2008年12月20日
先月(11月)の結果
今回は予想の後に結果を発表することになってやや違和感があったかもしれず申し訳なく思っています。
さてアリス恒例の年末大作に他のソフトが挑む図式だった先月のレース。果たして人気通りの結果に収まったのでしょうか?
第11R(11月)着順
1着 ◎漆黒のシャルノス(Liar Soft) 中央値 84点 平均値 79点
2着 ▲さかあがりハリケーン(戯画) 中央値 80点 平均値 77点
3着 △姪少女(たぬきそふと) 中央値 75点 平均値 75点
※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 データ数10以下のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想
前作のデキからまず凡走はないと見ていた漆黒のシャルノスが多頭数のレースをあっさり抜け出す結果になりました。独特な世界観が持ち味の桜井作品も前作に引き続く成功でエロゲー界での地位を確かにしたといえます。このメーカー独特の意味のないゲームパートは相変わらず話の腰を折るばかりだし、ちっともエロくないHシーンは果たしてこれが18禁ゲームなのかと自問自答するはめになること請け合いなのですが、そういった欠点を消し去るだけの魅力が桜井作品にはあるのでしょう。それに調教師(ライター)はもちろんのこと、今回の騎手(原画)も馬(作品)にあった非常に良い仕事をしたと記者的には思っています。
さかあがりハリケーンは重い印を打ちながらも心情馬券的なものが理由だっただけに2着に入ったのはうれしい限り。同じねこにゃん騎乗作品ということで丸戸作品と比較されるのですが、調教師(ライター)の木緒なち氏らもわざと丸戸氏の手法を真似するかのような仕事をしただけに、ある程度そういった批評をされるのは仕方ないでしょう。パルフェがショコラの二番煎じならいわばこのゲームはこの青空に約束を―の二番煎じといえるかもしれません。それでもこれだけ高い評価を集めたのは、丸戸作品に負けないだけの魅力をこのゲームも持っていたといえるでしょう。
そして3着は僅かの差で姪少女が入りました。高い評価を受けた娘姉妹の続編的作品だったのですが、会社の束縛を受けなくなっただけにより野之原幹氏の趣味が色濃くなる・・・より変態性が強くなるであろうと予想していたのですが、ほぼ的中。それだけにより変態のハードルが上がってついて行けなくなった人も出できたのが前作より走破時計(評価)を落とした結果に繋がったのではないでしょうか。それでもこの着順は充分な結果だと思います。
他、入着級だった出走馬(ゲーム)のレース回顧はというと・・・
マイナーシリーズで、しかも発売間もないというのに意外に賞金(データ数)が集まった操心術3。どうやらシリーズ中一番のヒットといっていいでしょう。どうやら抜きゲーというよりバトル系のストーリーらしく意外にシナリオを評価する意見が多い。ただバトルものにありがちな投げやりなラストらしく大きな期待をすると裏切られるかもしれません。
同じくシリーズものでこちらは前予想で取り上げた姦染3 ~首都崩壊~も好走といっていいでしょう。こちらもシリーズでは一番のデキのようですが、やはりラストで力尽きてしまったよう。それでも抜きゲーとしての評価はなかなかのようで、ベテラン騎手(原画家)ジェントル佐々木騎手の手腕が如何なく発揮されていたようです。
アトリエかぐや第三路線である毎日がMはやはり主人公完全Mゲーという特殊嗜好が堪えたのか、こちらは意外に走れず。それでも入っているコメントは意外に悪くなく時計を4~5点は上乗せしてもいいのではと思うほど。上位入着馬の顔ぶれを見ると今月は抜きゲーの当たり月だったといえるかもしれません。
スタートが良く一時は首位を窺う勢いも見せていたヨスガノソラは、その後順位を後退させていったものの事前の期待値から考えれば充分善戦したといえるでしょう。シナリオは予想通りそれほど評価の高いものではなかったようですが、キャラ萌えが素晴らしかったようで特に妹の穹に人気が集中。萌えだけで入着が確保できるわけですから妹属性侮れずといったところです。
