2018年03月18日
3月の発売予定表から
桜の開花のニュースが伝わってきて、ようやく競馬(エロゲー)シーズンも本格化。クラシック路線に向けての前哨戦とばかりに、複数の有力馬が出走して面白いレースが見られそう。上位人気どころの実力は拮抗していて、血統も多士済々。的中には茨の道が待ち受けていますが、本番前だけに何とか当たり馬券を掴んでおきたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
アイラブ 恋する乙女はキカイ仕掛け (あかべぇそふとすりぃ)
あかべぇ系では暁WORKSの主戦騎手として起用されてきたさえき北斗があかべぇすりぃに厩舎を移してのゲートイン。といっても高馬(フルプライス)でなく、メインヒロインが2人と少なめ。ヒロイン全員がアンドロイドという血統はは意欲的だが、その分走り(シナリオ)が一本調子になってしまう可能性が強い。といってもアンドロイドとのイチャラブが主眼だとすれば、それは仕方ないところだが、となると上位進出を狙うにはやや材料不足。大駆けを狙うには何かファンをアッと言わせるような仕掛けが欲しいところも、トレーナーの経験値を考えると難しそう。今回は相手が骨っぽいだけにここではやや苦しいか。
期待度 ★★☆
あくまで、これは~の物語 (Azurite)
デビュー戦はライアーのトレーナー(ライター)陣とCLOCKUPの人気騎手はましま薫夫のタッグが話題となりなかなかの結果を残した。今回は一転七尾奈留・みけおう・ななろば華といった萌え系人気騎手を起用してきた。血統はデビュー戦と同じミステリー血統のようだが、騎手のタイプが変わっただけに雰囲気も違う。この変化が実戦でどう作用するかどうか。後はトレーナーの手腕次第だが、どうやらこれまで仕上げを手がけたことが無いということで不安が先立つ。追い切り(体験版)の動きやを取材を見る限り、ミステリーというよりホラー・サスペンス色が強そう。ヒロイン萌えとサスペンスの両立はトレーナーがかなりの腕利きでないと凡馬に終わる可能性が強く不安だ。押さえで買うのが精一杯だろう。
期待度 ★★★
△雲上のフェアリーテイル (COSMIC CUTE)
トレーナーとしてのデビュー戦が見所充分な走りだった冬野どんぷくが手がけた2頭目がこの馬で、今回もデビュー戦と同タイプとあって能力はある程度持っていそう。軽妙な世界観と走りが持ち味でこういったタイプは凡走は少ないが、首位争いに食い込むには何かもう1つ足りないのも事実。何でも屋という血統(設定)は目新しいとはいえないだけに、キャラの可愛さ以外に走り(シナリオ)でも爆発力が欲しい。今回相手が揃っているだけに、展開の助けが欲しいところだ。
期待度 ★★★☆
お嬢様は素直になれない ~大好きをキミだけに~ (ensemble)
父(本編)が成功した馬でなく、大きな期待がしづらいのは間違いないが、騎手(原画家)に名手を揃えただけにポテンシャルは高いものを持つ。問題はトレーナーにそれを開花させる手腕に乏しいところ。護衛としてはほとんど看板倒れに終わった主人公というのは予想どおりで、アフターやサブヒロインからメインに昇格した若葉ルートでどう名誉挽回するかがポイントだが、父の走りを見る限り厳しそう。騎手の手腕でどこまで食い込めるかどうかだが、馬券に絡むとはとても思えない。
期待度 ★★
俺の彼女がガチ変態すぎる (スタジオ桃華)
F&Cの全盛期活躍したトレーナーの宮村優だが、最近は活躍馬を送り出していない。今回はシール系厩舎で手綱を握っていた水上凛香とコンビを組むが、血統はいかにもマイナーな抜き系。ヒロインの異常な性癖に振り回される主人公というのは萌え系から程遠く、よほど強烈な抜きを発揮できないと苦しい。その点このトレーナーでは役不足は否めないし、騎手もシール系の動画なしでどこまで力を発揮できるかどうか。ここでは足りないだろう。
