2014年07月21日

7月の発売予定表から

クラシック戦線も終わり本格的な夏競馬に突入。地方の大レース(コミケ)が控えているとあってやや頭数が揃わない傾向にある夏競馬だが、今年は想像以上に頭数が揃わず寂しいメンバー構成となった。それでも上位どころに限ると潜在能力は相当なもの。他にも面白そうな馬が顔を揃え少頭数にしては面白そうなレースとなりそう。人気馬を負かすような伏兵の走りにも期待したいところだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

◎アストラエアの白き永遠(FAVORITE)
トレーナー(ライター)なかひろの名を一躍世界に広げた星空のメモリア以来、久々にFAVORITEの馬を氏が担当するということで注目を集めている。司田カズヒロの騎乗(原画)は相変わらず素晴らしく、それだけで萌えの要件をクリアしてしまうほどだが、そこになかひろの技術を加えればまず凡走は考えられないというのが注目される要因だろう。実際追い切り(体験版)も魅力たっぷり。異能力系なだけにファンの好き嫌いは当然出るだろうし、細部の仕上げ(設定)に少し甘さを覗かせるトレーナーの欠点が表面化しないかは気になるが、それを含めても能力は断然。このメンバー相手なら堂々主役を務めるだろう。
期待度 ★★★★☆

学園カースト 用務員 下衆山の逆転支配生活(catwalkNERO)
VA系の中でも凌辱一本で進むcatwalkNEROだが、厩舎(ブランド)開設当時の勢いが見られないのが寂しい。今回も得意とする中世を舞台としたプリンセス凌辱でなく、学園を舞台とした凌辱調教系。こういったタイプはヒロインよりも主人公のキャラクターが好走のカギとなることが多いが、最初からヒロインを篭絡させているようでは馬名(タイトル)の逆転の名が泣く。これではヒロインを堕としていくカタルシスは感じられそうにない。前走までと比べると騎手(原画家)の手腕に若干翳りが見られる気がするのも気になるし、今回も大きく期待できそうもない。
期待度 ★☆

隠恋ぼ ~二人だけのヒミツの時間~(マーブルCandySoft)
古参厩舎ながら流行と見るとすぐに似たような血統の馬を走らせるフットワークの軽さがCandySoftの特徴。この馬も最近やや流行の兆しがある幼馬(ロリ)イチャラブ系の馬。騎手の田辺京は今回初騎乗となるが、別世界(漫画)では幼馬を中心にそこそこ経験はある。ただやはり初騎乗ゆえの固さが見られる追い切りを見る限り、まだ馬の扱いは手馴れていない印象。トレーナーは幼馬で実績ある面々を揃えるだけに全くの凡走は考えにくいが、幼馬の調教については専門知識が要求されるだけに、厩舎が幼馬に対しどれだけ真剣に向き合っているが問われる。そう考えると初戦は様子見するのが無難なところか。
期待度 ★★☆

彼女はエッチで淫らなヘンタイ(ensemble SWEET)
最近、流行の萌えゲーに濃い抜きをニックスした血統だが、ここまでストレートな馬名だと萌えの欠片もないように感じられる。お嬢さまヒロインオンリーのensembleの姉妹厩舎だけにこの馬も当然お嬢さまヒロイン中心の競馬。良家のお嬢さまが実はMで淫乱というパターンは一見面白そうに思えるが、すべてのヒロインがMとなると走りに幅が出ず単調な競馬となってしまう可能性が高い。騎手も本家ensembleと比べるとやや格落ちの顔ぶれで、萌えと抜きの両立を目指したにしてはやや中途半端に映る。トレーナーの実績も物足りないだけに大きな期待を掛けるのはどうか。
期待度 ★★

