2009年01月25日

「一気にクリア」は誉め言葉?

批評空間で「面白さの余り一気にクリアしてしまいました」というコメントを読み、妬まし・・・いや羨ましく思ったぼくですが、2~3年くらい前までは一気にクリアしてしまうことはさほど珍しいことでもありませんでした。
と、いっても最近のエロゲーが不作続きなため一気にクリア出来るゲームが無くなったからと決めつけるのは間違っていて、これはあくまで前と比べて多忙となりエロゲーに費やす時間が少なくなったからでしょう。
現在エロゲーをインストールしプレイを始めてから3週間くらいでクリア出来ればなかなかのペースといってよく、半月程度でクリアしたならば相当早いペースだったといえます。ではそんな早いペースでクリアしたゲームが面白かったかと訊かれると必ずしもそうは言い切れないのが辛いところ。そんな早いペースでクリアしたゲームは大抵ボリュームの点で問題がある場合がほとんどだからです。それでもつまらないゲームならば早々に放棄してしまうに違いなく、取りあえずクリア出来たというからには凡作~良作程度の評価は出来るといえるでしょう。

ただこれらはあくまでシナリオに軸足を置いたゲームにのみ言えることで、エロ重点を置いたゲームとなると話は変わってきます。例えばぼくが抜きゲーをプレイしたとして、つまらない(嗜好に合わない)ゲームですとHシーンを読みとばしてしまうためさほど時間が掛かりません。逆に嗜好が合うと(どうしても)読み飛ばすことができないため当然時間が掛かることになります。物資のあり余っていた昔ならいざ知らず、現在の戦力ではHシーンが終わった後は弾薬が尽きてしまい決まってセーブして終了することに。

なぜこんな話をしたかというと、前に借金姉妹2をプレイするため前編というべき1の方を早々にクリアしたという話をしたのですが、なぜその後2をプレイしているという話をしないかというと、面白くなく箸が進まなくて話が出来ないわけでなく嗜好が合いすぎて一向にスピードが上がらないのです。つまり話をしないわけでなくしたくても話が出来ないといったわけ。
ヒロイン1人エロ1~2回といった純愛AVGならともかく、借金姉妹2は純愛志向が強いとはいえ元が凌辱ゲーなわけですからHシーンは豊富。Hシーンを見るごとにセーブ→終了させていたらいつ終わるか分かったものじゃありません。まして他に腐るほど積みゲーの在庫を抱えていて借金姉妹2だけに係わっていられない状況ですので、現在では体力に余裕のある日限定でプレイする羽目に。まあこれもデキが期待以上だったからこその嬉しい誤算なのですが。


つまりエロ重視なゲームの場合「一気にクリアしてしまいました」というのは制作者側にとっては必ずしも誉め言葉と受け取られないのではないかと思ってしまった次第。まあ精力絶倫なプレイヤーなら問題ないことかもしれませんけどね。

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