期待度 ★☆
俺を欲しがる二人の母 (Waffle)
CLOCKUPでバカ抜き系を手がけてきた印象が強いはやさかうたねがWaffleの依頼に応えての出走。といっても安馬(低価格)ということもあって、バカよりも抜きを中心にした血統(設定)のようだ。ヒロインが母親2人ということで、息子である主人公を実母と義母が取り合うという展開を予想していたが、どうやら勝ち負けはエロのみで競い合う様子。となるとまともな走り(シナリオ)には期待しづらいいところで、後はエロでどこまで勝負できるかどうか。ただ巨乳ファンタジー系以外はだらしないところがあるWaffle厩舎の馬で、安馬でどこまで力を発揮できるか不安は大きい。騎手も今回が初騎乗ということもありメンバー的に上位に食い込めるだけの力はなさそうだ。
期待度 ★★
過保護でエッチな僕の姉 (マリン)
ネタ色が強いマリンの出走馬だが、今回は久々に色物感を抑えて乳に焦点を当ててきた。厩舎の依頼に合わせて色々な騎乗を見せる金城航だが、今回のようなタイプが1番手が合いそう。主人公に母乳を与える姉という血統(設定)自体バカ抜き系を思わせるが、毎回エロに関しては高水準なものを見せる厩舎だけに抜きに関しては期待できる。ただこの厩舎で好走した馬は少なくて、今回の相手はかなり強力。実績的にやや控えめな評価となるのも仕方ないか。
期待度 ★★☆
△かりぐらし恋愛 (ASa Project)
一時の勢いを失くしている印象のアサプロの最新馬。コメディといえばこの厩舎というイメージだったが、その笑いがやや頭打ちとなっているのがその要因か。今回トレーナー陣からアサプロ躍進の一角を担った十全が去り、デビュー時から厩舎を引っ張る天都が主軸を担う。勢いのあった頃は笑いだけでなく、直線(終盤)末脚にも鋭いものを持っていただけに、それを思い出すようだと面白い。追い切りは相変わらず軽快な動き。それが最近本番で繋がらないだけに、一概に信用は置けないが、それでも大崩れはしていないだけに展開に恵まれれば食い込みも可能だろう。
期待度 ★★★☆
△消えた世界と月と少女 (ひよこソフト)
姉妹厩舎を含めてもおよそ5年ぶりとなるひよこソフト厩舎だが、これまで指揮してきたみずきほたるでなく、サーカス関連厩舎であるLa'crymaのトレーナーだった神夜優が務めるとあってサーカス色が強くなりそう。和風伝奇系で登場人物の多さから重量級'(大作)を思わせるだけに期待は高まるが、La'crymaの馬は直線(終盤)失速するケースが多かっただけに、人気ほど買いかぶれない感も。ただスケールは大きそうなだけにその大物感に恥じないだけの走りを見せれば連対以上の成績も可能で、嵌れば怖い。
期待度 ★★★☆
〇少女グラフィティ (pure more)
精力的に出走攻勢を見せるmore姉妹厩舎の一角で前走の少女マイノリティ -慰めの愛-で変わり身を見せているだけに期待も大きい。トレーナーの小西翼はデビュー戦のヒマワリと恋の記憶の印象が強いが、ゴールデンアワーの力走で大きく上書きされた。今回もエロ中心と思わせて直線でそれを覆すような一気の追い込みを見せてくれそうな予感も。不安は相手が揃っている中で、高馬(フルプライス)でなくやや馬格に欠ける点。といっても不安はそれくらいで、人気馬に隙があれば逆転も夢ではない。
期待度 ★★★★
ずっと前から女子でした (feng)
