2009年03月13日

アグミオン症候群

原画買いやヴォーカルソング買いは頻繁に行うぼくですが、未だに声優買いというのはしたことがありません。
といっても音声をオフにしてプレイするエロゲー原理主義者でないわけで、出来れば演技の上手い声優が起用されるにこしたことはなく、またそれ以上に艶技の優れた声優が出演していると得した気分になることは事実ですが、だからといってエロゲーを評価するに際して声が占める割合というのはそれほど高いわけではありません。

よって声優の好き嫌いなんていうのは無いはずなのですが、なぜか苦手な声優さんというのが存在したりします。
そんな苦手な理由とは声質や演技の巧拙といったものではなく、ついふとしたことで中の人の素顔を知ってしまったというような理由でもありません。どちらかというとエロゲーを数多くプレイすることによって作られてしまった後天的なものです。
というのはぼくの嫌いな(ハズレ)タイプのヒロインを立て続けに何本も演じたりすると、その声に対する印象が悪くなり結果その声優の演じるヒロインに良い印象を持たなくなるというものです。

そんな苦手な声優さんの一人が安玖深音さんでこの人気声優に因んでこの症状をぼくはアグミオン症候群と呼んでいます。数多いエロゲー声優の中でも萌えゲーの出演回数の多さでは5本の指に入る程の人気を誇る彼女の声が苦手となると、エロゲーをプレイする楽しみを半分放棄してしまっているといっても過言ではないくらいで一刻も早く直さなければならないのですが・・・

そんな彼女の声が苦手になった原因のゲームはと探ってみると、2007年4月に発売されたひとゆめ(StarLink)の榊原美玖かもしれません。しかし苦手さを決定づけたのは同年11月に相次いで発売されたそして明日の世界より――(etude)の日向夕陽と明日の君と逢うために(Purple)の若宮明日香のダブルコンボだといえるでしょう。
こう取り出してみると、3つのゲームに共通するのは幼馴染&天然系ということです。基本的にぼくは天然系ヒロインがあまり好きでないのですが、安玖深音さんが演ずるとより嫌悪感が強調されてしまうようなのです。まあファンにはそんな演技がたまらないのでしょうけれど・・・

このアグミオン症候群を解消させるには、そんなトラウマを解消させるような(ぼくにとって)萌えるヒロインを彼女に演じてもらうしかありません。実際彼女と同じように声が苦手だったある声優さんがいるのですが、あるヒロインの声を聴いた途端一瞬でトラウマは解消されました。その例に倣えば彼女の出演本数からして解消することはさして難しくないように思われるのですが、あれから1年以上経つというのに萌えよりも苦手意識の方が上回るばかりで一向に解消されません。

しかし今回絶好の機会が訪れました。それが先月末発売の夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-(オーガスト)です。安玖深音さん演ずる朝霧麻衣は無印版で絶大な人気を誇った鉄板の妹キャラであり実績も充分。これを逃せばもう一生苦手意識が抜けることはないと思われるくらいです。
ただ心配もあって無印版では麻衣以外にぼくの触手・・・いや食指が動くキャラは無くて、いわば相手に恵まれての1着入線。今回は強力なライバルとしてエステルや翠が存在するわけで、翠はぼくが好きな典型的タイプのキャラですしエステル演ずる佐本二厘さんはツンデレを演じれば鉄板といっていい声優で信頼感は充分。今まで我が世の春を謳歌していた麻衣といってもこの二人が相手となると分が悪いような気がしてなりません。

もし麻衣がこの二人を差し置いてトップに居られる程の萌え力をゲーム中で発揮してくれたならば、その時ぼくが長期に患っているアグミオン症候群がようやく解消される時かと期待しているのです。

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