2010年02月20日

先月(1月)の結果

初っ端から好メンバーが揃いどこから買うか非常に悩ましかった先月のレース。実績馬の直仔(FD)の出走が目立ったのですが、果たして父の名を辱しめない走りが出来たのでしょうか?

第1R(1月)着順

1着 ▲星空のメモリア Eternal Heart (FAVORITE)
                 中央値 85点 平均値 84点
2着  精霊天翔 壊れゆく世界の少女たち(XUSE)
                 中央値 82点 平均値 79点
3着  はるかぜどりに、とまりぎを。2nd Story (SkyFish)
                 中央値 80点 平均値 80点

※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 出走賞金額(データ数)10未満のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想

父(本編)の好走が記憶に新しい星空のメモリア Eternal Heart(FAVORITE)が他馬との力の違いを見せ付ける形で見事1着。人気の高かった夢とメアのストーリーを補完する構成が当たった形で、まさに父のファンには堪らない馬だったようです。この血統(シリーズ)の成功で調教師も一気にメジャーに躍り出た感じで近々出走予定の馬も注目しないといけないでしょう。
1着馬からは引き離されましたが、聖なるかなの直仔(FD)の精霊天翔 壊れゆく世界の少女たちが2着。メインコンテンツのSTGについては充分合格を付けられるデキのようですが、出走賞金額がギリギリでゲーム全体として見るとやや不鮮明なところはあります。それでもこのメンバーで連対を確保出来たことは自信につながるはずで、これで名門XUSE厩舎も復活の足がかりをつかんだといえるかもしれません。
そして3着に入ったのがはるかぜどりに、とまりぎを。2nd Story(SkyFish)でSkyFish厩舎にとっては記念すべき初の上級馬となりました。父がそれほど走ったわけでないだけにこの好走は驚きだったのですが、父も世界観と雰囲気は評価されていただけに(シナリオを)立て直されれば走られても不思議でなかったといったところでしょうか。


今回は3着までを直仔組(FD)が占めるという今まで例のない展開となったのですが、それ以外の馬で好走した馬も取り上げてみたいと思います。
まず今回が引退レース(ブランド最終作)となったシュガーコートフリークス(Littlewitch)は惜しくも連対を逃したもののなかなかの走りを見せてくれました。騎手(原画家)におんぶだっこの戦法は相変わらずでそれで最後の伸びを欠いた感はありますが、それでもファンの満足度は高かったのでしょう。
今回凌辱系の馬は苦しいと思っていたのですが擬態催眠(BLACKRAINBOW)の走りはいい意味で驚かされました。触手と催眠のニックスが不安視されていたのですが、その不安をエロの素晴らしさが吹き飛ばしてしまったよう。ただ触手については正直買っていないコメントが多かっただけに、もし催眠一本に絞っていれば1着馬を脅かすところまで食い込めていたかもしれません。
もう一頭いい意味で驚かされた馬がメルクリア(Hearts)。ユニゾンシフト系統の馬で萌え系となるといとうのいぢ騎手が乗らない限り好走例がなくアクチ採用というハンディもあってとても上位には食い込めないと予想していたのですが不明を詫びるしかありません。騎手の魅力もさることながら馬体(シナリオ)もしっかり仕上げられていたことが好走に繋がったのでしょう。
バカゲー一本に絞って変わり身を見せたのがド田舎ちゃんねる5(はむはむソフト)でこれがこの厩舎の持ち味といっていいだけに、この走りが本来の姿なのでしょう。馬体(シナリオ)自体それほど素晴らしいわけでなく、ギャグも内輪ネタも多く分かりにくいものが多かったようですが、序盤の勢いそのままに突っ走った潔さを買ったファンが多かったようです。
記者が対抗視した輝光翼戦記 天空のユミナFD(ETARNAL)はそれなりの走りを見せたものの勝ち馬には大きく離されてしまいました。父(本編)のライバルキャラをメインに持ってきたわけですが、キャラ人気がそれほど高いわけではなかっただけにやや損をしてしまった格好になったのかもしれません。それでも父の評価が高すぎた反動といえないこともなく、この走りならまずまずの結果といえるでしょう。