G.I.B. ガールズ・イン・ブラック(Whirlpool)
安定して入着は果たしているものの、それ以上の成績となると大きな壁がある印象のWhirlpool。近走トレーナーを次々と変えているが結果は上向いてこない。今回起用の若瀬諒は最近手がけた馬が凡走ばかりで、とても変わり身は望めそうもない。追い切りの動きもパッとせず、ウリのはずのドタバタが明らかに空回り。馬体(CG)は過去の淡い色調のものから変化が見られるものの、萌えという点だけに絞れば充分な感触。それだけに走り(シナリオ)の上滑りが惜しまれる。これでは掲示板に乗るかどうかも疑わしく、狙いから外して構わないだろう。
期待度 ★☆

偽骸のアルルーナ(でぼの巣製作所)
大ベテラン山本和枝の騎乗と気軽に遊べるRPGがウリのでぼの巣製作所だが、厩舎開設以来全盛期のエゴ当時の輝きを見せてくれないのが寂しい。その要因は進化が全く感じられないRPG部分にあるのは明白だが、取材する限り今回は意外に楽しめそうな雰囲気。馴染みのあるコンボシステムに武器合成が当たればこれまでの沈滞したムードを吹き飛ばしてくれそうな走りも。トレーナーが玉沢円というのは不安で、頼れるリーダーのはずが実はダメ主人公となってしまわないか心配だし、これまでの戦績が戦績だけに買いかぶりは禁物も大穴で狙ってみる手も。
期待度 ★★☆

ギャングスタ・アルカディア ヒッパルコスの天使(WHITESOFT)
昨夏からおよそ1年ぶりの出走となるWHITESOFTの最新馬。血統(設定)や起用するトレーナーの顔ぶれをj顔ぶれを見ればもう少し走っても不思議はないはずだが、入着どまりに終わってしまうことを考えればやはり厩舎の体質に問題があると考えても仕方ないだろう。今回はギャングスタ・リパブリカの直仔(FD)で、消化不良気味だった父の補完的位置づけとなる。素質は感じさせながら成績はもう一つだった父の無念を晴らすべく活躍を期待したいところだが、何せ厩舎の実績が実績なだけに素質が開花せず終わってしまう可能性は強い。実際猫撫ディストーションも期待された直仔の成績は父と変わらず入着どまりに終わっているだけに、再度同じ轍を踏んでしまいそうで大きな期待を掛けると再度裏切られる可能性が過ぎるだけに押さえで買うのが精一杯。
期待度 ★★★

この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTS(PULLTOP)
新生PULLTOPを印象付けたこの大空に、翼をひろげての直仔(FD)。ただ今回で直仔も2頭目なだけに、果たしてどこまで材料が残っているかどうか不安だ。肝心の内容は父(本編)のメインヒロインだった小鳥のアフター的内容。父に登場したヒロインの中では一番走り(シナリオ)の内容が良かった小鳥だけに確かにイチャラブは楽しみだが、決して安くはないお台を考えると、どこまで内容に見合っているかは不鮮明。少なくとも兄(FLIGHT DIARY)と同じ印象で狙うのは危険が伴いそう。実績を考えるとあっさり勝たれても不思議はないが、ここは押さえ程度の狙いに留める。
期待度 ★★★

△熟バレー シゴキ扱かれる熟れた人妻達(アトリエかぐや)
数多い騎手を抱えるアトリエかぐやの中で熟年ヒロインを得意とするみゃぁん。デビュー当時と比べると確実に騎乗レベルが上がってきているのは頼もしい。今回はママさんバレーが題材ということで、バカ寄りになってしまうのがどう出るか。もし抜きと笑いが両立できれば面白いが、かぐやの馬にそこまで期待するのは虫が良すぎるかもしれない。それでも抜きに高いレベルのものが見られれば好走は可能だろう。ややヒロインが奇乳すぎるのは気がかりも、今回少頭数なだけに時計が掛かれば一角を崩す可能性も。
期待度 ★★★

△新世黙示録 Death March(Xuse)
過去の遺産を食いつぶし尽くしたXuseが久々に走らせた前回が大惨敗。追い切りの動きが冴えなかっただけに案の定の結果といえないこともないが、名門厩舎を知る古いファンにとっては寂しい結果に終わってしまった。それだけに巻き返しもそう簡単ではないが、今回永遠のアセリア聖なるかなを手掛けた高瀬奈緒文が久々にXUSEに復帰。といっても大がかりに調教に関わるといった本格的なものではなさそうだが、数々の長距離(遊べる)馬を育てているだけにプラス材料。追い切りの感触が今ひとつなのは心配だが、武器を合体させて強力化させるという血統(設定)は面白そう。大穴で狙ってみる手も。
期待度 ★★★

