2009年09月29日
着眼点は良かったが・・・
大量の積みゲーを抱えているため、発売直後の新作を買っても手をつけるのは2~3ヶ月先というのが定番となっているぼくですが、前に話したとおり本編の記憶が忘れないうちにプレイしなければというわけで、先週末発売のW.L.O. 世界恋愛機構-LOVE LOVE SHOW-(あかべぇそふとつぅ)を始めました。本編がまずまず面白かったということでお気に入りヒロインとのイチャラブをじっくり楽しもうと思っていたのですが、意に反して早々に終わってしまいました。
というわけで、珍しくタイムリーにレビューをお届けすることが出来たのですが、お世辞にもお勧めといえるデキではなかったのが残念なところ。厳しい言い方をすれば期待はずれだったわけですが・・・
ファンディスクの定番といえば人気ヒロインとの後日談&イチャラブでこれさえ押えておけばまずずハズレはないというくらい固いメニューなのですが、このW.L.O. 世界恋愛機構-LOVE LOVE SHOW-の場合、ヒロインと結ばれた後の後日談&イチャラブについては既に本編でイヤというほど語ってしまったため、それを再びファンディスクで流すというのは二番煎じも甚だしいというわけで・・・まあ心臓の強いライター&ディレクターなら平然と行うところでしょうが、このライターはそこまでの度胸はなかったよう。そこで考えた案とは新キャラのライカという人物を登場させ彼女に主人公とヒロインとの馴れ初め情報を集めさせることにより、ご褒美というべきイベントCG(エロシーン)を見せるという、いわば一種の探偵ゲームとしての側面を持たせようという作戦。これについてはいい着眼をしたとぼくは思っています。
というのもこれには一つ重要な利点があって、本編を制作するに当たってライターが設定した数多くのサブキャラ達を今回のファンディスクで無駄なく活用させられるということがあります。サブキャラといえども無駄遣いしないという精神は充分に褒められて然るべきですが、料理方法が悪かったためかそれほど効果的には働きませんでした。
その理由としてもともと本編で人気を博していたのはメインヒロインの愛奈であり次にやや離されてアリサが続き、他のヒロインはというと悪しく言えば空気といった寂しいポジション。一見魅力がありそうに見えたサブヒロイン達のHシーンが拝めるといっても恋愛過程が省略されてしまっているようでは空気ヒロインと同様になってしまうわけで、恋愛を重視するはずの世界恋愛機構の看板が泣くというものです。
といっても探偵ゲームの味を持たせたからには、こういった犠牲は承知の上だったのでしょう。ぼくが考えるに、そもそもの誤算はライカが行う聞き込みパートが全くといっていいほど面白くなかったことにあるのではないでしょうか。
例えばクラスメイト達の証言の食い違いなどから主人公がどのヒロインと結ばれたか推理したりというようなプレイヤーに頭を捻らせる場面があれば、攻略要素も強まってゲーム性も出てきたと思うのです。それがただ証言を集め回るだけでは下っ端の刑事の仕事と同じで作業性を強く感じるだけのこと。
それにこのクラスメイト達がRPGに登場する村人と同じで単なるモブキャラと同じ扱い。これでは折角クラスメイト一人一人設定したライターの苦労が全くの無駄です。もう少し彼らを生かすことを考えるなら単なる情報マン以上の重要な役割を与えてあげて欲しかったところです。
というわけでとてもこのゲームに合格点は与えられないわけですが、それでもぼくのお気に入りヒロインである愛菜については鉄板。なかなかたどり着けない苦労が吹き飛ぶような彼女のエロっ娘ぶりには充分満足といったところ。それでも値段分楽しめたかというと首を捻らざるを得ないわけで・・・
まあ使えないシーンが多い抜きゲーというのは、こういった低めの評価になってしまうのは仕方ないかもしれませんが。
というわけで、珍しくタイムリーにレビューをお届けすることが出来たのですが、お世辞にもお勧めといえるデキではなかったのが残念なところ。厳しい言い方をすれば期待はずれだったわけですが・・・
ファンディスクの定番といえば人気ヒロインとの後日談&イチャラブでこれさえ押えておけばまずずハズレはないというくらい固いメニューなのですが、このW.L.O. 世界恋愛機構-LOVE LOVE SHOW-の場合、ヒロインと結ばれた後の後日談&イチャラブについては既に本編でイヤというほど語ってしまったため、それを再びファンディスクで流すというのは二番煎じも甚だしいというわけで・・・まあ心臓の強いライター&ディレクターなら平然と行うところでしょうが、このライターはそこまでの度胸はなかったよう。そこで考えた案とは新キャラのライカという人物を登場させ彼女に主人公とヒロインとの馴れ初め情報を集めさせることにより、ご褒美というべきイベントCG(エロシーン)を見せるという、いわば一種の探偵ゲームとしての側面を持たせようという作戦。これについてはいい着眼をしたとぼくは思っています。
というのもこれには一つ重要な利点があって、本編を制作するに当たってライターが設定した数多くのサブキャラ達を今回のファンディスクで無駄なく活用させられるということがあります。サブキャラといえども無駄遣いしないという精神は充分に褒められて然るべきですが、料理方法が悪かったためかそれほど効果的には働きませんでした。
その理由としてもともと本編で人気を博していたのはメインヒロインの愛奈であり次にやや離されてアリサが続き、他のヒロインはというと悪しく言えば空気といった寂しいポジション。一見魅力がありそうに見えたサブヒロイン達のHシーンが拝めるといっても恋愛過程が省略されてしまっているようでは空気ヒロインと同様になってしまうわけで、恋愛を重視するはずの世界恋愛機構の看板が泣くというものです。
といっても探偵ゲームの味を持たせたからには、こういった犠牲は承知の上だったのでしょう。ぼくが考えるに、そもそもの誤算はライカが行う聞き込みパートが全くといっていいほど面白くなかったことにあるのではないでしょうか。
例えばクラスメイト達の証言の食い違いなどから主人公がどのヒロインと結ばれたか推理したりというようなプレイヤーに頭を捻らせる場面があれば、攻略要素も強まってゲーム性も出てきたと思うのです。それがただ証言を集め回るだけでは下っ端の刑事の仕事と同じで作業性を強く感じるだけのこと。
それにこのクラスメイト達がRPGに登場する村人と同じで単なるモブキャラと同じ扱い。これでは折角クラスメイト一人一人設定したライターの苦労が全くの無駄です。もう少し彼らを生かすことを考えるなら単なる情報マン以上の重要な役割を与えてあげて欲しかったところです。
というわけでとてもこのゲームに合格点は与えられないわけですが、それでもぼくのお気に入りヒロインである愛菜については鉄板。なかなかたどり着けない苦労が吹き飛ぶような彼女のエロっ娘ぶりには充分満足といったところ。それでも値段分楽しめたかというと首を捻らざるを得ないわけで・・・
まあ使えないシーンが多い抜きゲーというのは、こういった低めの評価になってしまうのは仕方ないかもしれませんが。
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