2008年10月19日

先月(9月)の結果

ゲームの当たり外れ予想が的中しているか振り返っている恒例の企画。大物新馬対古豪の対決かと思われた先月のレースでしたが、どうも思惑どおりにはいかず結果は波乱のようで・・・

第9R(9月)着順

1着  ▲スマガ(NitroPlus) 中央値90点、平均値83点
2着   こっすこす(CLOCKUP) 中央値90点、平均値82点
3着  △ピリオド-SWEET DROPS-(Littlewitch) 中央値80点、平均値78点


※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 データ数10以下のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想

まず1着のスマガですが不安をものともせず好時計での勝利は見事というしかありません。エロゲーの既成概念を壊すような作風で名を上げてきたニトロプラスが今回もいい意味で今までのエロゲー魔法少女ものにない独特の味のある作品を出してきてくれたようです。記者も人気馬2頭を蹴散らすならコレと思ってはいたのですがここまでの時計(評価)をたたき出すとは思ってもいませんでした。
そして波乱の立役者になったのが2着のこっすこす。これは想定表にも載せていなかった馬(ゲーム)だっただけにまさに驚き。厩舎(ブランド)のCLOCKUPというと目立つ成績の馬(ゲーム)といえば凌辱学園長くらいであとは馬場掃除の凡走続き。しかも人を選ぶバカゲーときてはとても買えないと思ったのですが・・・。原画がやや人を選ぶ画風なだけに興味を持ったファン以外は買わなかった利点はあったとしても、そういったファンが軒並み高得点を付けたからこそこの成績を上げられたのでしょう。走破時計もかなりの高水準で他の月なら文句なしの1着だったのではないでしょうか。
続く3着はやや離されながらもピリオド-SWEET DROPS-が飛び込んできました。これは記者も穴として注目していただけに、この成績でもさほどの驚きはありません。ただコメントがほぼ100%騎手(原画家)のファンというあたりに今後の広がりという点で今後に不安は残りますが・・・記者的には原画家の画風が微妙に変わってきている点も気になり、次走(シュガーコートフリークス)の仕上がりには目を光らせたいと思っています。

さて3着までに入らなかった主な馬(ゲーム)の寸評ですが、残念ながら期待を裏切ったものが多かったようで・・・
ビジュアルアーツ系凌辱メーカーとして知名度を上げてきたFrillも孕ませ王 ~ハラマセキング~でようやく連対圏内を窺うところに食い込んできました。今回は設定とシチュエーションが良かったようですが、それでいてこのあたりの時計に止まってしまうあたりが底力に欠く(Key以外の)ビジュアルアーツ血統の限界といえるかもしれません。
とっぱら ~ざしきわらしのはなし~は当初の期待値からすれば充分好走の部類かも。妖怪ヒロインゲームはどうも癒しゲーになってしまうようですが、これもその例に漏れなかったようで雰囲気を楽しめたファンからの高評価が目立つよう。体験版でダメ主人公が周知されたため、それを嫌う層が避けたのが良かったのかもしれません。
大物新馬のデビューで人気の一角と目されたティンクル☆くるせいだーすはやや期待はずれといっていいかもしれません。ただ記者的には期待が強すぎただけで能力的にはそこそこ走っているとは思うのですが・・・。かなりの大作でプレイ時間が長い割りに通常会話シーンが退屈なのがファンから嫌われた要因でしょうか。攻略ヒロイン数と比べてサブヒロインがかなり魅力的で著名声優を起用したサブヒロインの中からもう一人くらいメインヒロインに昇格していれば少しは評価的にプラスになっていたかもしれません。

そして凡走組の寸評を。
FairlyLifeの評価の低さは、LikeLifeの世界再びと期待していたファンだけでなく、HOOKが近走二作で築き上げてきた雰囲気を望んでいたファンの期待をも裏切ってしまったのが原因ではないでしょうか。ぼく的には調教(体験版)時点でそこはかとない不安を感じていたのですが、批評空間で「このキャラが不快」POVコメントの多さを見れば不評の原因が分かるのではないかと思います。
そしてぼくが◎を付けたAliveZと〇を付けたしゅぷれ~むキャンディ はシャレにもなりませんが枕を並べて討ち死という結果に・・・。
まずアリスブランドということで信頼を集めたAliveZですが、AmbivalenZの続編風味ということを差し引いてもここまでの凡走は予想できませんでした。エロゲーにおける伝奇ファンタジー風味ものは主人公がダメだと評価が低くなってしまうのですが、これもその例に漏れずというわけで・・・ただ最近のアリスは年末商戦に力を入れてくるようでそれ以外だと結構期待はずれなものも目に付いただけに、後になって考えればこの結果も読めたかもしれません。次走予定の闘神都市IIIは当然変わり身を見せてくれるはずです。
そしてしゅぷれ~むキャンディ の走らなさすぎはあまりに酷く、記者の予想を信じて買ってくれたファンにとても顔を合わせられません。調教(体験版)が公開されなかったため、つい血統や馬体(設定)を見て惚れこんでしまったわけですが、蓋を開けてみれば出遅れ後方のまま。このゲームも主人公の酷さが目立つようで、もしかしたら王道とはそういった意味で付けられたのではないかと思ってしまうほど。これでは注目されながらいまだ出走の目処が立たないサクラの詩の期待値も下げざるを得ないかもしれません。


というわけで先月の予想は惨敗といっていいでしょう。辛うじてスマガの評価を落とさなかったのが救いですがそれも慰めにはなりません。次回は何とか巻き返したいですと言いたいけれど今月のメンバーはと見ると・・・(溜息)取りあえず的中目指して頑張ります(汗)

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