▲ちぇ~んじ! あの娘になってクンクンペロペロ(May‐BeSOFT)
メイビー久々の新馬は相変わらずバカ系漂う内容。復活を印象づけたへんし~ん!!! ~パンツになってクンクンペロペロ~と同血統で、看板騎手あかざが騎乗。トレーナーもバカ系に強いはやさかうたねた前走に続いて担当というのも心強い。ファンの好き嫌いが強く出るTS系でエロに悪い影響が出ないかどうか心配も、その点は動画(アニメ)が補強してくれると見て楽観視。あとはもう一つのウリであるバカの程度だが、取材する限りはシチュだけで充分笑いが取れそうな雰囲気だけに、後はどこまでTSを生かした頭の悪さがもたらす笑いをどこまで続けられるかだけ。今回人気馬を除けばどんぐりの背比べといったメンバー構成。この馬にも充分チャンスはある筈。
期待度 ★★★★

超昂天使エスカレイヤー・リブート(アリスソフト)
名馬の多いアリスソフト厩舎の中でも最高評価を与えていいうちの1頭が父(本編)だが、この馬は完全な直仔(リメイク)。過去の実績を考えれば軽く扱えないが、なにせ父が10年以上前の馬だっただけに現代競馬の流れにどこまでついていけるかどうかは未知数。最近ほとんど使(起)用されていなかった父の使用していたラシックス(声優)が今回復活したのはプラス材料だが、直仔にしてはお台(販売価格)が強気なのも気になる。ファン(ユーザー)の目線を意識している厩舎だけにその点は杞憂に終わる可能性は強いが、旧馬体(CG)と新規部分との違いが目立つようだとやはり苦しい。馬券に絡む走りが出来れば上出来だろう。
期待度 ★★★

ねこまっしぐら ねこみみカフェにようこそ (こねこソフト)
ねこねこソフトから初の姉妹厩舎が誕生したが、まさか今流行の萌えエロ系の馬を走らせるとは思いもよらなかった。時代の流れといえばそれまでだが、片岡ともや海富一といった厩舎を引っ張ってきた面々でなく池波智香や御導はるかを起用といった時点で、過去の名馬の片鱗すら思い浮かべられなくても当然といえば当然。ねこみみ少女とのイチャラブといった題目から考えても、まともなシリアス系にはなりそうもないのは明白。それでも若手トレーナーといっても全くの新人でなく片岡ともに揉まれてきたと考えれば、それなりの力は持っているとみて良さそう。実際追い切りの動きもまずまずだったが、ただ騎手があんころもちや司ゆうきでないだけに、同型馬と比べてやや魅力に欠ける点は否めない。あえて狙うだけの説得力に乏しいだけに見送りが妥当か。
期待度 ★★☆

△ひとりのクオリア&ふたりのクオリア(10mile)
一部に絶大な人気を誇る笛が久々に騎乗するということで注目されていたが、一向にゲートに入る気配もなく期待も薄れつつある現在、まさか出走に漕ぎつけるとは思いもよらなかった。追い切りもなく正直出たとこ勝負といった点は否めないが、笛が奏でる独特の騎乗は相変わらずで雰囲気だけなら最上級クラスといっていいくらい。ただ笛&J‐MENTのコンビで走った馬といえばカタハネのみで、他は軒並み評判倒れに終わっている。お台やヒロイン数を考えると馬体重は少なそうで、騎手の能力だけで何とかしてしまいそうな予感もあるが、あまりに未知数な部分が多くて穴でねらうのが精一杯。
期待度 ★★★

