2022年01月03日

新世代になっても相性の悪さは変わらず

明けましておめでとうございます。
今年もあまりブログの更新はできないかもしれませんが、よろしくお願いします。

今年最初の更新は、昨年秋口から始めながらもなかなかクリアすることができなかったハッピーライヴ ショウアップ!(FAVORITE)です。実はこのゲーム、当初は候補に挙がっていなかったのですが、体験版のオープニングがよかったことと、OPソングが気に入ってしまい、OPソングのCDが手に入るならと購入したのです。
ただ問題点はこれまでFAVORITEのゲームは周りの高評価にも関わらず、大抵ぼくには合わなかったこと。ただそれもFAVORITEのネクストジェネレーションということで、こうした悪い印象も払拭できるのではと思ったのです。

そんなこのゲームですが、クリアまでの時間が掛かったことを見て分かるように、ぼくの嗜好には合わないゲームでした。というか、ここまで酷いダメ主人公ゲームをプレイしたのは久方ぶりだったような気がします。

よくよく考えれば、主人公が子供の頃、魔法使いとして挫折した過去を持つという時点で怪しいと気が付かなければいけなかったのですね。主人公がこうしたトラウマを抱えているゲームは、大抵ダメ主人公ゲームとなってしまいがちなのですが、もちろん主人公がダメ=ゲームがダメというわけではありません。ただこのハッピーライヴ ショウアップ!(FAVORITE)はダメ主人公にありがちな、典型的なゲームとなってしまっていました。

(ここから多少ネタバレ)

ダメ主人公を主役にして一番の問題になるのは、ヒロインが抱える問題について、主人公が効果的な解決方法を見出せないことにあるのです。一概にヒロインと傷の舐めあいをしたり、現実逃避したりして、それを見かねた周囲がフォローしてくれるというのが典型的なパターン。こうした展開が好きな人もいるとは思いますが、ぼくはもうこうしたゲームは飽き飽きしているのです。
その点このゲームのメインヒロインをソフィアにしたのは失敗でした。ソフィアは自分に魔法の才能があることが分かるまでは、半ば引きこもりに陥っていたどちらかというと心の弱いヒロイン。他のルートではそんなことを感じさせない健気な姿を見せてくれるのですが、いざ自分のルートに入ったら典型的なパターンに陥っていました。自分のルートより他のヒロインのルートの方が可愛く見えるというのはよくあるのですが、このソフィアも残念ながら同じでヒロインのルートとしては落第でした。
そしてそれと同パターンなのがクラリス。こうした素直になれないタイプ(ツンデレ)はヘタレ主人公との相性は最悪であり、一番最初にこのルートを始めたのがそもそもの失敗でした。逆に子ヘタレ主人公と相性のいい天然・・・そしてヘタレ主人公を引っ張るようにポジティブお嬢さまにカーチャがまともに見えたのは当然。そして唯一主人公がヒロインを引っ張るような行動を見せたペチカルートがぼくには一番よく見えました。このレベルばかり用意してくれたら、ぼくがクリアするのにここまで時間が掛からなかったような気がします。
隠しヒロインであるミヤビも蛇足のような気がしてならず、終了時の余韻を悪くしました。本当ならまだまだ言い足りないことはあるのですが、新年早々ネガティブな意見ばかり言ってもむなしいのでここまでにしたいと思います。

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