2009年01月13日

最新CDから見るG-WAVEの今後

ぼくがエロゲーを買う理由の一つとしてヴォーカル曲の存在があることはまぎれもない事実で、初回特典等エロゲーの音楽CDは出来る限り手に入れるべく努力しています。
そんなぼくですから、年2回発売されるG-WAVEは蒐集曲を手軽に増やす機会ということで必ず購入しているのですが、今回の曲目を見る限りやや小粒感が漂うのは否めませんでした。
ゲームのヴァリュー的に考えると超昂閃忍ハルカこそ収録されているもののそれ以外に上半期を代表する大物ゲームは入っておらず、それに次ぐ存在といえるのも11eyes -罪と罰と贖いの少女-くらい。アーティスト的に考えてみても、今までコンスタントにG-WAVEに楽曲が収録されていたElementsGardenも今回はなくエロゲーソング界を代表する歌姫といえる榊原ゆいが歌うヴォーカル曲もなし。これでは2008年の上半期を彩ったという煽り文句が泣くというものです。
ただこれも最近ゲームソング事情から考えれば止むを得ないといえるかもしれません。G-WAVEが最初に企画された当時は収録音源などより取り見取りだったかもしれませんが、現在エロゲーのヴォーカルソングは単体で商売になることが認識されてきているようで例えG-WAVEから収録の依頼があったとしても断られるケースが増えてきていることが簡単に想像できるからです。

よって以前とは比較にならないほど減ってしまった選択肢の中から楽曲を選ばなければならなくなったG-WAVE担当の苦労が偲ばれるのですが、そんな中からゴールドバッハの恋愛予想摘まれし花の如くなどの好曲を発掘してきたのはさすがといえますし、榊原ゆいや佐藤ひろ美の歌曲こそありませんでしたが、代わりといっては何ですが前回収録が無かった片霧烈火・霜月はるかの曲が復活したのは嬉しい限りで、出来るだけの仕事は充分行ったといえるのではないでしょうか。

ただ今後のG-WAVEを考えると収録されるゲームが先細りしてくるのは否めなくなってくるのではないかと思います。現況を考えるとこれからますます大手エロゲーメーカーの協力が得られにくくなってくることは目に見えているからです。
現在G-WAVEは特定メーカーと結びつくことによってその繋がりで楽曲を提供して貰っている印象が強いのですが、これからはマイナー曲の発掘にもっと力を入れた方が良いのではないでしょうか。本当なら2008年の上半期を彩ったという煽り文句どおり印象に残ったゲームの中からヴォーカルソングを選択して欲しいと思ってはいるのですが、それが無理なら楽曲の硬直化は避ける意味でもマイナーなメーカー&アーティストをどんどん取り上げて貰いたいと思っています。昨年脳内彼女&磯村カイを発掘したように・・・

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