2008年06月23日
お嬢さまと恋愛したい!
ここ1~2年エロゲーで目立つようになってきたのが「お嬢さまゲー」です。ここでいう「お嬢さまゲー」とはヒロインのうちの一人がお嬢さまといった「ToHeart」のようなゲームでなく、登場するヒロインのすべて少なくとも過半数がお嬢さまという「一点突破主義」なもの。
もちろんお嬢さまにも種類があって成り上がりの富豪令嬢からやんごとないお方(姫)までいろいろおられますが、没落華族(富豪)のお嬢さまとか自称お嬢さまいうのは「お嬢さまゲー」の中ではオミットされるかお笑い担当となってしまうよう。また主人公もいろいろタイプがあって最初は平凡な学生というものが多かったのですが、人気漫画の影響を受けたのか執事というのも現れるようになってきました。こういったお嬢さまに特化したゲームが現れるようになったのはここ最近のことのように思われるのですが、その先鞭をつけたのはお嬢様組曲(Symphony)ではないかと思われます。バカ売れしたわけでもなくゲームとしての評価も高くない(当初あった酷い音声関係のバグも影響したかもしれない)のですがその先見の明は誉められていいかも。ただ第二弾のTiaraは発表されたもののさっぱり発売される気配もなく次々と他メーカーに先を越されてしまっているのは誤算というか・・・まあ自業自得なんですが。
それはともかく、今週末のプリンセスラバー、プリマ☆ステラの発売を控えなぜこうしたお嬢様特化ゲーが開発されるようになった理由を考えてみました。
①ツンデレブームの影響
ツンデレとお嬢さまは単純にイコールでは括れないとは思うのですが、設定的に詳しく説明しなくともプレイヤーが納得してしまうという利点は大きい。もちろん登場するお嬢さま全員が傲慢高飛車というゲームはないとは思いますが最低一人はツンデレ要員が確保できるという利点は無視できないところ。
②格差社会の表れ
派遣労働者の問題など格差が広がっている中で、お嬢さまだけが住む世界というのは現実世界に疲れきっているプレイヤーにとって夢の環境といえるでしょう。現実を忘れ妄想の世界で遊ぶという一面がゲームにある以上、お嬢さまと恋愛したいという夢を容易に具現化してくれる「お嬢さまゲー」というのは庶民にとって理想のゲームといえるのではないでしょうか。
他にも理由があるかもしれませんが、ぼくはこの二つが大きいのではと思っています。
さて、そんな「お嬢さまゲー」ですが今のところ購入したゲームでぼくが当たりと感じているものはほとんどないのが実情です。昨年話題となった君が主で執事が俺でも評価は微妙だし、世間的に人気の高い恋する乙女と守護の楯も個人的には評価していない。
この要因はお嬢さま世界を構築するにあたっての制作者側の甘さ(不勉強さ)にあると思われます。例えばいくら金持ちだからといって朝食からステーキを食べているわけがないし、学食で(食べるのに最低2時間はかかる)フランス料理のフルコースが出てきたりするわけないのです。ギャグで行っているならともかく真面目にそんなことをされたら白けるに決まっているのです。それともライターの頭の中ではそんな食生活を富豪は日々送っていると思っているのでしょうか?
折角、プレイヤーが夢の世界で暮らしたいと思って限られた小遣いの中から少なくないお金をはたいているのですから、すぐ興ざめさせることのないよう細心に細心を重ねてお嬢さま世界を構築してもらいたいものです。
もちろんお嬢さまにも種類があって成り上がりの富豪令嬢からやんごとないお方(姫)までいろいろおられますが、没落華族(富豪)のお嬢さまとか自称お嬢さまいうのは「お嬢さまゲー」の中ではオミットされるかお笑い担当となってしまうよう。また主人公もいろいろタイプがあって最初は平凡な学生というものが多かったのですが、人気漫画の影響を受けたのか執事というのも現れるようになってきました。こういったお嬢さまに特化したゲームが現れるようになったのはここ最近のことのように思われるのですが、その先鞭をつけたのはお嬢様組曲(Symphony)ではないかと思われます。バカ売れしたわけでもなくゲームとしての評価も高くない(当初あった酷い音声関係のバグも影響したかもしれない)のですがその先見の明は誉められていいかも。ただ第二弾のTiaraは発表されたもののさっぱり発売される気配もなく次々と他メーカーに先を越されてしまっているのは誤算というか・・・まあ自業自得なんですが。
それはともかく、今週末のプリンセスラバー、プリマ☆ステラの発売を控えなぜこうしたお嬢様特化ゲーが開発されるようになった理由を考えてみました。
①ツンデレブームの影響
ツンデレとお嬢さまは単純にイコールでは括れないとは思うのですが、設定的に詳しく説明しなくともプレイヤーが納得してしまうという利点は大きい。もちろん登場するお嬢さま全員が傲慢高飛車というゲームはないとは思いますが最低一人はツンデレ要員が確保できるという利点は無視できないところ。
②格差社会の表れ
派遣労働者の問題など格差が広がっている中で、お嬢さまだけが住む世界というのは現実世界に疲れきっているプレイヤーにとって夢の環境といえるでしょう。現実を忘れ妄想の世界で遊ぶという一面がゲームにある以上、お嬢さまと恋愛したいという夢を容易に具現化してくれる「お嬢さまゲー」というのは庶民にとって理想のゲームといえるのではないでしょうか。
他にも理由があるかもしれませんが、ぼくはこの二つが大きいのではと思っています。
さて、そんな「お嬢さまゲー」ですが今のところ購入したゲームでぼくが当たりと感じているものはほとんどないのが実情です。昨年話題となった君が主で執事が俺でも評価は微妙だし、世間的に人気の高い恋する乙女と守護の楯も個人的には評価していない。
この要因はお嬢さま世界を構築するにあたっての制作者側の甘さ(不勉強さ)にあると思われます。例えばいくら金持ちだからといって朝食からステーキを食べているわけがないし、学食で(食べるのに最低2時間はかかる)フランス料理のフルコースが出てきたりするわけないのです。ギャグで行っているならともかく真面目にそんなことをされたら白けるに決まっているのです。それともライターの頭の中ではそんな食生活を富豪は日々送っていると思っているのでしょうか?
折角、プレイヤーが夢の世界で暮らしたいと思って限られた小遣いの中から少なくないお金をはたいているのですから、すぐ興ざめさせることのないよう細心に細心を重ねてお嬢さま世界を構築してもらいたいものです。
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