先月は好走した馬の走りが目を惹いた反面、人気を集めながら期待を裏切った馬も目立ちました。そんな凡走馬たちの中から主な馬の走りっぷりを取り上げてみたいと思います。

珍しいミステリー脚質(ジャンル)ということで意外に人気を集めたid ‐Rebirth Session-(root nuko)でしたが、結果は入着も果たせず。地方(同人)ではソコソコ評価の高かった調教師(ライター)でしたが、中央(商業)の水はそれほど甘くなかったといったところでしょうか。凡走の要因は推理といっても旧態然の総当り式を強いられたことで、こういった作業プレイは余程馬体(シナリオ)を絞りこまないと厳しいでしょう。この反省を生かして次走は変わって欲しいところです。
記者の本命だったairy[F]airy (RococoWorks)は大きく崩れる結果に。調教(体験版)で見せた雰囲気のよさから重い印を打ったのですが、どうやら最後まで雰囲気だけで終わってしまった様子。何か同騎手が騎乗したひなたぼっこ(Tarte)を思わせる走りになってしまったようですが、そろそろカタハネの走りを思い出さないとファンに見捨てられてしまいそうです。
騎乗馬が必ず上位を賑わすTOMA氏鞍上ということで記者も穴で注目していたゆにばる!(ApRicoT)も思いがけない惨敗。調教で見せたノリ重視のドタバタが当たれば好走もと考えていたのですが、ただドタバタしただけで終わってしまったのは誤算。バカゲーの難しさを身に染みた感じですがまさかここまでいいところが見せられずに終わってしまうとはちょっと信じられない思いです。
直仔馬の多くが堅実な走りを見せる中で大きく着を落としたのが花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ(ensemble)。攻略できるかと思われた妹が攻略できず、内容も薄く短いようではこの成績も止む無いところ。ここまで父(本編)のいいところを全く受け継いでいない産駒というのも珍しく、もしかしたら調教師が変わったのではと疑ってしまったくらいです。
もう1頭悪い意味で目立ったのが鬼まり。(130cm)ですが、近走から大きな期待は望めないことは見えていました。直仔(FD)だけに余計ファンの眼が厳しかったといえるかもしれませんが、ここまで凡走してしまうとなるとさすがに厩舎の先行きが心配となってきます。記者としても思いいれのある厩舎だけに何とか立て直してもらいたいものです。

というわけで記者の予想は大ハズレ。かなり点数を広げて買ったのですがこのハズレ馬券(ゲーム)を一体どうしたものかと悩んでいる始末で次のレースの購入点数にも響いてきそう。何か今後が不安になってきましたが、見捨てず付き合っていただけたらと切に願っています。

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この記事へのコメント
精霊天翔は自分にも意外でしたが、結果から見ると、聖なるかな外伝とあらかじめ銘打ってるので、これがダメだった人は最初から買わず、ファンなら買うという、声援を得やすい販促をやっていたのが勝利だったのかなと思いました。

老舗はこういうユーザーへの気配りみたいなのも上手いですね
Posted by kuma at 2010年02月21日 23:55
>kuma さん

XUSEはもう老舗といっていい厩舎(メーカー)ですが、
STGとしての実績はほとんどなかったので軽視してしまいました。

SLGとは言わないまでも風と大地のページェントのようなRPG系で出していたなら
もう少し評価を高く付けていたかもしれませんけど・・・

何はともあれFloralia ~フローラリア~などの良馬(作)を出してきた厩舎が
復活の狼煙を上げたのは喜ばしいことですね。
Posted by 7月の魚7月の魚 at 2010年02月22日 01:35
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