posted by 7月の魚 at 00:40Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2018年12月15日

最終ルートの是非

麻雀にかまけてきてエロゲーの方はさっぱり進んでいなかった現況でしたが、3ヶ月ぶりにようやくクリアすることが出来ました。
そのゲームはまおてん(CandySoft)ですが、実はこのゲームも発売当日に購入してなくて、発売後1ヵ月ほど経ってから手に入れた・・・といっても発売後の評価を見定めてといった理由ではなくて、単に発売日にショップの行くのが億劫だったからという消極的なもの。さすがのぼくでも絶対に購入したいというものは、現在少ないながらも予約しているので、このゲームに対する期待というのは「予約をしてまで購入するほどでない。」といったものでした。(まあ数年前なら当然予約購入していたでしょうけれど・・・)
このゲームのシナリオライターはさかき傘氏。つよきす3学期でデビューして以来、ハズレは出してない評判の高いライターです。ぼくも彼の噛むゲームにはこれまで楽しませて貰っているのですが、実はまおてんの設定がどうも気になっていて逡巡してしまったのですね。

悪魔と人間が共存している世界という設定はともかく、メインヒロイン3人のうち2人がヒューマンでなくカリンはほとんど反則級の能力を持ち、姉(実ではないが・・・)のゆうりも天使ということでカリンに近い能力を持つ。そして幼なじみの梨多も人間ながらイタズラ好きな台風のようなヒロイン。こうしてみるとつよきすの世界再びといったヒロイン構成であることが良く分かります。そしてつよきすNEXTの評価が(ぼくにとっては)今ひとつ(それでも凡百のゲームと比べれば充分楽しめたのは確かですが)だっただけに、同じ原画家を起用したこの作品に対してあまり期待が持てなかったというのが、ぼくが発売日購入を見送った理由でした。
そしてその予想は当たらからずとも遠からずといったものでした。

(ここからネタバレ)

このゲームの世界観は学園ものに悪魔や天使といったファンタジーを絡めたもの。ただ普通の人間社会に別世界のヒロインがまぎれこんだといったタイプでなく、また主人公が別世界にタイムスリップするといった異世界転生ものといった単純ではない。過去因縁があって悪魔と人間が共存することになったという三咲町(恐らく三浦半島の先端にある三崎漁港がモデル)を舞台にするという一ひねりした世界を創造。どうやらこの世界観はこのゲームのためだけに創造されたものではないらしいですが、人間社会に同化しつつある魔族(馬場さんやチタン等)魅力あるキャラが多数登場してくらただけでも、このゲームを購入した甲斐があったといえます。
そういった彼らが活躍する共通ルートは楽しめたのですが、各ルートに入るとやや物足りなさが否めません。特にメインヒロインと目されていたカリンルートはイチャラブに特化しすぎて、内容は乏しかった。アースラが悪役としてより三枚目としての役割が強いのが分かっているだけにシリアスにしにくいし、委員長をつよきすの佐藤さんのようなキャラにしてしまうのも難しいとなれば、あの結末は仕方なかったとはいえますが、3人のヒロインのルートでは一番内容が劣った気がします。
それより上といえるのがゆうりや梨多ルートですが、収まるところに収まったという形で意外性に欠けるのが難点(さかき傘氏は終盤落とし穴を掘るタイプのライターでないだけに仕方ないかもしれませんが)。

そんな3人のルートを経てプレイすることになるアナザールートですが、このルートをプレイしてみると評価が割れるのが分かる気がします。主人公がこれまでプレイ(攻略)してきたヒロインに見捨てられる展開は、これまでプレイしてきてヒロインに愛着の湧いたプレイヤーにとっては痛くまた胸糞悪いものでしょう。まあぼくはこのゲームのヒロインにそこまでのめりこめなかったので、比較的冷静にプレイできたのですが、最後までプレイして首をひねることになりました。

「このルートのHシーンって愛海さんしかなかったのでは・・・?」

というのは冗談としてもこのルートの中心であるはずの梨多にHシーンがなかったというのはどうなのか。まあこのルートの梨多は別主人公にいわばNTRされたような気がしないでもないので、Hしーんがあったとしてもそれはそれで複雑な気分になるのですが、そういったゲーム後の読後感があまりいいものではなかっただけに、なぜか最後ヒル姉と結ばれたおまけルートが一番しっくりきたりして複雑な気分になるのですね。

(総括)
梨多アナザーという真ルートが楽しめれば評価はもう少し上がったと思うのですが、ライターが伏線回収を優先したばかりにプレイヤーの読後感を犠牲にしてしまった作品。もちろん伏線回収は大事なのですが、ヒロインの魅力を損なわないような配慮もして欲しかったと思うのですね。もちろんこれが別ライターでしたら何も言わないのですが、さかき傘氏なら出来るのではないかと思うのです。まあ共通ルートや世界観は充分楽しめたので平均以上の作品であることは間違いないのですが。  

Posted by 7月の魚 at 02:42Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2018年09月01日

あっぷりけとの違い

最近新作ゲームをほとんど購入してなくて、プレイしているのはずっと昔買ったままシュリンクを破らず放置していたものばかり。その中で今回崩したのは、昨年発売されたヤミと祝祭のサンクチュアリ(あざらしそふと零)で、最近プレイしたものの中ではまだまだ年数は経っていないもの。
このゲームを購入した理由はライターが桐月氏だったというのがほとんどなわけで、あっぷりけでオダワラハコネ氏と組んだ一連の作品はどれも好評です。
といってもぼくがプレイしたのは花の野に咲くうたかたのだけなのですが、(実はコンチェルトノートと黄昏のシンセミアの2本は発売日購入したまま、放置してあるのですが・・・)ただその一番評価の低い花の野に咲くうたかたのでも、ぼくはまずまず楽しめたので、ノラと皇女と野良猫ハート2を買ったついでにもう1本といった感じで購入したのです。
ただ気になったのは、桐月氏がオダワラハコネ氏以外と組んだ紅蓮華は原画家にねこにゃん氏を得ながら、意外に評価は高くない。となると桐月氏はあっぷりけでないと本領発揮できないのではないか・・・といったそこはかとない不安が頭をよぎったのは事実・・・で、結果だけ見るとその予想はほぼ当たってしまったというのが辛いところ。

(ここからネタバレ)


