2020年12月20日

12月の発売予定表から

今年最後の一戦とあって、豪華メンバーが多数揃ったレースを期待したが、フルゲートにはるかに満たない頭数なのはがっかり。それでも長年期待された馬がようやくゲートインしたとあってその動きが注目される。なんとか掉尾を飾るような記憶に残るレースを期待したいものだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


アイベヤ2 (あざらしそふと)
ひょんなことから同棲生活を送ることになった主人公とヒロインを描いたアイベヤの直仔(続編)。ヒロインは父(前作)から変更されているが、幼馴染であることは変わりなく、騎手もあかべぇ系で活躍したおりょうで変更なし。ただ父はアマカノ母系(シリーズ)と比べて物足りない成績で、同コンセプトの今回変わり身の材料が欲しいところ。トレーナーが、ベテランのもみあげルパンRに交代したのはプラスに映るが、萌え系ではやや物足りない成績に終わっていて買いかぶれない。ヒロインの魅力を見ると上位に食い込む能力はありそうだが、それを生かしきれるかどうか。
期待度 ★★☆

悪堕ち 魔導処女 ~絶対支配の触手調教~ (CHAOS-R)
これまで凌辱系で進むCHAOS-Rだが、トレーナーの得意血統(設定)に捉われることがあって、まだ厩舎のカラーを絞り切れていないように感じる。今回はトレーナーにshow-ziiiを迎えたということで、得意のフェチ系で挑むかと思いきや、魔法少女を触手で凌辱し悪堕ちさせるというよくある血統。ただその触手がモンスターなどを道具として使うのでなく主人公自身の肉体というのは珍しい。といってもそれ以上特筆するものがあるわけでなく、また騎手のにくしょはshow-ziiiと長年コンビを組んでいて相性はいいだろうが、もう一人牧だいきちとはタイプがやや違う点が気がかり。メンバー的にはそこそこ戦えそうに見えるが、インパクトに欠けるだけに押しづらい。
期待度 ★★☆

一途な(処女→)彼女と恋したい (ういんどみるCOSMOS)
ういんどみるの新たな姉妹厩舎は、安馬(低価格)専門のよう。騎手は以前Purpleに所属していた月杜尋で、Purpleを離れてからは地味な成績に終わっているが、大物厩舎のういんどみるで輝きを復活できるかが焦点。ヒロインは3人いるようだが、今回攻略できるのはメイン格の響花のみ。未通(うぶ)なヒロインがHの快感にのめりこむという血統(設定)は悪くないが、気になるのはETS(エクスタシータッチシステム)。H時にヒロインの身体を触ることで反応を楽しむというのは、大昔の血統に見られたもので、古めかしく思える。より早くヒロインのHシーンが見たいという現代競馬の主流から外れているが果たして成功するかどうか。これが当たればいいが、折角の魅力あるヒロインが空振りに終わってしまう危険性は高く思える。
期待度 ★★☆

コイノハ -恋のシェアハウス- (スカイロケット)
ネクストンの姉妹厩舎として華々しくデビューするはずが、惨敗に終わったスカイロケットの2戦目。デビュー戦は動画専門のピンパイと組んでのスペオペという意欲が空回りに終わった。その教訓からか、今回はいたって古風な萌え血統(設定)。主人公がヒロインたちと住居をシェアするというのは手垢がつくほど多く、前走の意欲さから比べると同じ厩舎の馬とはとtも思えない。ただその分安定感はるので、スタッフの能力次第で上位に食い込める可能性はある。ただ騎手のアルデビドの実績は物足りなく、トレーナーのみかさなつひさも実質今回が初めての実戦。これで上位を狙うというのは厳しすぎるだろう。
期待度 ★★

〇紅月ゆれる恋あかり (CRYSTALiA)
デビュー戦でなかなかの走りを見せた絆きらめく恋いろはの全妹(スピンオフ)。デビュー戦でメインヒロインの一角だった朱雀院 椿の長姉をメインヒロインに据え、あえて時代を遡ったのは目新しい。騎手はぺろ・うすめ四郎らとデビュー戦と陣容は同じで、好評だったヒロイン萌えに関しては相変わらず高水準。ただトレーナーでデビュー戦から引き継いだのは砥石大樹のみ。凡走に終わった次姉の白刃きらめく恋しらべのトレーナーだった若瀬諒・瑞守ねおんが残留したのは不安しかない。ただ追い切り(体験版)は意外に好調。主人公を熱血教師に配し学園ものを全面に押し出し、主役だった刃道をアクセントに使ったのがいい方向に出ている。この動きなら主役を脅かす可能性も。
期待度 ★★★★

ココロのカタチとイロとオト (HULOTTE ROI)
最近萌え系で徐々に地位を固めつつあるHULOTTEの安馬専門厩舎が開業。騎手は本家と同じ池上茜で、萌えに関しては本家と同等。問題は今回起用される新人トレーナー百憂なりたの実力。常識的に考えれば見送りが妥当なところだが、ヒロインの魅力は相変わらず天下一品。そしてラシックス(声優)も杏子御津と桃山いおんという人気どころを揃えて萌えに関しては上位必至。そして走り(シナリオ)は人の心を読めてしまう主人公が、唯一読めなかったヒロインに惹かれていくというもので、主人公のタイプはありがちなだけにどう料理するかがポイント。ただありがちなだけに無難にまとめてくれれば大崩れはないかもしれない。とするとヒロインの魅力だけで上位に食い込んでくる可能性はありそうだ。
期待度 ★★★