出走取消(延期)が定番となっているfengだが、前レース(月)の直前の取消には正直がっかり。といっても前走でも上位に食い込むのはどうかといった能力だったが、今回はより以上に相手が揃ってしまったというのは皮肉だ。騎手の鶴崎貴大は久々の起用となるが、能力に蔭りが見られないのは心強い。といってもトレーナーなかひろで騎手涼香のセイイキ系でも入着どまり。それより明らかに実績が劣るたにかわたかみでは入着も厳しいと見るのが妥当だろう。
期待度 ★☆
夏色ラムネ (Carol Works)
これまでやや突飛な馬名(タイトル)の馬を走らせてきたCarol Works厩舎だが、今回はいたって正攻法な馬名を付けてきた。そういった意味で注目はされていないが、その下馬評を覆したいところ。閉店秒読みの駄菓子屋を存続させるべく奮闘するという主人公といった血統(設定)だが、そこをどうヒロインと絡めるかといったところがポイントとなる。田舎を舞台としたノスタルジックな雰囲気は買えるが、前走と比べるとやや騎手が弱く感じるのが萌え系としては不安。トレーナーはベテランたけうちこうただが一人で仕上げを担当した馬となるとだが実績は物足りない。前走より上積みはよりあったとしても入着が一杯だろう。
期待度 ★★☆
猫忍えくすはーと2 (Whirlpool)
サーカスで活躍した鷹乃ゆきを迎えて、新味感を出すはずだった父(前作)だったが成績は期待はずれ。あの成績から後継(続編)が出るとは思わなかった。父は高馬でないというハンデがあったが、今回も同様。父のヒロイン2人(匹)に新ヒロインが加わるが、馬格が小さいだけに内容は乏しいとみるのが妥当。猫耳ヒロインが巻き起こすドタバタが持ち味もヒロインの可愛さを感じられてくる前に終わってしまっては仕方が無い。今回も大きな期待はできそうもない。
期待度 ★☆
◎バタフライシーカー (シルキーズプラス)
腕利きトレーナーに依頼して上級馬を立て続けに輩出しているシルキーズプラスだが、今回はフェアリーテイル・レクイエムで一躍名を上げた海原望を起用。さっぽろももこを入場(OP)曲に起用したように、あの好走の再現を狙っている。追い切り(体験版)を見る限り、奥が深いところを見せていて今後の成長が期待できそうな内容。ミステリー血統は大きく外れる可能性はあるが、この馬には当たらない可能性が強そう。騎手の羽鳥ぴよこはこれまで騎乗馬に恵まれていないが、手腕はなかなかのもの。といっても独特の乗り味を持つ馬だけに手が合うかどうか一抹の不安がある。それでも実績的に主役の座は渡さない。ここは中心でいいだろう。
期待度 ★★★★
ぱらだいす お~しゃん (PIXEL MINT)
新規開業厩舎PIXEL MINTのデビュー戦は、トレーナーにしげたを迎えてのミニゲームを含んだADV血統。しげたはかんなぎれいとコンビを組んだプリっちやクルくる。Magical Charming!等こういった血統で上級馬を出していて、騎手は無名ながら軽視はできない。ただ厩舎を取材したところ、ミニゲームは差し障りのない程度のものと超弱気。グランドエンドとなるらくえんモードに期待する向きもあるが、これを担当する冬茜トムもしげたと同タイプで走りを牽引するタイプでない。走り(シナリオ)で局面をリードするタイプでないだけに、他で足を引っ張られるようでは好走は覚束ないか。
期待度 ★★
ヒトヅマサイミンカウンセリング (INTERHEART glossy)
大駆けを見せる時もあるが、最近はそれも不発が多くなっているというglossyの最新馬。実績的に主軸となる騎手のsaxasaはミンク時代と比べ冴えが見られなくなっていて、脇を固める2人もそれを助けるだけの力はなさそう。そのせいかヒロインがどうも魅力に欠けるように見られるのが難だ。トレーナーのこおろぎアトリエは実質今回が初めて一人で仕上げを手がけるとあって未知数な部分が多い。前走と同じく寝取り血統(設定)となるが、催眠と組み合わせるのはよくあり目新しさはない。入着があれば上出来か。
