2019年06月30日

前作より物足りなさを感じた原因

先日、およそ1年半ぶりに崩した積みゲーをまとめて某ショップに引き取ってもらいに行きました。
最近はネットで申し込むと運送屋が引き取りにやってくるというサービスが主流になっているようですが、ぼくの場合は某ショップまで車で15分も掛からない所に住んでいるということもあって、いまだに旧態前としたことを行っているのです。
両手に17本ものゲームを持って駐車場から歩くことを考えると、引き取りサービスにした方がいい気がしないでもないのですが、今までの習慣を変えられないところが頭の固いところなのですね。
まあそんなわけで、買取ポイントを近く得たわけですが、最近はそのショップで新品を買うことはほとんど無くなったので、ポイントで貰うより少し損しても現金を貰った方が良かったような気がします。実際今月も一本も予約していないという無気力状態ですが、まあポイントにしておいた方が発売後評判の良かったゲームを購入する気が起きてくるといった意味では悪くない選択をしたと考えるようにします。

さて、その売却前に合わせて急いで終わらせたのがSugar*Styleです。前作のMaking*LoversがSMEEヴォーカルソング集を目的に購入したにしては、良作といってもいいデキで意外な拾い物をした気分でしたから、今回はその御礼といった意味での購入でした。
ただ発売後、批評空間の評価をと見ると今ひとつといってよく・・・まあ前作と比較してのもので、全体的にはそれほど悪くはないですが・・・発売前の不安だったライターの変更(岸田ソラ⇒モーリー)が当たってしまったのですが、プレイを始めてみてすぐその理由が分かりました。
これは批評空間でもかなりの人が指摘していたのですが、前作の主人公と比べ今回の主人公はダメすぎる。まあダメというと語弊があるので、幼稚というか軽佻というのが適当な気がするのですが、今回の主人公を見てヒロインがどうして好きになったのかなったよく理由が分からないのですね。特にこのゲームの場合、最初この主人公が寮にやってきた時のヒロインたちの評価ときたら最低といっていいところから始まったわけですから、それから恋愛関係に発展するには相当主人公の株が上がるようなエピソードが必要となるはずなのです。
ただその信頼を得るはずのハウスワークやカーペンターといったミニエピソード(男の役割セレクト)を見ても主人公の株が大幅に上がったとは得ないものが多い。まあギャグを多めにしたいというメーカーの狙いは分かるのですが、その分ヒロインとの恋愛関係になる過程がおざなりになってしまっては本末転倒のような気がします。特にヒロインとの関係が多少進展したなと思わせたところで、ミニエピソードでそれがなかったような会話が始まるといったケースが見られては、折角の企画も実を結ばなかったといっても過言でない。このあたりが大いに不満でした。

ただ原画については前作より大幅に進化していたのは嬉しい誤算でした。そのおかげかヒロインの誰もが可愛く感じられて仕方なかった。ぼくのお気に入りのタイプは晴だったのですが、それ以外のどちらかというとゾーンから外れているはずの真央やかなめも可愛く感じたというのは原画の貢献が大だったといえます。

シナリオについてはヒロインと主人公を阻む障害というのが(これは悪い意味でなく)大したことがないもので、軽い気分でラストまで進んでいきます。これは別に悪いものではなくて、SMEEというメーカーの味といっていいからそれでいいと思います。ただエリカや薫といった女性の脇役がそれなりにアクセントとなっていたのに対し、男どものキモさに関しては主人公以上で笑いに対しての貢献も今一つ。この脇役のと目立たなさも前作に劣っていた部分で物足りなく感じた部分でした。

というわけで今月末に発売されたファンディスクを購入するかは微妙。前作のFDはVol0 01のみ購入しましたが、容量の薄さもあって満足といえるものでなかったのは確かで、それが予約を躊躇わせてた原因でした。ただ今回はメーカー発表ではヴォリュームUPを謳っているし、主題歌フルヴァージョンを含むサントラが付いているのも魅力。予約はしてなかったのですが、こんな時溜まっているポイントを使ういい機会というもの。原画の進化を買って来週にでもショップへ再び行こうかと思っています。

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