2009年08月24日

先月(7月)の結果

シナリオ主軸の馬(ゲーム)に人気が集まった先月のメンバー。こうしたメンバー構成ですと思いがけない穴馬が食い込んできたりするものなのですが、果たして有力馬たちは人気に応えてくれたのでしょうか?

第7R(7月)着順
1着  ナツユメナギサ(SAGA PLANETS) 中央値80点 平均値78点
2着 ◎紅殻町博物誌(raiLsoft) 中央値80点 平均値77点
3着  教育指導(BISHOP) 中央値80点 平均値75点


※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 出走賞金額(データ数)10未満のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想


1着に入ったのがナツユメナギサ(SAGA PLANETS)。調教(体験版)の動きはなかなかだったのですが、多人数調教師(ライター)を嫌って印を落としたのが裏目に出てしまいました。多人数調教師の弱点である個別ルート間での関連の薄さなど欠点を抱えながらもこれだけの走りを見せた理由は、萌えゲーながらシナリオにも力を入れた点でしょうか。伏線の消化具合やラストについては賛否両論のようですが、これだけ支持を集めたということはそんな不満を打ち消すほどのデキだったということでしょう。
前レースの走りから注目していた紅殻町博物誌(raiLsoft)が僅かの差で2着に続きました。ファンの間では前走の霞外籠逗留記の方が評価は高いようですが、それでもこれだけの走りをしてしまうということは一枚上の力を持っていたということでしょうか。といっても相変わらず票の集まりは悪く、この馬の良さが知られないまま埋もれてしまいそうで騎手(原画家)の知名度がもう少し高ければと思うのですが、まあそれもこの厩舎の持ち味ということで取りあえずこの走りには拍手を贈りたいです。
そして今回大きな驚きを与えたのが教育指導(BISHOP)で、今まで数多くの馬を出走させながら一度も馬券に絡むことのなかった厩舎だけにこの走りには驚きです。時勢柄凌辱系や調教系の馬に同情票が集まる傾向にはありますがそれにしてもこの大駈けには脱帽といったとjころ。この厩舎の馬だけにシナリオはあってないようなものですが、エロの充実さに関してはお墨付き。こういった抜きゲーには受難な時代がやってきているだけにこの厩舎には今後注目が必要かもしれません。

他、動きの目立った馬の寸評はというと・・・
実のところ今回のレースには隠れ1着というべき馬がいて、それが乱れて交わる俺と姫(Waffle)です。残念ながらわずかに出走賞金額が足りずに除外となってしまいましたが、中央値90点は年間トップを争うクラスのタイムで惜しいとしかいいようがありません。和姦調教ゲーとして出色のデキでありながら除外の憂き目にあったのは一般ウケしないであろう騎乗(原画)のためと記者的に思うだけに、もう少し名の通った騎手が起用出来ていれば文句なしの1着ではなかったかと。
今月は抜きゲーの当たり月で老舗厩舎から出走の僕だけの保健室(アリスソフト)もなかなかの好時計をマークしました。安馬(廉価作)でありながらエロに関して文句無く、心配されたゲーム性もなかなか遊べたよう。3着馬との差はほとんど微差でありコストパフォーマンスを考えれば連対馬と互角の扱いをしていいくらいの好走でした。
もう1頭安馬で好走したのが轟け性紀の大発明(ソフトハウスシール)。ほぼ毎月出走させながら、ほとんど馬場掃除ばかりの厩舎から上位を脅かす馬が輩出されただけでも驚きです。相変わらずのバカゲーながら笑いどころが多かった点と、EDの後味が評価された要因で、この走りが毎回出来るようですと今後も警戒が必要です。
かぐや第3路線の馬ながらエロさでそこそこ人気を集めていたちゅぱしてあげる(アトリエかぐや)も着実に持ち時計だけは走りました。相変わらずシナリオは無いようですが、アニメを生かしたエロの濃さは健在。それでもこのあたりの着順に収まってしまうのがこの血統なのですが、本家の最近の成績を見るとなまじシナリオに軸足を移すと肝心のエロが薄くなってしまいかねいので、やはりこの厩舎にはエロ一本で戦ってもらいたいものです。

抜きゲータイプの馬の走りが目立ったように今回は抜きゲーの当たり月だったといえるのですが、対して直前人気を集めていたシナリオ重視タイプの馬が案外の成績に終わってしまったのも今回のレースの特徴でした。
終わりなき夏 永遠なる音律(ファイアージュ)は入着を果たしただけに期待はずれと言ってしまうのは厳しいかもしれませんが、この成績以上の期待を集めていたのも事実。コメントで目立つのが主人公に対する嫌悪感で、悪い意味で主人公の個性が強かったのが足を引っ張った原因といったところでしょう。
断然人気を集めながらこの着順では大凡走といっていいきっと、澄みわたる朝色よりも、(propeller)ですが、期待を裏切った要因は実質攻略ヒロインが一人しか居なかった点に尽きます。それでいてエロも薄いときてはエロゲーとしての存在意義を問われても仕方が無いでしょう。魅力的なキャラが多かっただけに、なぜこのような構成にしたのか調教師の心境を聞いてみたいところです。
ANGEL MAGISTER (mana)の凡走は織り込み済みといってもこの成績に終わってしまってはやはり不満です。シナリオ重視でなく明らかにバカゲー寄りの内容ですがそれに徹し切れなかったようで、笑いがどうにも微妙な感じ。騎手の知名度を活かしきれなかった厩舎の働きには猛省してもらいたいと思います。
Dies Irae Also sprach Zarathustra (light)については高評価と低評価が渦巻いてゲートが開いた直後からカオスの状況となっていただけにこの評価に終わってもある意味仕方は無いといっていいかもしれません。いわば障害馬並みのハンデを背負っての出走で実質の着順はもう少し上なのでしょうが、この事態を招いたのは厩舎の不手際から起きたわけでいわば身から出た錆といっていいところ。果たして厩舎に対する怒りの火が収まる日はいつ来るのでしょうか?

というわけで今回は抜きゲー旋風が吹き荒れたのですが、そんな中で自分の走りを貫いたナツユメナギサ紅殻町博物誌の走りは見事でした。さてこの抜きゲー旋風は次のレースも続くのかどうかそれとも一過性のものなのか注目してみたいと思っています。

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