2021年03月06日

抜けないHシーンは意外だったが・・・

昨年発売されたゲームは後で購入しようと思っていて、後日品切れとなって購入できなかった影響もあり、結局2本のみ。まあエロゲーに費やす時間が激減していて、その程度の購入本数でも充分なような気がしないでもないですが、今年はまず最初に期待の一本でゲーム予想でも★5個を付けた冥契のルペルカリア (ウグイスカグラ)を購入することにしました。
予約していなかったものですから、売り切れを心配していたのですが、3/4に無事店頭に新品があるのを確認。手に入れたのを期に他に今月発売のゲームを2本予約。もうこれで昨年購入分を上回っているわけですから、いかに昨年はサボっていたか分かるというものです。
そんな冥契のルペルカリアですが、実を言うとウグイスカグラの作品でプレイしたのは紙の上の魔法使いだけで水葬銀貨のイストリア空に刻んだパラレログラムは新品で購入したものの放置したままとなっているのですね。こういう状態を見るとまず過去作をプレイした後に購入すればいいのでは?と思わないでもないですが、そういった考えがゲーム購入本数の激減に繋がっているわけで、危ない危ない。

さてゲームを購入した以上、積みゲーも減らしていかなければいけないと思ってプレイしたゲームがMUSICUS!(OVERDRIVE)です。クラウドファンディングで予定金額を大幅に超すという快挙を成し遂げた作品で、比較にして申し訳ないのですが、豪華スタッフを集めた君とつながる未来地図 (LOVE×GAMES)が目標金額に遠く及ばなかったことを思えば、オバドラ最終作という注目点があったとはいえ、不況と言われるこの業界でそれだけ注目を集めた力はすごいとしかいいようがありません。
ぼくはこのクラウドファンディングに協力はしなかったので大きなことは言えないのですが、なぜこのゲームに多くの人が協力する気になったのかという分析をすると、グリーングリーンを始めとするこれまでのオバドラのゲームに良作が多かったという信頼感からではないでしょうか。特にキラ☆キラはこのメーカーの名を一気に高めた名作で、ロックンロールの世界を描いた設定は、このメーカーでしか作れないだろうと思われるものがありました。そのキラ☆キラのライターである瀬戸口廉也が久々にエロゲーに戻ってきたという点でも、あの世界を再び楽しみたいと考えたファンも多かったと思います。

そんなファンの期待を満足させたかどうか?ぼく的には久々に睡眠時間を削ってまでプレイしたという点で、大いに満足したといえます。何と言っても最近はエロゲー1本クリアするのに2か月以上掛かるというのに、プレイを始めてから1か月足らずでクリアしてしまったのですから、いかにこのゲームに没頭したか分かるというものです。

(ここからネタバレ)


といっても最初はそれほど進行が速かったわけではありませんでした。主人公がひょんな切欠からインディーバンドの雄である「花鳥風月」の花井是清と知りあいギターを始めるに至り、彼の突然の死を経過して人気学生バンドの「プテラノドン」のサブメンバーに抜擢されるといった出だしは読み応えがありましたが、後の展開に期待を膨らませるといったほどだはありませんでした。
そして「プテラノドン」の解散を経て、まず最初に入ったのは尾崎弥子(やっこちゃん)ルートでした。このルートは「プテラノドン」の解散を機にロックの世界から離れた主人公が、定時制高校の同級生たちの教師役として文化祭でバンドを組むといったもの。このルートはいわゆる落ちこぼれという定時制高校の生徒がバンドを組むのを機に、バラバラだったチームクラスに仲間意識で出てくるといった青春ものにありがちな展開ながら非常に楽しいルートでした。特にこれまで裏方だった弥子が友人の急病のため急造ボーカルとなって舞台に上がりバンドのメンバーを紹介するといったあたりは、これまですべてにおいて一歩引いていたやっことは思えぬノリノリのMCぶりで、これがライブステージの魔力かとなにか微笑ましくなりました。
ただこのルートは確かに面白かったものの、ぼくに先を読ませるという牽引力には掛けていたような気がします。そして一番残念だったのはヒロインの弥子は健気で魅力的なヒロインでしたが、いかにもエロゲー的ヒロインな割にはHシーンが全くエロくなかったのですね。

これまでのオバドラといえば片倉真二や藤丸といった原画家を起用していましたが、すめらぎ琥珀氏は彼らと比べるとやや画風が違います。といってもすめらぎ琥珀氏はベテラン原画家であり、かかずふみ氏と組む一連の作品からややシナリオ寄りのゲームも担当するようになったのですが、もともと抜きゲー育ちであり経験も豊富だったのでこう感じるのは計算外。といってもすめらぎ琥珀氏の起用があながちミスキャストとは言えないのが難しいところ。
というのもすめらぎ琥珀氏の描く立ち絵は本当に魅力的に見えるのですね。しかもこのゲームはHPのキャラクター紹介にも現れない人物が多数登場するのですが、その立ち絵が本当に魅力的なのです。そしてHシーン以外のイベント絵はいいものが多いわけですからなぜHシーンだけがそう見えるのかが説明できないのです。Hシーン後の使い終わったゴムに関するやりとりのイベント絵は弥子の思いも相まって非常に良く感じられたのですから、これはテキストの問題なのでしょうか・・・

さてそんな弥子ルートに入らない展開が、花井是清の妹の三日月や定時制高校の同級生だった金田らと組むDr flower いわゆるバンドルートなのですが、オバドラというメーカーを考えると、当然こちらがメインルートということになります。まず分岐するのが「花鳥風月」のベースを担当していためぐるシナリオなのですが、このルートに入ってからぼくのマウスをクリックする手が止まらなくなりました。
このルートは主人公が大きく主張することはありません。めぐるの子供時代の話から始まって、そしてただ楽しくもなく活動していたアイドル時代・・・そしてめぐる自身が救われたという朝川との出会いと、徹底して主人公はめぐるの同行者としての立場を務めます。まるでゲーム序盤に依頼された「花鳥風月」の動向リポートの負債を返すかのような記述ぶりを見せてくれます。
ただそれが単なる無味乾燥なノンフィクションに終わってなく、非常に読みやすい文体ですらすらとぼくの体の中に入ってくるのですね。めぐると主人公は恋愛関係ではないし、セックスしたのも単なる流れからで愛したものではなかった。そういう意味で青春一直線の弥子シナリオとは異質です。そんなめぐるとのHシーンですが、めぐるの肉感的な立ち絵から想像できないくらい抜けないという非常に残念なものとなっています。ただこのルートはいかにも楽しんでバンドをしていくというめぐるの意思に沿った・・・というより大多数のバンドマンにとって共感というか親しみやすい内容となっています。そういった意味ではメーカーらしいルートだったのではないでしょうか。

そしてこのルートに入らず進んでいくのが、いかにも瀬戸口廉也らしいといえるバッドルートもしくは三日月ルートに入るのですが、ぼくのブログからするとこれを紹介すると長文・・・というか疲れてしまうので今回はここまでにしたいと思います。ただこの2つのルートは胸糞悪い(悪い意味で言っているわけでない)展開が待っていて、あまり積極的に語りたい内容ではないのは確か。というわけで気が向いたらこの続きを書こうかと思います。

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