2009年06月17日

先月(5月)の結果

大物馬の出走がなく、好走実績のないメンバーが揃った難解なレース。絶対的本命馬を欠く中最後直線を抜け出してきた馬は何だったのでしょうか?

第5R(5月)着順
1着  Trample on “Schatten!!” ~かげふみのうた~(TAIL WIND)
                   中央値80点 平均値78点
2着 ◎花と乙女に祝福を(ensemble) 中央値75点 平均値74点
3着  タユタマ -It’s Happy Days-(Lump of Sugar)
                   中央値74点 平均値73点 

※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 出走賞金額(データ数)10以下のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想

出走馬の大部分が賞金額(データ数)の確保に苦しむ中、唯一好時計でゴール板を駆け抜けたのがTrample on “Schatten!!” ~かげふみのうた~でした。少年マンガや古き良き特撮ものの味わいがある熱い展開は、ユーザーには好意的に受け入れられたようで序盤から飛び出すと他馬を引き離す一方の圧勝劇。厩舎(ブランド)や調教師(ライター)実績に欠く馬がこれだけのレースをするとは思いもよりませんでした。シナリオの整合性を求める層にはやや不評のようですが、そんな意見を有無とも言わせない力強さが魅力で、またそれを補強する騎手(原画家)川原誠の好騎乗も勝利に一役買ったよう。今回の走りは素直に脱帽しました。
大きく離されて2着に入ったのが、ぼくが本命に推した花と乙女に祝福をですが、他のレース(月)に回れば入着クラスの時計だけに相手に恵まれたという印象は拭えません。主人公にラシックス(女性声優)を起用したように百合ゲーのような雰囲気が漂う馬でしたが、この手のジャンルは良主人公でないと成功しないもの。ご都合主義的な点はともかく主人公に凛々しさが感じられなかったのが1着馬に大きく離された原因でしょうか。それでも萌えゲーとして見れば及第点でこの雰囲気が楽しめたというファンが多かったのも事実。初出走にしては悪くない成績だったのではないでしょうか。
3着に入ったタユタマ -It’s Happy Days-は種牡馬(本編)より好成績で、走破時計はともかく充分好走したといえるでしょう。父の不振原因だったダメヒロインが大きな変わり身を見せたのは驚きでそれが上積みの要因かもしれません。内容の薄いFDが横行する中それなりの評価を受けたのは素直に誉めていいところでしょう。


その他となると、余り目立つ成績を挙げた馬は少ないのですが、その中から事前に注目していたものに関してのコメントを・・・

心配していたとおり出走賞金を確保できなかった 灰色の空に堕ちた翼(DualTail)ですが、もし出走できたとしたら悠々2着は確保できていただけに惜しまれるところでした。シナリオは弱かったようですが、育成調教ものとして見れば過去出走(作)と同じく安定していたよう。もう少し知名度が上がればコンスタントに上位を賑わす存在になってくるでしょう。
最近厩舎の成績がさっぱりだっただけに@ふぉーむメイト(ILLUSION)の走りはやや驚かされました。3Dゲームらしいバカゲーっぷりは相変わらずですが、キャラも可愛くそれなりに遊べたのが好評の要因でしょう。調教(体験版)でも目に付いていた操作性の悪い難点さえ改善されていれば、連対さえのぞめていただけに惜しまれます。稀にこういった馬を輩出するところがこの厩舎の面白さでしょうか。
単純明快な馬名(タイトル)が功を奏したか、そこそこ人気が集まった素直くーる(裸足少女)は何とか入着を確保。ライターが公表されていなかったようにシナリオはそれほど良質ではなかったようですが、メインシナリオとHシーンを分けた方式は当たりで抜きゲーとしてはなかなかのデキだったよう。ウリの一つだったアニメがもう少し何とかなっていれば、もう少し上位に入れたかもしれません。
このメンバーが相手ならと期待した天神乱漫(ゆずソフト)ですが、結果は過去出走作品と同じ成績で変わり身は見られませんでした。この厩舎もキャラ萌え優先でシナリオは・・・というイメージが染み付いてしまった感があり、今後は今回起用した北川晴氏以上の大物調教師(ライター)を呼んでこないことには躍進は難しいかもしれません。
成績を見ると同路線のさかしき人にみるこころより落ちてしまったどんちゃんがきゅ~(light)。ただ入ったコメントを見るとそれほど悪くなく、成績の差は単にヒロインの魅力によるものだったかも。この調教師独特の味は健在なようで期待を大きく裏切るようなデキではなかったようです。

そして今回も馬場掃除に終わってしまったのがヴァルキリーコンプレックス(CIRCUS)で本当にこの厩舎の馬はダ・カーポ血統以外は全くといっていいほど走ってくれません。SLG部分も大概だったようですがシナリオ部分の薄っぺらさは論外といってよく、この馬を買ってしまったファンの怨嗟の声が渦巻くのも仕方ないところ。厩舎も応援してくれるファンを悲しませるだけでなく、たまには喜ばせるような馬を出走させて欲しいものです。

というわけで、Trample on “Schatten!!” ~かげふみのうた~の圧勝と終わった今回の結果。こうした燃え系のゲームは時折大きい穴を開けるので警戒しなければならなかったと反省しています。来月は出走取消(延期)を繰り返していた馬がようやくゲートに入りましたし、名馬(作)の復活(リメイク)や人気作品のFD、人気騎手も多数参戦と読みにくそうなレースだけに気を引き締めてかかりたいと思っています。

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