ではなぜそうなってしまったかというと、実はこのゲーム。桐月氏が担当していたのはメインヒロインの姫神亜梨栖だけで、他の3人は温泉大祐が担当していたのですね。桐月氏がこれまで手がけた作品はほぼ1人で手がけてきただけに、まさか他のライターが加わっていたというのは予想外でした。そのライターである温泉大祐氏は実績から考えるとまずまずの仕事をしたといえるかもしれないのですが、それでも言えるのは伝奇ものとしては明らかに喰い足りないところ。特にこのゲームは主人公が高スペックすぎて、どんな強敵が出てきても負ける気がしない。中盤で化け物じみた能力を持つ会長(彩夏)と対決しても互角近い勝負になるわけですから、エリスあたりがいくら頑張っても主人公にひねられるのがオチ。そういった意味でバトルに盛り上がりが欠けるのです。
桐月氏が担当した唯一のルートらしい亜梨栖ルートは主人公と亜梨栖の家に仕掛けられた盗聴器の謎を始めとして、主人公の戦闘力だけでなく、亜梨栖の知力も生かされて徐々に盛り上がりを見せてくれます。そして一番の謎である静の存在。容姿から行方不明になった亜梨栖の姉であることに疑いないように見えるのですが、ではなぜその記憶を失くしているのか。深夜外出禁止や課外授業など学園のルールにも素直にうなずけない謎が満載で、そういった伏線を桐月氏はどう解決するのか楽しみで仕方なかった。
つまり温泉大祐氏が担当したルートではそういった謎を解明するワクワク感がほとんどなかったのが、喰い足りなさに写ったのではないかと思うのです。なにせ先に述べたとおり、この主人公の設定でバトルをメインにしても結果が分かりきっているだけに面白みに欠けるのです。
ただその亜梨栖ルートにしても桐月氏にしては伏線の回収についてはそれほど手際が良かったといえなかった。これはストーリーの構成上仕方なかったかもしれないが、謎についてさほど勘が鋭いといえないぼくでもほぼ分かったくらいですから、それ以外に終盤物語を引っ張る何かが欲しかったところ。常道でいえば主人公と敵とのバトルということになりそうですが、前に述べたとおり、このゲームは主人公が強すぎてなまじな敵では相手にならない。また最終ルートでの障害となる彩夏も本当の敵とは言いがたい存在とあって、バトルものとして見るとどうしても盛り上がりに欠けるのです。
ただぼくの個人的な見方としては桐月氏の本質はバトルものではないと思っているので、この点を愚痴っても仕方がないといえます。となるとこのゲームの評価が今ひとつと感じられたのは伝奇ものとして引っ張る力が不足していたのではないかと・・・そして突き詰めれば、あっぷりけの一連の作品群と違い桐月氏がルート全部を手がけなかったことが、伝奇としての物語全体のパワー不足に繋がったと思えてならないのです。  

Posted by 7月の魚 at 23:54Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2018年07月31日

新規部分の評価は?

最近エロゲーをほとんど購入していないこともあって、過去(というより大昔)購入した積みゲーをぼちぼちと進めています。それで先月くらいからプレイし始めたのが、オーバーフローの事実上の最終作となったSHINYDAYSですが・・・
(ここからネタバレ)


史上最悪のバグゲーの1つとして知られるSummerDaysのリメイク作品ですが、過去旧作をプレイ済みであるぼくとしては、購入する意味があるのだろうかと発売当時は思ったものですが、その予感はほぼ的中していて実際プレイしてみると新規ルートの部分の容量は多いとはいえず、また新ヒロインの足利いのりが旧ルートに入ってから全く登場しなかったりと、旧部分と新規部分との違和感は否めなかったというのが正直なところ。

そして相変わらずの難易度の高さは健在。恐らく普通にプレイしていてはすべてのCGを埋めるのは不可能だろうと最初から諦めてしまっているので、今回も最初から攻略サイト頼みで始めたのですが、それでも全エンドを見たはずなのに埋まっていないCG(リプレイ)が複数存在していて、それから何度かやり直してみたものの結局埋めることができず諦めました。

さてメーカー創設以来ユーザーに挑戦的なゲームをリリースし続けているオーバーフローですが、このSHINY DAYSではその毒をほとんど見せることはありませんでした。特に新規部分はわれらが主人公の誠くんもほとんどその真価を見せることはなく、まるで聖人君子(は言い過ぎか・・・)のような姿を見せたりします。そしてこれまで言葉の天敵としてコトノハさまファンに嫌われる存在(の1人)だった加藤乙女が全く別の顔を見せてくれたりと、これまでのDAYSファンを驚かせたりもするのですが、オバフロユーザーとしてはこういった正の方向での驚きを期待していたわけではないのです・・・
そして一番残念というか不満に思ったのはこの新規ルートでは、School Daysの良心こと刹那エンドが存在しないこと。もう一人のヒロインであるいのりに振り回されるだけで報われることがない刹那のことを思うと、可哀想に思えて仕方なかった(それともぼくが刹那エンドを発見できないだけで、存在しているのだろうか・・・)。それと比べて優遇されているのが言葉さまですが、まあこれは言葉がこれまで遭ってきた不幸を考えれば,、ささやかすぎる幸せ?なのかもしれませんが。

そんなやや温めの新規ルートをプレイした後で旧ルート部分をプレイすると、当時はそれほどドロドロとしていると感じなかったSummer Daysがやけに陰惨に思えてきます。こちらのルートの誠と結ばれて果たして刹那は幸せなのか自問自答したくなるし、やけにマダムたちや心のHシーンが追加されているのは果たしてユーザーの希望なのか、これがオバフロ(というより(メーザーぬまきち)によるユーザーへの挑戦なのかぼくには判断がつかないのですが、仮にもメインヒロインである刹那にも追加のHシーンがあっても良かったのではないかとぼくは思うのですね・・・(それともこちらにもぼくが発見できていないだけで追加のシーンがあるのかもしれないが)

というわけで、オーバーフローというよりDaysシリーズの最終作としては、ぼくにはやや期待はずれといった評価の今作。ただもし旧作のSummerDaysをプレイしていなければ、もう少し評価が高くなったかもしれません。あと発売日から大概経過していて修正パッチを導入してのプレイでしたから、時々不正終了するくらいで目立った不具合はなかったように思います・・・  

Posted by 7月の魚 at 01:41Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2018年06月25日

ファンディスク考

一昔前はエロゲーのファンディスクを見ると、メーカーの地力の差が一目で分かるとしたものでした。
例えば往年のリーフのファンディスクとなると、キャラの後日談ありパロディありクイズゲームありなど盛り沢山で本当にゲーム(メーカー)のファンを楽しませようという気概に溢れていました。またねこねこソフトなどはファンクラブ会員に無料でファンディスクを送るなどの剛毅なことをしていました。またオーガストのファンディスクは後日談が主なのですが、非攻略ヒロインの新規ルートあり、ヒロインのイチャラブありと充実していて、また萌え系メーカーにしてはエロさも充実しているなど、さすが現在の美少女ゲームを牽引している存在であることを誇示しているかのような内容を見せ付けています。

