2008年05月10日

5月の発売予定表より

今月の発売予定美少女ゲームの中で、ぼくが個人的に注目しているソフトを簡単に取り上げるというコラム。例によって競馬新聞の寸評仕立てになっていますのでその点はご理解のほどを・・・(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点)

ウィザーズクライマー(ソフトハウスキャラ)
いまや人気ブランドの一角となってきつつあるソフトハウスキャラの最新作。前作は繰り返しプレイが前提となっていなかった点で古参ユーザーにはやや不評だったが、それを払拭するためか今回育成ものに挑戦。どうみてもプリンセスメーカーの血統いや系統に属すると思われるが、育成ものは意外に単調になりがちな側面もあるのでその点を解消する味付けがどこまで出来ているかが好走(良作)か凡走(地雷)かの分かれ目か。
ちなみにメーカーのファンなら分かっていると思うが、シナリオに期待して買うゲームではない。
期待度★★★★

ef - the latter tale.(minori)
To Heart2-Another Days(Leaf)、つよきす2学期(きゃんでぃそふと)と今年は続編が凡走続きなだけに、一年以上の休養を挟んで出走するこのソフトも心配の種はつきない。それでも最初から続編を前提に作られていただけに全くの期待外れには終わらないと楽観視。前作で見限ったファンは買わないと思うが、アニメを見て興味を持ったファン数は見限ったファンと同等の数はいるはずで少なくとも売り上げは前編くらいはキープ出来ると予想。七尾奈留と新海誠の底力があれば多少騎手(シナリオ)が足を引っ張ろうとも問題ないだろう。
期待度★★★☆

彼女×彼女×彼女 ~三姉妹とのドキドキ共同生活~(ωstar)
今月は毎度騎手(シナリオ)に恵まれない馬(原画家)の出走が目立つがこのゲームの八宝備仁氏もその印象が強くなりつつある一頭。前走のリゾートBOIN以上に今回は馬体もピカピカで究極の仕上がりといっていい。それだけに騎手に期待が集まるがメインライターは何とデビュー戦。これではまた騎手に恵まれないとの印象が強くなるだけか。
それでもエロ主体は分かりきっているだけに端から原画買いと割り切ってしまえば大きな傷は受けないはず。このゲームで問題になるのはストーリーよりもどれだけ抜けるかだろう。このゲームの相手となるのはG線上の魔王でなく魔女道で萌え部分の強さ及び未知の魅力から一対一の比較でこちらが上と評価。
期待度★★☆

さかしき人にみるこころ(light)
light廉価版シリーズ第三弾。このシリーズは企画自体原画家に丸投げされていると考えてよく、少なくとも騎手(ライター)である嘘屋佐々木酒人氏の灰汁を知らない人が手を出していいゲームでない。あの灰汁がたまらないといった人には多分絶賛されると思うがそれ以上に嫌悪する人は多いと思う。人を選ぶゲームであることには間違いない。
期待度★★

G線上の魔王(あかべぇそふとつぅ)
ゲームの内容の予想よりまずは出走取消(延期)するかどうか予想しなければならないのが最大の弱点。ここのところの更新度合いから出走の気運は高まってはいるが果たして発売日店頭に並ぶかどうか実際に見てみないと判断がつかない。
もし出走したらef - the latter tale.に人気(売上)で対抗出来る唯一の馬(ゲーム)。実力は別として名前だけで人気を集める騎手(ライター)としては丸戸史明氏、奈須きのこ氏、田中ロミオ氏に匹敵するだけに期待は大きいのだが・・・
期待度★★★★☆

妻ようじ2 ~ボクは人妻添乗員~(しらたま)
今、勢いのあるウィルブランド(といってもパートナーブランドだが)の一角しらたまの5月攻勢第二弾。前作の妻ようじ~ぼくは人妻管理人~がそのインパクトのあるタイトルに反し肝心のレース(ゲーム)内容がさっぱりだっただけにまさか2が企画されるとは思ってもいなかったのだが・・・今回手替りとなる騎手(ライター)の髪の毛座は想ファクトリーと並ぶライター集団で実績も似たようなもの。期待できる要素はほとんどないが、原画や声優は悪くない。ただバカゲーとしてならともかく抜きゲーとして見るとゲームパート部分が微妙。お手軽にHシーンに辿りつけないというのは悪材料とみるしかない。
期待度★★

