2008年08月18日

8月の予定表から

今月末~来月初頭発売予定の美少女ゲームの中から、ぼくが個人的に注目している有力馬(ソフト)の走りを予想してみようという恒例のコラム。例年8月は有力ソフトの発売は少ないけれど今年は果たしてどんな具合でしょうか?(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)

天ツ風 ~傀儡陣風帖~(NineTail)
マイナーメーカーWestVisionの別ブランドということで全く注目を浴びていなかったものの好評を博した機械仕掛けのイブ以来NineTailが久々に出走させてきた第2弾。前作のカードバトルがあまりに好評だっただけに期待が集まりすぎて大コケするいわゆる二走目のポカがあるかどうかが不安なものの調教(体験版)を見る限りその懸念はなさそう。世界設定があまり成功例のない忍者もの等心配材料には事欠かないものの前作の走りを信じる。
期待度★★★★

くるくる・ファナティック(Chien)
今密かなブームとなっているヤンデレに焦点を当ててきたが、本当に病んでるのはヒロインでなく原画ではないだろうか。それくらい雑誌等でみるイベントCGや立ちCGはキツい。そういえば騎手(原画家)の一人は立ちCGの悪さで話題となった空を飛ぶ3つの方法。にも騎乗していただけにこの騎手選択は致命傷になりかねないかもしれない。まあバカゲーで原画をウリにするタイプでないことは確かだが、デビュー作はここのかという名騎手が乗っていただけに、ここ二走起用してきた騎手(原画家)の選択には寂しさを感じる。
期待度★☆

恋する式 ~SHIKIGAMI 2008~(WhiteCyc)
式神 ~桔梗の華に秘めたる想い~のリメイク版。前作の評価がそれほど高くないだけにリメイクされて一気に良作へ変貌するといったことはなさそうだ。騎手(原画家)は鉄板だがそれ以外に推せる材料はなくどちらかというと箱版(ひなきんBOX)に付く旧作の陰に隠れてしまう結果になりそう。
期待度★☆

水平線まで何マイル?(ABHAR)
設定は良いものを感じさせるが、新規メーカーでライターも新人となるとあまりに未知数な材料が多く不安は多い。声優陣は鉄板ともいえる布陣で原画も華やかだが、世界観が萌えゲーとは微妙に調和が取れにくいだけに萌えに主軸をおくとなると退屈な睡眠ゲーとなってしまいそう。シナリオの大化けに期待するのも無理っぽく見送りが賢明か。
期待度★★

てとてトライオン!(PULLTOP)
傍流のはずの藤原々々&丸谷ラインに本家を乗っ取られつつある椎原&下原ラインが捲土重来を期して出走させてきただけに注目したいところだが、かにしのの感動再びと期待して買ったファンが正当な評価が出来ず点数を貶める危険性が多分にあり不安はつきない。正直椎原&下原ラインに名作級を求めるのは厳しくかにしののような走り(シナリオ)を求めるのは間違っているのだが。明るい設定及び絵柄はこのライン特有のもので大きな期待さえかけなければそれなりには楽しめるはず。
期待度★★★☆

どっぷり中出し学園戦争(SQUEEZ)
騎手(原画家)を孕ませシリーズ初戦で起用したミヤスリサに戻して期待が集まるがもとがバカゲーだけに過度の期待は禁物。この厩舎(メーカー)の持ち味を分かっているファンばかりなら良いのだが・・・ウリの一つであるテックアニメはやや飽きられつつある印象があり壁を突き抜けるには何かもう一つ材料が必要。ただこの厩舎にそれを期待するのは無理というものだろう。ただ安定感はあり自分の持ち時計分は走ると思うので時計の掛かる馬場となり他の馬(ソフト)の評価が伸びないようなら連に食い込むチャンスは有るかもしれない。
期待度★★☆

HimeのちHoney(Asa project)
寸評は先月と同じだが直前出走取消(延期)した馬(ソフト)は伸び悩む傾向がありやや評価を落としてみたい。
期待度★★☆