それに比べると中小メーカーのファンディスクはヒロインの後日談といってもあっさり終わってしまうものが多かった。ファンを楽しませるのが目的なのか、ファンを食い物にするのが目的なのか聞いてみたくなるような内容で、ガッカリさせられるケースが多かった記憶があります。
たださすがに最近はそこまで酷い内容のファンディスクは減ってきたような気がします。まあ最近プレイしたものの中では 叶とメグリとのその後がイチャらぶすぎてヤバい。(Hulotte)は相当お寒い内容でしたが、これは元々イベント向けの専売(及び通販のみ)だった記憶があるので、本当に鍛えられたファン向けといえるだけに同情できます。では最近発売されたMaking*Lovers 激イチャアフターストーリー Vol.01(SMEE)は果たしてどちらだったのでしょうか?
SMEEはここ数作スマッシュヒットを飛ばしていて、一流メーカーと遜色ない存在となってきたといえます。そんなSMEEは、これまで同棲ラブラブルフレラバ ミニファンディスクといった人気ゲームのファンディスクを出しています。ただ2作品とも本編と比べると批評空間のデータでは成功したといえない成績に終わってします。ぼくは残念ながらこレらの作品は本編・ファンディスクともプレイしていない門外漢なので想像でしかないのですが、後日談中心の内容からして短かったのではないかと思われます。そう考えると本編は成功したとはいえMaking*Loversのファンディスクについても不安はありました。それでもヒロインの可愛さ(特に可憐)は最近では出色だっただけに購入したわけですが・・・

プレイした感触では不安は的中したといえます。雰囲気は確かに本編のままで楽しさは溢れているのですが、いかんせん容量が少ない。またタイトルが示すようにイチャラブが主題となっていてそれについてはそれなりなのですが、悪くいえばそれだけで新キャラ等のサプライズは見当たらない。値段が値段だけに大きいことはいえないという意見もありますが、元々ファンディスクというものは本編のキャラデザやCGが流用できる分、開発費は少なくて済むはず。ヒロインの髪型が変更できる程度が目玉というのではいかにも寂しい。廉価作品でも充分ファンを楽しませる専門メーカーが多くなってきた現在ではファンディスクにもそれなりの内容が求められるとぼくは思うのです。
それともこうした不満が出てしまうということは、ぼくはまだまだSMEEの鍛えられたファンではないということかもしれませんね。  

Posted by 7月の魚 at 00:59Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2018年06月10日

面目躍如となった最新作

前に通っていた健康麻雀の店が閉店したので、もうリアル麻雀を打つ機会は訪れないと思っていたのですが、その店のメンバーさんや親しくしていただいた人からお誘いを受けたので、Mという雀荘に行ってきました。その雀荘の入っているビルは同人ショップで有名なMブックスの真ん前で、他にもオタク系の店が複数あるという若気の至りを思い出されて非常にイヤンな場所。
それはともかく、それから2度ほどセットで打つ機会がありましたが、その雀荘がフリーだけでなく健康麻雀も始めているということで、夜勤明けのある日、開店早々の時間に飛び込みで訪問してみたところ、誰も客はなく30分ほど待った末に誘われるままフリーを打つことになりました。
その店は点3でチップ500ペリカという低レートな営業形態というのは知っていましたが、やはりフリーで初めての人を相手に麻雀を打つということで天鳳の昇段戦とは違った緊張感を感じながら半荘4回対局しました。

最初の1局はノーホーラの上に親で四暗刻をツモられるなど、見所のないままラスで終了。ただそれ以降は3着・2着・2着で放銃はゼロと勝ち味に乏しいいかにもぼくらしい麻雀が打てました。自動配牌は慣れてなくツモる場所を間違えたり、牌をポロポロ落としたりして対局者に「緊張しているの?」と声掛けされましたが、牌をポロポロこぼすのは平常営業なのですとは言えなくて愛想笑いを浮かべてごまかしたのは秘密ですが・・・まあ精算した結果ほぼプラマイゼロ(マイナス800ペリカ)だったので初陣としては上出来だったでしょう。

さて先日かりぐらし恋愛(アサプロ)が無事クリアできました。最近ぼく的には停滞している印象と腐したアサプロでしたが、今回は面目躍如。久しぶりにアサプロらしい笑いを楽しませてもらいました。
このところのアサプロは萌えを意識しすぎて、歌を忘れたカナリアならぬ笑いを忘れたアサプロといった状態に陥っていましたが、その原因は昔アサプロにあったヒロインを汚れにしても笑いを取るといった執念に欠けていたからだと前に言った覚えがあります。実際、可愛く見せたいヒロインが顔芸していては萌えどころではないでしょう。ただぼくがアサプロに求めているのは他のメーカーにあるような萌えゲーではないのですね。実際アサプロの絵師はどちらかというと微妙な画力の持ち主が揃っていて、萌えゲーには不向きというより他のメーカーと真っ向勝負したら太刀打ちできない。それなら変に不得手の萌えで勝負するより、笑いという長所を伸ばした方がいいと思っていたのですが・・・


そんな今作。あまり深く紹介するとネタバレとなってしまうので簡単に感想を述べますが・・・

ヒロインは絢花・杏・ひより・理兎の4人(他に奈々子と絢花の妹の丸の2人が攻略可能なサブヒロイン)。ルート分岐から察するとその順番どおりに攻略していくのがメーカー推奨と思われるのですが、それはともかく4人のヒロインの性格設定や家族構成が成功した一因だったと思います。このゲーム、住むはずだった旧住居が廃屋と化していた為、止むを得ず主人公が昔幼馴染だったヒロインの家をタイトルどおり「借り(仮)暮らし」するストーリーなのですが、主人公を迎えるヒロイン及びその家族が一筋縄ではいかない。
まず絢花の世計家は父の龍之介が主人公を絢花に付く悪い虫と認定して毛嫌いするし、絢花べったりの丸も同様。弟の弾の不遇っぷりは笑いよりも物悲しさを感じるくらいですが、弾があまり自分の境遇を不遇と思ってないところが深刻にならずに済んでいるところ。このあたりの設定は往年のアサプロらしさを感じさせます。
一方次に済む荒波家は杏のあまりの自堕落ぶりに将来を心配した父の惣時が主人公を杏の婿にと画策するなど世計家とは対象的な優遇ぶりを見せるのが対照的となっていて上手い。ただ母の透子も杏と同じく自堕落ぶりで笑いよりも理不尽さが表面化しすぎているのはどうだったか。それを緩和するためにももう少し主人公が杏を更正させるような展開を見てみたかった。
恐らく笑いという点を含め一番デキが良かったのが新妻家ルート。ヒロインのひよりもキャラ立ちしているが、それ以上に娘を出し抜いてヒロインの座を虎視眈々と狙う母親のみよりの存在が凄い。このキャラを考えた時点でこのゲームの成功が約束されたといっていいくらい。初体験をライバルの絢花のベッドで致してしまうひよりも大概で、エロも笑いにしてしまう貪欲さを感じてこのあたりは絶好調。ただ最後の理兎ルートは恐らくメインヒロイン格と思われた割には笑いは不足気味。これは理兎の両親は海外生活していて一人暮らしと萌えゲーにありがちな設定となっていて、他にヒロインと比べ萌えゲー寄りとなりすぎているのが原因なのでしょう。
もちろん笑いばっかりではプレイヤーも疲れるので、こうした箸休めのシナリオも必要だったかもしれませんが、ならば分岐のラストに持ってくるのはどうだったかと思うのですね。

