2008年04月20日

朝凪のアクアノーツ発売前に思ったこと

先日「朝凪のアクアノーツ」を買ってきました。
もちろんまだゲームが売っているわけはなく先行発売された主題歌CDの方です。

ところでこの主題歌CD発売元は有限会社スタジオナレッジという会社でゲームを開発したFizzと同じ母体なわけですが、買ってしまったぼくが言うのも何ですけどこのCD果たしてどのような層を狙って発売されたのでしょうか。

まず考えられるのが榊原ゆいファンを狙ってという見方なのですがこれはどうも違うようです。
というのも榊原ゆいファンを狙うのならジャケットに闇野ケンジ氏のイラストを使うより榊原ゆいの写真を使ったほうがよりファンへアピールできるはずですから。
それにCD内に普通二曲入っているはずのヴォーカルソングが一曲しか入ってなく代わりにゲーム内に使用されているBGMが三曲入っていることを鑑みても、榊原ゆいのファン目的でないのは明白でしょう。

ならばゲームの販促目的かというとそれも違う感じ・・・

というのも純粋にゲームの売り上げに結びつけようと思えば、他の多くのメーカーがしているように初回特典としてゲーム内に封入させたほうが売り上げ増につながるに決まっているからです。
この「朝凪のアクアノーツ」。主題歌としてヴォーカルに榊原ゆい、そして曲はElements Gardenの藤田淳平を起用。もし初回特典としてゲームに封入されていたとしたら、曲だけを目当てにゲーム買う人も少なからず出てくると思われます。実際そのような売り方をされたとしたらぼくも予約するかどうか深く悩んだでしょう。それが主題歌を別売りしてもらえたおかげで不必要なゲームを買うことなく目的の主題歌を手に入れることができたわけですからFizzには感謝しなくてはいけないくらいです。

つまり主題歌を先行発売したことはゲームの販売促進どころか逆効果になっているわけですね。

最近主題歌CDやサントラを買ってくれたユーザーのためのサービスとして封入したりせず、別売りして一儲けしようとする動きがゲームメーカーの間で広まりつつあります。しかしこのようなことを大手のメーカーならともかくまだそれほど実績のないメーカーが行うのは正直考え物ではないかと思います。ましてゲーム発売後期間をおいてこういった主題歌やサントラを売り出すならともかくゲーム発売前もしくは発売とほぼ同時に売ることはゲームの売り上げとしては逆効果にしかならないでしょう。まあ無理に著名アーティストを起用しているわけですしそのお金を少しでも回収したいという気持ちは分からないでもないですが、レコード会社ではなくゲームメーカーなのですからあくまでゲームを手にとってもらうことを第一に考えなくてはいけないと思うんですけど・・・

まあエロゲーヴォーカルソングコレクターのぼくとしては、払う金額がより少なくて済むわけですからこういったメーカーの動きが広まることは歓迎するべきかもしれませんね。プレイしないゲームをただ主題歌目的のためだけに買っていたら、それこそ部屋が積みゲーまみれになってしまいますから。

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