2008年05月03日

美少女ゲームライブラリー③~悪夢-青い果実の散花-

さて今回は悪夢-青い果実の散花-(スタジオメビウス)を紹介します・・・

このゲームはファンディスク「めびにゃ」に収録されていたので体験されている方も多いかと思いますが、ぼくがプレイしたのは一番最初に発売されたPC-9801版です。このゲームは当初の発表日から大幅に延期(一時発売日が未定となった)されたため「あまりに過激な内容のため自粛された」「検閲が入った」などという噂が飛び交ったものでしたが、その後同メーカーの「SNOW」がいつまで経っても発売にならないのを見ても「悪夢」の発売が遅れたのが制作スケジュール管理の甘さによるものだったことは容易に想像出来るというものです。
それはともかく、このゲームは凌辱系に属されるわけですがぼくがこういったゲームをほとんどプレイしないのもこの「悪夢」がいわゆる一種のトラウマとなってしまっているためでしょう。それくらいゲーム内容としては貧弱でこのゲームのせいで凌辱ゲームはつまらないという先入観が出来てしまったのではないかと思うのです。

このゲーム、凌辱される女の子には細かな設定があります(雑誌にメインだけでなくサブの女の子まで細かな設定が紹介されていたくらい)。なぜそんな細かな設定が容易されているところをみると別にそれらを生かしたシナリオにしたかったわけではなく、ちょうどカタログのようにプレイヤーに少女の体型や生い立ちを公開することによって、よりプレイヤーに凌辱シーンを悲惨なものに感じてもらおうという配慮のように思われます。
ただ本来ならばそれらはシナリオ内で徐々に明かされていくべきものなのですね。それらを全くせずにただプレイヤーの想像に任せるというのは手抜き以外の何物でもないわけです。
といっても実際はメインである程度シナリオで設定がプレイヤーに紹介さるメイン格の10人より、部下に凌辱されるサブの少女たちのほうがよりヌケる(ぼく的には)のでメビウスの戦術は当たっていたことは確かですがそれはライターにとって非常に恥ずかしいことではないかと思うのですが・・・

といってもこのサブの少女たち。CGはたった一枚しかない。その一枚も発売後雑誌に公開されてしまったので、実際にゲームを買って得られるものは(ぼくにとっては)何もなかったわけです。これでは地雷と断定するしかない。だってCVがあるわけでもないのでパソコンでヌクのも雑誌を見てヌクのも変わらないわけですから。
ただこのゲームを買ったこと自体が「悪夢」だったとまで言うつもりはありません。個人的な嗜好が判明しただけでもこのゲームを買った意味は有ったと思うのです。ただいまだに原画買いが止められないところを見るとあまり生かされているとはいえないかもしれませんが・・・

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