それでも全体的に見れば最近のアサプロ作品と比べて大きく上積みしたのは間違いないところ。アサプロには変な萌えに走ることなく堂々と笑いを追及していって欲しいと思います。  

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2018年05月29日

本編と遜色ない続編

6段に昇段して順調にポイントを増やしていると安心したのもつかの間、ここ2~3日一転して配牌・ツモが伸びず、闇夜で突然後頭部を殴打されたようなダママンガンを打ち込んだり、リーチ負けすること数度。このところすっかり3・4着が定位置となってしまいました。それで1ランク落とした上級卓に挑んでみたのですが、そちらでも2着を守るのが精一杯。ここ10戦の成績はというと0-4-3-3とポイント・レートとも順調に低下。恐らく地獄モードに踏み込んでいると思われます。
こんなときはしばらく麻雀から離れるのが吉なのですが、不調のときほど減ったポイントを少しでも戻したくて予約ボタンをポチりたくなるもので、そんな焦った状態で結果がでるはずもなくより深みに嵌ってしまう・・・
そんなときは涙を飲んでエロゲーをプレイするのですが、つまらないゲームだとすぐ天鳳に戻りたくなるので、麻雀を忘れてしまうくらいの面白さが必要なのです。

それで現在プレイしているのはノラと皇女と野良猫ハート2(HARUKAZE)かりぐらし恋愛(ASa Project)の2つ。最近ぼくの評価が下落していたアサプロの最新作かりぐらし恋愛ですが、全盛期のアサプロとまではいかないまでも、久しぶりに笑わせるゲームに仕上がっています。最近のアサプロはヒロイン萌えを意識しすぎてその分笑いが不足気味となっていましたが、今回はヒロイン萌えを犠牲にしても笑いに軸足を置いてきたのが巻き返せた要因でしょう。まあ具体的な感想は次回以降にするとして、今回は一足先にクリアしたノラと皇女と野良猫ハート2の所感について述べてみたいとおもいます。
といってもこのゲーム。発売日が昨年秋だったように、始めてからかなりの月日が経っています。その時間が掛かった原因は、一番最初にプレイしたアイリスルートのデキが今ひとつだったことが大きいです。

タイトルのノラと皇女とという額面を鵜呑みにすれば、パトリシアと対比するアイリスはこの続編のメインヒロインというべき存在だったはずなのですが、半田ノラを中心としたファミリーと混じりあうにはやはり時間が無かったように思われるのですね。ノエルも含めてこのルートはシナリオとしての面白さよりも笑いを評価しなければならないのかもしれませんが、その笑いもやや滑っていたし、期待ハズレといっても過言ではなかった。そしてファミリーと関係の薄かったユウルートもアイリスルートと同様の感触で、買えなかった。
それに追加されていくアフターもかなり短くて、ガッカリ。ぼくはこのメーカーにHシーンは期待していないのです。というより前作もそうだったのですが、このメーカーのHシーンの構図はどうも無理があるというか崩れているような気がして抜くような気にならないのです。ぼくとしてはヒロインを含めたカオスなやり取りが楽しみたかったわけで、Hシーンがほとんどの部分を占めるアフターなんて期待していなかったのです。

そんなぼくの鬱屈した気持ちが少しづつ晴れていったのはルーシアルートに入ってからでした。堅物というかパトリシア命のルー姉がノラとどう恋愛関係になるのか正直謎すぎて分からないというのがプレイ前の予想だったのですが、そこはシナリオの牽引力と笑いで強引にまとめあげたのはさすが。ルーシアが皇女として選ばれなかった過去などは当初からの設定だったのか、それとも後付けなのかライターに聞いてみたいところなのですが、前作ではそれほど好みのキャラといえなかったルーシアがこれほど可愛く感じられたのはいい意味で予想外でした。
そしてこれはノブチナルートにも言えます。このノブチナもノラとその友人たちの一員としての魅力について大きいものがありましたが、果たして恋愛関係として成立するかというと疑わしく思っていました。実際ノラとノブチナの関係はまだまだ発展途上の子供のような恋人同士を見るようで、その影響からかHシーンも薄くエロゲーとして見るとどうなのかと思わせます。ただシナリオを見ると、家族愛と友情を兼ね備えてライターの色が色濃く出ていて一番力の入ったルートと思われます。このルートのデキの優劣は別として、任侠一家の娘というノブチナの設定からここまで話を膨らませたライターの手腕は買いたい。

ぼく的に笑いのツボに入った数は前作より少なく、お気に入りヒロインだった黒木さんの活躍するシーンが少なかったりと不満は少なからずあるのですが、それでも本編と同じだけのシナリオのクオリティを続編でも発揮してくれたというだけでも、高く評価したい作品です。  

Posted by 7月の魚 at 00:18Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2018年05月04日

偉大な先代に及ばなかったわけ(ネタバレあり)

天鳳での5段生活も板に付いてきて、ポイントも1500前後、レートも1900近辺で安定するようになってきました。上級卓時代と違って特上卓ではラスを引くことも多くなったのですが、トップもそれなりに取っていてポイントはそれほど変わらず。
それでもポイントが徐々に増えているのは、ぼくが特上卓でラスを取ると必ず1階級下の上級卓で打ち直しをすることによるものでしょう。というのも経験則上、ラスを取ったとき同じクラスの卓で連予約するとろくな結果にならないことを知っているからです。

そしてラスを取ったとき頭を冷やすため間隔を置くのもよくある手で、そんなときはエロゲーを起動することにしています。最近おもにプレイしていたのは処女はお姉さまに恋してる~三つのきら星(キャラメルBOX)。このゲーム、前2作はかなり評価が高く(2作とも批評空間での中央値は80点)、体験版の評価も上々だったけに蓋を開けてみて70点をわずかに超える程度という低迷ぶりには驚きで、ライターの嵩夜あやの実績を考えると狐につままれたというのが正直なところです。
そんな作品でしたが、体験版で感じた感触はやはり間違いなく、序盤はおとボクの世界再びといった感じ。特にぼくはおとボクシリーズでは2よりも1の方が好みだっただけに、1の雰囲気を感じさせる発端は特によく感じられました。ヒロインの警護を目的に女子校に潜入するというのは、おとボク世界と乖離している面があるだけにどうかと思われましたが、実のところ警護についてはほとんど序盤のストーリーにほとんど関わってきません。また織女と美玲衣という有力ヒロイン同士の対立といった前2作にない件も、主人公の存在によって解決してしまいやや拍子抜けといったところ。そういった意味では今回は前2作の進化版といったものを表現したかったわけでなく、で前2作(特に1の)世界再びといったものを目指していて、いわゆる新しいことに挑戦した作品ではないと思うのです。

