2008年12月16日

12月の予定表から

年末進行というわけではありませんが、今月は年明け直後は有力ソフトの発売がないということで先月の結果より先に予想公開。
最近は11月と1月に有力ソフトの多くが発売されるということもあってか、やや端境期と化している12月末の発売組ですが、やや手薄とも思えるメンバーの中から抜け出してくるのはどの馬(ゲーム)か?

△暁の護衛 ~プリンシパルたちの休日~(しゃんぐりら)
元がシナリオゲーと思わせて実はキャラゲー色の強いものだっただけに、このファンディスクで伏線の解決を望みたいところだがそれは無理っぽい。それでもキャラの魅力と笑いの点は中々だっただけに、そのあたりを求めるのならば期待できそう。無印品に辛い点数を付けている人は確実に手を出さないと思われるので、嗜好があった層のみ買う人を考えれば意外に評価が上がるかもしれない。となれば手薄なこのメンバーなら連入以上の戦果も充分期待できそうだ。
期待度★★★

▲永遠の終わりに(たまソフト)
たまソフト久々の新作だが、前走(作)の不振からほとんど注目されていない。ただ好走だった前々走の世界の全てと同じ調教師(ライター)に戻してきたりと今回は巻き返しの材料が整ってきたように思える。題材に惹かれるものは少なくまた調教(体験版)の公開がないためどの程度の力を秘めているか分からないところはあるが、未知の魅力を秘めているのは確か。
期待度★★★

オト☆プリ(しゃくなげ)
なぜか恋する乙女と守護の盾と雰囲気が被って見てしまうわけですが、騎手(原画家)に瀬之本久史と同血統(出身は同じWitch)の鳴海鈴音氏を起用するところを考えるとこれは偶然というより確信犯といっていいかもしれない。ただ発足以来、下級馬(地雷)しか輩出していない厩舎(ブランド)で、調教師(ライター)も変わらず橘ぱん氏ではいくら設定が魅力といっても手は出しづらい。調教の動きはまずまずといっても見送りが賢明か。
期待度★★

〇学園催眠隷奴 (シルキーズ)
評価の高い姫騎士アンジェリカ と同メンバーの新作ということで期待されている一頭(本)。騎手は手替りにはなるがベテラン安藤智也氏ならマイナスにはなるまい。ただ催眠ものは純粋凌辱よりやや敷居が低い印象がありファンも多く、催眠の内容が安易だったりすると厳しい批評に晒される危険性はある。それでも前走好走の要因だった笑いと抜きの両立が出来ていれば全くの期待はずれに終わるということはないだろう。
期待度★★★☆

君が呼ぶ、メギドの丘で(Leaf)
調教師(ライター)が枕流氏ならシナリオについての不安は少ない。問題はこの馬(ゲーム)の要求するスペックが過大な点で恐らくかなりのユーザーが苦しむはず。そのハンディが重い上にここのところLeafの意欲作は空振りを続けているのも気がかり。Tears to Tiaraくらい走るならば御の字だが、どうもキャンターすら難儀しそうで危険な人気馬と見る。
期待度★★

ザーメンセキュリティ2009(CLOOKUP)
こっすこすで思わぬ好走を見せたCLOOKUPが間をおかずに発走。今回もどうやらバカゲー色が強く凌辱とバグが特色だったCLOOKUPのイメージを変更するつもりかもしれない。その脚質変更が成功するかどうかだが、騎手(原画家)はたぢまよしかづ氏の起用でエロより萌えの比重が高く、調教師(ライター)の顔ぶれにも微妙な違いがあって恐らく同じ脚は使えないだろう。やったもの勝ちといえる一発ネタゲーであるだけに序盤のテンションがどこまで保つかも不安で入着が一杯といったところかもしれないが今回はメンバーが手薄で全体の時計(平均値)が遅くなれば出番も。
期待度★★☆

△真・恋姫†無双(BaseSon)
稀代のネタゲーも思わぬ好評でなんとアニメ化までされ今回は続編まで制作とまるでシンデレラストーリーのようですが、よくよく考えると前作も入着程度の成績でありそれほど高い評価を得ていたわけではない。キャラが増えたのはいいが確実にシナリオは薄くなるだけに諸刃の剣。三国志ネタをよりディープにすると歴史ファンは喜ぶかもしれないが、一般人はポカーンとしてしまうしバランスは難しい。実のところ好走か凡走かの分かれ目は前走で散々な評価だった戦闘パートに上積みがあるかどうかに懸かっているかもしれない。
期待度★★☆