〇フラテルニテ(CLOCKUP)
バカからダーク凌辱まで幅広いタイプの馬を走らせるCLOCKUP厩舎だが、一番実績が高いのがはまじま薫夫が騎乗した時。今回ダーク系血統ということで、好走したeuphoriaの走りの印象が強いだけに不気味さが漂う。しかも調教方法まではまじま薫夫が関わるということで、雰囲気は最高。トレーナーも最近こそパッとしないもののブサイク時代の活躍が光る和泉万夜にeuphoriaの指揮を執った阿久津亮なら不安は少ない。追い切りの動きも今後に期待を持たせるもので一介の穴馬には留まらない能力を秘めてそう。本命馬に唯一真っ向勝負できるにはこれくらいで対抗に押す。
期待度 ★★★★☆

メルトピア(side‐B)
SLGというと遊べるといった点がメインで、走りについては二の次といった印象が強いが、この馬は血統もなかなか魅力的で奥が深く感じられる。騎手も中央初挑戦ながら他分野で活躍しているようになかなかの腕達者のよう。おとぎ話を軸とした走りにはピッタリといった雰囲気。ただ追い切りを見る限りもう一つの題目である爽快とはお世辞にも言えないよう。厩舎デビュー戦ということもあって仕方ないのかもしれないが、動きの重さに脚元不安の心配もつきまとい入厩当時の期待感はもはや失われたといっていい。実際こういった長距離血統はデビュー初戦は手さぐりで挑む事が多く、エウシェリーといった一流厩舎でもデビュー勝ちを収めたわけではない。ここは様子見が無難だろう。
期待度 ★★

星織ユメミライ(tone works)
VA系厩舎の腕利き騎手とトレーナーを集め、まるでVA系の力を総結集したかに思えた初恋1/1があえなく刃群に沈んだことを考えると、この馬の前途にも暗雲が垂れ込めているといっても過言でない。騎手はVAの看板騎手の一人である恋泉天音を始め唯々月たすくや武藤此史といったフリーの名手を集め、騎手だけ考えれば恐らくナンバー1。ただトレーナーを見ると魁の抜けた穴をにっし~と白矢たつきで埋まられるとはとても思えない。これでは前走から多少上積みがあったとしても、馬券に絡むまでの走りまでの走りを期待するまではどうか。
期待度 ★★☆

恋愛リベンジ(DE@R)
女性不信の主人公が半強制的に恋愛させられるといった血統はそれほど珍しいものではないが、追い切りを見る限りかなりバカ寄りとなっている点に独自性が感じられる。ただ笑いという点を考えると、ゲラゲラ笑ったり思わず噴出したりする笑いでなく、あまりのバカバカしさに苦笑いしてしまうタイプのもの。騎手は今回デビュー戦ながらなかなか乗れる雰囲気を醸し出しているが、今回デビュー戦だけにそれだけを頼りに狙うにはかなり勇気が必要。萌えと笑いのい両立が難しいとなると常識的には見送る手か。
期待度 ★★

(本紙の見解)
頭数は少ないが決してレベルは悪くなく少数精鋭といったメンバー構成。それでもアストラエアの白き永遠の実績が一枚抜けている。久々になかひろが調教を担当ということで、溜めていた力を一気に吐き出しそうだ。それでも他馬も足元を掬おうと虎視眈々。その筆頭がフラテルニテで、ダーク系だけに嵌った時の強烈さは本命馬以上。直線一気に抜け出してきても不思議でない。バカに定評あるトレーナーがTS系に挑むということで注目のちぇ~んじ! ~あの娘になってクンクンペロペロ~も侮れない存在。安定ある抜きを考えれば、時計が掛かるようだと浮上する可能性は充分。他にもXUSEが本格RPGを久々に走らせるということで注目の新世黙示録 Death Marchに、雰囲気だけなら超一流のひとりのクオリア&ふたりのクオリア熟バレー シゴキ扱かれる熟れた人妻達の食い込みも警戒したいところ。他にも穴馬は多く少頭数にしては意外に難解なレースだ。

この記事へのトラックバックURL

http://sakanaeye.mediacat-blog.jp/t101525
上の画像に書かれている文字を入力して下さい