2016年03月19日

ハーレム展開だけが救い

一昨日から体調を崩し、幸い熱は下がったものの頭痛は引き続き続いている上に、今度は身体中に原因不明の発疹が出るという始末。これも加齢からくるものかと諦めているのですが、幸い明日まで休みということで自室で休むことにしています。
といっても体中が痛痒くまともに眠れないというわけで、鎮痛薬で頭がぼーっとしている中、エロゲーを崩しています。まあこんな状態でエロゲーをプレイしていても余り楽しめないかもしれませんが・・・

というわけでまず最初に崩したのが、以前からプレイに取り掛かっていたLOVEREC. (ALcot)です。ALcotというと、最近は本家よりも姉妹ブランドであるハニカムの方が勢いがある気がしないでもないのですが、それでもClover Day's は久々に面目躍如といったところを見せてくれました。
そんな勢いでリリースしたのが昨年発売されたLOVEREC. で、Clover Day'sと同じくこのメーカーの看板絵師である仁村有志の他にちこたむと鳴海ゆうという人気絵師をそのまま起用。ライターも空下元にハニカム文庫で実績のある瀬尾順となかなか豪華な顔ぶれ。ぼく的には発売前はClover Day's以上に期待していたものでした。

ただ現実はというと批評空間のデータでClover Day'sから中央値で10点近く離されています。良作には程遠くどちらかといえば凡作に近いという成績は、当初の期待を思うと大きく裏切られたといっていいでしょう。

そんなLOVEREC.をようやくクリアしたのですが、確かにプレイした直後の感想はとても褒められたものではないというのが正直なところでした。
まずこのゲーム。登録POVのトップに「主人公がダメ」が鎮座していることを見てわかるように、主人公の性格がどうにも受け入れられにくいものになっています。といってもパッと見では多少ヘタレな部分はあるけれど、そこまでのダメ主人公でないように思えるのですが、カメラバカで妄想癖があり鈍感といったファクターが相乗効果となって、プレイヤーからするとどうにも受け入れにくい人物となっているのですね。
まあ主人公がカメラを大事にしていたからこそ、ヒトミが精霊といて宿ったといえるのかもしれないわけですが、このヒトミや幼馴染のチホリンはともかく、他のヒロインが本当にこの主人公に惹かれるかと思うとどうにも疑問なのですね。みゆきちは主人公の撮影の腕は買っていたとしても、なぜ最初から好意マックスなのかが分からないし、オズこと乃梨も兄である健一の支援があったとしても主人公に惹かれた理由がどうにも不明。というよりぼくが健一だったら、大事な妹をこの主人公と結ばせようとはしないでしょう。

まあ主人公がキモイのはともかく、トゥルーシナリオであるヒトミルートは別としても、他のヒロインのルートがラストでどれも似たような展開というのは明らかにマイナスでしょう。手抜きといってしまうと身も蓋もないのですが、主人公やヒロインがラストで濁流に飲まれヒトミに助けられるという展開ばかりというのは芸がなさすぎます。これではいくらヒトミルートに力を入れたとしても、全体的に見るとマイナス点を付けざるを得ないのです。それでもヒトミルートのデキがよほど飛びぬけていれば話は変わってくるのですが、他のヒロインを踏み台にするような形でヒトミを持ち上げられてもぼく的にはシラケるだけなのです。

トゥルーエンドを迎えると、タイトル画面が変わったりとハニカム文庫らしさを含んでいる作品なのですが、ゲームの内容もハニカム文庫と同じくフルプライスに満たないようでは良作とはとても呼べない作品となってしまいました。ただあえてプラス点を挙げるとすると、普通の萌えゲーだとハーレムルートが完全な別次元の話となっているのに対し、このゲームはきっちりハーレムルートをシナリオの全体像に組み込んでいた点です。そういった意味ではハーレム好きなプレイヤーにとっては至高の作品となる可能性がある・・・といっても、ぼくはハーレム嗜好が全くないので実際には良くわからないんですけどね。

というわけで短いですが今回はこんなところで・・・この連休中にもう1本くらいクリアできればと思っているのですが、体調と相談してぼちぼちと進めていこうと思っています。

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