△蛇足 (Waffle)
トレーナーの名を一躍世に知らしめたのが駄作だが、今回直仔(続編)がCYCLETからWaffleに転厩して挑むというのは驚き。果たしてWaffleでおなじ幼な冒険心ある走りができるかどうかがカギとなるのは当然。特にファンタジー血統以外に好走例が少ないのは気になるところだ。騎手のさくやついたちはWaffle開業間もないころに主戦を務めていた大ベテランで、最近は裏方に回っていたが手綱を握るのは久しぶり。表舞台から離れた影響はなさそうだが、グロ描写が持ち味なだけに、それに対応できるかは心配だ。ラシックス(声優)も全く聞かない名ばかりだが、これは新人を起用したというより、あまりのグロ・スプラッター描写のため変名となった可能性が強い。となると、グロに関してはかなり強いと見るべきだろう。となると期待したいところだが、桜庭丸男は意外に当たり外れが大きなトレーナーだけにWaffleの水が合うかどうかだけだ。
期待度 ★★★☆

◎天ノ少女《PREMIUM EDITION》 (Innocent Grey)
イノグレ久々の純粋新馬は好走した虚ノ少女の全妹(続編)。厩舎のデビュー戦だったカルタグラ ~ツキ狂イノ病~から脈々と受け継がれている母系(シリーズ)で、いまだに活力は失われていない。トレーナーの鈴鹿美弥もこの厩舎では全くの凡馬は手掛けていないし、サスペンス風味は一番得意とするところ。そして騎手のスギナミキの手腕はいまだに衰えていない。一抹の不安があるとすれば、ファンを長く待たせ期待を煽っただけに、期待を多少裏切っただけでも、それが大きく見えてしまうところか。それでも能力を考えれば断然のはずで、勝つのは義務といっていいくらいだ。
期待度 ★★★★★

拾われ愛して奉仕したい 〜亜人娘とのイチャエロ生活〜 (アンモライト)
どうもマイナー感漂うアパタイト・アンモライト厩舎なだけに、出走頭数こそ多いものの、活躍馬は不在で本勝機(データ数)を確保できた馬もほとんど見当たらない。今回も主人公の経営する宿屋に助けを求めてきた亜人ヒロインとのイチャラブを描いた血統(設定)。要は援助交際に近いものがあるのだが、ファンタジー世界を噛ませることで暗い雰囲気になることはなく頭のいいやり方だ。亜人といっても基本ケモ耳ヒロインと変わりなく、その手の属性の人にはストライクゾーン。ただこの厩舎は出オチの傾向が強く、スタートは良くてもすぐに息切れしてしまうレースが続く。今回もこの血統を活かせた競走ができるかどうかは分からず、買いかぶれない。
期待度 ★★☆

△プリンセスクライシス (Triangle)
変身ヒロイン凌辱系では古参といっていいTriangleだが、今回は姫ヒロインオンリーの凌辱系で挑む。この厩舎の主戦騎手といえば厩舎開業当時から斎藤なつきが務めているものの、ややマイナー感は否めなかった。それで前走に続き瀬之本久史に加えて、ベテラン雨音響を起用。過去SIESTAで萌え系に跨ってきた騎手だが、凌辱系に騎乗するのは初めてで新鮮味はある。他にも桐沢しんじのような玄人好みのする騎手を加えたのは楽しみだ。トレーナーはこの厩舎では久々に起用となるassaultで、変身ヒロイン凌辱では定評のあるトレーナーだが、ベテランだけにこの血統でも対応できるだろう。キャラ箱の名トレーナー嵩夜あやがどう絡むかも楽しみだ。ただいかんせんベテランに頼るあまり、新味に欠けるのは否めない。果たしてこれまでとは違い、突き抜けるだけの走りができるかどうか。
期待度 ★★★

△隷嬢管理棟 ~制服少女たちの搾乳隷属記~ (BISHOP)
天然バカ凌辱系では老舗といっていいBISHOPの最新馬。この厩舎得意の学園凌辱だが、ヒロインを調教し奴隷化するという血統はよくあるが、主人公が明らかに天然系。奴隷嬢化し妊娠させられた母への復讐のために、学園に復讐するというならよくある勧善懲悪となるところが、隷嬢システムを再興しヒロインの母乳を搾乳するとなると開いた口が塞がらない。ただこうした血統をいい意味で臆面もなく走らせるのがBISHOPのいいところなのだろう。騎手は看板の水島☆多也に赤木リオでメインヒロイン3人の脇を固めるサブヒロインが多数というといいことづくめのように見えるが、すべてのサブヒロインの手綱を握るのは新人のタランボ。やはり看板の2人と比べると実力不足は否めず、深泥正や玄野トモアキらが脇を固めた過去の馬と比べると見劣りする。これが抜き性能に悪影響を与えると思わぬ凡走の可能性もある。
期待度 ★★★

(本紙の見解)首位を争うと見ていた終ノ空 remake(ケロQ)だが、ここではメイクデビュー馬のみを扱うとあって取材する範囲では出走資格がないと判断し除外。となれば過去の実績を考えても天ノ少女《PREMIUM EDITION》で断然だろう。それに次ぐのが紅月ゆれる恋あかりで、前走の反省を生かせれば巻き返しも充分。不気味なのは蛇足だが、転厩の影響がありそうなのは心配で、ココロのカタチとイロとオトを上と見る。穴ならベテラン騎手の競演が振るいファンの郷愁を誘うプリンセスクライシスに凌辱系で手堅い実績を残す隷嬢管理棟 ~制服少女たちの搾乳隷属記~だが、どちらにしても本命が強くヒモ探しの一戦だろう。

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