2008年07月01日

ナビスコカップ準々決勝第一戦の展望

注目度が大変低くて恐縮だが、今回は明日行われるナビスコカップ準々決勝1st四試合の展望をしてみたい。なぜこのようにナビスコカップの注目度が低くなってしまったかという点でJリーグに対して言いたいことは山ほどあるが今回は置いといて純粋に試合の展望のみをコメントしたいと思う。

鹿島 vs 清水 (カシマ)

今、Jリーグで一番好調なのが鹿島だろう。先週水曜日の大分戦は対戦相手であるシャムスカ監督の術中に陥りながらも途中交代したダニーロが値千金のゴールを決めて勝利すると、続く土曜日の名古屋戦は好調の相手に対し4ゴールを叩き込んで文字通りの快勝。ACLの疲れも取れコンディションが回復、復帰の中田浩二や新外人のマルシーニョが加入し戦力的な上積みが成されたのも大きい。本山がやや精彩を欠いているのが気になるが代わる控えのダニーロが絶好調。死角は見当たらない印象だ。
対する清水はフェルナンジーニョを放出。その影響は少ないにしても相変わらずFW陣が精彩を欠く現状。中盤は鹿島と互角に戦えるとしても西澤、マルコス=アウレリオの前線がボールをキープ出来ないとなると守備が耐え切れなくなってしまうだろう。清水がアップセットを演じるには西澤、マルコス=アウレリオの奮戦は絶対条件だ。
順当なら鹿島の勝利。清水はホームに戻っての第二戦に懸けるためにも一点差以内の負けには留めたいところだ。

千葉 vs 名古屋 (フクアリ)

ミラー新監督就任後負けのない千葉とリーグ戦2位ながら前節鹿島に大敗と決してムードは良くない名古屋の一戦。準々決勝四試合の中では一番の注目カードだ。
千葉は日曜日のFC東京戦。一人少ない相手に押し気味に進めながらも一点しか取れずに引き分け。ただこれはアウェー戦ということで守備的なスタメンを敷いたのが裏目に出たもの。ホームの今回はもう少し積極的に挑んできそうだ。名古屋DF陣は高さはあるが裏を取られると案外もろいところがある。新居、レイナウドには徹底的に増川、吉田の裏を取る動きを求めたい。
ただ問題は名古屋自慢のサイド攻撃を守備陣がどこまで耐えられるかどうかだろう。青木良、坂本のサイドバックだけでなく守備の要である斉藤の役割は大きそうだが前節ケガで途中退場しており彼が出場できないとなるとボスナーが統率する守備陣に与える負担は大きくなってしまうだろう。
一方の名古屋は中村直志が出場停止から戻ってくるもののマギヌンは相変わらず出場出来ない。前節の大敗は彼が急遽欠場したショックがあったとみる向きもあり今回は欠場が折込ずみとなれば試合への入り方もまた変わってくるはず。問題は前節の大敗のショックを引きずっていないかどうかだろう。ここはどこまでチームの精神的ケアが出来たかどうかストイコビッチ監督の手腕が試されるところだ。
もしかしたらナビスコで当たっている巻祐樹がヨンセンに代わってスタメン起用される可能性もあり、千葉の巻誠一郎との兄弟対決も注目される。
さて肝心の勝敗は大変予想しづらいが点を取り合ってのドロー決着とみたい。


F東京 vs 大分 (味スタ)

FC東京は今野が出場停止。代役は浅利か金沢もしくはブルーノ・クアドロスだろうがどちらにしても戦力低下は否めない。浅利なら守備は安定するが繋ぎの面では今野に大きく劣り、金沢やブルーノ・クアドロスは本来中盤の選手でない。ターンオーバー制をとってきたFC東京で唯一代えの効かない選手である今野の出場停止は大きなマイナスだ。
ただカポレ、赤嶺、平山らFWが点を取れるようになってきたのは心強い。ただ対する大分のホベルト、エジミウソンはJリーグ屈指のWボランチだけに真っ向勝負では分が悪い。エメルソン、羽生らがドリブルでかき回すなど硬軟自在な攻めで大分の守備陣を慌てさせたいところだ。
対する大分はホームで強くアウェーで弱い内弁慶ぶりが悩みの種。今年のJリーグでもFC東京にアウェーで敗れており、ホームでの力強いパフォーマンスがアウェーで発揮できるかというと疑問符が付く。その要因はアウェーになると極端に点が取れなくなることだろう。これはシャムスカ監督がアウェー戦になると守備的に試合に入るためかと思うが、今回は今野が出場停止ということもあり機先を制する意味でも思い切って攻撃的に行くのも手かと思う。ただ常識的に考えればホーム&アウェーの第一戦でもあり無理はしてこないとは思うが・・・
試合は大分のアウェー戦での弱さもあり僅差でFC東京の勝ちとみる。ただシャムスカ監督は一点差の負けならホームで充分巻き返し可能な点差と考えているだろう。出来ればFC東京はアウェーに脆い大分の弱点を突いて二点差以上の勝利を目指したいところだ。

G大阪 vs 横浜FM (金沢)

両チームともお世辞にも好調とはいえず難解な一戦。ホームのガンバは札幌相手に二失点するなど相変わらず守備に問題を抱えている。それでもルーカスが絶好調で攻撃陣を牽引。吊られるようにしてバレーも調子を上げてきた。
対する横浜FMは序盤戦の勢いに翳りが出てきた印象。前節も不調に苦しむ磐田相手に決定機を何度も掴むも生かせず、逆に一瞬の隙をジウシーニョにつかれてゴールを許し敗戦。流れを壊すプレーを続けていたロニーを最後まで出場させた采配にも疑問は残ったが、それ以上にチーム全体に動きがなくチャンスは清水や山瀬功の単独突破から生まれるのみ。これでは苦しい。
ただ中澤、大島らの高さからセットプレーに活路を見出してくる戦術はワンパターンとはいえガンバも警戒は必要だ。ガンバはセットプレーの守備に難がある印象があり隙をつかれて失点の可能性は充分ある。
試合序盤ガンバが点を取れば一方的な試合になってしまう可能性もあるが、チャンスを逃がし続けているようだと中澤のボンバーヘッド一発に泣かされるというシーンはありえるかもしれない。

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