2018年02月05日

第3の選択

先日に天鳳の上級卓東風戦での一局。

一時の不調を脱してリズムが良くなってきたことを意識するにつれ、配牌も良くなってきた気がしてきての東二局の親番
3巡目でネックになると思われたペン三萬:麻雀王国を手に入れもう上がりが見えた感触。

一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国五筒赤:麻雀王国五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国七筒:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国九索:麻雀王国
ツモ三萬:麻雀王国 ドラ八索:麻雀王国

当然の九索:麻雀王国切りで、かなり手広いイーシャンテン。ソーズを雀頭にしてのリャンペーコーもいいですが、カン六筒:麻雀王国では上がりにくいので、どちらかというとメンピン赤1でリーチを打つのが理想。
そして3巡後、望外の五索赤:麻雀王国を引いてのテンパイ。
筒子は全般的に高く、四筒:麻雀王国七筒:麻雀王国待ちも五筒:麻雀王国八筒:麻雀王国待ちも見た目の枚数は同じ。こういう場合は内の四筒:麻雀王国よりも外の八筒:麻雀王国に期待ということで迷わず七筒:麻雀王国を切ってリーチを掛けました。マンガンあればダマテンの方がベターなのは確かですが、それほど自信のある待ちでなく親だけに他家を足止めしておきたい。それにもしツモればハネ満ということもあってリーチも悪くないと思っていました。

ただこれがツモれない。しかも下家は安全牌を切って回っているようですが、対面・上家は無筋をバンバン切ってくる。そのうち下家のメンホン役牌ドラドラの三索:麻雀王国単騎を掴まされるという最悪の展開。明けられた手を見て思わずマウスを叩きつけてしまったくらいで当然この一局はラス。
「ツイてない。」と片付けるのは簡単ですが、果たして他に打つ手はなかったのでしょうか?

対面・上家の打牌を見る限り、恐らくダマテンしていても出ていなかったでしょう。実際ぼくの当たり牌は掴んでいませんでしたし、そして例えダマだったとしても三索:麻雀王国は止められていなかった。四筒:麻雀王国七筒:麻雀王国待ちなら上家が切っていましたが、まさかそんな待ちを選べるわけが無い。というわけでダマでもリーチでも結果は変わってなくやはり「ツイていない。」と決め付けてしまいそうですが、第3の選択がありました。それは五筒赤:麻雀王国を切ってのリーチです。

これなら出てもマンガン。しかも赤切りでのソバテンは他家の盲点になりやすく、四筒:麻雀王国は無理でも七筒:麻雀王国ならこぼれてきそう。リーチを掛けて他家の足止めという目的と出上がりする目的を両立させるには、この赤切りしかなかったのです。
麻雀本にも出てきそうな手牌で、実際こういう手筋もあると理解はしていたのですが、実際の場面でそう打牌できるかどうかは別問題ということを思い知らされました。次にこういう機会があれば逃さないようにしたいと思っています。

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