2008年10月20日

10月の予定表から

前レースは本命馬二頭が飛んで高配当が飛び出しましたが、果たして今回はどうなりますか?一見するかぎり先日行われた秋華賞なみの混戦のようですが・・・(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)


明日の七海と遭うために(Purple)
商魂たくましい厩舎(美少女ゲームメーカー)としてサーカスとともに語られることが多くなったPurpleのファンディスク。新作ならともかくたとえ人気作とはいえPurpleのファンディスクに好走を期待するのは無理というものだろう。サブキャラながら人気№1の七海を主役に取り上げた手法に新鮮さはなく、よほどの隠し玉でもない限り最近Purpleを見習っているように思えるぱれっとが8月に出したファンディスクさくらんぼシュトラッセとほぼ同じような結果に終わりそう。
期待度★☆

WIZARD GIRL AMBITIOUS(Sugurpot)
人気騎手(原画家)を数多く迎えて注目を集めているが、新規厩舎(メーカー)の初出走ということで実力を疑ってかかったほうがいい。ましてファンタジーものといえば美少女ゲームでは成功例が少なくシナリオに係る比重が少ないRPGならともかくAVGで成功を収めるとなるとよほどの腕達者な調教師(ライター)でないと無理だろう。ファンタジーはファンの目が肥えていて並の作品では満足させることは難しく壁の厚さを思い知ることになりそうだ。
期待度★☆

ENGAGE LINKS (Alcot)
デビュー戦のClover Heart’s は好走したものの、それ以降はさっぱり奮わないAlcotの新作。出走ごとに人気も落ちてきてここ2走は出走(発売)後間もなくして地方競馬行き(ワゴン送り)されるほどの惨状だが、今回は捲土重来を期してか初のファンタジー世界に挑んだ上に騎手(原画家)も乗り方(タッチ)を変えるなど陣営もかなりの危機感を持っているようだ。とはいえやはりファンタジー世界はエロゲーでは成功例が少なく、陣営の意気込みも空回りに終わってしまうのではないか心配。
期待度★★

△処女狩 ~オトメガリ~(Anim)
凌辱ものにピンとくるものが少ない中これをピックアップ。ヴァンパイアものは固定ファンが多くいて除外にならないだけの本賞金(データ数)は確保できるのではないか。騎手(原画)はネームバリューこそ低いものの凌辱ものとしては文句ないレベル。設定も面白い。ただ北原童夢氏はともかくライターに想ファクトリーの名前があるのが気になる。単なる凌辱ものなら構わないが、設定を見る限りシナリオにも期待させるものがあるだけに足を引っ張っらないか気にかかるのだ。
期待度★★☆

片恋の月えくすとら(すたじお緑茶)
こちらも人気作のファンディスク。すたじお緑茶は純粋なファンディスクは初めてで商売っ気なしに全力投球してくる可能性はある。ただ残念ながらでHメイン中心のアフターストーリーオンリーということで、やや食い足りなかった本編の内容を補完するものではない。これだと高評価は期待しづらく、よほど全体の時計(成績)が遅く(悪く)ならないと出番はないだろう。
期待度★★

△キスよりさきに恋よりはやく(SkyFish)
いつもそこそこの成績は収めるものの入着には一歩足らないSkyFishの最新作。相変わらず世界観は良さ気。ただ同設定だったはるかぜどりにやどりぎをでそれを生かせなかった前科があるだけに過信は禁物。ただの甘々新婚ゲーと思って買えば裏切られることはないだろうが・・・
期待度★★☆

聖奴隷女教師(Liquid)
一定のファン数を持つ日陰影次氏騎乗(原画)ということで凌辱ものにつきものの本賞金(データ数)が足りなくて除外という心配はある程度回避されそうだが、ヒロインが女教師オンリーということで支持の広がりは少ないかもしれない。あらすじを見る限りヒロインを堕とす過程を楽しむものではないようで、シナリオよりも抜き重視であることは明白。となると一定の時計(評価)では走れても入着が精一杯ということになりそうだ。
期待度★★

それは舞い散る桜のように 完全版(Basil)
いまだ発売されない俺たちに翼はないを嘲笑するが如く発売されるらしいのだが、どうも厭味のように感じてならないのは色眼鏡が入っているせいだろうか。いまだそれ散るの幻想に惑わされつづけているファンの目を覚まさせるためにわざわざこの時期を狙って発売されるのではないかと疑ってしまいたくなる。それ散るは完成していなかったからこそ伝説の作品になりえたのだと・・・それはともかく発売直後から賛否両論渦巻きまともな感想が押しつぶされてしまうことが容易に予想できるためどうしてもそのハンデに苛まれそう。まして追加部分が全くの凡作以下だったとしたらつよきす2学期以上の悲惨な状況になってしまうかもしれない。
期待度★☆

〇Before Dawn Daybreak (BlackCyc)
厩舎(ブランド)を今まで牽引してきた上田メタヲ氏が抜けたため今後を占う意味でも注目されるBlackCycの最新作。ブランドのコンセプトを知る和泉万夜氏がシナリオに係わっているだけに影響は少ないかもしれないがそれでも不安はある。ただ世界観は今までのBlackCyc作品よりもとっつきやすく新しいファンを取り込む可能性も考えたい。後は売り物といえる依頼選択型システムがシナリオの足を引っ張っていないかどうかだけが気がかりなだけだ。
期待度★★★☆

冬のロンド(DIVA)
新規厩舎(ブランド)といってもF&Cの近親血統だけに作品についての想像は容易につく。大体今のF&C低迷の一翼を担ったA級戦犯の一人といえる金杉はじめ氏の新ブランドということでライターも同じと期待できる要素は全くといっていいほどなく、音楽だけ力が入った退屈なストーリーが展開されるはず。汚染されてしまった土壌からはもうまともな作物は育たないものなのである。
期待度★