そして主人公である密のお姉さまぶりも1の瑞穂と同じくほとんど欠点のないパーフェクトぶり。寮ではお姉さんどころかみんなのお母さんといった世話ぶりで、寮生の心(と胃袋)を掴んでしまったし、クラスメイトたちにも試験勉強前に頼りにされたりとある意味瑞穂以上の完全無欠さを発揮しています。そういった主人公の活躍するシーンは1と同じく楽しめたし、織女や美玲衣も主人公のライバルとしてより相手ヒロインとしての役割が強い。このあたりは好みもあるのですが、1のヒロインである貴子の序盤の対抗意識(そしてツンデレ)さと比べると、主人公に対する心酔さが尋常でなく微笑ましいというよりもここまで未知の人物を簡単に受け入れていいものかと思ってしまいます。

それは別として1と同じように共通パートについては充分楽しめました。水泳シーンや入浴など主人公女装潜入ものではお決まりのイベントに関しては食傷感は否めませんでしたが、それでも雰囲気に助けられて読後感は良好。そして1と違う部分は寮生が増えて寮生活の楽しさ・賑やかさがより伝わってきたこともプラス。その上中盤では織女が寮に生活拠点を移すし、ルートによっては美玲衣も寮生活を始めるなど、学校のシーンよりも寮生活の方が印象に残るくらい。
このあたりは学園生活がメインだった1とは違いがあり一長一短といったところですが、それなりに楽しめたのは間違いありません。そして1ではほとんど目立たなかった脇役たちが今作では数多く登場するのも寮のシーンの楽しさにも貢献大なところでしょう。

ただ1と比べて全体的に進化・発展したかというと厳しい見方が出るのも止むを得ない。というのも1最大の欠点だった共通パートと個別パートの格差。掻い摘んで言えば楽しめる共通パートに比べ個別パートが淡白すぎたという欠点が今回でもそのまま劣性遺伝してしまっているのですね。まあこれがおとボクの持ち味といえばそれまでですが、1と比べて物足りなさが露見してしまったのは、おとボク1の発展形として期待されていたのに、1の構成そのままこじんまりしたものが出てきてしまったことによるものでしょう。そしてそれよりも問題だったのはヒロインの魅力が足らなかったこと。1では主人公の瑞穂に匹敵する魅力ある人物として貴子や紫苑といったヒロインが存在したのですが、今回は密の高スペックぶりが際立つ反面、ヒロインがそれに対抗できていまっていなかった。本来ヒロインの2トップを務めるはずの織女や美玲衣が早々と主人公の軍門に降っているようではやはり苦しく、どちらかというと色物に類する茉理が目立つようでは厳しいのです。
まあヒロインの魅力が足りなくてもまシナリオが面白ければ充分カバーできるのですが、前に述べたとおり共通ルートに比べ淡白な個別ルートという点でそれを助ける力はありません。それでも茉理ルートで安易に彼女の病気が治ったりするといった終息を迎えるのでなく別の道に進むといったエンドは買えるし、他のシナリオも酷いデキといって糾弾するほどでない。偉大な父親(先代)には及ばないもののぼくはそれなりに楽しめましたし、蛙の子は蛙とまではいえないまでもその片鱗は見せてくれたように思うのです。  

Posted by 7月の魚 at 08:07Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2018年03月21日

イチャラブに徹した功罪

ようやく上がった天鳳特上卓での成績は一進一退といったところ。決して特上卓でぼくの麻雀が通用しないというわけではなさそうですが、さすがに上級卓よりラスを取る回数が増えていて、もう1つ先に行くには何かが足りないといったところです。
それが何かについて探るのは次回以降として、今回はこのブログの原点というべきエロゲーについて・・・というわけで、先日クリアしたMaking*Lovers(SMEE)についての所感を述べてみたいと思います。

前にも話したかと思うのですが、このゲームがSMEEのご初会だったわけですが、インストールしてしばらくプレイした感覚では昨年プレイしたAmenity's Life -アメニティーズ ライフ-(HOOK)に近く意外と馴染みのあるものでした。
これはSMEEとHOOKが姉妹ブランドであることが主であることが要因だと思うのですが、イチャラブという点でも同じような甘さを感じました・・・といってもこれは本家であるHOOKが見習ったのかもしれないのですが。

それはともかく、他のイチャラブゲーと比べてやや特色のある部分はシチュの多いHシーンでしょう。自室やラブホテルといった萌えゲーによくある場所でのHだけでなく、職場や野外など正統萌えゲーにはあまり見られない場所でもコトに及ぶなどエロにも力を入れている印象です。ヒロインもHに皆積極的で、特に妹の亜子のエロに対する傾倒ぶりは異常。まあそれだけ義兄(主人公)に対する思いが強かったといえるのかもしれませんが・・・親バレの恐怖にめげずに何度も自室や風呂場でコトに及ぼうとする亜子と主人公には、お前ら学習能力がないのかとツッコミを入れたくなるくらい。

さてそんなイチャラブゲーの宿命として、すべてのヒロインでイチャラブを展開しようとすると、ルートを進めていくに従ってどうしても濃いイチャラブに食傷気味になってしまいがちになることでこのMaking*Loversも例外ではありません。まあこれはぼくがトシを取りすぎているせいで、若い人にはこのくらいのイチャラブくらいでは胃もたれしないのかもしれませんけど。
そんなわけでイチャラブの印象度についてはどうしても1番最初にクリアしたヒロインが良く感じられてしまうのは仕方ないところ。ぼくが1番最初クリアしたのは不思議系ヒロインのましろだったのですが、ぼくの1番好みから外れたヒロインでありながら不覚にも展開されるイチャラブと彼女の健気さに負けて何か愛おしく感じられてしまいました。
そんな彼女とのイチャラブを味わった後で、すぐ他のルートを開始し別のヒロインのイチャラブを楽しめるかというと、ぼくの神経はそれほど太くはできてないのです。
これが普通の萌えゲーならば、付き合う前の過程が(一応)綿密に描かれ、そのヒロインに感情移入できる時間があるのですが、このゲームは付き合う前の展開よりも恋愛関係に入った後のイチャラブを重視しているため、愛着を考えるとどうしても最初攻略したヒロインに引きずられてしまうのですね。

