2008年03月26日

ゲームの買取は必要悪?

今日は美少女ゲーム買取の話。
もしこの制度が無かったらぼくはこの趣味をとっくに止めていたか、今ほどどっぷりと浸っていることは出来なかったでしょう。

まず経済面。昨年いわゆる「11月の傑作群」の際いっぺんに新作を7本も購入してしまったのですが、もし買取制度がなかったらそんなに手を出せませんでした。より厳選し2本程度に絞ることになっていたでしょう。
それに心理面も大きい。「もし気に入らなかったり駄作だったりしたら、売り飛ばしてしまえばいいや」という余裕がこれだけの数のゲームに手を出せるという面は間違いなくあると思います。

あと一つは部屋のスペースの問題。
最近のゲームは箱が大きくなってきていたりショップ特典にかさばる物が付いているので、ぼくの狭い部屋は相当に侵食されています。もし買取制度が無かったらいまごろゲームに部屋を追い出されてしまったかもしれません。

さてゲームメーカーが中古売買されることを嫌う気持ちも分かるのですが、ぼくの考えでは業界にとってもこの制度はそれほど損な取引とは思えないのですが・・・
というのも新規参入メーカーにとって、中古売買があるこそ気軽にゲームを購入してもらえるのです。もしこの制度がなければ新規参入メーカーが成功する率は少なく、より名の通った大手メーカーの業界占有率が高くなっていたでしょう。同人界で名の知れていたTYPE-MOONはともかくオーガストやういんどみるのようなメーカーの成功はなかったか、より遅れていたかもしれません。それは業界にとっても我々にとっても大変不幸なことです。

あとこれはぼくだけかもしれませんが、ぼくは批評空間で80点以上付けたゲームを売却することはまずありません。俗に言う「殿堂入り」という奴です。またそういったゲームの中古価格がたいてい高いことを鑑みてもそういった人はかなり多いのではと思うのです。
だから極論になるのですが、メーカーは中古が流通されるのがいやならばより面白いゲームを作ればいいのです。

ぼくに言わせればそういった自信のないメーカーほど、中古で流通されるのを嫌いアクチベーションなどの対策に身を入れるのではと邪推しているのですが・・・不正手段(コピー)でプレイされるのを防止する対策は当然すべきなのでしょうが、中古売買までシャットアウトしようというのはやり過ぎというより自分の首を絞める結果にしかならないのではと考えるのです。

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