2009年11月19日

先月(10月)の結果

事前の予想では有力馬3頭による争いで固いと読んだ先月のレースでしたが、どうもスタートからかなり乱戦気味の展開だったよう。果たして有力馬を慌てさせた穴馬(ゲーム)は一体どれだったのでしょうか?

第10R(10月)着順
1着 ◎装甲悪鬼村正(NitroPlus) 中央値 90点 平均値 80点
2着 〇果てしなく青い、この空の下で… 完全版(TOPCAT) 
                      中央値  80点 平均値 77点
3着  巨乳ファンタジー(Waffle)  中央値  79点 平均値 75点

上位馬が入り乱れる展開を制し、先頭でゴール板を駆け抜けた馬は装甲悪鬼村正(NitroPlus)でした。厩舎(ブランド)創設10周年ということで期待も高かったのですが、それを裏切らぬ走りは素直に褒めていいところです。仕上がり(演出)には定評のある厩舎でその点には不安は少なかったのですが、やや心配されていた調教師(ライター)も今回は過去を払拭する仕事ぶりを見せてくれて一安心。システム(脚元)の弱さはあったようですが、それも大きな瑕にはならなかったようです。
続いて2着に入ったのが名馬の直仔(リメイク)となる果てしなく青い、この空の下で… 完全版(TOPCAT) 。騎手(原画家)がやや古めかしいため現代競馬に対応出来るか不安がありましたが、その心配は杞憂に終わったようで、時代背景や雰囲気を素直に買うファンが多かったよう。この好走が今月走る新馬(アトリの空と真鍮の月)の弾みとなれば厩舎としては願ったり叶ったりといったところでしょう。
展開こそ乱れたもののここまでは予想通りの着順で決まったのですが、3着に入ったのが巨乳ファンタジー(Waffle)でこれは軽い驚きでした。最近のWaffle厩舎の成績は悪くなくこの馬にも警戒はしていたのですが、バカゲーの雰囲気が漂っていたため印を落としたのが裏目に出てしまいました。シナリオ&抜きのバランスの良さがこの馬最大のウリで丁寧な仕事ぶりが高い評価に繋がりました。古参厩舎が初めて輩出した一級馬といっていいわけですが、この勢いを次走にも持ち越して欲しいものです。

先月は人気どころのゲームがまずまず期待に応えてくれていて波乱といった感じはなかったのですが・・・
 
前人気は一番のましろ色シンフォニー(ぱれっと)は調教師こそ違ったもののさくらシュトラッセとほぼ同様の走破時計になりました。この厩舎も尖りが取れてすっかり萌え主体の脚質に変わってしまったのが記者的には一抹の寂しさを覚えるのですが、成績的には充分好走といえるだけのものは残しているだけにこの脚質転換は成功といっていいのでしょう。
前走の走りから注目度は高かったコミュ -黒い竜と優しい王国-(暁WORKS)は入着どまりでやや期待はずれといったところかもしれません。走法(テキスト)が独特なのは周知されたようですが、引き込み部分の物足りなさや人気の高いキャラが現れなかったのがややマイナスとなったかもしれません。それでもこの走りを見せられたということは潜在能力の高さを物語っているだけに次走の変わり身は警戒したいところです。
序盤巨乳ファンタジーと共にレースを引っ張ったのがらぶでれーしょん!(SMEE)で、終盤バテたものの無難に入着を確保。前走、前々走からすればこの走りは充分誉められるところです。馬名(タイトル)どおりのイチャラブ系で決してシナリオに期待するゲームではないですが、馬名から想像した通りの話がそのまま展開されるのがファンに好感を持たれたのでしょう。
直仔(FD)のデキから入着も微妙ではと思われたSHUFFLE! Essence+ (Navel)ですが、想像以上の好走で父(SHUFFLE!)のファンを喜ばせる結果となりました。追加部分が意外と豊富で完全版に相応しい内容だったようですが、それでも入着圏内に終わってしまうところがこの血統の底力のなさかもしれません。それでもこの成績なら充分過ぎる結果といえるのではないでしょうか。
調教師に新たにサイトウケンジを迎えてそろそろ変わり身を見せるかと思わせたキスと魔王と紅茶(ま~まれぇど)は多少の前進は有ったものの入着も果たせない完敗。設定は盛り沢山で面白くなりそうな要素はありましたが、いざ走ってみるとほとんどその設定に意味がなかったのが敗因といっていいでしょう。やはりこの厩舎に多くのものを求めてはいけないようです。
設定の奇抜さから一部から注目を集めていた幼なじみは大統領(ALcot)ですが蓋を開けてみれば最近の不振を引きずるような惨敗。敷居の高いバカゲーに挑んだ勇気は認めますが、やはり素養のないまま笑いに走ってもギャグは寒いだけという悪循環。兄弟厩舎(別ブランド)は結果を出しただけに本家の不振が余計に目立つ結果となったのは皮肉としかいいようがありません。
そして先月出走の馬たちの中で一番期待を裏切ったといえるのがさくらテイル(Fizz)。前走がまずまずの走りだった上、調教の動きも良かっただけに人気馬を脅かす存在になるかと思われただけにこの惨敗は想定外でした。敗因の原因は何よりシナリオの纏まりのなさで、出走を延ばしてじっくり仕上げられたにしてはその片鱗がさっぱり伺えられなかった。折角前走で汚名を払拭できたかと思われたのにこの負けっぷりでは元の木阿弥で、次走の変わり身は期待しづらいかもしれません。

というわけで今回は久しぶりに予想を的中させることができました。次のレースはメンバーが手薄で当てやすそうなメンバー構成ですが、気を引き締めて予想したいと思います。

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