2017年11月26日

過去作との違いが見られないのが痛く

最近天鳳を休みの日は1日平均半荘5~6回は打つという鬼打ちを繰り返しているぼくですが、もちろんエロゲーを忘れたわけではありません。特に酷いラスを食らったとき、連続で予約ボタンを押したいのを我慢して、美少女ゲームをプレイすることにしています。特に3段に上がってからは絶不調で降段近くまで追い込まれたときは、ずいぶん積みゲーの消化が進みました。そしてようやくラストまで辿りついたのがラムネ2(ねこねこソフト)です。

ライターである片岡とも氏が冗談なのかマジなのか「みずいろからお世話になっている佐藤裕美さんが歌手を引退されるということで、今しかないということで企画した。」との事らしいのですが、デキだけ見ると急遽企画されたものらしく完成度の低さが目に付きました。これはシナリオが原因というよりその他の部分。これは誰もが指摘しているのですが、音響部分のバグがかなり足を引っ張っています。確かナナミを担当した籐野らんさんも体調不良で休んでいた時期があり無理を押しての出演だったようですが、その七海の台詞部分が特に音量のバグが酷くてまともに聞こえない始末。最新の修正ファイルを適用しても直らないところを見るともう無理なのでしょう。片岡とも氏が担当してメインヒロインと思われるナナミガこうしたバグを抱えていたことが、このゲームの思わぬ低評価の原因なのではないかと思います。
実際メインヒロインであるはずのナナミより妹のいろはの方が分量的にもメインのような気がしてきます。ただこのいろはシナリオはそらいろでもあった序盤の選択でヒロインの性格が変わるシステムが効果的に作用しているとは思えなかった。確かに主人公が都会に出て妹(いろは)との約束を忘れてしまったというのは、妹の性格をねじまげてしまうという点で充分説得力があるといえないこともないのですが、ただそれがストーリー的に平板で妹の心の深遠までプレイヤー(ぼく)には響いてこなかった。それよりもいろはネガルートですと派生である神谷ルートの方がコメディとして面白く感じられたように思います。ただこのルートはHシーンがなかったりとエロゲーとしてどうなのかと言いたくなる部分はあるのですが・・・
一方のいろはポジルートの方はナナミに対する複雑な感情がメインとなるのですが、このルートに関しては主人公(健ちゃん)がエロゲー的鈍感主人公に描かれていて買えないのですね。そう考えるととも先生が担当したナナミルートがやはり1枚抜けているように思われるのですが、これも過去作の焼き直しと思われる部分もあって・・・

とぼくが初めてプレイしたねこねこ作品で衝撃を受けたみずいろや、ねこねこらしいほっこりとした味を見せたサナララ ~SA・NA・RA・RA~のことを考えると不満足といていい作品。あの頃のねこねこの勢いはもう現在では臨むのは難しいのではと思い10月発売の新作は見送ったのですが、そういうのに限って発売後の評判が良かったりして複雑に思っています。

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