ぴこぴこ ~恋する気持の眠る場所~(φâge)
アージュの本当に久々となる完全新作。にしては注目度が低いが萌えゲーっぽいのが嫌われたのかそれとも時代の流れに取り遅れてしまったのかは蓋を開けてみないと分からない。厩舎(メーカー)が厩舎だけに萌えゲーっぽいといってもその器には収まらないとは思うが、そのはみ出し方によって期待以上の結果を出すか凡走に終わってしまうか決まる。露出が少ない点も気になり不気味さは漂うが全くの凡走に終わってしまう可能性もアリ。
期待度★★★

ふりフリ(130cm)
騎手(原画家)はみやま零から替わったが、それほどマイナスにはならない。問題は調教師(ライター)の方で前作と同じといっても彼女たちの流儀も全部が評価の高いシナリオばかりだったかというと違うわけで、このライターが評価の高いルートを書いたとは限らないことに留意しておかなければならない。過度の期待さえなければ充分には楽しめるとは思うが登場ヒロインにそれほど魅力を感じられないだけにどれだけシナリオの上積みがあるかどうかが成功のカギか。
期待度★★☆

MARIONETTE ZERO(TAILWIND )
今は亡きキャリエールのヒット作の流れを継ぐ作品だが、騎手(原画家)がここのか氏から変わってしまったのが惜しまれる。明らかにこの手替りはマイナス材料で作品の魅力を損ねている。情報を見る限り小道具は同じとしても設定は別物で前作の良い印象を抱いたままプレイすると裏切られたと感じてしまいそう。
期待度★★

(本誌の見解)
本命は天ツ風 ~傀儡陣風帖~で決まりだろう。前作程度の評価を集めてくれれば手薄な今月のメンバーなら楽勝だ。問題は知名度が低く果たしてどれだけの人数がプレイしてくれるかどうかだけだろう。対抗はてとてトライオンで前走のPRINCESS WALTZ(かにしのではない)の評価が低かっただけに不安はあるがはプリワルは前人気が集まりすぎた反動という見方もあり今回は巻き返してくれそうだ。その2頭(本)を一気に負かすならぴこぴこで厩舎(ライター)の実力からいえば本命に押されてもいいはずだが、設定的にわざとハンデを背負った感もあり単穴評価に。他のメンバーが食い込むにはやや力不足だが、上記3頭がこけてタイム(評価)が低いランクに落ち着くようだとどっぷり中出し学園戦争ふりフリあたりが連争いに参加するかもしれないが今月は本命戦と見て上記3頭の三角買いで確実に当てに行きます。

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この記事へのコメント
今月も魚さんと同じです。…というのも芸がないのですが、「天ツ風-トライオン」は隙の無い予想。予感がした「水平線」も、体験版で駄目と判断(テキストに無駄が多すぎて…)。「ふりフリ」は私的には良さげでしたが、中央値75を超えるような気はせず。主人公がアンチヒーローだったからこそ面白かったことを考えると「ZERO」にも期待出来ない。…となると「ぴこぴこ」なんですが、これは(エロゲ的)第六感がこないと言っているので除外。ということで、消去法でいっても本命予想。ただ、「天ツ風(古きよき日のe・go! っぽい)」は体験版で、カードバトルが今一つと感じたのと、(面白いのですが)物語が地味で受けにくそうということで、僕は本命に「トライオン」を据えます。

着順(予想中央値):①トライオン(80)・②天ツ風(78)・③学園戦争(75)・④ふりフリ(72)・⑤水平線(70)・⑥ZERO(65)・⑦ぴこぴこ(60)

…予想したものの、券(ヴェルディア)を買わなかったなんてことは、馬券師としちゃ日常茶飯事です(苦笑)。
Posted by Wizard(統一) at 2008年08月22日 17:45
>Wizardさん

毎度コメントありがとうございます。

こちらこそ今月は本命戦と言っていながら、5本(さくらんぼシュトラッセを入れれば6本)も予約している時点で予想家としてはともかく馬券師としては失格ですわ。
というか想定したうち半分の馬(ゲーム)を買うのかよというツッコミが入りそう・・・
Posted by 7月の魚7月の魚 at 2008年08月22日 22:26
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