2008年03月29日

長文感想の書きやすさ

批評空間に投稿するようになって4年半になります。
といっても当初は短文感想のみ。しばらくしてやや長めの感想にシフトしましたが、それでも気分の赴くまま書きなぐっただけの垂れ流し文でした。

読まれることを意識した長文を書くようになったのは昨年あたりからでしょうか。といっても一般ウケしそうな感想を書こうとか笑いを取ろうとかのスケベな考えからではなく、文法的に読みやすい文章を心がけながら、それなりに読む人へ参考になりそうな長文をという気持ちからです。
といっても自分らしさを失っては元も子もないし・・・というようなことを考えているとなかなか感想もまとまらず、昔と比べると書き上げるのに相当時間が掛かるようになりました。実際には文字にしてレポート用紙二枚~三枚程度の分量しかないんですけどね。

さて人それぞれ感想のスタンスはそれぞれあるのでしようが、ぼくのスタイルですと書きやすい感想のゲーム、書きにくい感想のゲームというのは明らかにあります。
書きやすい感想というのは欠点の多いゲーム。欠点は多いが面白いといったゲームも中にはあるのですが、基本的に欠点の多いゲームというのは箸にも棒にも掛からないわけですから感想を読んだ人がそのゲームをプレイすることなどあり得ない(はず)だからネタバレなどを気にする必要もないし、感想もそのゲームにあったスタイルの中から一番良いものを選べるというわけ。
それに対してプレイして面白かったゲームというものは感想が書きにくい。というのも出来ることならそのゲームを多くの人にプレイして欲しいので僕の感想が少しでもそのゲームに触れる手助けになればという思いがあるからです。
ネタバレにも充分考慮しなければならないし、となると通り一遍の紹介文のようなものになりがち。ぼく自身の個性というものがどうしても感想に出しにくいからです。

だからぼく的に書いていて満足感を得た長文感想というのは、点数の低いもののほうが多いのですね。まあ書き終えたことによって怒りとかのストレスが解消されたという部分もあるのでしょうが・・・


それはともかく今プレイしているあるゲーム。途中までなのですがゲームを終えてどのような感想を書いたらいいか今から弱っています。これは前例にあげた他人に薦めたいような面白いゲームというものではなく、欠点もないが誉める部分もないといったゲーム・・・ぼくは基本的にはシナリオ面に主眼を置いた感想を書くケースが多いのですが、このゲームについては別の角度から感想を書かないといけないかもしれません。というよりそんなゲーム、無理して感想を仕上げる必要もないのでしょうけども。

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