2016年03月13日

3月の発売予定表から

クラシック前哨戦と謳っている割には、出走馬に取消(延期)が相次いで、再び寂しいメンバー構成となってしまった今レース。絶対的本命馬不在のメンバーですが、クラシック戦線に向け狼煙を上げる馬はどの馬でしょうか。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

◎あけいろ怪奇譚 (シルキーズプラス)
これまで実績を残しているトレーナー(ライター)かずきふみ&騎手(原画)すめらぎ琥珀コンビの最新馬。血統(設定)は前走のなないろリンカネーションと同じで、ある程度の能力は秘めているだろう。追い切り(体験版)も女生徒の連続自殺事件と学園七不思議を絡めながら、必要以上にシリアスにならずテンポの良い走り(テキスト)は健在。前走のキャラも登場するようだが、前走を知らなくても楽しめる仕上げになっているのも嬉しい。この相手でも充分勝ち負けを争えるだろう。
期待度 ★★★★

乙女が彩る恋のエッセンス (ensemble)
ensembleの最新馬は厩舎得意の主人公女装潜入系。ただ直近は連対圏に程遠い成績に終わっているだけに、以前ほど信頼度はない。今回はこの母系(シリーズ)ではお馴染みの武藤此史が久々に復帰したのを始め、minoriの騎乗が印象的な庄名泉石 にあかべぇ厩舎で活躍した浅海朝美を起用と中々意欲的な顔ぶれ。ただトレーナーは不振に終わった乙女が奏でる恋のアリアと同じ甲二 と水瀬拓未では大きな期待はしづらい。注目の追い切りも馬体(CG)は上々も、こういった女装主人公系の好走条件である主人公の魅力が気配りしかなさそうなのが辛い。大きな変わり身を期待するのは酷だろう。
期待度 ★★

オモカゲ ~えっちなハプニング!? なんでもどんとこい!~ (あかべぇそふとすりぃ)
あかべぇ厩舎系列では珍しいエロコメ血統。トレーナーのはやさかうたねはCLOCKUPで同血統の活躍馬を手がけているし、屑美たけゆきもフロントウイングでジブリール姉妹を出している。もう1人のひらいでらくを含め実績は充分といっていい。ただこれらの活躍馬がエロだけでなく、それ以外の部分でもプラス材料を持っていたのに対し、この馬は追い切りを見る限りその片鱗は見られない。騎手の天草帳は悪くなく、オモカゲという超常現象でヒロインがエロくなってしまうというのは抜き系としては定番なのだが、それに頼りきりでは上位に食い込むのは厳しい。
期待度 ★★

グリモ☆ラヴ ~放課後のウィッチ~ (しろいぱんつ)
しろいぱんつ厩舎久々の出走馬はオカルト学園系というよくある血統。といってもデビュー戦でショタ主人公Mという特殊血統を扱った厩舎だけに、恐らくまともな萌え系といったタイプではないだろう。実際サブキャラの面々を見る限り明らかなバカ系だ。そのサブキャラを担当する騎手はアボガドパワーズで一世風靡した吉澤友章で、どことなく往年のあぼぱらしい雰囲気を漂わせている気がしないでもない。ただいかにも面白くなりそうな要素を揃えているのは間違いないが、トレーナーの顔ぶれを見る限りこういった血統に手馴れたタイプとも思えない。新人トレーナーの洋式の手腕次第では大駆けも考えられるが、その可能性はそれほど高くはなさそうだ。
期待度 ★★☆

深層パラレルパラドックス -並行世界の理想郷- (WitchFlame)
アトリエさくらで活躍したいっせーを迎えて心機一転を期した前走も好結果には繋がらず。今回も前走とトレーナーは同じ顔ぶれで、血統も同じく凌辱調教系と常識的に考えれば変わり身要素は少ない。主人公がパラレルワールドを巡って各世界のヒロインを凌辱するということで、ヒロインへごく自然にバリエーションが与えられるのはプラス。ただ当然ハーレム展開は無縁だろうし、それぞれの世界の構築が杜撰だと単にヒロインがコスプレしているだけという結果になりかねない。そう考えるとトレーナーの力量が問題になってくるが、実績的に大きな期待となると厳しそうで見送りが妥当か。
期待度 ★★

スクールオブファンタジア(玉藻ソフト)
RPG系等の長距離タイプを中心に地方(同人)で活躍していた玉藻スタジオがいよいよ本格的に中央(商業)に進出。その初戦はダンジョン探索ACTとコマンド選択型バトルの組み合わせ。ACTは見るからに面倒くさそうだが、イージーモードがあり苦手なファンもそれほど苦労しなさそう。それより好走のカギを握るのはバトルシステムだが、予想とは違ってかなり古いタイプ。オールドファンは郷愁を感じるかもしれないが、一般には物足りなく感じるだろう。そう考えるとバランスは取れているとはいえない。わざわざ中央に挑戦するならもう少し新鮮味が欲しかったというのが正直なところ。ヒロインはまずまず可愛いし、走りもそれほど悪くなさそうなのは救いだが、実際飽きずに長距離を走りきる(遊べる)力があるかどうか。
期待度 ★★☆

想聖天使クロスエモーション (TOUCHABLE)
古くからの触手ファンにはお馴染みといっていいTOUCHABLEだが、最近は手がける厩舎も増えてきてやや存在感が薄れつつある。今回も騎手は触手系の騎乗に定評あるスミスミでトレーナーも黒井弘騎と同じ顔ぶれ。変身ヒロイン凌辱も他厩舎からの出走となるが秘蹟神姫アルカナセイバーEREと同じと新鮮味は少ない。ヒロインの数が2名というのも、安馬(低価格)とはいえないだけに寂しく感じるし、抜きに期待できたとしても馬券に絡むまでの走りは難しそう。
期待度 ★★

△ダンジョン オブ レガリアス 背徳の都イシュガリア (アストロノーツ・シリウス)
前走で久しぶりに上位を賑わす走りを見せたアストロノーツ。デビューの頃の勢いに翳りが出ていただけに、再び上昇気流に乗りたいところ。前回はRPGにTCG風味を持たせたところが好走の要因だったが、今回は以前同様に普通のRPG系に戻った感。パーティーを組んでダンジョンを捜索。モンスターを倒しアイテムを得るという流れはこの血統の本流といっていい。後はストレスなく長距離を走るだけの力があるかどうかだが、その点にはやや不安が残る。騎手の能力が能力だけに好走する可能性はあるが、勝ちきるまではどうか。
期待度 ★★★

di-room(つるみく -Another- )
最近尖ったところがなくなった印象のあるつるみくだが、姉妹厩舎で安馬となると再び冒険心が蘇る可能性はありそう。監禁されたヒロイン2人を命じられるまま犯すという血統は、以前のたっちーを思わせるものがある。ただ騎手・トレーナー共つるみく厩舎の馬を手がけるのは初めて。過激な凌辱を期待しすぎると裏切られる可能性も考えられる。サスペンス風の走りだけに、直線(終盤)のどんでん返し次第では大駆けもありそうだが、追い込み不発のまま終わってしまう可能性が高そうだ。
期待度 ★★

△時を紡ぐ約束 (あっぷりけ)
あっぷりけの最新馬だが、今回はトレーナーが桐月でなく、これまで裏方に回っていた憲yukiが務める。これまで伝奇系血統が主体だった厩舎だが、トレーナーが変わったことでどのような変化が起きるか気になるところ。騎手はお馴染みのオダワラハコネでサブを師走ほりおが騎乗。ヒューマンドラマということで前走の花の野に咲くうたかたの に雰囲気が近いものがある。ただ前走がこの厩舎にしては今ひとつだっただけに不安は少なからずある。追い切りを見る限り雰囲気は上々だが、主人公の能力が今後の走りにどう繋がるかは不鮮明。全くの凡走はないにしても、本命馬に迫る勢いは感じられない。
期待度 ★★★

▲時計台のジャンヌ ~Jeanne à la tour d'horloge~ (ライアーソフト)
フェアリーテイルレクイエムの好走が印象深いライアーソフトだが、今回もトレーナーは違うが同系統。萌えや抜きとは無縁なものの独自の走りで結果を出している厩舎だけに今回も楽しみだ。舞台は第2次世界大戦末期の欧州で、歴史にファンタジー要素を含める独自なもの。トレーナーは今回がほぼ初めて調教を手がけるとあって不安なところだが、そこは厩舎の実績を信頼。ヒロインの数があまりに少ないのはさすがにどうかとは思うが、この厩舎のファンはそれほど気にしないだろう。不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★

夏ノ鎖 (CLOCKUP)
この厩舎でトレーナーが浅生詠というとeuphoriaの好走が思いださせる。今回は安馬ということもあって馬格には期待できないだろうし、登場人物も少なく爆発力ある走りは望めそうもない。気になるのは主人公が計画は完璧と謳う割には杜撰な部分が目立つ点。このあたりが終盤にどう影響するかは分からないが、前走のような走りを期待するのは酷かもしれない。主人公の性格的にハード凌辱に適応するかも疑問で、意外な凡走の可能性も。
期待度 ★★☆

〇まいてつ (Lose)
幼馬(ロリ)専門厩舎でありながら、ものべののように、他厩舎のように幼馬萌え一本に収まらない馬を輩出するのがこの厩舎の特徴。この馬も単なる田舎の雰囲気だけに留まることなく、蒸気機関車や町おこしといったテーマを掲げて、単なる幼馬血統だけでない能力を秘めていそう。乳揺れに特長あるE-moteと幼馬という親和性がどうかという側面はあるが、その挑戦は少なくともマイナスにはならないだろう。気合も充分で能力的にも勝機はありそうだ。
期待度 ★★★★

名門女子校旅行 ~俺だけ男なんですが!?~ (Apricot Cherry)
かつて活躍した父(初代)とは違い、見る影もない惨敗に終わったメイプルカラーズHHH クラス全員俺の嫁!を考えると、もはやApricot厩舎に期待できる要素は残っていないかもしれない。今回は主人公女装潜入血統だが、主人公の女装姿が見当たらないことを考えると、主人公女装を軸にした配合ではなさそう。女子校の修学旅行に男が潜入するという走りから、どこまでエロ妄想を膨らませるかがポイントだが、取材する限りはパッとしない。この馬こそ前走のようにクラスメイトのCGを用意すべきで、このあたりが最近の低迷を象徴しているといっていい。ここでは買えない。
期待度 ★☆

リプキス Please kiss me again, like this first time... (戯画)
この厩舎のキス母系(シリーズ)もこれで5代目。走ったのはキスアトだけだが、今回はその馬に係わった玉城琴也をトレーナーに起用。あてゅ・わぁくす時代は全く結果を出せなかったトレーナーだが、最近の戦績は悪くない。ただ追い切りは鈍感タイプの主人公に最初からヒロインの好感度高めという旧態前とした萌え系で、あてゅ・わぁくす時代を思わせる走り。騎手はこの母系の顔といっていいmaruiを欠いた影響はあまり感じさせないがものの、プラス材料とはなっていない。入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★☆

(本紙の見解)
大物馬が不在となってしまったが、これまでの戦績を考えてあけいろ怪奇譚を本命に押す。トレーナーのかずきふみもこれまで全くの凡走は戯画厩舎での一走のみ。メンバーを考えれば信頼性は一番か。逆転ならメンバー中一番潜在能力を感じさせるまいてつ。一介の幼馬系でないことを証明したい。不気味なのは時計台のジャンヌ ~Jeanne à la tour d'horloge~ 。トレーナーがライアーとの係わりが不鮮明で不安なところはあるが、この血統での厩舎の強さは格別だけに素直に信用したい。メンバー的に時を紡ぐ約束も厩舎的に威張れる存在だが、トレーナー変更が気になるだけに割引。血統的にダンジョン オブ レガリアス 背徳の都イシュガリアの爆発も期待したいが、頭数的にそれほど点数は広げられないだけに絞れば上位3頭の絡みで。

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