◎ダンジョンクルセイダーズ2(アトリエかぐや)
ヴォーカルソングは良かったものの肝心のRPG部分のデキが悪く散々な成績だっただけにまさかと思われた続編企画。どうやら厩舎(ブランド)のこの馬に対する思入れはユーザーよりも強かったようだ。それだけにRPG部分は確実に進化していると思いたい。問題はエロ部分で、かぐやだけにその部分が薄かったりHまで時間が掛かったりすると低評価の可能性も。ただ先月出走した同系統の闘神都市3が思わぬ凡走だっただけにその反動から評価が高まると見て本命に抜擢。
期待度★★★☆

人妻喰い(Guilty)
万引きした人妻を脅して奴隷に堕とすスーパーの警備員が主人公という現実社会には有り得ない設定だが、なぜかありそうな気がしてくるのがエロゲーの魔力。設定は定番で悪くないがやや絵に癖があるため投票数が足りず除外の危険性が高いかもしれない。あと気になるのがGuiltyのこの系統のゲームはなぜかバカゲー色が強くなっていて抜きに適さないことか。
期待度★★☆

ほしうた(FrontWing)
うたシリーズ三作目。過去二作の評価が高かっただけに期待が集まるが、正直言ってこの厩舎(ブランド)の近績から考えると上級馬(良作)が輩出される気配がほとんどしない。作家としての方が通りが良くなったヤマグチノボル氏もエロゲーに関しては不振続きだし、過去好走経験のある屑美たけゆき氏も最近の実績は奮わない。ヒロイン設定など萌えゲーの痛い部分を抽出したような感じだしまずシナリオには期待できないと見て消し。
期待度★☆

ミンナノウタ(めろめろキュート)
このゲームのシステムを聞いて伝説のバカゲーCONCERTO.を思い出す古参ファンも少なくはないとは思うが、この馬も内容にそれほど捻りを加えようがないとしたらやはりバカゲー色は強くなってしまうかもしれない。ただ配役からしてそれほどぶっ飛んだシナリオになるとは考えづらく笑いも泣きも中途半端なものになりそう。挑戦精神は称えても内容は伴わずといった結果に陥るか。
期待度★☆

むすめーかー(Digital Cute)
噂のロリゲーがロリファンの期待を背負っていよいよ初出走。ただデビューから育成調教ものというのはかなりハードルが高いように思える。育成ものはバランスがカギといってよく、これが狂うと全くといっていい程つまらなくなってしまうのだが、このバランスというのは経験によって身につくもの。初出走から絶妙なバランスになっている可能性は限りなく低い。鞍上(原画)はかなり魅力的で惹かれるものはあるが、脚元不安(バグ)も心配で評価を落としてみた。
期待度★★

△メアメアメア(mana)
VA血統に企画屋の配合は珍しいニックス。Key入厩以外に大物はおらず中級~下級馬が多いというイメージのVA血統だが、このニックスで大物が産まれるか注目したい。ただ丸戸氏が絡まないとサッパリ走らない企画屋だけに期待は禁物。調教師(ライター)である藤原休樹氏の今までの実績といえばカラフルウィッシュおさわり痴漢列車ということで相当にお寒い。ただサキュバスものということでシナリオよりも抜き重視は必定。キャラ萌えと抜きが高次元で両立していれば思わぬ好走もあり得るかもしれない。
期待度★★☆

△MapleColors2(クロスネット)
これも評価の高かった前作の続編。といっても前作は正直シナリオは大したことなく、仲間集め&ミニゲームの面白さとメインヒロインである未来の可愛さが相俟っての好結果だっただけに、今回も同じ走りで通用するかは疑問。それでも今回は手薄なメンバーだけに上位争いには食い込めそう。欲を言えば何か目新しい新要素が欲しいところで、それさえあれば単まで期待できるのだが。
期待度★★★

メリ☆クリ(Whirlpool)
コミケ先行発売。騎手(原画家)のてんまそ氏は相変わらず鉄板だし、初登場の水鏡まみず氏もなかなか。問題は調教師(ライター)である尾之上咲太氏の方で主人公は相変わらずなヘタレと予想。シナリオは空気のようなものと理解して萌えのみを追求していればよいが、クリスマスを意識して妙な味を出そうとすると裏目に出てしまいそう。
期待度★★

(本紙の見解)
中心に推せそうな馬がおらず超難解なレース。厩舎の意欲を買ってダンジョンクルセイダース2の変わり身に期待してみたが、凌辱ゲーとはいえ学園催眠隷奴もこのメンバーなら頭まで期待できそう。今月シナリオで勝負できそうな馬がいない中で唯一永遠の終わりにが馬券に絡めそうな感触。調教未公開なだけに凡走の危険性は大だが快勝もありえる。他では堅実さが売りのMapleColors2やファンディスクとはいえ気配のいいあかべぇ血統の暁の護衛 ~プリンシパルたちの休日~あたりも充分1着を窺える地力は持っている。前人気の高い君が呼ぶ、メギドの丘でむすめーかーは脚元(システム)に不安を抱えているのが心配で馬群にもまれて沈むと見た。

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