2016年08月07日
本編の内容をを汚さないデキ
ようやくChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- (インレ)をクリアしたのに続いて、同じく積んでいたFDのChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動もクリアしました。こうやって本編とFDを間隔を空けずにプレイすることができるのが、ゲームを積んでおいた故の数少ない利点といえるのですが、本編をプレイしていない内からFDを買っているという自分は何なのかと思わないでもありません。
さてこのFDを始めてみて違和感を感じたのが原画のこと。
というのも本編と比べるとどうもキャラの雰囲気が変わってきているのですね。そして本編に登場したキャラの立ち絵は書き直していないため、新キャラと一緒のシーンに登場すると何か違う原画家が描いているような印象を与えてしまいます。まあゲームの内容から考えると枝葉のことなのかもしれませんが。
そんなこのゲームのメーンコンテンツというのが赤穂浪士VS新撰組の対決です。これは思い切ったというより何か異種格闘技戦のような気がしないでもないのですが、エロゲー界ではベビーフェイス(主役)を務めることがほとんどの新撰組を敵役(かたきやく)にするというのは驚きました。
新撰組を題材にしたエロゲーといえば古くは行殺新撰組(ライアーソフト)から、昨年末にリリースされた機関幕末異聞 ラストキャバリエ(キャラメルBOX)など複数のゲームが存在します。そんな新撰組を向こうに回して、本編で主役を務めた赤穂浪士たちがどう絡むのかという点を注目していました。
この新撰組を登場させた試みは概ね成功していたのではないかと思います。組織を守るためそして幕府を守る武士としての地位を固めるため当初の志(こころざし)を変質させていかざるを得なかった新撰組と、幕府の命で藩を取り潰されお家再興の夢も叶わず、仇討ちに向けて走らざるを得なかった赤穂浪士との対決。初期のメンバーを粛清しながら明らかな異分子である伊東甲子太郎らを迎えるという矛盾を抱え込んだ新撰組と、不協和音を唱えそうなメンバーを篩にかけ少数精鋭の組織を貫いた赤穂浪士。立場が違うため単純な比較はできませんがその対比はラストの戦闘シーンを含め印象に残りました。
ここで留意したいのは作者は決して新撰組を単なるヒール(悪役)としての役回りを与えたのではなく、あくまで赤穂浪士と対比させる存在(敵役)として描写したことです。立場が変わっていくのに連れて組織が変質していくのはよくある話でこれは新撰組に限ったことではありません。逆にいうと赤穂浪士側は仇討ちを実行することに特化しただ組織を固めることだけを考えていれば良く、あえて変質させるような必要はなかったのでしょう。この2組の抗争はどちらも正義を信じるものだけに双方の議論がかみ合う事はなく、最後は武力で勝負を決めるしかなかった。まあ剣の腕で新撰組が赤穂浪士に劣るなんてあり得ないと新撰組ファンは言うのでしょうが、そこは赤穂浪士が主役のゲームですから新撰組を勝たせるわけにはいかないということで大目に見たいと思います。
さてもう1つのコンテンツである主人公とヒロインたちの絡みですが、本編でルートのあった大石内蔵助ら4人はともかく他のヒロインにもHシーンが存在するなどサービス満点。そしてHアニメも導入するなど抜きゲーと見まがうばかりの内容となっています。ただ残念ながらHシーンでそれほど抜けたものはありませんでした。このあたりは原画の拙さもあるかもしれませんが、それよりストーリー性重視の本編の内容とその流れを切るようなHシーンの噛み合わせが上手くいかなかったことによるものが大きいと思います。まあぼく的には全キャラの中で(というより忠臣蔵で一押しの)萱野三平(早野勘平)が報われただけで満足なのですが。