そういった意味でぼくがイチャラブ面で一番楽しめたのは最初攻略したまひるだったのですが、シナリオやキャラを含めた全体で一番魅力的だったヒロインとなると可憐(次は亜子か)で間違いないでしょう。
これは他のヒロイン(義妹の亜子は別だが)が主人公と初対面から、好意を持ったり積極的にアプローチしてきたりというエロゲ的超展開で進んでいくのに対し、可憐は大学時代の同サークルで顔見知りだったという因縁があって、最初はマイナスに近いスタートから関係が始まります。そこから素直になれない可憐の心が少しづつほぐれていって、恋愛関係に発展するという流れは説得力があって面白く感じられました。そう考えると可憐は他のヒロインとタイプが違っていて、違う味を感じてしまうのですね。そういえば他のヒロインが巨乳揃いに対し可憐は一人だけ控えめな膨らみに((そこがイイ!)留まっています。ただそうした工夫も恋愛関係に発展しイチャラブに入ってしまうと他のルートと差が見られなくなったのは惜しい。

ただ苦言を呈したいところもチラホラとあちます。
まずデートプランについてですが、いろいろ場所や選択肢を変えていっても全く意味が無い。デートの初っ端からラブホテルに誘うなんてどう考えてもバッドエンド一直線になってしまいそうですが、それもなく何事もなかったようにスルー。まあ選択肢の選び方によってバッドとグッドに分岐せよとまではいいませんが、例えばデートプランによってヒロイン別に特別なCGが用意されていたりといったサービスは出来たと思うのですね。
あと、立ち絵と個別CGがキャラ崩壊とまではいきませんが、やや別人になってしまうような場面があります。原画買いをする割には作画の崩れやハンコ絵に関しては目をつぶるぼくがツッコミたくなるくらいですから、気にする人は多かったのではないかと思います。まあシナリオやテキストが良ければ原画については、だんだんきにならなくなってくるものですし、それほど目くじらを立てるものではないですが・・・まあこれは前作のカノジョ*ステップも同様だったようで、SMEEのゲームを買う人にとっては承知していないといけないのかもしれませんが。

(総括)
全体的には高品質なイチャラブゲーといった評価は出来ますが、ルートを進めていくに従ってだんだんと胃もたれしてしまうのは残念なところ。ルートごとにもう少し展開に違いが出ていれば、そういった点を解消できたと思います。ゲラゲラ笑うといったような面白さはないのですが、オチャラケているようで肝心なところは締める存在主人公のも良く、さすが良作を続けてリリーしているしSMEEの実力を認識した次第。ただ惜しまれるところもちらほら目についたのも事実。といっても原画を含めこれがSMEEというメーカーの限界かもしれませんね。  

Posted by 7月の魚 at 15:14Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2018年01月21日

良い意味での雰囲気ゲー

天鳳の合間に少しづつ進めていたしゅがてん! -sugarfull tempering- (Recette)ですが、意外に早くクリアすることができました。
まあミドルプライスで攻略ヒロインも3人と少なく、シナリオ自体も奇をてらったところがないので早くクリアできる条件は揃っているといえますが、それでも1月も掛からず全エンドを見ることが出来たのは、前にも少し述べたかと思うのですが雰囲気の良さに尽きるでしょう。


(ここからネタバレ)

このゲームのあらすじはと言うと「パティシェである祖父が長期入院して閉店の危機に陥ったパティスリーに、流れ者の主人公がパティシェ代理として立て直しながら、ヒロインとの仲を深めていく。」というもの。古典西部劇の名作シェーンを代表とする典型的な風来坊ものといえますが、シェーンと違うのは映画で云うライカー一味を担うはずだったショコラの兄ガトー・ネージュが序盤ですぐ和解してしまったところ。古典のテンプレ的展開ですと主人公の店(フォルクロール)に嫌がらせしたり、主人公の引き抜きを画策したりといった悪巧みをしそうなものですが、結局そういった展開にはならずショコラのいいお兄さん役でしかない。というわけでガトーの活躍する場面はほとんどないのです。
もちろんライターにそういった悪役が登場させるつもりは全くなかったのでしょう。実際もう一人悪役になりそうだった氷織の父もそういった存在ではなかったですし、ライターが意図したこのゲームの主眼はギスギスした展開は持ち込まなく、あくまで洋菓子店を舞台とした終始甘くて暖かな物語だったのでしょう。

そんな洋菓子店を舞台としたゲームというと、ぼくはパティシエなにゃんこ(ぱじゃまソフト)が思い出されます。かんなぎれい氏の出世作として名高い作品で、冬(クリスマス)を舞台にしており暖かな雰囲気・魅力的なサブヒロイン(攻略不可)が存在するなど、しゅがてんと共通するところは意外に多い。といってもパティシェなにゃんこは15年も前のゲームであり現在プレイすると恐らく古く感じる場面が多いかと思います。実際ぼくはこのゲームを新作で購入していなくて、プリンセスうぃっちぃずに同梱されていたものをプレイしたのですが、あの当時でも暖かな雰囲気はあったもののやや古臭く感じられたのは事実でした。それを目安にして考えればこのしゅがてんも古臭さを感じてもおかしくないはずですが、ぼくは不思議にそんな感触はこのゲームに関しては全くといっていいほど感じなかったのですね。

その原因をぼくなりに考えてみると、原画絵師であるしらたま氏の貢献は小さくないと思うのですが、(確かにパティシェなにゃんこ当時のかんなぎれい氏はその後のぷりっちと比較するとまだ技量は拙かったように感じる)それよりもライターであるさかき傘氏の構成した世界観や流れる暖かな雰囲気は、現代でも充分通用するということでしょう。いや生活に疲弊した人の多い現代こそこのゲームの価値は高いとぼくは思ったのですが・・・
ただ批評空間のデータを見るとこのゲームの評価は決して低くはないですが、ぼくが思うほど評価は高くありません。ただ批評空間の感想をチラ見した感じでは、積極的に否定した意見はほとんど見当たらない。つまりアンチがほとんど存在しないのですね。つまり積極的に肯定する意見はない替わりに否定する人もいない。悪い言葉でいえば「毒にも薬にもならない」ということですが、ぼくにとっては精神安定剤として充分薬となっているわけで、そう考えると意外に現代で疲弊した精神状態に陥っている人は少ないのかもしれません。

