2008年12月04日
いよいよ大詰めとなったJリーグ
いよいよJリーグも今週末が最終節。ということで注目の優勝争いとそれ以上に注目される降格をめぐる争いを占ってみたい。
まずは優勝争いだが、これは十中八九鹿島で決まりだろう。優勝を争う上で大きな山だった大分戦は本当の大勝負だったが、そこを乗りきり優勝への流れを掴んだ。前節磐田戦のロスタイムでの決勝ゴールなどはまさに優勝慣れしているチームの強みといってよくダントツ最下位の札幌相手に取りこぼすことなど考えられない。まず間違いなく優勝を決めてくれるはずだ。
それより注目されるのは降格争いでこちらの方は全く読めない。
現在一番危ないのは17位の千葉でもう自力での残留は不可能となっている。つまり例え最終節のFC東京戦に勝利したとしても15位の磐田と16位の東京Vが勝ってしまえば降格となってしまうのだ。しかも最終ラインの要であるボスナーを出場停止で失っており状況は苦しい。とはいえここ2戦完敗だったといはいえその相手だった横浜・清水はいまJリーグで一番好調といえるチーム。最終節の相手であるFC東京の調子は並といってよく付けいる隙はある。エースの巻がここにきて調子を上げてきているのも心強く勝つチャンスは充分あるだろう。
そういった状況だけに磐田・東京Vは千葉の結果に頼ることなく自力で残留を決めなければならないのだが、それが両チームとも一筋縄ではいかない相手なのだ。磐田の相手は僅かながらまだ降格の危険性が残っている大宮で、東京Vの相手はこれまた優勝の可能性が僅かながら残っている川崎と相手のモチベーションは高く並ではない。
特にエースのディエゴを出場停止で欠く東京Vの苦戦は必至だ。引き分けなら得失点差の関係から千葉に抜かれない計算にはなるが、Jリーグ随一の攻撃力を誇る川崎FW陣を抑えるのは尋常ではない。磐田の相手となる大宮は東京Vよりはるかに楽な相手だが、磐田の場合どちらかというと敵は身内にいるといっていいかもしれない。というのも磐田の監督であるオフト氏が極端な守備一辺倒で最初から引き分けを狙っているような戦術を採っているからだ。
もちろんそれで結果が出ればいいのだが、守りきれずロスタイムで屈した鹿島戦のような結果に終わる危険性もある。特に鹿島戦は長身FW田代が投入された後は完全に高さ負けしていた印象がありDF茶野が居ない影響の大きさを感じさせた。今節も同様に茶野が出場停止で不在となるだけに大宮のパワープレイに対応できるか不安が募る。前田・ジウシーニョら前線は好調さをキープしているだけに攻撃に活路を見出したほうが得策のように思えるのだが。
ここで大胆に降格チームを予想してみると、まず千葉は勝たなければ話にならない。もし勝てば東京Vが敗戦濃厚なだけ勝ち点で東京Vを1上回り少なくとも無条件降格となる17位からは脱出できる計算になる。ただJ2の3位チームとの入れ替え戦に挑むことになる16位をも回避できるかというと難しい。磐田はホームでもあり大宮相手に何とか引き分けには持ち込めると睨んでいるからだ。つまり入れ替え戦圏内の16位は千葉で無条件降格となる17位は東京Vの可能性が高いと見る。
しかしここは東京Vに名門としての意地を見せてもらいたい。強敵である川崎だが攻撃力に対して守備力についてはそれ程高いとは言えずカウンターに活路を見出せば付け入る隙がないとはいえないからだ。特に川崎は序盤から大量得点を狙って超攻撃的にくるはずで序盤さえ無失点に抑えれば必ず相手は焦ってくるはず。そこを突ければアップセットを起こすことも不可能ではない。問題は柱谷監督がそこまで計算した戦術を採れるかどうかだ。
もし万が一東京Vが勝ったとすると新潟や大宮にも16位となる危険性が出てくる。特に新潟は得失点差の関係上、磐田・東京Vが勝つとなると引き分けではその二チームの後塵を拝することになりどうしても強敵のG大阪相手に勝つ必要性があるわけだ。となると最大4つの会場が降格をめぐる争いに係わってくるわけで、筆者としては半ば決まりかけている優勝よりも降格争いの方を優先してテレビ中継してもらいたいと思っているくらいだ。
最後にJ2だがこちらは自動昇格となる1位と2位は広島と山形に決定していて残っているのは入れ替え戦に臨める3位のみ。勝てば自力3位となる仙台だが前節鳥栖相手に大敗するなど決してムードは良くない。そして現在4位で他力本願となっているC大阪だが前節草津相手に大勝したのが結果的に仇になるかもしれない。つまり仙台を逆転するには草津が仙台に勝利してくれる必要があるのだが必要以上にダメージを与えてしまったため草津のモチベーションが落ちている可能性が高いのだ。
つまりJ2は仙台が順当に草津に勝ちそのまま3位確保すると見ている。ただ現在の仙台の調子ではどこが出てきても入れ替え戦での苦戦は免れないと思うのだが。