というわけで全体的にはそれなりに満足できました。幕末にタイムスリップする発端はいかんせん強引でしたし、全員とHするというハーレム展開もFDだからこそ許されるといっていいでしょう。それでも決して蛇足や水増しというような印象は感じませんでしたし、コメディメーカーとしての不破数右衛門らの存在も健在。FDとしてでなく続編と考えても充分合格点を付けられる内容というのがぼくの所感です。
さてこのFDを始めてみて違和感を感じたのが原画のこと。
というのも本編と比べるとどうもキャラの雰囲気が変わってきているのですね。そして本編に登場したキャラの立ち絵は書き直していないため、新キャラと一緒のシーンに登場すると何か違う原画家が描いているような印象を与えてしまいます。まあゲームの内容から考えると枝葉のことなのかもしれませんが。
そんなこのゲームのメーンコンテンツというのが赤穂浪士VS新撰組の対決です。これは思い切ったというより何か異種格闘技戦のような気がしないでもないのですが、エロゲー界ではベビーフェイス(主役)を務めることがほとんどの新撰組を敵役(かたきやく)にするというのは驚きました。
新撰組を題材にしたエロゲーといえば古くは行殺新撰組(ライアーソフト)から、昨年末にリリースされた機関幕末異聞 ラストキャバリエ(キャラメルBOX)など複数のゲームが存在します。そんな新撰組を向こうに回して、本編で主役を務めた赤穂浪士たちがどう絡むのかという点を注目していました。
この新撰組を登場させた試みは概ね成功していたのではないかと思います。組織を守るためそして幕府を守る武士としての地位を固めるため当初の志(こころざし)を変質させていかざるを得なかった新撰組と、幕府の命で藩を取り潰されお家再興の夢も叶わず、仇討ちに向けて走らざるを得なかった赤穂浪士との対決。初期のメンバーを粛清しながら明らかな異分子である伊東甲子太郎らを迎えるという矛盾を抱え込んだ新撰組と、不協和音を唱えそうなメンバーを篩にかけ少数精鋭の組織を貫いた赤穂浪士。立場が違うため単純な比較はできませんがその対比はラストの戦闘シーンを含め印象に残りました。
ここで留意したいのは作者は決して新撰組を単なるヒール(悪役)としての役回りを与えたのではなく、あくまで赤穂浪士と対比させる存在(敵役)として描写したことです。立場が変わっていくのに連れて組織が変質していくのはよくある話でこれは新撰組に限ったことではありません。逆にいうと赤穂浪士側は仇討ちを実行することに特化しただ組織を固めることだけを考えていれば良く、あえて変質させるような必要はなかったのでしょう。この2組の抗争はどちらも正義を信じるものだけに双方の議論がかみ合う事はなく、最後は武力で勝負を決めるしかなかった。まあ剣の腕で新撰組が赤穂浪士に劣るなんてあり得ないと新撰組ファンは言うのでしょうが、そこは赤穂浪士が主役のゲームですから新撰組を勝たせるわけにはいかないということで大目に見たいと思います。
さてもう1つのコンテンツである主人公とヒロインたちの絡みですが、本編でルートのあった大石内蔵助ら4人はともかく他のヒロインにもHシーンが存在するなどサービス満点。そしてHアニメも導入するなど抜きゲーと見まがうばかりの内容となっています。ただ残念ながらHシーンでそれほど抜けたものはありませんでした。このあたりは原画の拙さもあるかもしれませんが、それよりストーリー性重視の本編の内容とその流れを切るようなHシーンの噛み合わせが上手くいかなかったことによるものが大きいと思います。まあぼく的には全キャラの中で(というより忠臣蔵で一押しの)萱野三平(早野勘平)が報われただけで満足なのですが。
というわけで全体的にはそれなりに満足できました。幕末にタイムスリップする発端はいかんせん強引でしたし、全員とHするというハーレム展開もFDだからこそ許されるといっていいでしょう。それでも決して蛇足や水増しというような印象は感じませんでしたし、コメディメーカーとしての不破数右衛門らの存在も健在。FDとしてでなく続編と考えても充分合格点を付けられる内容というのがぼくの所感です。
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