2009年09月08日

果たして襷は繋げるか!?

ここ2ヶ月購入した新作ゲームに全く手を付けていないにも関わらず今月発売のゲームを3本ほど予約してしまっている相変わらずな積みゲー体質のぼくですが、それ以外にも2本ほど気になっている新作があって点数を増やすかどうか考慮中といったところ。今回はその考慮中のゲームの中からDistance -ディスタンス-(Silksoft)について語ってみようかなと思います。

このゲームの原画は山本和枝氏で長らくStudio e.go!の代表として活躍してきた氏が独立して自らでぼの巣製作所を興したのはファンならご存知のことと思いますが、どうやらこのゲームはでぼの巣製作所の別ブランドというわけではない様子。
というのもCGがこれまでの塗りとは全く違い派手な色調となっていること。でぼの巣製作所の第1作である神楽道中記とは明らかに違う塗りはどうにも劣化したとしか思えず、ファンとはいえないものの氏のゲームをそれなりに購入してきたぼくにはとても魅力的には思えませんでした。山本和枝氏のネームバリューを考えると半ば泡沫候補的扱いをされているこのゲームの知名度のなさは寂しいものがありますが、このCGを見ると仕方がないと思えてきます。というわけで別に原画が魅力で迷っているというわけではありません。
ではシナリオに期待できるかというとこれは正直未知数。このゲームのライターである樹原新氏の実績で主なものはというとパソコンパラダイス誌の付録として載った-atled-という同人ゲームになるのですが、このゲームはプレイしていないので全く分かりません。といっても批評空間での評価は悪くないので期待できそうに思えるのですが、ぼく的に泣きゲーは冷めた目で見てしまうところがありもし同じ路線だとすると嗜好に合わない可能性が大きいのです。
それに設定及びあらすじを見るとやや使い古された印象もありここから良作の匂いを嗅ぎとるのは難しい。まあ前近代的な塗りと合っているといえないこともないですが、ここまでの材料だけでこのゲームに飛びつくには相当な勇気が必要でしょう。

ではぼくが何を材料にこのゲームを買いたいかと考えているかというと音楽の存在です。
このゲームの音楽全般を担当しているのがTeam-OZという音楽集団。彼らの存在を初めて知ったのは恋する式なのですが、透明感ある主題歌には見るべきものがありました。続く夏色ストレート!でも順調な伸びをみせてくれたこともあり、一躍ぼくが期待する音楽集団の一つとなったのです。
ならばいつも通り予約特典のボーカルコレクションだけ下(オークション)で落とせばいいと思われるかもしれませんが、夏色ストレート!本体を買わず特典だけを下で買って多大な出費を強いられただけにそう簡単にはいきません。ましてこのDistanceは夏色ストレート!以上にマイナーなゲーム。もし下で買うとなると苦戦が予想されるだけに、これなら最初から予約して確実に手に入れた方が良かったという可能性は大きい。まあ夏色ストレート!ように買う前から100%地雷と分かっているならともかく、このゲームの場合未知数なところも多くわずかながら良作の可能性も残されていますし・・・

というわけで目下悩んでいる最中といったところですが、発売まで2週間を切っていて残された時間は少ない。まあ多分予約してしまうことになるのでしょうが、もしゲームが体験版の印象そのままの内容だったとしたら申し訳ないですが襷が繋げないまま攻略1人目で途中棄権してしまうでしょうけどね。

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