熱帯低気圧少女(H℃)
こちらも騎手(ライター)に恵まれない馬(原画家)として定評のある村上水軍氏の最新作。といってもコンシューマーのリメイク18禁版となるわけですが。
あらすじの紹介を読む限り面白そうには見える。ただこの内容だと大掛かりな話にすると収拾がつかなくなるかつじつまがあわなくなるかのどちらか。といってこじんまり纏めるとボリュームが足りないといって文句が出てしまうわけでミドルプライスなら購入候補となっても、フルプライスではとても手が出ず見送り。
期待度★★

Palmyra ~熱砂の海と美なる戦姫~(桜月)
前作SilveryWhite ~君と出逢った理由~で天然ライターとして勇名を上げた御子石大郁氏の最新作。今回もツッコミどころ満載の内容になること間違いなく、モニターを見ながら茶々を入れるのが好きなファンなら楽しめること間違いなし。といっても大多数のファンはそこまで奇矯な趣味を持つ人は少ないので勧めにくいのが辛いところ。人を選ぶというより超上級者向けとしかいいようのないゲーム。
期待度★☆

BIFRONTE ~公界島奇譚~(LAPIS BLUe)
調教(体験版)確認済み。相変わらず椎咲雛樹氏の馬体(原画)はピカピカで素晴らしい。さて肝心の内容だが孤島+新興宗教ものというのはミステリーものとしてはあまりに陳腐で食指は動かない。ホラーとしてなら魅力はあるが序盤部分におどろおどろしさが無くその部分でも期待しづらい。それに新ブランドといってもブルゲ血統(別ブランド)だけにゲームとしての奥行きはそれほど深くないはず。ただ調教(体験版)では脚(真価)を見せていない可能性もあり本編に入っての変わり身は一考していいかもしれない。穴なら。
期待度★★★

プラゥヴ クルイード (しゃくなげ)
調教(体験版)確認済み。前走より双龍氏の馬体も磨きがかかっており魅力充分だが、メインヒロインにはさっぱり魅力なし。萌えゲーで萌えないヒロインというのは致命傷でとても買えない。魔法学園ものに好走例なしのジンクスがこのゲームにて打ち破られることはなさそう。
期待度★☆

マジカライド(すたじお緑茶)
前走好走のすたじお緑茶一年ぶりの新作はアクションもの。テキストはなかなか軽快だがアクションものはどうしても人を選ぶだけに万人には膾炙しづらい。同厩舎(ブランド)の同じアクションものとして巫女さんファイター涼子ちゃんが叩き売りされている現状から手が出しづらいことは確か。
期待度★★☆

魔女道 ~あの散り際の美しさ~ (G.J?)
騎手(ライター)に恵まれない馬(原画家)としてすっかり著名になってしまった佐野俊英氏の最新作。魔法ものに当たりがないうえに佐野氏原画ではシナリオに期待しろと言うのが無茶。文字通りこのゲームで厩舎(ブランド)が散ってしまわないか心配になってくるほどの凡走続きなだけに原画目的以外とても買えない。
期待度★☆

(見解)
G線上の魔王が出走するかどうかで予想がまるっきり変わってくる。出てくれば文句無く買いだがいまだ分からない現状では押さえが必要。ef - the latter tale.がその第一候補だが前作を買っていれば引き続き買うだろうし買っていなければ勧められない。ウィザーズクライマーはファンなら安心して買えるがそれ以外のファンにはやや敷居が高いと一長一短。抜きゲーファンなら彼女×彼女×彼女 ~三姉妹とのドキドキ共同生活~など期待したいゲームは多いが、シナリオ&萌えゲーファンに安心して勧められる一本となると少ない。こうしてみるとプリンセスラバー!の延期が惜しまれ思い切って来月に資金を回すという選択も一考したいところ。結論としてG線上の魔王の動向に最後まで悩まされる月になりそう。

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