期待度 ★★
ボクと彼女の研修日誌 (プレカノ)
安馬(低価格)ながらまずまず走る馬をコンスタントに送り出しているプレカノで、その成功の一端を担っているのは多彩な騎手の起用にもある。今回依頼したもねてぃも中央(商業)では今回初戦となるが、別世界では名が通っていて、実際取材でも見劣りするとことは見られない。となるとトレーナーの手腕次第といったところだが、今回担当するモーリーはHOOK時代でもそれほど走った馬を出してなく不安は尽きない。研修医と看護師の恋愛という血統(設定)は専門的であって、そのあたりの書き込みがしっかり出来ていないと厳しい。単なるイチャラブに終わる可能性が強く、上位を脅かすには足りないか。
期待度 ★★☆
△母性カノジョ -子宮 帰還編- (あかべぇそふとつぅ)
あかべぇそふと系の安馬としては久しぶりの出走。トレーナーの富岡征士郎はこれまで一人で馬を手がけたことがないが、ヒロイン別ルートについては経験あることから、安馬なら不安は無いだろう。あかべぇ本家というべきおあかべぇつぅはあかべぇ大物馬を出走させるイメージがあるだけに、安馬とはいえ何か秘めているものはあるはず。主人公がヒロインに甘えるか甘えないかでラストが変化するという趣向は面白い。騎手のおりょうは地方(同人)で抜き系安馬への騎乗が豊富だけに、抜きに関しては心配ない。安馬といって軽視するようだと痛い目に合うかもしれない。
期待度 ★★★☆
メルキス (戯画)
戯画のキス母系(シリーズ)も今回で7代目。走ったのは実績ある森崎亮人が手がけたキスアトくらいというのは寂しいところ。今回トレーナーを務めるのはこの母系ではお馴染みの玉城琴也で脇を固めるのは目立った実績の無いハサマの2人で期待感は乏しい。騎手も主戦を務めてきたみことあけみが降板しうさなかと新人のはねことで、前任者と比べると劣るように見える。追い切り(体験版)も平凡な動きで、変わり身も乏しそう。入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★
▲RIDDLE JOKER (ゆずソフト)
競馬(エロゲー)界随一の人気騎手コンビであるむりりん・こぶいちが率いるゆずソフトで、厩舎開業のころと比べると最近は上位安定してきた。その主因は主戦トレーナー天宮りつを助けるベテラン陣の存在で、籐太や保住圭が担ってきたが、今回は砥石大樹が加わった。最近は萌え系の馬を他トレーナーと共に手がけることが多くなっているが、過去はSFや伝奇系の血統を手がけ上級馬を出していてこの起用は納得。とはいってもやはりヒロイン萌えが軸となる馬だけにその点で足を引っ張らないようにするのが肝心。その点でイチャラブ得意の保住圭が健在なのは心強く、堅実に上位へ食い込んできそうだ。
期待度 ★★★★
(本紙の見解)上位どころの実力は意外に接近しているが、厩舎やトレーナーの実績を買ってバタフライシーカーが、わずかに他馬を上回っているか。ただミステリー血統は大きく躓く可能性もあり、逆転の可能性は充分。その筆頭がエロ中心でありながら走りでも見所がありそうな少女グラフィティ 。厩舎も最近躍進が目立つだけに対抗以上の評価も。騎手の力量を生かした萌えで勝負するRIDDLE JOKER は安定度で勝負する。安馬ながら秘めた能力が高そうな母性カノジョ -子宮 帰還編-も惑星以上の魅力がある。他にスケールの大きさが魅力の消えた世界と月と少女。あかべぇ勢では1番堅実味がある雲上のフェアリーテイル 。変わり身ムードがありそうなかりぐらし恋愛 も嵌れば上位を窺えるだけに、波乱含みのレースだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
アイラブ 恋する乙女はキカイ仕掛け (あかべぇそふとすりぃ)
あかべぇ系では暁WORKSの主戦騎手として起用されてきたさえき北斗があかべぇすりぃに厩舎を移してのゲートイン。といっても高馬(フルプライス)でなく、メインヒロインが2人と少なめ。ヒロイン全員がアンドロイドという血統はは意欲的だが、その分走り(シナリオ)が一本調子になってしまう可能性が強い。といってもアンドロイドとのイチャラブが主眼だとすれば、それは仕方ないところだが、となると上位進出を狙うにはやや材料不足。大駆けを狙うには何かファンをアッと言わせるような仕掛けが欲しいところも、トレーナーの経験値を考えると難しそう。今回は相手が骨っぽいだけにここではやや苦しいか。
期待度 ★★☆
あくまで、これは~の物語 (Azurite)
デビュー戦はライアーのトレーナー(ライター)陣とCLOCKUPの人気騎手はましま薫夫のタッグが話題となりなかなかの結果を残した。今回は一転七尾奈留・みけおう・ななろば華といった萌え系人気騎手を起用してきた。血統はデビュー戦と同じミステリー血統のようだが、騎手のタイプが変わっただけに雰囲気も違う。この変化が実戦でどう作用するかどうか。後はトレーナーの手腕次第だが、どうやらこれまで仕上げを手がけたことが無いということで不安が先立つ。追い切り(体験版)の動きやを取材を見る限り、ミステリーというよりホラー・サスペンス色が強そう。ヒロイン萌えとサスペンスの両立はトレーナーがかなりの腕利きでないと凡馬に終わる可能性が強く不安だ。押さえで買うのが精一杯だろう。
期待度 ★★★
△雲上のフェアリーテイル (COSMIC CUTE)
トレーナーとしてのデビュー戦が見所充分な走りだった冬野どんぷくが手がけた2頭目がこの馬で、今回もデビュー戦と同タイプとあって能力はある程度持っていそう。軽妙な世界観と走りが持ち味でこういったタイプは凡走は少ないが、首位争いに食い込むには何かもう1つ足りないのも事実。何でも屋という血統(設定)は目新しいとはいえないだけに、キャラの可愛さ以外に走り(シナリオ)でも爆発力が欲しい。今回相手が揃っているだけに、展開の助けが欲しいところだ。
期待度 ★★★☆
お嬢様は素直になれない ~大好きをキミだけに~ (ensemble)
父(本編)が成功した馬でなく、大きな期待がしづらいのは間違いないが、騎手(原画家)に名手を揃えただけにポテンシャルは高いものを持つ。問題はトレーナーにそれを開花させる手腕に乏しいところ。護衛としてはほとんど看板倒れに終わった主人公というのは予想どおりで、アフターやサブヒロインからメインに昇格した若葉ルートでどう名誉挽回するかがポイントだが、父の走りを見る限り厳しそう。騎手の手腕でどこまで食い込めるかどうかだが、馬券に絡むとはとても思えない。
期待度 ★★
俺の彼女がガチ変態すぎる (スタジオ桃華)
F&Cの全盛期活躍したトレーナーの宮村優だが、最近は活躍馬を送り出していない。今回はシール系厩舎で手綱を握っていた水上凛香とコンビを組むが、血統はいかにもマイナーな抜き系。ヒロインの異常な性癖に振り回される主人公というのは萌え系から程遠く、よほど強烈な抜きを発揮できないと苦しい。その点このトレーナーでは役不足は否めないし、騎手もシール系の動画なしでどこまで力を発揮できるかどうか。ここでは足りないだろう。
期待度 ★☆
俺を欲しがる二人の母 (Waffle)