逆にスタートは酷評続きで大きく出遅れていた闘神都市IIIは、冷静な評価が増えるにつれて順位を持ち直してきました。といってもこちらは事前の人気から考えると持ち直してきたといっても物足りない着順で、ファンの期待を裏切ったといえるでしょう。特に年末年始をこの一本で遊び倒せるといった感覚で買った人の失望感は隠せなかったようです。
記者が穴で推していたココロノも期待はずれの結果に終わりました。狂気をテーマにしたゲームでシナリオについての評価は絶賛の声もちらほらある代わりに酷評意見も多いという典型的な人を選ぶゲームだったよう。ただマイナー騎手(原画家)の騎乗(仕事)ぶりがやや足を引っ張ったイメージはあります。ただシナリオで評価を集めているゲームは騎手の能力など関係なしに1着になってしまうことが多いだけに、騎手の腕が言及されるということはそれだけシナリオに力が無かったといえるのではないでしょうか。
今月は出走馬が多かっただけに凡走した馬も数知れず。その中から主な馬を取り上げてみます。
騎手、調教師の知名度は高かったちぇいすと☆ちぇいすっ!は入着すら果たせず。Floraliaで名を上げた藤原将氏ですが、彼の本領は萌えエロでありシナリオに期待されては辛いものが有ります。それにしてもこのメンバーの馬(作品)にしては賞金(データー)数が寂しい限りで商業的に成功したとは思えず、この成績では同厩舎(ブランド)で再出走するのは難しいかもしれません。
らぶデス3の高スペック仕様については予想していたのですが、その予想以上のスペックの要求ぶりはまるで某政府の地デジ買い替え促進キャンペーンを見ているようでした。この厩舎もシナリオについての技術は磨く意思が無いわけですから、ある程度のスペックでもストレスなくプレイ出来る技術くらいは磨いて欲しいものです。
1着か大敗かしかないということで穴予想したSIN 黒朱鷺色の少女ですが結果は大敗の方。ライターの成績(過去作)からシナリオが不安視されていましたがそれが的中。演出を凝った反動か動作が重くなってしまったためプレイヤーにストレスを与えてしまった上、バトルものに肝要な戦闘シーンが酷評されているようではこの走破時計も仕方ないところかと思います。
過去作と比べて賞金数の伸びが良く商業的には好調だったらしいあいれぼてすが、走破時計については相変わらず低迷。萌えゲーの割りにエロは充実していたようですがシナリオについては冴えない動き。この厩舎はこのまま騎手(原画家)の能力だけに頼るレースを続けていくのでしょうか?
人気騎手望月望を起用したにも係わらず走破時計はもちろん賞金数すら低迷してしまったおっぱいの王者48。おっぱいに拘るのはいいにしても攻略キャラを多くしてしまっては印象が薄くなってしまうのは当然のこと。メイビーもそろそろこうした方針を改めてもらいたいものですが、SQUEEZの次回出走予定馬(ゲーム)を見る限りどうゆら期待薄でしょうか。
シュミレーションパートがあまりに某ゲームと似ていたため一種お笑い馬(ネタゲー)と化していた戦極姫。シナリオについては全く評価されていないというより無いといっていいらしいのですが、歴史ゲームを模しているのでしたらそれも仕方ないのかも。何しろプレイヤーの行動次第でいくらでもストーリーいや歴史が変化してしまうのがこの手のゲームなのですから。ただそういったジャンルのゲームをプレイしたいのならちゃんとしたものを選んだ方がいいかと思うのですけどね。
というわけで、闘神都市IIIの走りは意外だったもののほぼ予想通りの結果に終わった前月のレース。予想は当たってホッとはしているのですが、穴馬と予想していた馬が軒並み凡走してしまっただけにもう少し厳選して穴を見つけ出さなければと思っています。
さてアリス恒例の年末大作に他のソフトが挑む図式だった先月のレース。果たして人気通りの結果に収まったのでしょうか?
第11R(11月)着順
1着 ◎漆黒のシャルノス(Liar Soft) 中央値 84点 平均値 79点
2着 ▲さかあがりハリケーン(戯画) 中央値 80点 平均値 77点
3着 △姪少女(たぬきそふと) 中央値 75点 平均値 75点
※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 データ数10以下のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想
前作のデキからまず凡走はないと見ていた漆黒のシャルノスが多頭数のレースをあっさり抜け出す結果になりました。独特な世界観が持ち味の桜井作品も前作に引き続く成功でエロゲー界での地位を確かにしたといえます。このメーカー独特の意味のないゲームパートは相変わらず話の腰を折るばかりだし、ちっともエロくないHシーンは果たしてこれが18禁ゲームなのかと自問自答するはめになること請け合いなのですが、そういった欠点を消し去るだけの魅力が桜井作品にはあるのでしょう。それに調教師(ライター)はもちろんのこと、今回の騎手(原画)も馬(作品)にあった非常に良い仕事をしたと記者的には思っています。
さかあがりハリケーンは重い印を打ちながらも心情馬券的なものが理由だっただけに2着に入ったのはうれしい限り。同じねこにゃん騎乗作品ということで丸戸作品と比較されるのですが、調教師(ライター)の木緒なち氏らもわざと丸戸氏の手法を真似するかのような仕事をしただけに、ある程度そういった批評をされるのは仕方ないでしょう。パルフェがショコラの二番煎じならいわばこのゲームはこの青空に約束を―の二番煎じといえるかもしれません。それでもこれだけ高い評価を集めたのは、丸戸作品に負けないだけの魅力をこのゲームも持っていたといえるでしょう。
そして3着は僅かの差で姪少女が入りました。高い評価を受けた娘姉妹の続編的作品だったのですが、会社の束縛を受けなくなっただけにより野之原幹氏の趣味が色濃くなる・・・より変態性が強くなるであろうと予想していたのですが、ほぼ的中。それだけにより変態のハードルが上がってついて行けなくなった人も出できたのが前作より走破時計(評価)を落とした結果に繋がったのではないでしょうか。それでもこの着順は充分な結果だと思います。
他、入着級だった出走馬(ゲーム)のレース回顧はというと・・・
マイナーシリーズで、しかも発売間もないというのに意外に賞金(データ数)が集まった操心術3。どうやらシリーズ中一番のヒットといっていいでしょう。どうやら抜きゲーというよりバトル系のストーリーらしく意外にシナリオを評価する意見が多い。ただバトルものにありがちな投げやりなラストらしく大きな期待をすると裏切られるかもしれません。
同じくシリーズものでこちらは前予想で取り上げた姦染3 ~首都崩壊~も好走といっていいでしょう。こちらもシリーズでは一番のデキのようですが、やはりラストで力尽きてしまったよう。それでも抜きゲーとしての評価はなかなかのようで、ベテラン騎手(原画家)ジェントル佐々木騎手の手腕が如何なく発揮されていたようです。
アトリエかぐや第三路線である毎日がMはやはり主人公完全Mゲーという特殊嗜好が堪えたのか、こちらは意外に走れず。それでも入っているコメントは意外に悪くなく時計を4~5点は上乗せしてもいいのではと思うほど。上位入着馬の顔ぶれを見ると今月は抜きゲーの当たり月だったといえるかもしれません。
スタートが良く一時は首位を窺う勢いも見せていたヨスガノソラは、その後順位を後退させていったものの事前の期待値から考えれば充分善戦したといえるでしょう。シナリオは予想通りそれほど評価の高いものではなかったようですが、キャラ萌えが素晴らしかったようで特に妹の穹に人気が集中。萌えだけで入着が確保できるわけですから妹属性侮れずといったところです。
逆にスタートは酷評続きで大きく出遅れていた闘神都市IIIは、冷静な評価が増えるにつれて順位を持ち直してきました。といってもこちらは事前の人気から考えると持ち直してきたといっても物足りない着順で、ファンの期待を裏切ったといえるでしょう。特に年末年始をこの一本で遊び倒せるといった感覚で買った人の失望感は隠せなかったようです。
記者が穴で推していたココロノも期待はずれの結果に終わりました。狂気をテーマにしたゲームでシナリオについての評価は絶賛の声もちらほらある代わりに酷評意見も多いという典型的な人を選ぶゲームだったよう。ただマイナー騎手(原画家)の騎乗(仕事)ぶりがやや足を引っ張ったイメージはあります。ただシナリオで評価を集めているゲームは騎手の能力など関係なしに1着になってしまうことが多いだけに、騎手の腕が言及されるということはそれだけシナリオに力が無かったといえるのではないでしょうか。
今月は出走馬が多かっただけに凡走した馬も数知れず。その中から主な馬を取り上げてみます。
騎手、調教師の知名度は高かったちぇいすと☆ちぇいすっ!は入着すら果たせず。Floraliaで名を上げた藤原将氏ですが、彼の本領は萌えエロでありシナリオに期待されては辛いものが有ります。それにしてもこのメンバーの馬(作品)にしては賞金(データー)数が寂しい限りで商業的に成功したとは思えず、この成績では同厩舎(ブランド)で再出走するのは難しいかもしれません。
らぶデス3の高スペック仕様については予想していたのですが、その予想以上のスペックの要求ぶりはまるで某政府の地デジ買い替え促進キャンペーンを見ているようでした。この厩舎もシナリオについての技術は磨く意思が無いわけですから、ある程度のスペックでもストレスなくプレイ出来る技術くらいは磨いて欲しいものです。
1着か大敗かしかないということで穴予想したSIN 黒朱鷺色の少女ですが結果は大敗の方。ライターの成績(過去作)からシナリオが不安視されていましたがそれが的中。演出を凝った反動か動作が重くなってしまったためプレイヤーにストレスを与えてしまった上、バトルものに肝要な戦闘シーンが酷評されているようではこの走破時計も仕方ないところかと思います。
過去作と比べて賞金数の伸びが良く商業的には好調だったらしいあいれぼてすが、走破時計については相変わらず低迷。萌えゲーの割りにエロは充実していたようですがシナリオについては冴えない動き。この厩舎はこのまま騎手(原画家)の能力だけに頼るレースを続けていくのでしょうか?
人気騎手望月望を起用したにも係わらず走破時計はもちろん賞金数すら低迷してしまったおっぱいの王者48。おっぱいに拘るのはいいにしても攻略キャラを多くしてしまっては印象が薄くなってしまうのは当然のこと。メイビーもそろそろこうした方針を改めてもらいたいものですが、SQUEEZの次回出走予定馬(ゲーム)を見る限りどうゆら期待薄でしょうか。
シュミレーションパートがあまりに某ゲームと似ていたため一種お笑い馬(ネタゲー)と化していた戦極姫。シナリオについては全く評価されていないというより無いといっていいらしいのですが、歴史ゲームを模しているのでしたらそれも仕方ないのかも。何しろプレイヤーの行動次第でいくらでもストーリーいや歴史が変化してしまうのがこの手のゲームなのですから。ただそういったジャンルのゲームをプレイしたいのならちゃんとしたものを選んだ方がいいかと思うのですけどね。
というわけで、闘神都市IIIの走りは意外だったもののほぼ予想通りの結果に終わった前月のレース。予想は当たってホッとはしているのですが、穴馬と予想していた馬が軒並み凡走してしまっただけにもう少し厳選して穴を見つけ出さなければと思っています。
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