さてヒロインの顔ぶれですが、しらたま絵の効果もあってか3人全員が可愛く感じられます。ただどのシナリオも飛びぬけたものはなく、ヒロインを引き立てるようなエピソードはそれほどありません。逆に目立っているのは主人公で記憶喪失という身の上ながら街の著名店であるフォルクロールのパティシェに納まってしまうほどの能力を発揮します。とすると普通に考えれば記憶を失う前にケーキ職人として身を立てていると思わせる(実際ライターはそうミスリードさせるよう誘導している)のですが、氷織ルートでは赤ちゃんを取り上げる(それも帝王切開!で)など万能選手どころでない能力を発揮するのですね。ですからこのゲームの主人公が過去どのような人生を送ってきたのか・・・記憶が戻った後どうなるのか・・・といったところが焦点となってくるのですが、残念ながらそういった点は最後匂わすくらいで、はっきりとは語られない。どうやら魔法使いや妖精といった人知を超える存在ではないようですが、彼がこのゲームで発揮した能力を考えるとそういった存在であっても不思議でない。そう考えるとこれだけの力を発揮する主人公の過去が明確に明かされないというのはご都合主義というより卑怯な手を使ったように感じられるかもしれません。
まあこうした所がこのゲームの評価が思ったほど高くない原因なのではと思わないでもないのですが、それでもぼくはこのゲームが醸し出す世界を充分に楽しめたといった点で高く評価しているのです。  

Posted by 7月の魚 at 07:36Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2018年01月06日

地獄モードに踏み込む

今年の正月は3が日が休みだったということもあって、元旦は熱田神宮へ初詣に、2日と3日は箱根駅伝をBGMに天鳳をプレイしていました。
ただ初詣のお賽銭が少なかったのかぼくの信心が足りないのか分かりませんが、今年に入ってから天鳳の調子は絶不調。これが噂に聞いていた地獄モードと云われるものかとつくづく感じています。。
この連休中半荘にして40局は打っていると思うのですがトップを取ったのは2回ほど。最近30局は東風・東南ともトップはゼロでその内半数近くはラスという惨状。リーチを掛けると大抵追っかけられ、良くてツモられ悪くすれば振り込み。たまにリードしても決まって親番で他家に高い手をツモられる。テンパイして余った牌は大抵当たり牌ですし、他家のリーチ後1枚切れの字牌をツモってきて振り込みとなったことも数度。ぼくがチーすると大抵他家に好牌が流れるなど、ぼくの実力のなさだけでは片付けられない理不尽なことがここずっと起き続けているのですね。

本来こういうときは麻雀から離れるのが吉なのですが、連休中で暇を持て余していたことからつい連予約してしまったところ、昨年もう少しで特上卓に手が届きそうなところまで上がったレートが1710台まで一気に低下。5段まであと少しだったポイントも原点を割り込むどころか3段陥落まであとわずかというところまで落ち込んでしまいました。
きついのがわずかなミスが必ず命取りになるところ。好調時は何事も無く流れるとことが裏目になるので一瞬たりとも気が抜けないのですが、ラスが続き冷静さを失った頭ではどうしてもミスがでてしまうのですね。こうなると頭が混乱して自分でもどう麻雀を打てば分からない状態なのです。
ラスがラスを呼ぶという格言があるのかもしれないのですが、このまま連投を続けても泥沼にはまるだけなので、以前のような鬼打ちは封印して、積みゲー崩しにまた立ち返りたいと思っています。

さてそのエロゲーですが、昨年12月にメーカー10周年記念作品と銘打たれたMaking*Lovers(SMEE)を購入してきました。実を言うとぼくがSMEEの作品を購入したのはこれが初めて。これまでなぜ購入していないかぼく自身理由が分からないのですが、デビュー作の頃はともかくラブラブル以降あめとゆき氏がメイン絵師となって、どうも氏の原画がぼくと合わなくて食指が動かなかったのですね。では今回の原画絵師があめとゆき氏より上かと云われると顔を背けるしかないのですが、今回は原画がどうこうではなくこれまでのSMEE作品の主題歌が纏められたCDが封入されているとなれば購入するしかない・・・というかSMEE(特に初期作品)の主題歌はぼくにとって名曲揃いなのですね。
デビュー作のリリミエスタもなかなかの好曲でしたが、ぼくが1番お気に入りなのは晴れハレはーれむで主題歌の「晴れ→恋心」は歌手である茶太嬢の魅力が最大に詰まった名曲中の名曲。それ以降Winter Bells♪ (しろくまベルスターズ♪の主題歌)やAXLのカンデコ(愛しい対象の護り方)ほか一連の作品。最近ではしゅがてん! -sugarfull tempering-の主題歌であるCandy a Mineなど好曲はありますが、茶太嬢の魅力を発見したという意味でも初期のこの曲を代表曲の1つとしてぼくは挙げているのです。(そういえば姉妹ブランド(というより親ブランド)のHOOKも_summerHoneyComingなど初期の作品にぼくのお気に入りの作品が多いのですが、まあこれは偶然でしょうが・・・)

それはともかく初めて購入したSMEE作品。どうやら内容は現在のぼくの置かれた環境を考えると合いそうな雰囲気で、天鳳の調子が悪いのを機にプレイを進めて行きたいと思っています。  

Posted by 7月の魚 at 18:15Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2017年12月22日

寂しすぎた内容

10月に大須にある某パソコンショップへ久々に予約したゲームを引き取りに行った日のこと。
そのショップでぼーっと旧作の新品ゲームを見ていたとき、トールケースに入ったあるゲームを見つけました。
それは叶とメグリとのその後がイチャらぶすぎてヤバい。でタイトルを見てわかるようにHulotteの人気シリーズであるヤバい。シリーズの第1作でぼくが最大評価している妹のおかげでモテすぎてヤバい。のファンディスク。てっきりイベントかネット専売と思い込んでいたので、まさか通常版が発売されているとは思っていて見間違いかと思わず目をこすってしまったくらい。お気に入りのゲームやメーカーなら時々はHPに行って情報は仕入れておかないとと思い直しました。
というわけで予約したゲームと一緒に購入してきたのですが、天鳳優先の近況からプレイは一向に進まずプレイを始めたのは最近になってから。
といっても天鳳を鬼打ちする合間にプレイしただけで終わってしまったところを見てわかるように、内容に関してはかなり薄い。その前にプレイした蒼の彼方のフォーリズムEXTRA1がファンディスクのお手本のようなデキだったのに対し、このゲームは比較するのがおこがましいくらい。
特にシナリオに関しては単にヒロインとのイチャラブが展開されるだけで、話の起伏もなく内容はないに等しい。といってもこれは仕方ないことで、叶ルート・メグリルートとも登場人物は主人公とヒロイン以外存在しない。いくら腕こきのライターでも主人公とヒロインの2人だけで面白い話を作るというのはかなり難易度の高い仕事になるわけで、これではイチャラブ以外に期待しようとするのは山の上で魚を求めるようなもの。
ぼくが惜しむのは、確かに本編のメインヒロインは叶であり、メグリだったかもしれませんが、全体の話を構成するにあたって他のヒロインたちも重要な役回りを与えられていました。そのヒロインたちが全く登場しないというのはファンディスクとはいえやはり寂しい。同じファンディスクである蒼の彼方のフォーリズムEXTRA1では今回のヒロインである真白以外のヒロインたちも活躍するシーンはありましたし、サブキャラたちもいい味を出していましたが、その違いこそが満足度に表れたといえるでしょう。