CLOCKUPでバカ抜き系を手がけてきた印象が強いはやさかうたねがWaffleの依頼に応えての出走。といっても安馬(低価格)ということもあって、バカよりも抜きを中心にした血統(設定)のようだ。ヒロインが母親2人ということで、息子である主人公を実母と義母が取り合うという展開を予想していたが、どうやら勝ち負けはエロのみで競い合う様子。となるとまともな走り(シナリオ)には期待しづらいいところで、後はエロでどこまで勝負できるかどうか。ただ巨乳ファンタジー系以外はだらしないところがあるWaffle厩舎の馬で、安馬でどこまで力を発揮できるか不安は大きい。騎手も今回が初騎乗ということもありメンバー的に上位に食い込めるだけの力はなさそうだ。
期待度 ★★
過保護でエッチな僕の姉 (マリン)
ネタ色が強いマリンの出走馬だが、今回は久々に色物感を抑えて乳に焦点を当ててきた。厩舎の依頼に合わせて色々な騎乗を見せる金城航だが、今回のようなタイプが1番手が合いそう。主人公に母乳を与える姉という血統(設定)自体バカ抜き系を思わせるが、毎回エロに関しては高水準なものを見せる厩舎だけに抜きに関しては期待できる。ただこの厩舎で好走した馬は少なくて、今回の相手はかなり強力。実績的にやや控えめな評価となるのも仕方ないか。
期待度 ★★☆
△かりぐらし恋愛 (ASa Project)
一時の勢いを失くしている印象のアサプロの最新馬。コメディといえばこの厩舎というイメージだったが、その笑いがやや頭打ちとなっているのがその要因か。今回トレーナー陣からアサプロ躍進の一角を担った十全が去り、デビュー時から厩舎を引っ張る天都が主軸を担う。勢いのあった頃は笑いだけでなく、直線(終盤)末脚にも鋭いものを持っていただけに、それを思い出すようだと面白い。追い切りは相変わらず軽快な動き。それが最近本番で繋がらないだけに、一概に信用は置けないが、それでも大崩れはしていないだけに展開に恵まれれば食い込みも可能だろう。
期待度 ★★★☆
△消えた世界と月と少女 (ひよこソフト)
姉妹厩舎を含めてもおよそ5年ぶりとなるひよこソフト厩舎だが、これまで指揮してきたみずきほたるでなく、サーカス関連厩舎であるLa'crymaのトレーナーだった神夜優が務めるとあってサーカス色が強くなりそう。和風伝奇系で登場人物の多さから重量級'(大作)を思わせるだけに期待は高まるが、La'crymaの馬は直線(終盤)失速するケースが多かっただけに、人気ほど買いかぶれない感も。ただスケールは大きそうなだけにその大物感に恥じないだけの走りを見せれば連対以上の成績も可能で、嵌れば怖い。
期待度 ★★★☆
〇少女グラフィティ (pure more)
精力的に出走攻勢を見せるmore姉妹厩舎の一角で前走の少女マイノリティ -慰めの愛-で変わり身を見せているだけに期待も大きい。トレーナーの小西翼はデビュー戦のヒマワリと恋の記憶の印象が強いが、ゴールデンアワーの力走で大きく上書きされた。今回もエロ中心と思わせて直線でそれを覆すような一気の追い込みを見せてくれそうな予感も。不安は相手が揃っている中で、高馬(フルプライス)でなくやや馬格に欠ける点。といっても不安はそれくらいで、人気馬に隙があれば逆転も夢ではない。
期待度 ★★★★
ずっと前から女子でした (feng)
出走取消(延期)が定番となっているfengだが、前レース(月)の直前の取消には正直がっかり。といっても前走でも上位に食い込むのはどうかといった能力だったが、今回はより以上に相手が揃ってしまったというのは皮肉だ。騎手の鶴崎貴大は久々の起用となるが、能力に蔭りが見られないのは心強い。といってもトレーナーなかひろで騎手涼香のセイイキ系でも入着どまり。それより明らかに実績が劣るたにかわたかみでは入着も厳しいと見るのが妥当だろう。
