2008年04月17日
名監督ピクシー・・・ナビスコ名古屋対神戸戦より
昨日のナビスコカップ名古屋対神戸戦の観戦記を。
本来のレギュラーからFWのヨンセン・玉田、MFの吉村・中村直志、DFの竹内・吉田、GKの楢崎に休養を与えサブにも入れなかった名古屋。しかし対する神戸もポッティ、大久保、北本、栗原、古賀、金ら主力をことごとくベンチからも外し、出場停止の石櫃、ケガのレアンドロも欠くなど名古屋以上に苦しいメンバー構成。リーグ戦好調なだけに勢いに乗る名古屋が前半から圧倒するかと思われた。
しかし開始早々、CB増川の軽率なプレーから神戸に決定機を与えると、それからはずっと神戸ペース。須藤の高さに増川が苦戦し、ルーキー馬場の裏を狙う動きにパヤリッツァが振り回されるなど前半だけで少なくとも三度のビックチャンスを神戸に与えてしまう。守備でも攻撃の核となるマギヌンを徹底マークしチャンスすら作らせない。唯一杉本が放ったシュートが名古屋の決定機くらいで前半0-0で終えられたのが不思議なくらいだった。
そしてハーフタイム。ストイコビッチ監督が動く。前半馬場・鈴木に狙われ不安定な要因の一つだった右サイドの青山を外しベテランの三木を投入。本来CBの三木は攻め上がりはほとんどしないものの期待された守備では鈴木をシャットアウトし流れを引き戻す。
そして62分投入されたのが米山。確かに今日の山口慶はパスミスが多く本調子の動きではなかったが、DF米山の中盤起用は驚きのひとこと。名古屋サポーター席からも米山に期待する歓声が上がらず、どちらかというと冷めた雰囲気。しかしこれが大当たりで米山はベテランらしい読みの入った守備で藤田・マギヌンの守備への負担を軽減させる。そんな中68分、小川の気の利いたプレーからチャンスとなりマギヌン・杉本とつながりゴール。欲しかった先制点が入る。その直後深井が投入されると、杉本・深井のスピードに振り回されてか神戸はバタっと動きが止まり、今まで抑えていた巻のポストプレーを許すなど一方的な名古屋のペースになってしまう。76分シュートしたクロスバーの跳ね返りを攻めあがっていた藤田がゴールへ押し込むともうスタンドはお祭り騒ぎ。ケガで戦列を離れていた藤田の苦闘をファンの誰もが知っていたからであろう。それから追加点は奪えなかったもののチャンスを作り続け終わってみれば名古屋が2-0の快勝だった。
しかし前半最悪といっていいデキから後半チームを甦えらさせたストイコビッチ監督の采配には恐れ入った。青山から三木への交代はまだ納得がいったが米山の投入は周囲のファンから「米山かよ・・・」と溜息ともつかない声が漏れたほど意外な投入。その米山投入が大当たりするのだから恐るべき慧眼。前半削りに削られ怒りからイエローを一枚もらい、(主審が主審だけに)退場もしくはケガが心配されたマギヌンを先制点直後引っ込め深井を投入したのも大当たりで、その深井の突破がダメ押しとなる藤田のゴールにつながるなど非の打ち所のない采配。今日の名古屋のMOMはストイコビッチ監督といっても言いすぎではないかもしれない。
昨年ストイコビッチ監督の就任が報道されたときその監督経験の無さから手腕に期待する声はほとんどなく、現役時代の人気から低迷する観客動員に貢献すれば御の字というのが大方の見方であった。それなのにここまでの快進撃。どうやら名古屋はベンゲル監督以来久しぶりの当たり牌を引いたらしい。
残念ながら本来期待されていた観客動員は低迷したまま(昨日開催されたナビスコ全試合中一番観客が少なかった)というのが皮肉といえば皮肉なのだが。
本来のレギュラーからFWのヨンセン・玉田、MFの吉村・中村直志、DFの竹内・吉田、GKの楢崎に休養を与えサブにも入れなかった名古屋。しかし対する神戸もポッティ、大久保、北本、栗原、古賀、金ら主力をことごとくベンチからも外し、出場停止の石櫃、ケガのレアンドロも欠くなど名古屋以上に苦しいメンバー構成。リーグ戦好調なだけに勢いに乗る名古屋が前半から圧倒するかと思われた。
しかし開始早々、CB増川の軽率なプレーから神戸に決定機を与えると、それからはずっと神戸ペース。須藤の高さに増川が苦戦し、ルーキー馬場の裏を狙う動きにパヤリッツァが振り回されるなど前半だけで少なくとも三度のビックチャンスを神戸に与えてしまう。守備でも攻撃の核となるマギヌンを徹底マークしチャンスすら作らせない。唯一杉本が放ったシュートが名古屋の決定機くらいで前半0-0で終えられたのが不思議なくらいだった。
そしてハーフタイム。ストイコビッチ監督が動く。前半馬場・鈴木に狙われ不安定な要因の一つだった右サイドの青山を外しベテランの三木を投入。本来CBの三木は攻め上がりはほとんどしないものの期待された守備では鈴木をシャットアウトし流れを引き戻す。
そして62分投入されたのが米山。確かに今日の山口慶はパスミスが多く本調子の動きではなかったが、DF米山の中盤起用は驚きのひとこと。名古屋サポーター席からも米山に期待する歓声が上がらず、どちらかというと冷めた雰囲気。しかしこれが大当たりで米山はベテランらしい読みの入った守備で藤田・マギヌンの守備への負担を軽減させる。そんな中68分、小川の気の利いたプレーからチャンスとなりマギヌン・杉本とつながりゴール。欲しかった先制点が入る。その直後深井が投入されると、杉本・深井のスピードに振り回されてか神戸はバタっと動きが止まり、今まで抑えていた巻のポストプレーを許すなど一方的な名古屋のペースになってしまう。76分シュートしたクロスバーの跳ね返りを攻めあがっていた藤田がゴールへ押し込むともうスタンドはお祭り騒ぎ。ケガで戦列を離れていた藤田の苦闘をファンの誰もが知っていたからであろう。それから追加点は奪えなかったもののチャンスを作り続け終わってみれば名古屋が2-0の快勝だった。
しかし前半最悪といっていいデキから後半チームを甦えらさせたストイコビッチ監督の采配には恐れ入った。青山から三木への交代はまだ納得がいったが米山の投入は周囲のファンから「米山かよ・・・」と溜息ともつかない声が漏れたほど意外な投入。その米山投入が大当たりするのだから恐るべき慧眼。前半削りに削られ怒りからイエローを一枚もらい、(主審が主審だけに)退場もしくはケガが心配されたマギヌンを先制点直後引っ込め深井を投入したのも大当たりで、その深井の突破がダメ押しとなる藤田のゴールにつながるなど非の打ち所のない采配。今日の名古屋のMOMはストイコビッチ監督といっても言いすぎではないかもしれない。
昨年ストイコビッチ監督の就任が報道されたときその監督経験の無さから手腕に期待する声はほとんどなく、現役時代の人気から低迷する観客動員に貢献すれば御の字というのが大方の見方であった。それなのにここまでの快進撃。どうやら名古屋はベンゲル監督以来久しぶりの当たり牌を引いたらしい。
残念ながら本来期待されていた観客動員は低迷したまま(昨日開催されたナビスコ全試合中一番観客が少なかった)というのが皮肉といえば皮肉なのだが。
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