2009年06月12日

モチベーションが低下中

本来なら今月末発売するエロゲーの予約をしなければいけない時期なのですが、まだ何も予約していません。別に無理に我慢しているわけではなく、本当に買いたいと思うゲームが無いのです。
先月も余り食指の動くゲームがなく、それでもさすがに1本くらい買わないと寂しいだろうと直前購入したこともあるだけに本当に購入しないのか実際蓋を開けてみないとわからないのですが、今回ばかりは見送りになりそう。3月は大量購入したぼくですが、4月は2本で5月は1本。そして今月はゼロとだんだん購入本数が減っているのが気になります。
今まではプレイするしないに係わらず面白そうなゲームは取りあえず買っておけという気持ちで手軽にエロゲーを購入していたのですが、そんな気も起きなくなってきているということはそれだけエロゲーに対するモチベーションが低下してきている気がしてなりません。何といってもエロゲーを買わなかった月となるとここ数年で記憶に無いほどの異常現象なわけですから。

そんなモチベーションの低下に一脈貢献していると思われるPrincess Party~プリンセスパーティー~(CIRCUS)がようやく終了しました。Flyable Heart(ユニゾンシフト)もそうだったように、完全ディスクレス不可なゲームはなぜかぼくの嗜好に合わないゲームが多いのですが、このPrincess Party~プリンセスパーティー~はぼくだけでなくほとんどの人の嗜好に合わなかったようです。
そんな万人が認めるクズゲーであるPrincess Party~~プリンセスパーティー~ですが特にどこがダメだったかというと、バカゲーでもなく萌えゲーでもない中途半端な部分。確かにプロローグ部分からメインヒロインである綾香が「青春禁止令」を出す部分まではノリは微妙ながらバカゲーとして考えればそれほど悪くない。ただこの綾香が言う「わたし抜きでの青春、禁止♪」のフレーズがその後のゲームにほとんど生かされることはなく埋没してしまったのは明らかに看板倒れ。バカゲーに走るならこの一見バカな命令をめぐる徹底した攻防を全面に押し出すべきではなかったかと。
逆に考えればメーカー側がそういったバカゲー一本に走らなかったのは、ヒロイン萌えの点も残して置きたかったからではないかと思うのですが、この場合は正直失敗。メインヒロインの綾香がただ意味も無く理不尽なことを言っているだけのキャラになってしまっているようでは萌えゲーとして成立するわけがありません。というより数々の萌えゲーを出してきてこういった分野に手馴れているはずのサーカスが綾香のようなキャラをメインにして萌えゲーを成り立たせようとこと自体が信じられない。これはメーカー側の構想が最初から間違っていたと言わざるをえません。

萌えゲーとバカゲーの融合は並大抵の技量では難しく、正直今回のライター陣では荷が重かった。まあダカーポ以外では近年まともな作品を産み出せていないメーカーですから今回の惨状もまあ予想できたのですが、なんとこのゲーム。次回作(続編)が決定しているらしいのです。どうやらサーカスはバカゲーを出すことについて執念を持っているようですが、こんなゲームを出し続けているとバカなのはゲームではなくメーカーの方だと言われるのですけどね。

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