期待度 ★☆
夏色ラムネ (Carol Works)
これまでやや突飛な馬名(タイトル)の馬を走らせてきたCarol Works厩舎だが、今回はいたって正攻法な馬名を付けてきた。そういった意味で注目はされていないが、その下馬評を覆したいところ。閉店秒読みの駄菓子屋を存続させるべく奮闘するという主人公といった血統(設定)だが、そこをどうヒロインと絡めるかといったところがポイントとなる。田舎を舞台としたノスタルジックな雰囲気は買えるが、前走と比べるとやや騎手が弱く感じるのが萌え系としては不安。トレーナーはベテランたけうちこうただが一人で仕上げを担当した馬となるとだが実績は物足りない。前走より上積みはよりあったとしても入着が一杯だろう。
期待度 ★★☆
猫忍えくすはーと2 (Whirlpool)
サーカスで活躍した鷹乃ゆきを迎えて、新味感を出すはずだった父(前作)だったが成績は期待はずれ。あの成績から後継(続編)が出るとは思わなかった。父は高馬でないというハンデがあったが、今回も同様。父のヒロイン2人(匹)に新ヒロインが加わるが、馬格が小さいだけに内容は乏しいとみるのが妥当。猫耳ヒロインが巻き起こすドタバタが持ち味もヒロインの可愛さを感じられてくる前に終わってしまっては仕方が無い。今回も大きな期待はできそうもない。
期待度 ★☆
◎バタフライシーカー (シルキーズプラス)
腕利きトレーナーに依頼して上級馬を立て続けに輩出しているシルキーズプラスだが、今回はフェアリーテイル・レクイエムで一躍名を上げた海原望を起用。さっぽろももこを入場(OP)曲に起用したように、あの好走の再現を狙っている。追い切り(体験版)を見る限り、奥が深いところを見せていて今後の成長が期待できそうな内容。ミステリー血統は大きく外れる可能性はあるが、この馬には当たらない可能性が強そう。騎手の羽鳥ぴよこはこれまで騎乗馬に恵まれていないが、手腕はなかなかのもの。といっても独特の乗り味を持つ馬だけに手が合うかどうか一抹の不安がある。それでも実績的に主役の座は渡さない。ここは中心でいいだろう。
期待度 ★★★★
ぱらだいす お~しゃん (PIXEL MINT)
新規開業厩舎PIXEL MINTのデビュー戦は、トレーナーにしげたを迎えてのミニゲームを含んだADV血統。しげたはかんなぎれいとコンビを組んだプリっちやクルくる。Magical Charming!等こういった血統で上級馬を出していて、騎手は無名ながら軽視はできない。ただ厩舎を取材したところ、ミニゲームは差し障りのない程度のものと超弱気。グランドエンドとなるらくえんモードに期待する向きもあるが、これを担当する冬茜トムもしげたと同タイプで走りを牽引するタイプでない。走り(シナリオ)で局面をリードするタイプでないだけに、他で足を引っ張られるようでは好走は覚束ないか。
期待度 ★★
ヒトヅマサイミンカウンセリング (INTERHEART glossy)
大駆けを見せる時もあるが、最近はそれも不発が多くなっているというglossyの最新馬。実績的に主軸となる騎手のsaxasaはミンク時代と比べ冴えが見られなくなっていて、脇を固める2人もそれを助けるだけの力はなさそう。そのせいかヒロインがどうも魅力に欠けるように見られるのが難だ。トレーナーのこおろぎアトリエは実質今回が初めて一人で仕上げを手がけるとあって未知数な部分が多い。前走と同じく寝取り血統(設定)となるが、催眠と組み合わせるのはよくあり目新しさはない。入着があれば上出来か。
期待度 ★★