まずは優勝争いだが、これは十中八九鹿島で決まりだろう。優勝を争う上で大きな山だった大分戦は本当の大勝負だったが、そこを乗りきり優勝への流れを掴んだ。前節磐田戦のロスタイムでの決勝ゴールなどはまさに優勝慣れしているチームの強みといってよくダントツ最下位の札幌相手に取りこぼすことなど考えられない。まず間違いなく優勝を決めてくれるはずだ。
それより注目されるのは降格争いでこちらの方は全く読めない。
現在一番危ないのは17位の千葉でもう自力での残留は不可能となっている。つまり例え最終節のFC東京戦に勝利したとしても15位の磐田と16位の東京Vが勝ってしまえば降格となってしまうのだ。しかも最終ラインの要であるボスナーを出場停止で失っており状況は苦しい。とはいえここ2戦完敗だったといはいえその相手だった横浜・清水はいまJリーグで一番好調といえるチーム。最終節の相手であるFC東京の調子は並といってよく付けいる隙はある。エースの巻がここにきて調子を上げてきているのも心強く勝つチャンスは充分あるだろう。
そういった状況だけに磐田・東京Vは千葉の結果に頼ることなく自力で残留を決めなければならないのだが、それが両チームとも一筋縄ではいかない相手なのだ。磐田の相手は僅かながらまだ降格の危険性が残っている大宮で、東京Vの相手はこれまた優勝の可能性が僅かながら残っている川崎と相手のモチベーションは高く並ではない。
特にエースのディエゴを出場停止で欠く東京Vの苦戦は必至だ。引き分けなら得失点差の関係から千葉に抜かれない計算にはなるが、Jリーグ随一の攻撃力を誇る川崎FW陣を抑えるのは尋常ではない。磐田の相手となる大宮は東京Vよりはるかに楽な相手だが、磐田の場合どちらかというと敵は身内にいるといっていいかもしれない。というのも磐田の監督であるオフト氏が極端な守備一辺倒で最初から引き分けを狙っているような戦術を採っているからだ。
もちろんそれで結果が出ればいいのだが、守りきれずロスタイムで屈した鹿島戦のような結果に終わる危険性もある。特に鹿島戦は長身FW田代が投入された後は完全に高さ負けしていた印象がありDF茶野が居ない影響の大きさを感じさせた。今節も同様に茶野が出場停止で不在となるだけに大宮のパワープレイに対応できるか不安が募る。前田・ジウシーニョら前線は好調さをキープしているだけに攻撃に活路を見出したほうが得策のように思えるのだが。
ここで大胆に降格チームを予想してみると、まず千葉は勝たなければ話にならない。もし勝てば東京Vが敗戦濃厚なだけ勝ち点で東京Vを1上回り少なくとも無条件降格となる17位からは脱出できる計算になる。ただJ2の3位チームとの入れ替え戦に挑むことになる16位をも回避できるかというと難しい。磐田はホームでもあり大宮相手に何とか引き分けには持ち込めると睨んでいるからだ。つまり入れ替え戦圏内の16位は千葉で無条件降格となる17位は東京Vの可能性が高いと見る。
しかしここは東京Vに名門としての意地を見せてもらいたい。強敵である川崎だが攻撃力に対して守備力についてはそれ程高いとは言えずカウンターに活路を見出せば付け入る隙がないとはいえないからだ。特に川崎は序盤から大量得点を狙って超攻撃的にくるはずで序盤さえ無失点に抑えれば必ず相手は焦ってくるはず。そこを突ければアップセットを起こすことも不可能ではない。問題は柱谷監督がそこまで計算した戦術を採れるかどうかだ。
もし万が一東京Vが勝ったとすると新潟や大宮にも16位となる危険性が出てくる。特に新潟は得失点差の関係上、磐田・東京Vが勝つとなると引き分けではその二チームの後塵を拝することになりどうしても強敵のG大阪相手に勝つ必要性があるわけだ。となると最大4つの会場が降格をめぐる争いに係わってくるわけで、筆者としては半ば決まりかけている優勝よりも降格争いの方を優先してテレビ中継してもらいたいと思っているくらいだ。
最後にJ2だがこちらは自動昇格となる1位と2位は広島と山形に決定していて残っているのは入れ替え戦に臨める3位のみ。勝てば自力3位となる仙台だが前節鳥栖相手に大敗するなど決してムードは良くない。そして現在4位で他力本願となっているC大阪だが前節草津相手に大勝したのが結果的に仇になるかもしれない。つまり仙台を逆転するには草津が仙台に勝利してくれる必要があるのだが必要以上にダメージを与えてしまったため草津のモチベーションが落ちている可能性が高いのだ。
つまりJ2は仙台が順当に草津に勝ちそのまま3位確保すると見ている。ただ現在の仙台の調子ではどこが出てきても入れ替え戦での苦戦は免れないと思うのだが。
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