◎コンチェルトノート(あっぷりけ)
前走の見上げた空におちていくがなかなかの良作のようで調教師(ライター)が同じということもあり安心感はある。当然シナリオ重視の作品だろうがやや懐かしめのフローチャート方式が今のプレイヤーに合うかどうかは蓋を開けてみないと分からない。それでもこうした不幸設定は日本人の嗜好に合うだけに期待は充分。泣きに特化したシナリオで混戦気味の展開を一刀両断するか。
期待度★★★☆

▲VenusBlood -CHIMERA-(Dualtail)
厩舎(ブランド)名はDualtailだがNinetailと母体は同じ。Ninetailといえば天ツ風 ~傀儡陣風帖~の記憶が新しくここも素直に期待できそう。調教師(ライター)の実績は物足りないがそれほどシナリオが重視されるタイプの作品ではない。とはいえ触手調教SLGという一種独特の世界をファンが理解してくれるかどうか問題で本賞金額(データ数)が足りず除外という危険性も一考。
期待度★★★☆

△Volume7(Rococoworks)
カタハネは周囲があっと驚く大激走だったが、その後厩舎(メーカー)は倒産。地方競馬(ワゴン)に捨て値で叩き売られる始末だったが、逆に多くの人がにプレイする機会が与えられたということでよかったかもしれない。そんなわけで残った騎手(原画家)・調教師(ライター)が新しく厩舎を旗揚げすることになりその初戦。当然期待は集まるが世界観が突飛というより大きすぎて広げた風呂敷が本当に畳めるのか不安で仕方が無い。実績から考えれば走られても仕方はないが本命視するのはやはり不安ということで思い切ってやや印を落としてみた。
期待度★★★

(本紙の見解)
混戦ムードで上位馬(ソフト)は横一線の評価。どれが来ても不思議は無いが日本人に膾炙した設定内容ということでコンチェルトノートを抜擢。今乗りに乗っているあかべぇブランドということもあり流れも向くと見た。逆転ならBefore Dawn Daybreak だがブラックサイク固定ファンからの評価は気がかり。それでもこのブランドの底力を信じて対抗視。VenusBlood -CHIMERA-も恐いが調教ゲームはシナリオが空気なことが多く、期待しすぎると裏切られる可能性も。本命人気を集めそうなVolume7も連には押さえておきたい。

この記事へのトラックバックURL

http://sakanaeye.mediacat-blog.jp/t27692
この記事へのコメント
こんばんは。a103netです。
毎月、本コーナーを楽しみにしています。今月はかなりの混戦となりそうですね。

勝ち時計(1着の中央値)を80点と考えると、
どれかが好走して、それくらいの時計は出せそうですが、
「どれが出すか?」となるとかなり難しそうです。
ファンディスクやハンデの重い某リメイク作品には厳しい時計(点数)でしょうし、
一部のジャンルは本賞金(データ数)不足の危機。

また、戦績(過去作品の評価)を見ても、あっぷりけやSkyFishが入着クラスで、
80点クラスの好走が見込みやすい厩舎(メーカー)が殆ど見当たりません。
ここで、良い追い切りタイム(体験版の高評判)があれば決め手になるのですが、
ES単勝一番人気であるVolume7も不安要素の残る評価内容。
ALcotがデビュー戦の力を取り戻せば勝ちが見えるというのも、
連(や3番手)に入れるか外すかで迷いどころ。

そして、勝ち時計が75点前後まで下がることがあると、大混戦の様相です。
例えば、記事中の商魂たくましい厩舎の過去2つのFDでも74点なので、
出走馬の多数に可能性が出てくると思われます。
私は、鏡遊氏のファン&PurpleのFD商法にまんまとはまる人なので、
(1着は期待していませんが)明日七には頑張ってもらいたいところではあります。

それでは、まとまりのない長文失礼いたしました。
Posted by a103net at 2008年10月22日 00:51
>a103netさん

楽しみなんて仰られると恐縮してしまいます(汗)

本当ならば、出走馬全ての調教(体験版)を見て予想しないといけないのですが、時間がなくてなかなかそこまで手が回らない。
もう腹をくくって足を使って取材をせず予想する某競馬評論家のように書斎派エロゲー評論家を標榜しようかと思っています(笑)

冗談はさておき、気になって取材した有力馬で一番調教(体験版)の動きが良かったのがコンチェルトノートだったので本命に推したのですが、やや冒険だったかもしれません。
ただ一番人気のvolume7はa103netさんが仰られるように調教の動きが今ひとつのような気がしたのでつい穴狙いに走ってしまったのです。
まあ前走の実績からいって走られても文句は言えないのですが・・・

PurpleのFDについてはファンのa103netさんには申し訳ないのですが馬券に絡むのは難しいのではないかと思います。
ご承知の通りa103netさんと違いぼくの「明日の君に逢うために」に対する評価はかなり低いのですがそういった点や厩舎(メーカー)に対する評価がどうこうというより走るFDの条件というのは
①原画に熱狂的ファンがいること②コストパフォーマンスが高いこと③複数のアフターストーリーがあること
で、そのうち最低2つは兼ね備えてないとなかなか馬券に絡むのは難しいと思っているからです。

ただ勝ち時計が低くなれば絡む可能性はなきにしもあらずですが・・・

なにはともあれお互い買った馬券(ゲーム)が走ることを祈りましょう(笑)
Posted by 7月の魚7月の魚 at 2008年10月22日 23:15
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい