2009年01月30日
美少女ゲームライブラリー⑧~WHITE ALBUM
久方ぶりになる美少女ゲームライブラリーですが、今回取り上げるのは今月初めからアニメ放送が始まったWHITE ALBUMです。
始めてプレイしたこみっくパーティーの面白さに触れ、今までプレイしていなかったリーフのゲームを片っ端から買ってきてまず手を付けたのがこのホワルバですが、正直ゲームとして面白かったかと訊かれると首をひねらざるを得ません。古いゲームなので仕方ないとはいえフラグ管理の稚拙さに到っては噴飯もので、お世辞にも完成度が高いとはいえないでしょう。
穿った見方ですが、このゲームはまず音楽ありしで作られたのではないかと思われるふしがあります。歌謡曲などでは普通詞がまず作られそれに合わせて曲が作られるものなのですが、まれに曲が先に作られその節に合わせて詩を付けることがあります。
このWHITE ALBUMも、もしかすると同じように作られたのではないかと思うのです。まずBGMが作られそれに合わせるかのようにストーリーが作られたのではないかと・・・そう思いたくなるくらいこのゲームの曲は素晴らしいものがあります。このゲームが発売されてから10年近く経ちますが、いまだにこのゲームに匹敵する音楽はそうはありません。それほどの名曲揃いなのです。また、BGMの素晴らしさに比べヴォーカル曲ではそれほど印象に残る作品を残していないリーフ音楽陣がこのゲームに限ってはPOWDER SNOWというエロゲー史に残る名曲を産み出していることを考えても、音楽陣のこの作品に対する力の入れようが分かるというものです。
もともとリーフ首脳陣が音屋くずれ・・・いや音楽畑出身であることは深く知られています。雫、痕、TO HEARTという高橋・水無月コンビの三部作で知名度を高めたリーフですが、首脳陣の趣味が出まくっている点を考えればこのホワイトアルバムこそリーフ本流の作品ではないかと・・・。ただそれでもこのホワイトアルバムはゲームが主で音楽が従というゲーム本来の役割分担が全く逆になっているといういわば実験的作品であり、いわゆるビジュアルノベル三部作の成功が無ければここまで冒険したゲームをリリースすることは出来なかったのではないでしょうか。
それにしてもゲーム部分についてはもう少し何とかして欲しかったところ。制作陣の主眼が音の部分にあるならヒロインとして由綺と理奈をもっとより以上に全面へ押し出すべきだったと思います。芸能界が舞台の由綺&理奈ルートと主にキャンパスが舞台となるはるか&美咲先輩ルートが乖離してしまっているのがこのゲーム最大の弱点といえます。ぼく的にはテーマソングの良さから一押しのヒロインは河島はるかなのですが(ぼくの場合リーフのゲームに於いてはテーマソングがお気に入り=ぼくの一押しヒロインとなるケースがほとんど)正直彼女のルートは余りに冬弥とはるかが結ばれるのが余りに自然(当然)すぎて逆にこのゲームの本筋である恋愛の痛さという部分から外れてしまっているような気がします。
ほか欠点部分を論っていくとまだまだキリがないのですが、そういった部分を含めてもぼく個人としては非常に印象が残っておりまた愛着のあるゲームであることは事実です。それはエロゲーに対する音楽の重要性といった部分が主ですが、それを知らしめてくれただけでもこのゲームをプレイした価値は大きかったとぼく自身は思っています。
始めてプレイしたこみっくパーティーの面白さに触れ、今までプレイしていなかったリーフのゲームを片っ端から買ってきてまず手を付けたのがこのホワルバですが、正直ゲームとして面白かったかと訊かれると首をひねらざるを得ません。古いゲームなので仕方ないとはいえフラグ管理の稚拙さに到っては噴飯もので、お世辞にも完成度が高いとはいえないでしょう。
穿った見方ですが、このゲームはまず音楽ありしで作られたのではないかと思われるふしがあります。歌謡曲などでは普通詞がまず作られそれに合わせて曲が作られるものなのですが、まれに曲が先に作られその節に合わせて詩を付けることがあります。
このWHITE ALBUMも、もしかすると同じように作られたのではないかと思うのです。まずBGMが作られそれに合わせるかのようにストーリーが作られたのではないかと・・・そう思いたくなるくらいこのゲームの曲は素晴らしいものがあります。このゲームが発売されてから10年近く経ちますが、いまだにこのゲームに匹敵する音楽はそうはありません。それほどの名曲揃いなのです。また、BGMの素晴らしさに比べヴォーカル曲ではそれほど印象に残る作品を残していないリーフ音楽陣がこのゲームに限ってはPOWDER SNOWというエロゲー史に残る名曲を産み出していることを考えても、音楽陣のこの作品に対する力の入れようが分かるというものです。
もともとリーフ首脳陣が音屋くずれ・・・いや音楽畑出身であることは深く知られています。雫、痕、TO HEARTという高橋・水無月コンビの三部作で知名度を高めたリーフですが、首脳陣の趣味が出まくっている点を考えればこのホワイトアルバムこそリーフ本流の作品ではないかと・・・。ただそれでもこのホワイトアルバムはゲームが主で音楽が従というゲーム本来の役割分担が全く逆になっているといういわば実験的作品であり、いわゆるビジュアルノベル三部作の成功が無ければここまで冒険したゲームをリリースすることは出来なかったのではないでしょうか。
それにしてもゲーム部分についてはもう少し何とかして欲しかったところ。制作陣の主眼が音の部分にあるならヒロインとして由綺と理奈をもっとより以上に全面へ押し出すべきだったと思います。芸能界が舞台の由綺&理奈ルートと主にキャンパスが舞台となるはるか&美咲先輩ルートが乖離してしまっているのがこのゲーム最大の弱点といえます。ぼく的にはテーマソングの良さから一押しのヒロインは河島はるかなのですが(ぼくの場合リーフのゲームに於いてはテーマソングがお気に入り=ぼくの一押しヒロインとなるケースがほとんど)正直彼女のルートは余りに冬弥とはるかが結ばれるのが余りに自然(当然)すぎて逆にこのゲームの本筋である恋愛の痛さという部分から外れてしまっているような気がします。
ほか欠点部分を論っていくとまだまだキリがないのですが、そういった部分を含めてもぼく個人としては非常に印象が残っておりまた愛着のあるゲームであることは事実です。それはエロゲーに対する音楽の重要性といった部分が主ですが、それを知らしめてくれただけでもこのゲームをプレイした価値は大きかったとぼく自身は思っています。
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