2009年04月07日

カンパネラは心に響いたか

夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-(オーガスト)と比べると進行が遅かった祝福のカンパネラ (ういんどみる)ですが、最後に取っておいたアニエスもクリアして無事終了。後はおまけシナリオ(と思われる)のトルティア姉妹を残すのみとなりました。といっても世間的に一番人気があるのはトルティア姉妹なのでメインディッシュが残っていると言われてしまうかもしれませんが。

当初はトップバッターに二番手のヒロインを持っていき、最後にメインヒロインをプレイするという(ぼく自身の)法則から、カリーナ→チェルシー→アニエス→ミネットという攻略順を考えていたのですが、途中で気が変わってアニエスとミネットの順番を入れ替えることにしました。この決断はぼく的には成功で、最初期待値が低かったアニエスがこのゲームの雰囲気には一番合っていたかと思いました。アニエス役の声優さんはぼく的にここの所ハズレのキャストばかり掴まされていて、どうもアグミオン症候群(苦手声優)になりかかっていたのですが、これでその意識は解消できそうです。

さてこのゲーム巷の批評では「甘いゲーム」と語られることが多いのですが、まさしくその通り。ただこのゲームの場合「甘い」というのが恋人同士の甘い関係が繰り広げられるというプラスの意味を指すだけでなく、すべてに亘って「甘さ」が付きまとってしまっているというマイナスの意味を指してしまっているのが問題で、いわゆる泣ける展開や感動といったものを期待してしまうと裏切られることは必定。もちろんういんどみるのゲームにそんなものを期待する方が間違っているといえますが。

ただそれにしても序盤から中盤にかけての冗長さは明らかに苦痛で、クエストも全くといっていいほど機能しておらず無意味。一番痛かったのが主人公のアイテム技師という設定が全く活かされていなかったことで、このあたりの展開についても「甘い」としかいいようがない。
雰囲気としての甘さだけでなく作品作りにまで甘さを出してしまったのが、このゲーム一番の問題点ではないかと・・・

それでもキャラ萌え一本に特化した作品という意味では、元気少女アニエスの健気さとトルティア姉妹とゴーレムの漫才に和まされた以上、それほど悪い点は付けられないとは思っています。


さて次にプレイするゲームをどれにするか決めなければいけないということで、新作組の中からFlyable Heart(ユニゾンシフト)と積みゲー組の中から俺たちに翼はない(Navel)の二本を選択しました。といっても実のところ俺たちに翼はないについては発売当初プレイして余りの毒々しいテキストに開始早々放棄していたりするのですが、まああの毒が王テイストといえるので一度発進して慣れてしまえばギブアップしてしまうことはないでしょう。それよりFlyable Heartの方が心配で、このゲーム起動する際ディスクが必要となるので余りに詰まらないと他の起動ディスク要のゲームにドライブを占領されてしまうかもしれません。そうした形で積みゲー化してしまったゲームはゴロゴロあるのです・・・

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