それでも叶やメグリのファンにとってはイチャラブ&Hシーンで充分満足できたかもしれません。ただぼくは叶はともかくメグリは彼女のルートがやや劣るように思っただけに、それほどお気に入りのヒロインというわけではなかったのですね。それよりも舞奈や美也といったヒロインの方が可愛く感じられたので、より彼女らの登場するシーンが見たかったのです。まあ買った値段のことを考えるとそれほど高望みしてはいけなかったのでしょうが・・・  

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2017年12月16日

画龍点睛を欠いた惜しさ

休みの日は天鳳を最低半荘6回。多いときは10回と鬼打ちを繰り返しているぼくですが、その甲斐あってようやく4段に昇段することができました。といってもレートが1800に満たないということで、特上卓で打つことは出来ないという罠。恐らくぼくの3着回数が少ないためでしょうが、それで仕方なく変わらず上卓で打つ羽目に。そんな昇段しての初戦は最悪の飛びラス。この調子ではレートを上げるどころか降段の心配をしなくてはいけません。この調子では鳳凰卓どころかそのはるか手前で立ち往生することになりそうです。

そんなわけでなかなかエロゲーに手が伸びないのですが、続けて逆連対(3・4着)を3回連続取ったの機に、ずっと前から崩し始め長い間中断していたDEARDROPS(OVERDRIVE)を一気にクリアしてしまいました。2010年発売というかなり古いゲームですが、現在でも中央値80点弱(批評空間)を保っていてかなり評価の高いゲームとなっています。そんな良作をなぜここまで放っておいた(実は新品で購入していた)か今となってはぼくでも分からないのですが、想像すると2010年5月発売の新作は期待のリアル妹がいる大泉くんのばあいを含め3本購入。6月はこれも発売前かなり期待していたこんそめを含む5本購入していて、いまだにプレイしていないゲームが2本あるなど(そういえば5月発売のあまつみそらにも長い間積んだままにしていた)手が回らないまま現在に至ってしまったのですね。

というわけで今更ながらプレイを始めて驚いたのは、現在のぼくのパソコンの環境でプレイすると、ゲーム画面が小さくて見づらいこと。モニターの設定を変えれば画面は大きく出来るのですが、そうすると(恐らく)他のゲームをプレイしたり天鳳をプレイするとき、またモニターの設定をいじらなくてはならず面倒・・・ということで、画面が小さくて見づらいのを我慢してそのままプレイを始めることにしました。

さてOVERDAIVEといえば、ぼくのようなジュラ紀から生きている古ゲーマーですと思い浮かべるのは初代グリグリということになるのですが、大多数の人となるとキラキラということになるでしょう。そのキラキラと同じ音楽(ロック)を題材としているとあって、ファンにはキラキラ再びと思ったのかもしれませんが、発売前ぼくは醒めた目で見ていました。というのも別ライターだったファンディスクのキラキラ・カーテンコールが本編とは別の意味でクソッタレな内容。今回もライターは瀬戸口廉也氏ではないし、大きな期待はしないでおこうと思ったのです。
まあそれでも音楽を舞台にしたゲームにハズレの作品は少ないし、制作陣はロックの世界に詳しい面々。ロックを舞台に新たな世界を構築してくれるなら大ハズレはないと楽観もしていました。そしてその予感はおおむね当たっていました。同じロックの世界が題材となっていましたが、その味わいはかなり変わっています。それでも関西にゲストで呼ばれるくだりは、キラキラの旅回りを思わせましたし、キラキラファンにはサービスといえるようなシーンも入っています(効果がそれほどあったと思えないのですが)。

そんなこのゲームでぼくのお気に入りのヒロインは初見では弥生だったのですが、「ぼくのお気に入りヒロインは必ず冷遇される。」の法則(苦笑)どおり、やはりシナリオ面ではりむと並んでやや落ちる印象。この落ちるという意味は制作者(ライター)にとって、弥生やりむはかなでや律穂と違ってDEARDROPSの世界を構築するのに重要とされなかったという意味で、決してシナリオがつまらなかったというわけではありません。それでも弥生に関しては他のヒロインに比べHシーンが少なかったりと不遇さが目立ちますが・・・まあこのゲームは(現在)エロマンガ家として人気のある藤丸氏が原画家を担当したにしては、Hシーンにエロさが全く感じられなかっただけに、特に損をしたという気分にはならなかったのは幸い(苦笑)でした。

さてこのゲームを終えた時点で、制作者が1番力を入れたルートは律穂で間違いないところでしょう。脇役の範疇には収まらない存在感を放つ権田の過去についてはりむや弥生といった前座のルートをプレイしていて気になったものですが、律穂ルートでそれが語られます。主人公が過去の恩讐を振り払い、再びバイオリニストとして欧州へ旅立つといった件(くだり)は、相手役が律穂でなければ成立しなかったでしょうし、そういった意味でも真のメインヒロインに相応しいといえます。
ただ最後の飛行場の滑走路に主人公以外のメンバーが乗り込んでのロック演奏はやりすぎでしょう。大型犬や認知症の老人が入り込んだだけで、滑走路が閉鎖されるほどの大事件となるのに、トレーラーで滑走路に突入するなんて成功するわけがありません。まあ仮に成功したとしても軽くお叱りを受けたくらいで無罪放免になるわけはなく、前科者になるのは確定的。律穂や権田はそんなものは気にしないとしても、普通を身上とする弥生がそこまで悪乗りするとは思えません。このご都合主義ともいえるラストでこのゲームの価値はかなり落ちたようにぼくは思います。

それでもぼくはこのゲームが駄作と言い切るつもりはありません。律穂ルートに関してはいわば「画龍点睛を欠く」結果だっただけで、主人公と律穂が主人公の父親からバイオリンを譲り受けるシーンは律穂のカッコ良さが表れていましたし、ハイエナら他のバンドメンバーとの交流も楽しかった。一癖ありそうなレオはルート間での立ち位置が若干変わりますが、音楽界にいそうな変人らしさが表れていましたし、サブも含めキャラが立っていたのは好感が持てました。そう考えるとライターの手腕は決して悪いものではなく律穂ルートのラストはロックの世界の非常識さを意識し強調しようとして筆が滑ったように思えて仕方ないのです。  

Posted by 7月の魚 at 21:09Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム