2008年03月23日

団体スポーツと美少女ゲームの相性

冬のスポーツシーズンは終わりを告げましたが、今度はJリーグに、センパツ高校野球、プロ野球と春のスポーツが始まりました。美少女ゲームばかりしていないで、たまには外で運動するのもいいかな・・・と思いつつ、やっぱりモニターの前から離れられない貴方(ぼくもそうだが)のためにゲームをやりながら同時にスポーツ気分も味わえるといういわゆるスポーツを舞台にしたエロゲーについて今回は考察してみようかなと。

美少女ゲームの中でいわゆる恋愛系でスポーツを舞台にした作品は少ない。もちろんそういったゲームがないこともないが傑作・良作というものは思い浮かびません。最近ので思い浮かぶのはチアフルくらいですが、あのゲームもお世辞にも良作とはいえませんでしたし・・・
例えばヒロインのうち一人がスポーツ少女というはよくある。よって個別シナリオに入るとそのヒロインが打ちこんでいるスポーツの話になってくるが、ヒロイン全員が部活動・サークル活動・プロチーム等々で同じスポーツをプレイしているとなると本当に少ない。
一方、これが凌辱系のゲームとなると良作・駄作問わず非常に数が豊富です。やはりスポーツ少女は凌辱されるのがお似合いなのかと思いたくなるのですが、これは主人公の設定に係わってくる問題かと思います。というのもヒロイン全員が同じスポーツをしているとなると、主人公は当然ヒロインを指導する立場の人間(顧問、コーチ、監督等々)となってくるでしょう。先生が主人公で生徒がヒロインのゲームに良作が少ない(ぱっと思い浮かぶのは遥かに仰ぎ、麗しのくらい)ように、監督・コーチの立場にある人間が生徒に手を出すというのは先生と生徒と同じく世間的にタブーとなってくるので、余程ライターが腕達者でない限り恋愛系ゲームの良シナリオとして成り立たせるのは難しいのでは?ということです。
これが凌辱系なら社会的とか世間体とか考えなくてもいいから簡単です。主人公も監督・コーチだけでなく盗撮魔やストーカーというのも考えられますから話もバラエティ豊富。よって発売されるゲームが多くなるも当然でしょう。

さて、ここで指摘しておきたいのが、もし主人公とヒロインが同じチームに入って活動するスポーツなら傑作・良作が生まれる余地があるということです。主人公がヒロインを指導するわけでなく、同じチームメイトとして困難に負けず切磋琢磨していく間に恋愛感情が生まれていくというのは恋愛ゲームの黄金パターンではないでしょうか?つまり舞台が文化部なのをそのまま運動部に当てはめればいいのです。その点チアフルは非常に眼の付け所は良かったのですが・・・それはともかく問題は男女混合で行う団体スポーツが非常に少ないという点ですね。メジャーな団体スポーツとなるとほとんど男子・女子が分かれてしまっていますから。

そんなわけで今回恋愛系シナリオのエロゲーとスポーツは食い合わせが悪いと結論づけてしまったのですが、今月発売のこなゆきふるり~柚子原町カーリング部~とはや体験版が公開されているラッキー×クロスにはぜひそのジンクスを破ってもらいたいと思っています。特にこなゆきふるりはメジャースポーツになりつつあるカーリングが舞台ですからね。今のような注目を浴びる前から好きだったスポーツだけにどのようなシナリオになっているか見てみたい気はしています。

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