ボクと彼女の研修日誌 (プレカノ)
安馬(低価格)ながらまずまず走る馬をコンスタントに送り出しているプレカノで、その成功の一端を担っているのは多彩な騎手の起用にもある。今回依頼したもねてぃも中央(商業)では今回初戦となるが、別世界では名が通っていて、実際取材でも見劣りするとことは見られない。となるとトレーナーの手腕次第といったところだが、今回担当するモーリーはHOOK時代でもそれほど走った馬を出してなく不安は尽きない。研修医と看護師の恋愛という血統(設定)は専門的であって、そのあたりの書き込みがしっかり出来ていないと厳しい。単なるイチャラブに終わる可能性が強く、上位を脅かすには足りないか。
期待度 ★★☆
△母性カノジョ -子宮 帰還編- (あかべぇそふとつぅ)
あかべぇそふと系の安馬としては久しぶりの出走。トレーナーの富岡征士郎はこれまで一人で馬を手がけたことがないが、ヒロイン別ルートについては経験あることから、安馬なら不安は無いだろう。あかべぇ本家というべきおあかべぇつぅはあかべぇ大物馬を出走させるイメージがあるだけに、安馬とはいえ何か秘めているものはあるはず。主人公がヒロインに甘えるか甘えないかでラストが変化するという趣向は面白い。騎手のおりょうは地方(同人)で抜き系安馬への騎乗が豊富だけに、抜きに関しては心配ない。安馬といって軽視するようだと痛い目に合うかもしれない。
期待度 ★★★☆
メルキス (戯画)
戯画のキス母系(シリーズ)も今回で7代目。走ったのは実績ある森崎亮人が手がけたキスアトくらいというのは寂しいところ。今回トレーナーを務めるのはこの母系ではお馴染みの玉城琴也で脇を固めるのは目立った実績の無いハサマの2人で期待感は乏しい。騎手も主戦を務めてきたみことあけみが降板しうさなかと新人のはねことで、前任者と比べると劣るように見える。追い切り(体験版)も平凡な動きで、変わり身も乏しそう。入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★
▲RIDDLE JOKER (ゆずソフト)
競馬(エロゲー)界随一の人気騎手コンビであるむりりん・こぶいちが率いるゆずソフトで、厩舎開業のころと比べると最近は上位安定してきた。その主因は主戦トレーナー天宮りつを助けるベテラン陣の存在で、籐太や保住圭が担ってきたが、今回は砥石大樹が加わった。最近は萌え系の馬を他トレーナーと共に手がけることが多くなっているが、過去はSFや伝奇系の血統を手がけ上級馬を出していてこの起用は納得。とはいってもやはりヒロイン萌えが軸となる馬だけにその点で足を引っ張らないようにするのが肝心。その点でイチャラブ得意の保住圭が健在なのは心強く、堅実に上位へ食い込んできそうだ。
期待度 ★★★★
(本紙の見解)上位どころの実力は意外に接近しているが、厩舎やトレーナーの実績を買ってバタフライシーカーが、わずかに他馬を上回っているか。ただミステリー血統は大きく躓く可能性もあり、逆転の可能性は充分。その筆頭がエロ中心でありながら走りでも見所がありそうな少女グラフィティ 。厩舎も最近躍進が目立つだけに対抗以上の評価も。騎手の力量を生かした萌えで勝負するRIDDLE JOKER は安定度で勝負する。安馬ながら秘めた能力が高そうな母性カノジョ -子宮 帰還編-も惑星以上の魅力がある。他にスケールの大きさが魅力の消えた世界と月と少女。あかべぇ勢では1番堅実味がある雲上のフェアリーテイル 。変わり身ムードがありそうなかりぐらし恋愛 も嵌れば上位を窺えるだけに、波乱含みのレースだ。
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