2019年04月02日

設定強化の代償は・・・

つい先日初詣に行ったと思ったら、いつの間にかもう4月。というのにこれまで全く積みゲー崩しの報告が出来ませんでした。
といってもまったくエロゲーと手を切ったわけでなくて、細々とプレイはしているのです。ただいかんせん費やす時間が少なすぎるのと、複数のゲームに手をつけているのがこれまでクリア報告できなかった理由・・・

現在主にプレイしているのが未来ラジオと人工鳩(Laplacian)出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命(Hulotte)僕の未来は、恋と課金と。 (Sonora)の3本。攻略性のある(らしい)僕の未来は、恋と課金と。 はともかく、シナリオの短さがファンを嘆かせていた未来ラジオと人工鳩がいまだに終わらないのは情けない。まあどれも箸にも棒にもかからないほどつまらないというわけでないのが幸いですが、ただ批評空間の中央値を見て分かるように名作級という作品ではないのは確か。面白い部分を捜すとそれと同じくらい貶したくなる部分があるというのが正直なところです。

そんな中、出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命(Hulotte)がようやくクリア間近となりました(後はサブヒロインのルート2つを残すのみ)。このゲームに初めて手をつけたのは昨年のことですから、一体どれだけ時間を掛けているのかと言われてしまいそうですが・・・

さて前にも話したこと思うのですが、Hulotteのゲームを始めて購入したのが妹のおかげでモテすぎてヤバい。ですが、それからずっと購入し続けていているものの初購入作品を越えるものには出会えていない現況。いま思えば面白かったというのも偶然だったような気がしてきました。
さてHulotteというとぼく的には表世界で活躍している声優陣の積極的起用が萌えゲーとしてステータスを上げていると思っているのですが、今回はメインヒロインに起用された声優の顔ぶれを見る限りこれまでと比べやや地味め。それでいて数回プレイするとDMM_GAME_PLAYERのパスワードチェックが入るとなると、アクティベートを導入するために声優に掛けるお金を減らしたのかと邪推したくらい。

そんなわけで始める前まであまりいい印象はもっていなかったのですが、プレイし始めると少しづつプラス方向に動きました。
このゲームの発端は占い師(メインヒロインである白亜)から主人公が受け取った「5分間だけ時間停止できる時計(アトロポスウォッチ)」でヒロインに悪戯するというもの。これだけ聞くと何か筆柿ソフトあたりが得意とする催眠ものに近い味わいかと思うのですが、実を言うと決してそんなエロエロの展開にならない。
ヒロインの一角を務める瑠璃ルートはともかく、他のルート(特にノア・花音)に入ると主人公が白亜の煽りに耳を貸すこともなく時計の使用を半ば封印してしまったりと、アトロポスウォッチはストーリーにおいて無くても構わないような存在となってしまっています。逆に妹でヤンデレ風味を持つ桜良の方が時間を停めて主人公の裸を見たりと有効活用しているようでは本末転倒・・・と言いたいところですが、実のところぼくを含む大多数のファンはHulotteのゲームに萌えを阻害するような凌辱まがいなエロを求めていないだろうし、まあこれは予想の範疇。

そしてまず瑠璃ルートを一番最初に攻略したのですが、結果的にのルートがぼくの一番好みでした。まあこれは絵師である池上茜氏の貢献大ですが、その瑠璃のキャラデザを含め性格的にも一番メインヒロインらしい彼女が順当に本命だった・・・というのは当然といえば当然でHulotteでは毎回登場する真のメインヒロイン的立場である白亜を除いて、ストーリーの核心に関わってくるヒロインは瑠璃だけだからです。
といってもこの瑠璃ルートも序盤はヒロインを過剰に縛る母親の存在など、決してぼく好みの話ではなかったのですが、中盤以降この母親がやけに聞きわけがよくなるあたりがHulotteらしいといえばらしい展開。それでも勝ち気な努力家でありながら健気さも見せる瑠璃はぼくのお気に入りのヒロインとなりました。
それに続き花音⇒桜良⇒ノアとプレイしてきましたが、瑠璃ほどぼくの琴線は振るわず。これはアトロポスウォッチに対する関連性の薄さもあったかもしれませんが、瑠璃ルートで白亜の正体がおおよそ判明してしまうなどぼくが選んだ攻略順の悪さが影響してしまったかもしれません。

その白亜ですが、本来なら彼女が一番キモのルートのはずでした。ただ実を言うとこれまでぼくがプレイしてきたHulotteの真のメインヒロインでぼくが手放しで絶賛したルートは一度もなかったので、今回も多くは期待していませんでした。まあこれはぼくのヒロインの好みに関わることなどで他の人とは意見が異なっている可能性は強いのですが、この白亜の小悪魔風で腹に一物抱えているといったタイプのヒロインはぼくの苦手なタイプなのです。

そういった意味で白亜ルートはそんな好みではなかったのですが、これまでのHulotte作品と比べて設定の甘さについては少なくとも解消に近づいたような気がします。今回のアトロポスウォッチの設定は、神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。の縁カウンターのようなストーリー上でほぼ意味がない存在でなかったという点で進歩したように思います。ただヒロインの魅力についてはやや低下したかもしれません。これまでの作品ではストーリーはともかくメイン格のヒロインは粒揃いだったのですが、今回はやや魅力の点で劣るヒロインがいたという点で相殺。その原因がビジュアル面か、それとも声優の演技にあるのか、ストーリーにあるのか恐らくいろいろな要素が微妙に絡んでいるのでしょうが、今回もぼく的Hulotte作品No1だった妹ヤバを越えることがなかったというのが、このゲームの評価です。

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